41. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 アカデミーとは本当に相性が悪いので、あんまり期待はしすぎちゃいかんと思いつつ、やっぱりちょっと期待していた本作。悪くはないんだけど、あまり心に響いてこなかったなぁ。さびしいオタク青年(というか彼の場合は少年にも見えちゃうのだけれど)イライジャと、ヒロインな役はダメでもアメリカの現代っ子をやるならブサ可愛いキルスティンの二人はそれなりに魅力的だったんですが、主役の二人には全然共感できなくて、最後まで乗り切れませんでした。客観的に見てると、あまり上手くいきそうもないし早めに別れて良かったんじゃないの?なんて思えてしまったのですが・・・ [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-31 17:14:33) |
42. シン・シティ
グロいシーンの連続のわりに、妙に後味すっきりしてます。暴力シーンが痛そうじゃなかったからなぁ・・・痛くなさそうな暴力ってのは、たしかに子供に見せるべきではないかもしれませんね。豪華な俳優陣(登場人物が悪役含めてみんな格好いいぃーー!!)、こだわりの映像美、テンポ良い展開、あまり文句の付け所はないんですが、ストーリーは陳腐(というかThat'sアメコミ)コミックの世界観の復元にのみ全精力を傾けたんでしょうねぇ(笑)もうちょっと物語に含みをもたせてくれたら、大傑作になったかもしれないのに。(と言いつつこのチープさが好きだったりするんですが)今回は予告編での期待が大きすぎたので、ちょっと点数が辛めです。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-13 13:15:14) |
43. ザ・インタープリター
地味・・・いろいろとツッコミどころはありますが、家で見る分にはまあ普通に楽しめる範囲ではないでしょうか。(映画館で観るには、何かが足りない感じがします。)唯一、派手な存在のニコさんが、ちょっとウソ臭い感じがしちゃうんですよね。ありえねー!感が・・・演技がマズイわけではないんですが、美人すぎるのも役を選びますねぇ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-11 13:09:24) |
44. シンデレラマン
《ネタバレ》 ヒネクレ者の私としては、まさに小学校の道徳の時間(今どきはないのかしら…)で見せたいようなこの手の映画はNGなのですが、ラッシーとポール・ジアマッティがあまりにチャーミングだったのでこの点数。二人とも存在が自然なんですよね。演技してます臭がほとんどしない(だからラッシーが好きなのですが)この二人のおかげで、この映画は存在価値があります。ヒネてはいますが、ハッピーエンド好きぃーなので、ずっと「あしたのジョー」だけは勘弁してぇーーと心の中で叫びながら見てました。おとぎ話だなー、とは思うけど、いいじゃないですか、映画ぐらいファンタジーだって。正直、実話かどうかも私の中では感動の基準ではありません。(映画になった段階で、それはもうフィクションだと思ってるから)でも、こういう人が本当にいたんだったら人間も捨てたもんじゃないよね、と思わせてくれる、あったかい気持ちにさせてくれる、そんなところは好感度大。たぶん監督の「人間」にそそぐ目線が優しいんでしょうね。嫌な人も出てこないし。あと、根がチキンなので、ボクシングシーンは痛くて見てられない感じだったのですが、うまくラジオ中継をはさんでくれてたので耐えれました。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-29 14:43:15) |
45. クローサー(2004)
いかにも「舞台」な台詞劇でした。映像だと登場人物がみな饒舌すぎる印象。いやー、皆さんホント本音赤裸々トーク。と思わせといて裏がありそう、と思わせるところに会話の妙を感じさせます。4人とも感情移入できるところは皆無で物語に共感もしませんでしたが、クライブ・オーウェンの嫌らしさ全開の見事な演技っぷりに敬意を表して2点プラス(笑)反対にジュリア・ロバーツは地力不足なのか、なんだかとても地味な女優に見えてしまいました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-28 01:16:24) |
46. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
最近のアメコミ作品のなかでは群を抜いて明るいところが良いですねぇ。登場人物が深刻ぶらないところとか、4人組が本当に仲良さげなところとか、脳みそ一切つかわず楽しんでね!という姿勢が潔くって私好み。ややアクションシーンが地味なのが難点ですが、仕上がりにはほぼ満足。映画館で観るほどの内容でもないんですが、この手のバカバカ映画が好きな方にはお勧めです。同じアメコミでも蜘蛛や蝙蝠のダークテイストや苦悩モードがお好きな方には微妙かも(私は蝙蝠も好きですが) [映画館(字幕)] 7点(2005-09-22 12:55:14) |
47. ロング・エンゲージメント
かなり真面目に観てたんですが、登場人物の区別がなかなかつかなくて疲れました。大筋はつかめたんですが・・・主人公のアメリっぽい表情が好きになれなくて、いまいち彼女とシンクロできなかったのが敗因でしょうか。きれいなお話だとは思いますが。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-14 12:23:06) |
