461. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
《ネタバレ》 これぞ「夏休み映画」の王道。 細かいストーリー? 練りに練られた脚本?? 何ですかそれ??? と言う映画。 これはこれで充分有りだと思います。 印象に残った所や気になった点を幾つか。 1.「最低」の2作目に対し、かなりシェイプUPされたがまだ長い。 2.アポロ11号の打ち上げをIMAXの大画面で観られたのは嬉しい誤算。 3.バズ・オルドリン本人も出演。 洒落の判る人なんですね。 4.新ヒロインはキャメロン・ディアスの若い頃そっくり。 でもシャイア・ラブーフとはどう贔屓目に見ても釣り合わない。 5.バンブルビー、家にも一台欲しい。 6.アバターよりも3Dが自然だった。 技術の進歩を実感。 【まとめ】家で観る映画じゃ有りません。 是非劇場へ! 出来ればIMAXで!! [映画館(字幕)] 6点(2011-07-30 13:02:02) |
462. SUPER8/スーパーエイト(2011)
《ネタバレ》 一言で表現すると「微笑ましい映画」。 1966年生まれ、私と一つ違いの監督が今に至るまでに得た経験・思いが良くも悪くも全編に散りばめられている。 この監督さん、本当に映画が好きなのだろう。 映像化したい場面が普段から頭の中に沢山詰まっていて、それを本作で一気に表現した感じがする。 なので、他レビュアーの皆様ご指摘の通り、どこかで観た事が有る様な場面ばかりになってしまったのかも。 いずれにしても、"Boy meets Girl"の王道ストーリーも含め、何だかとても微笑ましい作品。 小学校高学年~中学生位の、ちょっと「ヲタク」が入ってる息子さんをお持ちの家族の皆様に強くお薦めいたします。 アリス役のエル・ファニングは逸材。お姉さんとは異なるキャラで将来に期待大。 それと主人公の部屋のポスター類が良かったので+1点して6点です。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-24 15:26:05) |
463. 127時間
《ネタバレ》 素晴らしい。 2011年7月8日時点で2011年度観賞作品中、ダントツのNo.1。 結末が判っている作品にこれほど迄に感動し、同時に打ちのめされるとは。 私も主人公と同様、誰にも行き先を告げずふらりとオートバイで出掛けるのが好きだ。 「一人旅は気楽だ」などと思いつつ、実際は旅先で寂しくなって意味も無く妻にメール してしまったりもする。 母親からの電話に出なきゃと思いつつ、忙しい事を理由にわざと電話に出ない事も有る。 なので、私はジェームズ・フランコの様にカッコ良くは無いが、上映開始早々の幾つかの描写だけで主人公への感情移入はかって無い程のものだった。 大部分が主人公の独り芝居だけの構成ながら、最後まで中だるみさせず作品を描き切ったダニー・ボイル監督の手腕は流石。 この監督、やっぱり潤沢に予算のある大作よりも、本作の様なある程度良い意味で小粒な作品の方が性に有っている様だ。 そして何より、主人公を演じたジェームズ・フランコの上手い事! クライマックスの例のシーンだけ妙に話題になっている様だが、彼の演技無くしてあの描写は有りえない。 並の役者なら単なる悪趣味な映像になってしまうところだっただろう。 私は映画観賞という行為は、自分の日常を意図的にリセットする「前向きな現実逃避」であると思っている。 今までも多くの作品・多くの演技に沢山の活力を与えてもらったが、本作で得られた活力はまた格別だった。 ありがとう!! (余談:サムサッカー・サムさん、私のレビューは貴殿レビューの盗作ではありません。投稿し終えて一通り他の方のレビューを読み、偶然ながら同じ様なレビューであった事を知り本当に驚きました。 同じ様な共感を得ている方が居て私は素直に嬉しいです!) [映画館(字幕)] 10点(2011-07-09 12:43:39)(良:1票) |
464. グレート・ブルー
