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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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81.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
前回劇場で見なかったのを後悔したが、ビルの間をビューンビュンと飛び回る飛翔感の爽快さはやはり大スクリーンの醍醐味です。アクションシーンはダイナミックでスリリング、迫力があって素晴らしい。 こうした軽がるとしたスーパーヒーロー振りの一方、地下鉄のシーンやMJが押しつぶされそうなのを助けるシーンなど、マスクをとったスパイダーマンが渾身の力を振り絞る必死な姿はトビーの好演もあって感動的。 今回のキーワードは「正義のためには自分の夢を諦めなくてはならないこともある」というもので、あれこれ悩むパーカーは叔母さんのこの言葉に迷いが消える。悲しい怪物になってしまったドク・オフに今度はスパイダーマンがこの言葉をかける。 「大いなる力に伴う責任」「正義」とくれば何やら今のアメリカンスピリットが見え隠れ?と思うのはうがちすぎでしょうか。 アクションシーン以外にも人間くさい悩みや夢と現実との葛藤などドラマ部分もうまく できているので娯楽作としては上出来の面白さ。しっかり次回を期待させるようなつなぎ方がなんとも宣伝上手。 
8点(2004-07-14 18:11:33)(良:2票)
82.  この森で、天使はバスを降りた
傷ついて人生をやり直そうと見知らぬ田舎町に来た若い女性は、結果的に自分の身を犠牲にしてハナや森に潜む息子、子連れの母親などを救済している。 彼女は天使というよりはキリストを感じさせるようなところもある。 意図的な犠牲、というのではなくて、こういう無意識な誰かの犠牲の上に自分や他の誰かの幸せがあるのかもしれない、と思ったりする。ラストでは自然に涙がこぼれたが、なにか人の心に訴える力のある、ちょっと宗教的雰囲気もする作品。
7点(2004-07-12 19:51:13)
83.  世界中がアイ・ラヴ・ユー
娘のDJのナレーションにあるように、「ミュージカル向きでない」人たちが歌ったり踊ったりしてくれる楽しい作品。ジュリアやノートン、ティムにゴールディ、アレンまでが歌ってる! これ以外にもゾロゾロ出てくるゴージャスな面々(バイオリン弾きまで豪華!)も嬉しいけど、実はミュージカルらしくて楽しいのは宝石屋、病院、祖父の葬式、ハロウィンの子供達、シネマテークのパーティなどのアンサンブルの歌や踊り。宝石屋はタップが、祖父の葬式は半透明の幽霊などの映像アイデアが、パーティはマルクス兄弟がらみの付けヒゲ&付け眉扮装など、どれも趣向を凝らしていて楽しい。歌はみなハーモニーが素敵。 川べりのゴールディとアレンのワイヤーダンスも優雅でファンタジックで好き。 ニューヨークの春、秋、冬、(夏はベニス)と美しい四季を背景にアレンらしい作りが楽しくてサービス一杯、最後の娘の恋人まで洒落てたね。
8点(2004-07-07 17:59:54)
84.  永遠のアフリカ
感想は皆さんとほぼ同様です。特に【きりひと】さんが言われてる「実話イコール感動という訳ではない」に全く同感。 出ずっぱりで大奮闘のキム・ベイシンガーは好演してるし、描き方一つで感動作にもなったかもしれないのに、ただ「こういうことがありました、こんな大変なことがありました」と見せるだけではせいぜい「ふ~ん、いろいろあったのね」と思うくらいで心には響かない。アフリカに暮すという生活実感が希薄で、だいたいキムの裸だって全く必要性を感じないシーンだし。蛇足ながらお話上いろんなヘビが登場するがこれが苦手な人はだめかもしれない。    
5点(2004-07-05 20:00:55)
85.  天国から来たチャンピオン