48. Uボート 最後の決断
《ネタバレ》 点数は私の趣味です。ティル・シュバイガーとトーマス・クレッチマンの艦長副長コンビを観てるだけで至福の一時間半でした。ドイツってあんまり上下関係厳しくなかったんでしょうかね。英国海軍ならあんなに艦長にフランクにしゃべるようなこと許されんような気がしますが。それともこの二人が特別なのかしら。そもそもウィリアム・H・メイシーが艦長を助けに戻らんかったらこげなことにならんかったのにぃーー。などと思いながら観るほどにドイツ側に立って映画を見てしまいました。艦長副長以外は助けるなというお達しがある中で助けちゃってその後どうするつもりだったのヨナス艦長?みたいな突っ込みどころ満載、ちょっと甘甘すぎる展開ではありますが、後味悪くないので何回でも観れそう。あとメイシーの奥さんが別嬪すぎるのは違和感が・・・ま、あれだけ美人の奥さんなら生きて帰りたくもなるわな、という説得力はありますが。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-12 16:28:29) |
49. ムーラン・ルージュ(2001)
なんとなくゲイバーのショーを見てるような、下品でキッチュな雰囲気の作品。同監督の『ロミオ+ジュリエット』もそのテイストでしたが、それよりくどくてコッテリしてます。実は映画館で初見時は「胸焼けするぅ~」とツレとクソミソにけなしていたのですが、テレビサイズで観ると意外といけました。物語は他愛ないし、楽曲はありもののツギハギなのに、上手につないでるんですよね。ミュージカルの違和感をあんまり感じませんでした。(逆にミュージックビデオのようではありましたが)ただし、主役二人の発声には難あり!ネットリ一生懸命歌ってはいるんですが、声が前に出ていない。ビジュアルは説得力があるんですがね。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-06 17:31:33) |
50. ニュースの天才
題材として面白みがないわけではないのですが、映画としては全く面白みを欠いてしまってますね。別にドキュメンタリーを作りたかったわけでもないんだろうに・・・。正直なところ、主人公くんにはまったく共感は出来ないし同情の余地はないんだけれど、日本のスポーツ紙レベルなら彼のやってることは日常茶飯事、一般紙と呼ばれてる大新聞だって記者さんたちがご自分の思い込みで記事をお書きになることはよくあること。スティーブンの場合、たまたま「権威ある」雑誌の編集部がまずかったんでしょうねぇ。(やりすぎちゃった、というのももちろんありますが)それにしてもヘイデン君、アナキンといい、このスティーブンといい、「こんな部下はいらない」リストのトップにきそうなキャラを演じるの上手ですね(笑) [ビデオ(字幕)] 4点(2005-08-05 00:02:04) |
51. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
前作では、いろいろとわが身を振り返って「アイタタタタタァー」と思わせられたんですが、今回は毒にも薬にもならない単なるラブコメ、重い映画を観たくないときの箸休めにはちょうど良いかも。選曲のセンスなんかはいいんですけどね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-03 14:09:37) |
52. アイランド(2005)
「これはベイやんの映画だぞ」と頭の中で百回は唱えてから行ったんですが、彼の作品の中でも後味の悪さは極めつけ。言いたいことはほとんど↓で六本木ソルジャーさんにおっしゃっていただいてるのですが、それに加えて主役二人の自分たちが生きるためなら他の人たちはどうなってもいい《恐るべき子供たち》っぷりが不快さに拍車をかけてます。尊重すべきは自分たちの命だけみたいですよ、奥さん。ほんまに特殊部隊出身なんか?なローレントさんたち含めて登場人物すべてに想像力が欠如しているとしか思えない。ベイやんの映画で人物の造形、設定に無理があるのはいつものことだけど、人殺しに罪悪感のない人々が闊歩してる世界で、生命倫理をテーマに絡めるのはどう考えても無理がある。オビ=ワンのユアンはとてもキュートだったのに・・・トムの方がリンカーンより登場人物としては魅力的だったなー。それと私の鑑賞の主目的、ドクター・メリックはとってもお素敵でした。眼鏡ショーン万歳!それでも不愉快さは消えないなんて、ある意味スゴイ映画でございますね。 [映画館(字幕)] 4点(2005-07-28 18:05:55) |
53. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
オビが可愛い。物語が暗ぁーいっ!!のは予想通りでしたが、あまりのオビの可憐さになんだか顔の筋肉も緩んでニヤケっぱなしでございました。ヘイデン君も前作から比べると格段と進歩しましたね。アナキンの表情を細かく掬い取ってて、ドキドキしてしまいました。もうちょっとダークサイドに堕ちた彼の変質の理由を加えてくれると嬉しかったのですが。それでも相対的に男性キャラはわりとしっかり描いてくれてるんだけど、パドメちゃんは気の毒でした。苦悩してるだけ。女性キャラの描き方は相変わらず下手だなぁ。ルーカスの女性観が如実に反映されてるような気がする。あと、エピ1、エピ2に比べて3が楽しかったのは、旧3部作をちゃんと直前予習したおかげもあるかもしれない。まだ未見という方は、(旧3部作だけでも)予習をしてからご覧になった方が、より楽しめると思います。 [映画館(字幕)] 8点(2005-07-21 00:30:58) |
54. スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇>
旧三部作トータルなら9点なんですけど、これ単体で見るのはツライですね。全体的に消化不良。というか、続けて「ジェダイの復讐」を見てしまうと、こちらはあまり記憶に残りませんでした。吹き替えっていかにもアニメちっくな雰囲気になってしまって苦手なんですが、このシリーズに限ってはアニメ声でも気になりませんね。 [地上波(吹替)] 7点(2005-07-18 13:39:07) |
55. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
《ネタバレ》 小学生のみぎりはさして面白いと思わなかったのに、今では「うわー、こんなに面白かったんだ」が率直な感想。こういうのを見るとSFXの進歩なんて、たいした問題じゃないような気がする。映像のチャチさなんて、ちっとも気にならない。むしろそう云ったものに頼れないぶん、内容がしっかりしているのですよね。いろいろと突っ込みどころのある脚本の甘さも、妄想のしがいがあって愛しいし(笑)従来のファンの方がちゃぶ台ひっくり返して怒ってるラスト、私は違和感なかったんですが、でもルークさん、若かりし頃のパパの顔って知らないですよね、あなた誰?になりませんか? [地上波(吹替)] 8点(2005-07-18 13:29:35) |
56. オーシャンズ12
前作は映画館で見てものすごくガッカリしたので、今回はレンタルにしてみました。それでもガッカリ。ブラピはキュートだし、音楽もかっちょいい。でも面白くない。私は日本人なのでメリケンの方の笑いのセンスはまったく理解できないです。スタッフキャストともヴァケイション気分で作られたとしか感じられないパッションのなさが、この映画を好きになれない最大の要因です。クルー兄氏のフェロモンがずいぶん枯れて見えたのは、となりに鶏がらロバーツが並んだためでしょうか。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-18 13:19:38) |
57. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
アンジーのアイパッチはお素敵でしたが、それだけではねー。俳優陣の演技も実(じつ)がこもってないように見えるし(それが狙い?)バカバカ映画って嫌いじゃないんですけど、この監督の嗜好と私の嗜好が合わなかったということでしょうね。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-12 15:00:46) |
58. ボーン・スプレマシー
カール目当てだったので出番が少なすぎたのはガッカリでしたが(しっかり格好よかったので、まあ許すけど)、うっかりジミー@デイモンまで格好よく見えちゃいました。前作よりは確実に面白いと思います。ただ、内容は全体的に釈然としません。これは3部作すべて見ろ、ということでしょうか。画面の揺れが生理的に受付ないので、映画館で観たいとは思えないのですが。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-12 14:41:06) |
59. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 点数のすべては素晴らしいCGに。損したとは云いませんが「面白かった」と人には勧められません。なんで彼と彼の家族だけ都合よく助かったんでしょうかね。やはりサイエントロジーのおかげですか?いつトムくんに入信を勧められるかとドキドキしましたわ。なんとも釈然としない展開(ティム・ロビンスへの扱いはひどすぎるよー)、とってつけたように嘘っぽい家族愛、オチもいまいち意味不明(というかガッカリ、なんじゃそりゃ、という感じ)。ジョーズばりに大仰な音楽がそれなりの効果をかもしてるんですが、あまりスリルも恐怖も感じませんでした。ちょっとは期待していただけに、余計辛口になっちゃいました。 [映画館(字幕)] 5点(2005-06-30 13:37:32) |
60. バットマン ビギンズ
私のようにオヤジ好きーがDNAに組み込まれた方は必見。まずクワイ師匠なリーアムさまにトキメキ、なぜか善良そうなゲリオさんに顔がほころび、お茶目でチャーミングなマイケル・ケイン執事に舞い上がり、モーガン・フリーマンにルトガー・ハウアーときたら、もう踊るしかないでしょう。なんなの、この(一部にとって)絢爛豪華な共演者陣は。画面暗いし、話も明るくないのに、なんだかずっと顔がニヤケっぱなし。アメコミ映画の皮を被ってリアルを追求するなんて・・・と危惧してたのは、すべて杞憂でございました。ありがとうノーラン大明神!アクションがなんだかさっぱり見えなかったわ、とか文句言ったりしません。せっせと内職してるクリス坊ちゃまにすっかり心臓打ちぬかれてしまいました。この面子でぜひぜひ第2弾をプリーズ!(あれだけ引っ張っといて続編がないとは言わせません。)でも謙さん(だけを)目当てで見に行こうと思ってらっしゃる方にはお勧めしません、出番は恐ろしく少ないですよ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-06-23 10:59:20) |