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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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981.  サイン 《ネタバレ》 
友人と映画館に行ったんですけど、大満足の私に対して、友人は「つまらん」と大激怒。ここのレビューを読んでも否定的な意見が目立つんですけど、一方、否定意見は「つまらん」という直感的な見解ばかりで作品の欠点を明確に指摘するわけでもありません。結局、作品の本質的な完成度がどうのとか、理屈がどうのではなく、どう感じるかが問題の映画みたいですね。監督の呼吸に見る側のバイオリズムが合うかどうかが問題みたいな。そういった意味では、私を含めこの映画を楽しめた人というのは、相当に得をしてるわけですよ。笑えたし、驚いたし、本当に最高の経験ができましたから。私はもう画面にクギ付けでした。シャマラン映画の特徴ってのは、どんなに異常な事態にも日常の視点を放さないことです。家族のリアクションには人間的な温かさや面白さがあり、それが見る側の想像力のかせともなってるんです。リアクションがあまりに日常的すぎるからこそ、見る側が飛躍的な先読みをしないんですね。そしてそれがサプライズにつながっていると。アンブレイカブルでは「主人公は大事故でも無傷でした、なぜでしょう?~それは超人だから」、サインでは「ミステリーサークルができました、なぜでしょう?~宇宙人がやってくるから」。そのまんまなんです。しかし、演出が観客の想像力を完全にコントロールしているおかげで、そこには謎が生き続けるわけです。こんな芸当ができるのはヒッチコック以来ではないでしょうか。幸い、私はシャマランとの相性がいいので、これからもシャマラン作品では楽しめそうです。シャマランは、家族の描き方や、子役の扱いが抜群にうまいのもいいですね。ちなみにこの映画は10点でもよかったんですけど、やはり宇宙人がアレなので1点だけ引きます。扉1枚破れなかったり、バット1本でボコボコにされたり、果ては水が苦手なのに地球へやってきて、結局一晩で退散するなど、映画史上最大のうっかりさんでした。まぁ、この映画でプレデターみたいなのが出てこられても困るし、あれはあれでよかったような気もしないでもないですけど。
9点(2004-08-02 23:44:35)
982.  イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
↓え、ラジー賞ノミネート?しかも5部門?大好きな映画なのでビックリです。ジョン・ローンよりも、私はミッキー・ロークの方がかっこいいと思います。自暴自棄なんだけど、マイルールをしっかり持ってるキャラって好きなんですよ。ハリー・キャラハンやマーティン・リッグス(第1作のみ)と同系統ですね。彼らは決してナイスガイではないんですけど、感情の先にはちゃんと筋が通ってるというか、「そらそうだわなぁ」と思わせるものがあるんです。このスタン・ホワイトもしかり。仕事に打ち込むあまり家庭をぶち壊し、さらにはマフィアとの戦争に周囲を巻き込んでしまうわけですが、私は違和感を感じませんでしたね。ここで納得できるかどうかが、作品の評価を分けるポイントなんでしょうね。これは正真正銘の男気映画なんです。男気とはかっこよさや倫理観、マイルールが優先される世界。理屈は二の次なんです。ラスト、向かい合うミッキー・ロークとジョン・ローンが叫びながら撃ち合うシーンが、この映画のほとばしる男気を示しています。そんな男気の世界だからこそ、家庭より何より、敵を倒すことが優先されるんです。ジョン・ウーイズムにも通じるこの倫理観、男気賛成派の私は熱烈に支持します。そして、ミッキー・ロークの適度なうらぶれ加減、かっこよさは、この映画の男気にピッタリきてましたよ。とくに奥さんを殺されてブチキレるシーンなんて、あまりのかっこよさに私も大興奮。画面に向かって、「チョウ・ユンファだ。チョウ・ユンファに仇討ちを手伝ってもらえ!」とマイプランを提示してしまったほどです。
8点(2004-08-02 02:17:39)(笑:1票)
983.  ブラックホーク・ダウン