学生時代に新宿の映画館で鑑賞。 まだ公開してから一週間経っていなかったが客は私も含めてたったの3人。 ロザンナ・アークエットのキュートさに痺れまくり、ラストシーンでイルカと共に海に溶けていくジャックを見送りながら、私は感動が「昇華」する感覚を始めてこの作品で味わいました。 しばらくは本作品を独り占めしているかの様な優越感に浸る事が出来ましたが、その後のビデオ販売~「グラン・ブルー」公開を経て本作がどんどんメジャーになって行く事が妙に寂しかった。 私はロングバージョンよりも、こちらの方が好きです。 [映画館(字幕)] 10点(2011-07-04 18:39:46) |
465. グラン・プリ(1966)
《ネタバレ》 文句無しの10点。誰が何と言おうと10点。許されるなら100点献上したい程。 車・バイク好きの映画鑑賞愛好家として苦節(?)43年、ドキュメンタリー以外の真正面からモータースポーツを題材とした作品で初めて心の底から満足の行く作品に巡り会えた。 本作の存在はだいぶ前から知っていたが、葉巻型と言われる60年代F-1マシンのデザインが実は今ひとつ好きになれず、積極的に鑑賞しようという気が起きなかったのだが、ブルーレイが発売された事を聞きこれも何かの縁と思い購入。結果としてはこれが大正解だった。 冒頭からモータースポ-ツ好きには堪らないカットばかりで構成されたスタイリッシュな映像のオンパレード。J・フランケンハイマー監督の車に向ける愛情・モータースポーツへの拘りが画面から迸っている。 その一方、車だけの映画かと思いきやドライバー達のレースに向ける姿勢・同僚の事故に直面し苦悩する姿やロマンスもしっかり描いており、手抜きを感じさせない。 レースの描写も爆音と走行シーンだけでは無く、抽象的なシーンと洒落た音楽の組み合わせも有りセンスの良さを感じさせる。 又、現在では使用されていない世界の名立たるサーキットの映像や、今とは比べ物にならない位に牧歌的なパドックの雰囲気も判り、本作は貴重な映像資料としての側面も有ると言えるだろう。 今となってはどうしようも無いが、願わくば本作を劇場の大スクリーンで観てみたい。IMAX版なんか最高だろう。 心の底からそう思う。 鑑賞し終わってから、葉巻型のF-1マシンに対し単なるカッコ良さだけでは無い儚さや寂寥感の様な感覚を抱いてしまう私であった。 マシンやドライバー、レースを取り巻く環境は当時と現在では劇的に変わったが、本作ラストシーンの様にF-1グランプリは様々な思いを抱えながらこれからも続いて行く・・・ う~ん、いい映画です。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-07-04 18:28:11)(良:1票) |
466. ブルーサンダー
《ネタバレ》 CGに頼らない空中戦は一見の価値有り。アクション映画なので難しく考えずに鑑賞すべし。マルコム・マクダウェルは居るだけで悪役オーラ全快、思わず笑ってしまう程。一切の説明抜きで「この人が黒幕!」と判ってしまう。 キャスティングが難しい俳優さんなでしょうね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-06-22 12:49:53) |
467. X-MEN:ファースト・ジェネレーション
《ネタバレ》 漫画が原作の映画に莫大な資金を投じ、コアなファンだけでは無いその他大勢の観客にも水準以上の満足感を与える作品を世に送り出してしまうハリウッドという世界。その懐の深さには良い意味で只々呆れるばかりだ。 陳腐なイメージを与えない脚本、今更言うまでも無いVFXの水準の高さ、そしてそれらに負けない演技派の俳優陣 等々。 アメリカのエンターテイメントへの拘りは本当に凄い。 エリック役のマイケル・ファスペンダーが巨大なアンテナを動かすシーンでは不覚にもウルウルしてしまった。 過去の辛い思い出を受け入れ・乗り越え、それを新しい自分の力に変える それを親友がサポートする・・・ という一連の描写は、超能力云々では無くごく自然に感動出来るとても良いシーンだったと思う。 皆様も喰わず嫌いでは無く、ぜひ一度ご鑑賞の程。 [映画館(字幕)] 8点(2011-06-20 20:30:32) |
468. 赤ずきん
