81. ブロークン・アロー
作品としてはつまんないしらしくないし嫌いなんだが、ジョン・ウーがこの作品で一応の成功を収め、その結果次作で製作現場での自由を得、最高傑作を取り上げた、と考えると彼のキャリアの中では重要な映画なんだよな。トラボルタと出会った、というのもでかい。 5点(2004-03-23 14:56:09) |
82. ハード・ターゲット
アクションだけの映画 。ダメなんだけど、精神年齢が低い自分は楽しい。 7点(2004-03-23 14:51:40)(笑:1票) |
83. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
ハリウッド製パニック映画を何本か観て学んだ事。船上にしろ高層ビルにしろ、パーティーの最中にそれは起きる。 7点(2004-03-17 11:49:36)(笑:2票) (良:1票) |
84. アウト・オブ・サイト
ジェニファー・ロペスに踏みつけられるなら喜んで逮捕されますぞ。わしゃ。 6点(2004-03-16 15:44:58) |
85. 或る夜の出来事
「或る夜の出来事」じゃないじゃん。 5点(2004-03-03 14:18:32) |
86. ミシシッピー・バーニング
「憎しみを7歳までに教えられた」、ここに真実があるような気がする。人間は決して憎しみ合うために生まれてきたわけではない。自由、とは自分の力で物事を考えることが出来ること。ミシシッピーの子供たちは大人たちに差別という絶対的な価値観を植えつけられ、多くの血が流れ、炎が上がった。例えば現在の北朝鮮の子供達だって、外の世界から隔離された状態で、大人たちに勝手な価値観を植え付けられている。純粋な子供の瞳を憎悪で濁らせないために。「見ていないふりをしていた者にも罪が有る」、この言葉が胸に残る。 7点(2004-03-02 23:50:57) |
87. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 自らの命を犠牲に、未来に失われるであろう何千もの命を救おうとする。彼らのした事が正しいとは思えないし、その狂気じみた執念には恐怖を感じる。死刑というのは犯罪者の命を他者と比較し、そしてそれを切り捨てる事。どんな命も尊重すべき、だから犯罪者の命を消し去る死刑は廃止すべきだと訴えるのなら、自分の命を捨てるなんて馬鹿げている。彼の子供は泣いているのかもしれないぞ。 ダレさせずに引き込む物語の力、そして死刑について真剣に考えさせられる圧倒的な力。評判どおりの見事な映画だと思う。それにしても思うのは、ゲイルの家に住んでいるあの女、趣味が悪いにも程があるぞっ! 7点(2004-03-02 23:50:27) |
88. メメント
このサイトでのレビューも、自分が観た映画を忘れないように書いているもの。自分が自分であるのは記憶があるからこそ。けど、それが都合のいいようにちくっていたものだとしたら。人間なんてかなり曖昧なものなのかも。歴史も。そもそも時間なんかに意味があるのか。俺はいまを生きている。そんだけ。流れる時間への疑問。 いやぁ、面白かった。頭をいい具合に刺激されて、気持ちがいい。主人公の混乱を体感できる。初めての面白さ。斬新。アイディアの勝利。シーンが変わるたびに、シーンが終わって頭の中でつながる度に快感。映画が「進み」、物語が「戻る」につれ裏切られる。驚き。 観終えた後、頭の中で話を整理する。・・・、出来ず。記憶はこうも曖昧か。 が、それが心地いい。 8点(2004-03-01 21:07:32)(良:1票) |
89. レナードの朝
涙が流れた量なら、この映画が今のところナンバー1。泣きたい人はこの映画を。 8点(2004-02-29 13:18:33) |
90. パルプ・フィクション
画面全体から面白さが溢れ出ている映画。チンピラがベチャクチャとどうでもいいことを無駄に喋ってるだけでこんなに面白い映画は他に見当たらない。キャストも音楽も脚本も全部が全部とにかく最高。ハンバーガーもミルクシェークも全部がとにかく旨そう。 9点(2004-02-28 17:58:02) |
91. ファイト・クラブ
観終えたあとに感じる強烈な開放感。この映画さえあればどこにだっていける、何だって出来る。あぁ、自由だ 9点(2004-02-28 17:54:18) |
92. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
10時間という壮大なスケールだからこそ、E中隊のメンバーの絆の深さを実感でき、自分もその一員であったような錯覚も覚える。これは普通の映画には出来ないこと。衛生兵や補充兵がクローズアップされたエピソードもあり、さらに戦闘シーンの激しさはテレビだとは思えないほど壮絶、声を上げて反戦を叫ぶわけでもなく、忘れてはならない事実を描いた、自分の中では戦争映画のベスト作品です。まだ観ていない方に:この作品は登場人物の名前や関係を把握しづらいのですが、その辺は混乱していても十分楽しめます。 9点(2004-02-28 17:53:12) |
93. 何がジェーンに起ったか?