アメリカ万歳映画だと言う人もいますが、それは間違い。これはアメリカがどうしたとか、ソマリアがどうしたとかいう話ではなく、もっと普遍的な、戦争というテーマを包括的に扱った映画だと思います。ソマリア内戦はあくまで題材なのです。空襲の被害をテーマにした「火垂るの墓」が反米映画ではないのと同じです。この映画は政治的な意味において、戦争を肯定も否定もしていません。意見を超えた真実を見せようとしてるんです。「パール・ハーバー」のような代物とは混同されないように。戦場を徹底的に見せるという目的において、この映画は完全に成功しています。映像ですべてを語ってしまってますから。そして戦争というものの捉え方も、この映画は正しいと思います。兵士はなぜ戦うのか?そこに仲間がいるから、それだけ。反戦でも厭戦でもなく、これが戦場の真実、戦争を職業とした兵士の意見だと思います。アメリカの正義も、民主主義の布教もここにはないのです。この映画が提示するのは、よい悪いではないのです。
10点(2004-08-01 17:31:05)(笑:4票) (良:10票)
984.  ミザリー
キ○ガイと生活することがいかに怖いことかを教えてくれる、「シャイニング」と並ぶ傑作です。なんと言ってもキャシー・ベイツですね。怖い、怖すぎるよ。カーンが目を覚ますと枕元に立ってて、雷ドカーンのシーンでは飛びあがりました。この存在感、熱演があってこそ、リアクション芸人カーンさんの顔芸も光るというもの。とはいえ、冒頭、事故に遭ったカーンを救助するシーンでは、豪雪の中、カーンを担いで歩いてましたよね。この姿が雪男みたいで、「女性なのになんで男を担いでるんだ?」と思いましたよ。
8点(2004-08-01 10:53:10)
985.  ジャンヌ・ダルク(1999)
もったいないというか、なかなか深い映画なんですけどね。ジャンヌ・ダルクをテーマにしながら、神の意思や英雄物語の否定をやっちゃってるわけですよ。神の意志による戦争という矛盾、伝説ではないジャンヌの実態など、すごくいい視点ですよ。ジャンヌの抱く、美化された死や奇跡のイメージのビジュアル化、人格化された良心との対話など、素晴らしいアイデアもいくつかあります。ただし、全体的に切り口が短絡的なために、主題がかえってブレてしまってます。戦場に転がる死体にショックを受けるジャンヌ、愚直なまでに神への信仰を叫ぶジャンヌなど、ちょいとしつこすぎです。王位を得た途端に傲慢になるシャルル7世の描写も、あまりに単純すぎてガッカリでした。姉の惨殺、ジャンヌへのリンチなどの描写も、生々しすぎてかえってメッセージ性を削いでしまってます。この辺が、常にベタにこだわり続けるベッソンの限界なんですね。まぁ、戦場の迫力は大変なものだったし、「Follow me!」には燃えたし、アランソン、ジル・ド・レ、ライール、ジャン・ドーロンなど、ジャンヌの脇を固める男達はみんなかっこよかったし、娯楽性もそこそこ。悪い映画ではないと思います。
6点(2004-07-31 16:29:51)
986.  テキサス・チェーンソー
これはオリジナルと比較できないでしょ。オリジナルは素人同然の連中が作った掘り出し物、いわばたまたま食べてうまかったラーメン屋の味、リメイク版はこなれた一流スタッフが作った、いわばマクドナルドの味ですから。映画とは期待値と満足度のバランスで決まるので、これはもう全然評価の仕方が違うわけですよ。で、今回の出来ですけど、映画としてのクォリティーが上がったのはうれしいです。大作としてリメイクする以上は、質を向上させることが第一目的ですから。ただし、怖かったかと言われれば、そうでもないわけです。何人かの方が指摘されている通り、スプラッター映画って実は怖くないんですよ。血が飛び散ることは怖さではなく、むしろ不快感につながってるんです。私が思うに、怖さとは秩序と混乱のバランスなんです。人は秩序ある環境に依存します。その秩序が狂っていく怖さがホラーの重要な要素だと思うんですね。しかしこの映画の舞台にはまったく秩序がないので、何が起こるのかわからない状態でのスプラッターは、もう完全にアクション化していました。たとえばリー・アーメイ保安官が親切な人で、主人公達はすっかり頼りきってたのに、その後彼が帰る先がチェーンソー一家の家だとわかったら?これがホラーなんです。描写では圧倒的に控えめな和製ホラーが怖いのも、そこに日常が徹底して描かれているので、見ている側の想像力が飛躍することを抑制しているからです。そして「これはイヤだなぁ」と実感として抱かせるおかげで怖いんです。
6点(2004-07-29 10:16:27)(良:3票)
987.  パール・ハーバー