主人公の愛にもフットボールにも一途な情熱や誠実さ、屋敷の執事やメイドたちが様変わりした主人をかばう証言をするところ、悪人の妻と秘書カップルでさえ憎めない描き方など制作年の78年よりもっと昔の、「古きよき時代のハリウッド映画」のテイストを感じる、と思ったらリメイク↓だったんですね。 主演・監督のビーティが爽やかないい感じで、見たあとも気持ちのいいファンタジーです。  
7点(2004-07-05 19:52:02)
86.  裸の町(1948)
オープニング早々に事件が発生して、ストーリーは刑事の事件捜査の過程と共に描かれる。この事件の真相もなかなか凝っていて、展開にも緊張感や面白さがある。 事件を段々追い詰めて犯人に迫ると犯人がニューヨークの街中を逃げ回るが、これが市内でのオールロケで撮られている。 これは当時のハリウッドでは画期的なことで、戦後貧しいイタリアでスタジオや機材もお金もないというので屋外ロケ作品が作られ、それが迫真のリアリズム効果を生んだというのが発端らしい。 だから実際の街の路地を逃げ回る犯人、追う刑事達の映像はリアルで緊迫感がある。  追い詰められた犯人はウィリアムズバーグの高い鉄塔に逃れるのだが、犯人(カメラ)が見るニューヨークの俯瞰映像は平穏な日常と犯罪が同居する大都会のありのままの姿を映し出す。。 上空からの俯瞰映像はオープニングにもあり、製作者自身(?多分)によるスタッフや映画紹介のナレーション付きという作りも斬新。スター主義のハリウッドでバリー・フィッツジェラルドはともかく、他はあまり知られていない俳優を使ってるところにも新鮮な感覚がある。 残念なことに制作したマーク・ヘリンジャーはこの作品の完成直後に急死している。また監督のジュールス・ダッシンはまもなく赤狩りでアメリカを離れることになる。 
8点(2004-07-01 19:15:48)(良:1票)
87.  イングリッシュ・ペイシェント
火傷した男の回想する恋と看護される現在が交互に描かれるが、肝心のこの不倫話に感情移入できない。この男は二人の入浴シーンの時「束縛されるのも束縛するのも嫌いだ」と言っておきながら、彼女が引きそうになると見苦しく執着する。心から愛してるとか彼女も実はぞっこんだったなんて言われても、そうだったの?と思ってしまう。それで長々繰り返される回想も退屈になってくる。 むしろ看護婦とインド人将校の恋のほうが短くても良く分かる。 砂漠の官能的で美しい映像や看護婦が高い天井画を見せてもらう所など印象的なシーンはあるけれど、やはり劇場で見たときと同じく映像とムードの作品という印象で心に残らない。私はどうもこの監督の描く恋愛は苦手かもしれないと分かった。
6点(2004-06-28 23:44:44)
88.  奥様は顔が二つ
話はイージーでアラはいろいろあります。そもそも山に来てすぐ結婚とか、新婚なのに妻を放って夫は他の女性に心を動かすとか、突然現れた妻の双子に疑念も持たないなんて、、といくらこの時代のラブコメがお手軽でもちょっと、、と思ってしまいます。  しか~し! これはそんなことはどうでもいいのよ・と思うくらいコメディエンヌ: ガルボの魅力がいっぱいの楽しい作品です。 軽いラブコメなので彼女はにこやかな笑顔を振りまき、スキーはもちろん、水泳(モチ、水着)、チャカチャカというおかしなダンスまで披露してます。(このシーンがザッツエンターテイメント2に入ってます) メルビンとは息の合ったコンビぶりで、二役でカリンを引き立たせようと必死に演技したり、気を引こうと奮闘するのが可愛いです。  ラリーはスキーが全くの初心者なので、再度訪れたスキー場で暴走してしまいますが、急斜面を滑降するシーンを一体どうやって撮ったのかと思うほどです。かえって上手でないと出来ない技だと思うのですが、メルビンに感服しちゃいました。(スタントの部分もあるかもしれないけど) ガルボがまたそれを追って滑るんですが、ショットは長いしこれもどこまでがスタントなのか分かりません。 というわけで、これは出来云々ではなく何度見ても楽しくて好きな作品なのでひいきの上げ底点数です。
