61. ケープ・フィアー
《ネタバレ》 「恐怖の岬」のリメイクとは知らずに観ました。ロバート・デ・ニーロの演じた男の執念、恐ろしいですね。観ていてぞっとします。映画全体としてもずっと緊張感が保たれていましたし、ずっとドキドキしながら観ることができました。役によってこれほどまで(筋肉質な体。)に体を変えられるデ・ニーロの役者魂には、脱帽です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-09-11 15:19:15) |
62. 恋人までの距離(ディスタンス)
《ネタバレ》 Viennaの街の魅力と主人公二人の話に引き込まれる映画です。イーサンホークがカッコいい。最後に、半年後にまた逢おうと約束したのは、(途中で、二人が「今夜一日だけの思い出にしよう」と言っていたので)私の描いていたイメージと違っていましたが、そこを除けば素敵なラブストーリーだと思いました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-08-15 13:53:01) |
63. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
《ネタバレ》 昔のアメリカってこんな感じ・雰囲気だったのかと、映画から放たれる空気に浸ることができました。時代が行きつ戻りつする内容も、今はいつの時代なのかを理解するのに大変でしたが(デニーロの若者から中年への変身振りには脱帽しました。)、長丁場の映画を飽きさせないための方法なのでしょう。最後にアヘンか何かを吸った時のデニーロの笑みの意味は…、映画を観ていた時は、将来彼が経験することになる日のあたらない辛い日々と対比させるためのものなのかなーとしか思わなかったですが、レビューを見てみて、内容全てがアヘンを吸った主人公の夢落ちという意味なのかなとも思えるようになりました。いずれにせよ、できる男と男のなれの果てがあんな風になってしまうのは寂しいですね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-20 02:27:23) |
64. 地獄の黙示録
《ネタバレ》 私が一番印象に残っている場面は、ウィラード中尉たちがすれ違った船の中を検査したところのシーンです。検査の結果は何も問題はなかったのに、軍の仲間達はちょっとしたきっかけで船に乗っていたベトナム民たちを銃で撃ってしまいます。撃った後、まだかすかに息のある重体の女性を発見した仲間たちは彼女を病院に運ぼうとしますが、ウィラードは彼女を撃ち殺します。最初に撃っておきながらその後撃った相手を助けようとする、いわば偽善者のような仲間達の行動に対し、ウィラードは「欺瞞に満ちている」と感じます。戦争中は皆誰もが少しは狂気に捉われるのでしょうが、私は、この場面は、ベトナム戦争におけるアメリカのスタンスや気質の狂気を物語っているのかなと感じました。 戦闘シーン直前の戦闘機の映像と共にワーグナーの音楽が流れる場面には鳥肌が立ち、ナパーム弾の迫力には圧倒されました。戦争における人間の狂気がにじみ出た、凄みのある戦争映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-13 02:21:37) |
65. ローズマリーの赤ちゃん
《ネタバレ》 最初から最後までずっとゾクゾクさせられました。殺人シーンとか、血まみれシーンとかは全然出てきませんが、不安感を常に感じさせられる映画です。西洋っぽくかつどこかメランコリックな音楽も、映像とあいまうと気持ち悪くて良かったです。悪魔の子供を宿してしまう主人公ですが、最後のシーンは、やはり悪魔でも自分の赤ちゃんは特別なのかな、これから育てていくのかな、と感じさせるものでした。ジョニーデップの「ナインスゲート」といい、この映画といい、「悪魔」が絡む映画は大好きですね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-02 19:22:26) |
66. ニノチカ
《ネタバレ》 一見、コメディタッチのラブストーリーなのですが、話の随所で 共産主義を皮肉っています。「生きるべきか死ぬべきか」の映画のときといい、皮肉をルビッチ的に嫌味なく見せているのがすごいですし、純粋に面白かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-08 00:52:26) |
67. あなただけ今晩は
《ネタバレ》 生真面目男が、愛する女が情婦とならなくて済むようにあれこれ工夫をするのだが…、話は思わぬ方向に…。女のために必死に働く姿が可笑しくて、でも途中からもどかしく感じてくるんですね。恋愛下手な男の姿をコメディタッチでうまく表現していて、観ていてうれしくなる映画でした。あと、「アパートの鍵貸します」でもそうでしたが、シャーリー・マクレーンの笑顔が最高に可愛かったです。あ、これは"that's another story."ですね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-08 00:07:35) |
68. モダン・タイムス