《ネタバレ》 「ジェニファーズ・ボディ」でファンになったアマンダ・セイフリッド目当てで公開初日に観賞。アマンダ嬢の顔ばかり映っているアイドル映画かと思いきや良い方向で予想を裏切られた。世界中の誰もが知っている童話、しかも古典中の古典を現代の解釈を交え舞台は昔のままでセンス良くアレンジしている。ダイナミックな空撮、お金の掛かっているであろうセット、脇を固めるベテラン俳優陣、これらが上手くバランスし陳腐な作風になりがちな題材をエンターテイメントに昇華させている。 肝心の人狼のCGが個人的にはイマイチだったが、人狼が誰なのかを探し当てるサスペンスの要素も盛り込まれていて飽きさせない。 (ちなみに、私は「トワイライト」は面白いと思ってます) 最後に、アマンダ嬢の「瞳」が好きな男性諸氏は本作必見です。 [映画館(字幕)] 7点(2011-06-11 16:45:10) |
469. エクスカリバー(1981)
《ネタバレ》 あくまでも私見だが、本作を正当に評価するには1981年という製作年の時代背景を把握しておく必要が有るだろう。 1981年といえば様々な社会派作品もまだ多く公開されており、「レイダース 失われた聖柩」が公開された年でもある。又、1977年の「スターウォーズ」公開を機に映画製作の流れがSF超大作を偏重する方向に傾いていた事は想像に難くない。 この様な時代背景の中で、アーサー王伝説という古典に真正面から取り組み、一つの作品として完成させるのは恐らくかなり大変な仕事だったのでは無いだろうか。 実際の製作の舞台裏・各種事情を私は知らないが、これらの想像だけでも本作は5点の価値が有ると思う。緩急が余り無い展開なので他レビュアー諸氏記載の通り確かに眠くなる作品では有るが、重厚な作風は一度は鑑賞しておくべきと思う。 何気に今や大スターとなったベテラン俳優陣達の若かりし頃が観られるのも楽しい。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-07 14:59:34)(良:2票) |
470. スプライス
《ネタバレ》 基本的にこの手の作品はWellcomeな私だが、感情移入出来ずに戸惑った。 私利私欲に駆られた身勝手極まりないアホな夫婦が巻き起こす迷惑なストーリーにイライラさせられっぱなしだった。 「変だな、スピーシーズはOKだったのに・・・」と思いスピーシーズのDVDジャケットを見て理由が判明。 何てことは無い、単に新たに創造されたクリーチャー”DREN”が好みじゃないからだった。 あの容姿はどうしても受け入れられない。夢に出てきそうで嫌だ。 あれで顔表面の筋が割れて何か出てきたりしたら、完璧にトラウマ作品になっていただろう。 何だかんだ言って、綺麗なお姉様方に弱いだけの私であった(爆)。 [DVD(字幕)] 4点(2011-06-02 08:37:33)(笑:1票) (良:1票) |
471. 栄光のル・マン
《ネタバレ》 車、そしてモータースポーツに興味が無い人には催眠術の様な映画。 ただ単に一人のレーサーの姿を通じて車を・レースを淡々と描いている「だけ」なのに、何故ここまで魅力を感じてしまうのか。 それは一重にスティーブ・マックイーンが誰にも負けない位に車を・モータースポーツを愛しているから。 彼の情熱・思い入れが熱く込められた偉大なる作品。 [DVD(字幕)] 9点(2011-05-30 13:59:34) |
472. RED/レッド(2010)
《ネタバレ》 相変わらずいつも同じ顔のブルース・ウィリスが大活躍。 彼の立ち居振る舞いもここまで徹底されるとワンパターンを通り越し一種の様式美にさえ思えてくる。 出演者が皆楽しそうに演技しているのも良く、気楽に鑑賞するには持って来いの佳作。 個人的にはもっとヘレン・ミレンの活躍が観たかった。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-05-30 13:53:55)(良:1票) |
473. ジェニファーズ・ボディ
《ネタバレ》 ホラー映画なのか青春映画なのかカテゴライズが難しい内容。まぁ、気難しく鑑賞する作品でもないので主演の綺麗なお嬢様二名がお目当てな殿方(勿論、私も含む)ならば観ても後悔はしないかと。 ミーガン・フォックスは実物が近くに居たらむせてしまいそうな位に女性フェロモン出しまくってます、乞うご期待。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-05-30 13:49:53) |
474. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
《ネタバレ》 惰性で作成している感は否めない。人気シリーズの続編を作るのは難しいのだなと改めて実感した。1~3作目の持つ世界観が好きな方、出演陣の特別なファンであれば観ても損はしないと思う。 個人的には一般的な人々の持つイメージを大きく覆す人魚登場シーンが一番面白かった。 [映画館(字幕)] 5点(2011-05-24 17:45:38) |
475. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 「エンジェル・ウォーズ」鑑賞後、ジェナ・マローン繋がりで観賞したがこの点では大満足。益々ファンになった。 作品自体は観る人の気持ちや状況次第で幾らでも解釈の仕様がある作品と思えた。 まぁ、古今東西を問わず若い時は色々と考えたりするもんだから、一種の青春映画と思って観るのがいいかも。 観終わった後にあれこれ考えを巡らせる=余韻を楽しむのも映画の醍醐味と思っているので、私的には十分有り。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-09 13:19:58) |
476. 狼男アメリカン
《ネタバレ》 面白い。簡潔なのも良い。 やっぱり映画はアイディアと熱意で面白くなるのだと言う事を再認識出来た。 後、あんなにフェロモン撒き散らしまくりのエロい看護婦さんが居る病院なら、私も入院してみたい。(爆) [DVD(字幕)] 7点(2011-05-09 13:18:52)(笑:1票) |
477. バベル
《ネタバレ》 娯楽作では無い。明確なテーマを観客に突き付ける作品でも無い。アカデミー賞候補の肩書きから、映画に何らかのカタルシスを求める人は拍子抜けするだろう。 だが、私は何故か撃たれたケイト・ブランシェットをブラッド・ピットが介抱するシーン(特にトイレの所)は泣けてしまった。 日本を誤解させるシーンも多く正直腹が立つ作品だが、観る人それぞれの心の琴線に触れるシーンが一つでも有れば良いのでは無いだろうか。 [映画館(字幕)] 5点(2011-05-09 13:10:59) |
478. 2012(2009)
《ネタバレ》 CG自慢大会。 「ハイ、よく出来ました!!」 [CS・衛星(字幕)] 2点(2011-05-09 12:59:56) |
479. エンジェル ウォーズ
《ネタバレ》 【はじめに】まず言いたい。この邦題は史上最低だ。 宣伝マンは中身を見ていないのでは無いか? そうは言っても、派手なビジュアルと扇情的なタイトルが無ければ客を呼べないのも事実で有り、かく言う私も綺麗な外人のお嬢様方が派手な衣装でマシンガンをぶっ放すビジュアルにやられたから観に行ったのもまた事実。 複雑な心境だ。 もう一つ、近場のシネコンでは何故か吹替版しか公開していなかった。 わざわざ遠い映画館まで字幕版を観にいったが、これも納得できない。 選択の自由を観客に与えて欲しい。 【本題】他レビュアーの皆様も書かれている通り、ザック・スナイダーの脳内世界が炸裂しまくっている。彼とは話が合いそうだ。 冷静に考えると本作は悲惨極まりない話が背景に有り、少しの希望も無い中で妄想世界に逃げ込むしかなかった主人公の心情は察するに余りある。妄想世界で展開される戦闘が激しければ激しいほど、実世界で主人公に突きつけられている事実は悲惨な訳で、初回と二回目では感想が大きく変わるのではないかと思う。一本の映画で観た人なりに色々な解釈が出来るので、仲間同士でわいわい感想を語り合うには格好の作品だろう。個人的にはロケット役のジェナ・マローンにやられた。もう一回、絶対に観に行くだろう。このレビューを読んだ皆様も先入観を持たずに素の状態で是非ご覧頂きたい。 [映画館(字幕)] 9点(2011-05-07 23:50:09)(良:1票) |
480. インセプション
《ネタバレ》 劇場で鑑賞しなかった事を後悔している。 これこそ映画と言うエンターテイメントの白眉。 一言叫ばせて欲しい「で、どっちなんだ~!!!!!」 [DVD(字幕)] 9点(2011-05-06 09:48:23) |