親友同士の男に二股をかけた挙句、生まれてきた子供に死んだ方の男の名前をつけるという、史上稀に見るすばらしいラブストーリーでした。これで泣けたって人は、大変ないい人だと思います。オレオレ詐欺とかに引っかからないように注意しましょう。そして主人公いわく、「日本への空襲は軍事施設に限定された」そうです。映画って勉強になるなぁ~。「インデペンデンス・デイ」を見た宇宙人の気持ちが理解できる映画でした。
1点(2004-07-28 00:57:46)(笑:6票) (良:3票)
988.  トータル・リコール(1990) 《ネタバレ》 
2012年8月9日 レビューを変更しました】 『エイリアン』の脚本家チームがフィリップ・K・ディックから本作の映画化権を買い取ったのが1974年。しかし、たった23ページの原作を長編映画用に書き換える作業は難航を極め、脚本の完成までにかかった時間はなんと10年。その間に6人もの監督が関与するも遅々として企画は進まず、挙句、物語を気に入ったシュワルツェネッガーによって当初は小市民だった主人公が筋肉隆々のスーパーマンに書き換えられ、どう考えても駄作しか生まれようのない状況で本作は製作されたのですが、これが奇跡的に何とかなっているのが凄いところ。この企画に関与した7人目の監督、ポール・バーホーベンの手腕がとにかく圧倒的で、この難物を力技でまとめあげています。。。 バーホーベンは、基本的に『ロボコップ』と同じ方法論でこの映画を撮っています。とにかくスピーディに物語を展開し、観客に考える隙を与えない。『ロボコップ』は、”止まっている時間がまったくなく、かつてないほどスピーディな映画である”と評されてアカデミー編集賞にノミネートされましたが、本作についても同様の編集がなされています。冒頭十数分で状況説明を終えるとさっさと本題に入ってしまい、そこから先は見せ場の連続でラストまで突っ走るという豪快な編集。豪快ではあるが雑ではないところがバーホーベンの立派なところで、ひとつひとつのシーンは驚くほど細かく作り込まれています。鼻から発信機を引っ張り出す場面や、おばさんの顔が割れるとシュワが現れる場面など、やたら印象に残る場面が多いのは監督のセンスのなせる技。また、異常な血糊の飛び交う銃撃戦や、必要以上にグロテスクなミュータントの登場などで独特な雰囲気を作り上げていますが、こうした”規格外”の積み重ねが観客に適度な緊張感を与えることに成功しており、他の平凡な娯楽作とは違う風格を放つに至っています。。。 この企画、一時はディノ・デ・ラウレンティス&デヴィッド・クローネンバーグの『デッドゾーン』チームの手に渡っていたのですが、彼らが製作していれば『デューン/砂の惑星』の二の舞になっていたことでしょう。印象に残る場面はいくつもあるが、一本の映画としてまとめあげることは放棄された珍作に。バーホーベンのように芸術性よりも俗物性を重視する監督が手掛けたからこそ、この映画は無事に完成したのだと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2004-07-26 00:09:56)(良:1票)
989.  アンダーワールド(2003) 《ネタバレ》 
予告編では期待したんですけど、見事に外してくれました。見たようなアクション、まんま 「ブレイド」なバンバイア社会、意外とはじけないライカン、それぞれのキャラクターの薄 さなど、たいていがよくないわけですが、最大の問題は散漫な脚本です。とにかく方向転換 しすぎで、話にまったく芯がないんです。もう少し焦点を絞っていれば、まだ楽しめたと思 うんですけどね。ただし、ライカンがバンパイアの奴隷だったという設定には「ほー」っと 思いました。
4点(2004-07-21 16:19:49)
990.  フェア・ゲーム(1995)
シンディ・クロフォードがわがままなバカ女で、あまりの不快さに彼女の死を願ってしまいました。あ、それってテロリスト視点じゃん。そう感じた時点でこの映画終わってんじゃん。
2点(2004-07-19 00:35:28)(笑:1票)
991.  スパイダーマン2