《ネタバレ》 この映画、面白いだけではなく、マニュアル化・画一化されていく社会への皮肉を表現しているのかなと感じました。人間が機械に振り回されるシーンはまさにそうですし、逆に、チャップリンが即興で歌うところやラストで二人が笑顔で歩いていくシーンは、心の通ったものの重要性を訴えているように思えました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-30 22:55:00)(良:1票) |
69. マルタの鷹(1941)
《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードの格好良さが良いです。また、メアリー・アスター扮する謎の美女オーショネイとのやり取りから、「最後はオーショネイをかばって、ボガード扮するスペードが罪を被るのかな。」とか、「スペードは本当は感情に流される人なのでは。」と思わせるところが出てきますが、最後のシーンで冷静に美女を警察に突き出します。感情に流されているかのように見せて、実は全てにおいてクールであるというスペードのハードボイルドさに痺れます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-16 21:48:05) |
70. カサブランカ
警察署長が最後にとる行動がイカしてた。 全編に漂う男女の関係についてだけでなく、男の繋がりをも 感じ取ることができた一瞬でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 01:06:18) |
71. ディア・ハンター
《ネタバレ》 ロシアン・ルーレットの賭け事で簡単に人々が死んでいく様が印象的。こんなにもあっさりと人の生き死にが決まっていくのか…と、戦争が生み出す人間の狂気がまざまざと表現されていると感じました。ただ、ロシアン・ルーレットの賭けのルールがうまく表現されていなかったのと、アメリカとサイゴンとの場面の入れ替わりが唐突だったのがマイナスかなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 04:31:26) |
72. マイ・フェア・レディ
イライザとヒギンズ教授の掛け合いがとても楽しかったです。ラストは結局どうなったのでしょう。やっぱり人間って自分に足りない部分を持っている人に男女問わず人間的に惹かれるんでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-16 01:18:26) |
73. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 終始話に惹きつけられましたし、最後の展開も「あぁこういう形での反戦映画もあるのか」と納得させられました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-11 00:40:01) |
74. 波止場(1954)
《ネタバレ》 殺人をも行う圧制を強いる組合に対して、雇われ人たちが立ち上がるというストーリーで、テーマはすごく面白いと思ったのですが、あまり登場人物に感情移入もできず、映画自体はまあまあかなといった感じでした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-08 12:32:28) |
75. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 ポールニューマンとロバートレッドフォードの掛け合いが絶妙。 スティングも大好きですが、こちらも面白かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-13 03:09:50) |
76. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 一人の人間の真実を追究する姿勢や証拠の再検討によって、最初ははなから 審議をする気のなかった他の陪審員の心が動いていく…。私も途中からあの 議論の中に引き込まれてしまいました。 劇中、陪審員の誰かが、民主主義の素晴らしさについて何か触れていたと思います。 しかしながら、一人の(おそらく)無実だったであろう少年が 陪審員達の非真摯な対応で危うく死刑になりそうになっていた過程を見て、 民主主義の構成員である私たちの意識次第では、素晴らしい どころか恐ろしい社会にもなり得るのだな、とひしひしと感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-12 01:06:55) |
77. 真実の行方
エドワード・ノートンが出てる作品を初めて観たのですが、 ホント凄いと思いました。映画の内容としては、最後は衝撃的 だったけど、そのラストだと途中に矛盾が…という部分があったり して残念。なのでこの点数で。 7点(2004-02-18 02:51:29) |
78. ファイト・クラブ
最後のエンディングには少しがっかりしたけど、かなり 楽しめた作品でした。ブラピもノートンも良かったし。 リアリズムを追求した先のテロ、みたいなのは、確か クーデター・クラブ(だったっけな?)ってマンガにも 通じるものがあるような気がしました。 [DVD(字幕)] 7点(2004-02-18 02:25:43) |
79. レザボア・ドッグス
皆かっこ良すぎ。 [DVD(字幕)] 7点(2003-09-26 00:57:22) |
80. アビス(1989)
7点(2003-09-25 21:09:30) |