8点(2004-06-28 23:30:17)
89.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 
楽しかったですよ~ あっという間の150分でした。 今回一番の特徴はボグワーツの屋外が美しいスコットランドロケで撮られていること。 鷲+馬のバックビークに乗ったハリーが空を飛ぶシーンは爽快でワクワクしました。物語にうまく取り込んだ山や川、湖や丘の自然が雄大で素晴らしいです。  学校も自然の中で、急斜面を行ったり来たりするので敷地関係は新鮮な印象でした。 あれだけの原作の忠実な映画化を2時間半で見せるのはどうしたって無理なので、これは原作を知っている、という前提で作られているのかもしれません。 省略されている部分もあるし、シリウスが敵だと思い込んでるハリーがあっさり味方だと納得してしまうのや、ハリーのお父さんとシリウス、ルーピン先生の関係など説明不足で分かりにくいかもしれません。 でも細かいことを気にしなければ話の展開と映像だけでも十分楽しめると思います。  マージおばさんの風船やまね妖怪の変身、ナイトバス、壁の絵、忍びの地図などの魔法の数々は書けばきりない楽しい映像。 ディメンターの造形、それが魂を吸うイメージの映像は良くできてるし、あばれ柳が枝をビュンビュン振り回す迫力は思わずウワッ、、とのぞけってしまったくらいです。  出演者で言えば一番活躍したのはハーマイオニ、みんなちょっと大人っぽくなりました。 なにしろ魔法の世界ですからね、楽しく見られれば十分満足です。 
8点(2004-06-28 18:21:02)(良:2票)
90.  白いカラス
ホプキンス、キッドマン、エドにシーニーズ、これだけ豪華な面々を使ってもったいない、、というのが一番。 それともキャストが豪華すぎて話が散漫になったのか、、、それぞれも特にいいところもなかったし。 肝心の話も白い肌の黒人に生まれて白人と偽って生きたシルク、彼に関わった人たちの苦悩も人物描写も中途半端に薄くて心に響いてこない。  ホプキンスの人種の苦悩話がメインかと思えば、なにしろキッドマンなのでこの老いらくの恋がメインのように見えてしまうし、 キッドマンはともかくホプキンスまでアップ多用は気になる。   
4点(2004-06-25 18:32:24)
91.  掠奪された七人の花嫁
森の奥の小さな小屋にムサイ7人の男と紅一点、ってまるで白雪姫ですねぇ。 略奪された、、なんてワイルドな題名はどうかと思ったらそのまんま、誘拐・犯罪、、、なんて話をまともに見たらトンデモないよ、、というところですが、カラフルでスピーディなダンスは楽しい。特に一番の見所は町でのピクニックのダンスシーンで、男性陣はまるで中国雑技団か体操選手かというくらい アクロバティックなダンスをします。音楽もカントリー風で軽快です。ちょっと珍しい男性的なミュージカルですね。 スピーディで楽しいダンスはいいのですが、この話にはやはり違和感を感じて無視できなかったのでこの点数。
6点(2004-06-23 22:01:47)
92.  ザッツ・エンタテインメントPART3
作品は1・2とだぶったりしますがカラー作品が多くて華やかな印象です。 作りはpart1と同じく、J・アリソンやデビー・レイノルズ、アン・ミラー、エスター・ウィリアムズ、ジーン・ケリー、ミッキー・ルーニーなどのかつての ミュージカルスターたちがホストで、思い出話や舞台裏やカットシーン、ボツ作品などを見せてくれるのがうれしい趣向。 ハーストの愛人のマリオン・デービス(可愛い)やキートン(やっぱり歌ってない)など珍しい出演もあります。 ミュージカル好きな人には嬉しいし、そうでなくてもかつてのミュージカル映画はこんなに豪華で素晴らしかったのか、と知ることができます。 個人的にエレノア・パウエル(笑顔がいい)が大好きですが、彼女の「ブロードウェイ・メロディ」のフィナーレのダンスが素晴らしかった。J・ガーランドのミニタキシードがかっこいい。ところで彼女とコンビを組んでたとっちゃん坊やの ミッキー・ルーニーは、美形時代のハリウッドでなぜあんなに人気が続いたんでしょうか? 謎です。