不気味、冗長、陰鬱。ぐへっ 4点(2004-02-26 14:08:33) |
94. フォレスト・ガンプ/一期一会
「人生はチョコレート箱のようなものであけるまで中身は分からない」って台詞が有名だけど、そんなん箱に入ってるんだからチョコレートだろうが和菓子だろうが何だろうが分かるわけないじゃん。 4点(2004-02-23 16:51:17)(笑:1票) |
95. フレンチ・コネクション2
予想は付いてたけど、実話をベースにした前作とは違い、普通のアクション映画になってしまっている。これはこれでそう悪くはないのだが、ハードで骨太な空気感はフランスの美しい町並みには合わず、やっぱアメリカの冷たさあってのもの。麻薬の恐ろしさを痛感するという意味では「レクイエム・フォー・ドリーム」に次ぐ。 6点(2004-02-20 17:08:19) |
96. セルピコ
まさしく究極の正義。利益などは欠片もなく、マイナスだらけの困難な状況の中、全てを犠牲に貫き通す。やはり正直者が馬鹿を見る社会にはしてはいけない。そして、正義を貫く事で不利益を被ることなどは絶対にあってはならないのだ。セルピコのような本当の英雄たちのよって、この世界は少しずつ良くなっていくのだと思う。知るべきである事実をこうして伝えてくれる映画もまた素晴らしい、と改めて実感した。 7点(2004-02-18 16:07:38) |
97. フレンチ・コネクション
《ネタバレ》 コンクリートのように冷たく、それでいて銃口から飛び出た弾丸のように熱い。無駄な音楽や台詞を廃し、刑事たちの剥き出しのドラマが描かれる。銃声で終わる物語。あぁ、このハードボイルドな世界にクラクラするゼ。 8点(2004-02-17 17:07:48) |
98. 我が家の楽園
《ネタバレ》 うんうん、そうだよ、お金なんかより大切なのは友達だよ。観て良かった、いい映画だった。コミュニケーションも希薄で正直に生きる事が恥ずかしくさえある現代で、これほどストレートな美しい感動物語をつくったとしても笑われてしまうだろう、それはとても悲しいことだけれど。だけど、いやだからこそ僕たちは古い映画を観るのかもしれない。この白黒の物語の中でなら、友情や愛情に素直に感動する事が出来る。そう、クラシック映画は永遠のイノセンスだから。 8点(2004-02-16 23:27:00) |
99. ゴスフォード・パーク
《ネタバレ》 人間関係はいつの時代もややこしく、ドロドロしていて嫌気が差す。しかしその底に隠された愛の強さ。うん、母は強し。 6点(2004-02-16 17:29:27) |
100. 乙女の祈り
《ネタバレ》 少女が殺人者になる過程を2時間かけて見せられる訳で、これは見ていて本当にツラい。ボウリーン、ジュリエット、母親、父親、不倫相手、下宿人、教師。一体誰が、何が二人の未来を闇へ導いてしまったのだろうか。二人だけをどうして責めることができようか。あの残虐な殺人を見てしても、二度と会う事の叶わなかった二人への哀れみを否定できない。人は生まれながらに罪人である。この殺伐とし、欺瞞に満ちた日常の中、二人にとっての現実は第四世界だけだったのだろう。 ・・・、けど現実世界も意外と悪くないぞ。 7点(2004-02-15 22:27:08) |