7点(2004-06-23 21:54:10)(良:2票)
93.  ザッツ・エンタテインメントPART2
「世界を舞台に、アメリカ式に、明るくザッツエンタテイメント!」というノリで、アステアとG・ケリーが踊ったり歌ったりしながら楽しく紹介してくれる映画の数々、、これはディズニーランドのように違う世界で夢を見るのと同じくらいの楽しさがあります。 前作と同じ「雨に唄えば」や「巴里のアメリカ人」なども入っているけれど同じシーンはないし、紹介なしで次々出てくるガルボ、ゲーブル、ジーン・ハーローなどのクラシック映画も貴重品で楽しい。 K・ヘップバーンとS・トレーシーの楽しそうな映像も印象的、水物のE・ウィリアムズの集団水上スキーのシーンの大掛かりでアクロバティックなのはびっくり、水上サーカスといった感じです。あまみさんも言われてるようにB・ハットンの曲芸もすごくてサーカスのようです。 前作より知られてないような作品や俳優も多いし、30年代から40年代くらいのミュージカル以外の作品も入ってますので、未見の方はまずpart1から入ることをお勧めします。    
7点(2004-06-23 00:19:45)(良:1票)
94.  テキサス
ドロンのコメディがあったなんて初めて知りました。真面目なコメディアンぶりですがなかなか魅力的です。でも今ひとつテンポが良くないのか乗りきれないところがある。 作品自体の出来がもっと良ければ、ドロンのコメディはもっと作られたかもしれないとちょっと残念。 テキサスが舞台でどこを掘っても黒い水(石油)が出てしまって、白人も先住民も「こんな土地はいらない、、」なんて笑えるオチは愉快です。 先住民もヘナチョコで笑えるコメディアンになってるのが珍しくておかしい、、といろんな意味で珍品かも。
5点(2004-06-20 22:48:09)
95.  ユー・ガット・メール
脚本の力かもしれないけどメグが役得で引き立ってる感じ。しかも最初のパジャマ姿からしてとっても可愛いしね。 ありきたりではあるけれどキュートでシアワセ気分になれるし気楽に楽しめます。 脚本などもさほど不自然なところもないし、なかなか丁寧に作られているようで感じがいいです。   
7点(2004-06-18 23:45:43)
96.  スミス夫妻
知らずに見終わってからヒッチ作品とあって驚いた。製作のいきさつについてSTING大好きさんの話はおもしろいですね。 サスペンスとは全く異なる艶笑コメディだが、セリフや出演者の軽快な運びが結構面白くて楽しい。 しかも魅力的な美女はこれが初見のキャロル・ロンバートだった。ゲーブルならずとも若くして事故死したのはつくづく惜しい。 しかもこれが戦時国債公募キャンペーンで、だからなお悔しい。  結婚3年の夫婦が実は法律上のミスで夫婦ではなかった、とうことに端を発したたわいない夫婦ケンカからイロイロ騒動があって最後は丸く収まるというよくある話だが、やはりこの時代のは可愛くて微笑ましい。 キャロルが思い出のデートで3年前の洋服を無理して着て、スカートのファスナーがはまらない、なんてのも可笑しい。 ラストのスキー板のバッテンエンドはおしゃれ~ 
7点(2004-06-17 17:52:40)(良:1票)
97.  21グラム
「それでも人生は続く、、」というフレーズからは「ミスティックリバー」が浮かび、次に「25時」が浮かんだ。 死と共に命の誕生の話も描かれるので「生の連鎖が続く」といったほうがいいかもしれない。 こういう映画が立て続けにアメリカで作られたのは9.11の影響なんだろうか、、?  人の生死や命、人生の重さを改めて考える、みたいな所に真摯なものを感じる。  全く関係のない3者を時間軸をずらせて見せるので特に話の見えない前半は判りにくいが、眺めていれば段々話はつながってくる。この作りにも何か意味はあるんだろうけど意図が分からない。 心臓疾患で生死を脅かされる男、死亡事故を起こし罪の意識に苦しむ男、一瞬にして最愛の家族を失った女、みなそれぞれに生きることに苦しんでいる。家族を含めての苦悩は見ていても辛く重苦しい。  喪失感に苦しむナオミ・ワッツには思わず一緒に泣かされるほどの迫力があったが他の出演者もみな見ごたえがある。 ベニチオが熱心なキリスト教信者でその教会シーンがあるが、説教は一方的なアジテーションの洗脳みたいで違和感がある。 アメリカと宗教の関係は深いが、こうなるとキリスト信仰も恐い気がする。 最後のS・ペンの行動や21グラムの意味など見る人にいろんな謎を問いかけてくる。私、魂の存在は信じてますけどね。  (彼は再度の移植が誰かの死によってしかなされないこと、やらなければ死が近く苦しみしかないこと、などに絶望してああいう選択をしたのか)    
8点(2004-06-17 17:27:29)
98.  カレンダー・ガールズ
前述の皆様方に同感。彼女たちの前向きな勇気にはすごいなぁ~と感心するばかりですが、写真はホントに芸術的できれいでした。 それぞれ魅力的な女性達でしたが特にヘレン・ミレンはかっこよかった。ちょっと老けたケイト・ブランシェットといった感じの美人に見えました。 イギリスの田舎の風景って実に美しい。 ここのロケーションがいいので私もハリウッドエピソードはいらないと思いましたね。 (でもカレンダーの売り上げはアメリカのほうがずっと多かったとか)。 彼女達の元気がそのまま見るほうにも伝わってくるような感じですが、実話っていうのがすごいです。 これがもし日本の田舎の婦人会ならと想像すると、、、、やっぱりイギリスは進んでる・・・・ 
7点(2004-06-14 23:35:36)
99.  老人と海(1958)
漁師といえばS・トレーシーを真っ先に思い浮かべるのは37年の「我は海の子」のイメージが強いからですがこのときはまだ37歳、この作品の時は58歳で老漁師のイメージどおりです。 ビデオにはヘミングウェイたちがカリブ海でカジキマグロを釣っている映像がついていましたが4メートル以上のカジキが釣れてました。大きな魚を釣るというのは男のロマンなのかもしれません。  映画は老人が一人で巨大な魚と格闘し、ようやく仕留めてからはサメと格闘。精魂尽き果てたうえに獲物まで失ってしまうという悲哀をトレーシーのほぼ一人芝居状態で見せる。 あまりの疲労に「あの子がいれば、、」と彼を慕う少年を何度も思い浮かべる。海の上の孤独、疲労感、魚に寄せる思い、自らの誇りと気力などトレーシーの演技は見るものを惹きつける。 カジキやサメの他にも海上を飛ぶトビウオ、群れのイルカ、クジラなどのダイナミックな実写の映像が見られます。
8点(2004-06-13 17:43:03)
100.  カメレオンマン
脚本のアイデアと映像マジックで言えばこれはもう素晴らしくて、傑作と言ってもいいのではないか。 本物の映像に紛れ込んだりしてるが、その自然さはうっかり騙されても不思議でないくらい違和感がない。 この映像は確かにフォレストガンプより先んじてるし、こちらのほうがより賞賛されてもいいと思う。 徹底的にドキュメンタリーっぽく凝った作りが他にはない面白さ。 周りの環境に同化するあまり自分自身を失ってしまうというゼリクは自分を取り戻してからこう言う。 「自分自身になることだ。ここは自由の国アメリカだ」 アメリカに移住してくる人々はこの土地に順応して溶け込んでいかなくてはならないが、同化するあまり自分自身まで失ってしまってはいけないとのメッセージも込められている。 ウーン、、こういうとっぴな発想をするところが常人とはケタが違う。 最近見た数本だけでもアレンが天才的な映画人と言われるのがよく分かった。 
9点(2004-06-13 00:08:05)
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