やたらおもしろかったです。ピーターのしょっぱすぎる生活がブルーな前半ですが、絶妙なタイミングでユーモアを入れてくれるおかげで「X-MEN」のように辛気臭くならないのがよしです。とくに、糸を出せなくなったスパイダーマンがエレベーターで帰るシーンは映画史上屈指の名シーンです。本当、前半のピーターはかわいそうすぎですよ。しかもその悩みってのが「バイトをクビにされた」「彼女ができない」「家賃を払えない」「単位がヤバイ」などいちいち日常的すぎるので、一方なんの特殊能力もない私でも理解可能な切なさでした。スパイダーマンを見に行ったはずなのに、私まで「ヒーローなんてやめちまえ」と思いましたからね(「部活なんてやめちまえ」に近い感覚で)。しかし、その悶々のおかげで後半が活きてくること。スパイダーマンを求めてる人はいる、それを知ってからの躍動感は最高です。そして、付き合いたいのに付き合えないMJ、彼女に正体を見られた時の開放感も共有できました。よかったね、ピーター。スパイダーマンってのは気のいいお隣さんみたいな人なんです。ちなみに私はキルスティン・ダンスト懐疑派なのですが、前作に輪をかけてブ○イク問題は深刻になってませんでしたか?あと、MJの彼氏の宇宙飛行士を見て、なぜか「スピーシーズ2」を思い出してしまいました。
8点(2004-07-15 17:31:46)(良:3票)
992.  グレート・ウォリアーズ/欲望の剣 《ネタバレ》 
奪われたお姫様を王子様が救い出す物語。そんな古典的な題材であっても、バーホーベンの手にかかるとグログロバイオレンスに早変わりします。「中世なんてメルヘンの世界じゃなかったんだぜ!」という御大の熱い主張がビンビン伝わってくる120分。毎度のことながら、この強烈な作家性には敬意を覚えます。 誘拐されたお姫様は古城に幽閉(無傷で)…なんてことが現実にあるわけなくて、本作のお姫様は容赦なく輪姦されます。そのお姫様もお姫様で、貞操を守ろうと必死で抵抗するのかと思いきや、賊の首領に積極的に接近し、身の安全を確保しようとします。これを悪女の振る舞いと見ることもできますが、お姫様のメンタリティなんてそんなものでしょう。彼女達には自由恋愛などなく、家が決めた相手であれば、どんなにキモかろうが、おっさんだろうが、そこに嫁ぐしかない運命にありました。本作のシチュエーションにおいては、アグネスもまた最も高く売れる相手に対してわが身を売った。それだけなのです。こうした、本作の突き詰められたリアリティには感心します。 描写はグロの極みをいきます。頭をカチ割られた尼さんがおっぱい(ついでに陰毛も)丸出しでもんどりうったり、王子様とお姫様が腐乱死体の下で永遠の愛を誓い合ったり、王女様が輪姦される場面では、腰の動きに合わせて少年が太鼓をトコトコ叩くといういやらしい演出が入ったりと、いちいち神経を逆撫でするバーホーベンの過剰演出は、史上最高レベルに達しています。 さらに、その上をいくほど過激なのが、極限状態で露わになる人間性の醜さで、当初は美男美女だった王子様とお姫様の人相がどんどん悪くなっていきます。偶然起こったことを手前勝手に解釈し、悪事を正当化するという信仰の問題点や、その信仰を自分の目的のために利用する人間が現れるなど、本作の指摘は多岐に及び、かつ、深いです。 そんな業にまみれた物語でありながらも、主要登場人物は一人も死なず、それぞれがあるべき場所へ戻っていくというラストには妙な爽快感がありましたが、これには、続く『ロボコップ』にも通じるバーホーベンの人生哲学を感じました。『ロボコップ』では数人の悪党が成敗されただけで、オムニ社という巨悪はほぼ無傷で生き残ったし、マーフィの人権問題も有耶無耶にされたまま終わりました。結局のところ、物事は解決しないまま終わるのだということがバーホーベンの人生観のようです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2004-07-14 16:35:20)
993.  レディ・ヴァンパイア/淫夢伝説
アリッサさんが脱ぎまくる、それだけの映画です。「コマンドー」と同時上映にすれば、人生の摩訶不思議を傍観できます。モーニング娘。の誰かがVシネで脱ぎ要員になってたらショックでしょ。そんな感じです。
3点(2004-07-14 12:39:44)(笑:1票)
994.  殺人魚フライングキラー
一時期は日曜洋画劇場なんかで頻繁に放送してましたよね。そのたびに見てたんですけど、小学生の時には大好きだったのに、中学生になるとショボさがやたら気になりました。最近になって録画ビデオを見返してみると、さらにショボさが気になりました。フライングキラーはあれだけショボい出来なのに、それでもしきりにアップを使うあたりのセンスがすばらしいですね。これの撮影中にジェームズ・キャメロンは高熱に倒れ、その時にターミネーターの着想のきっかけとなる夢を見たんだとか。「ターミネーター」のDVDで本人が言ってました。それでも「フライングキラー」というタイトルは決して言わなかったので、よっぽどこの映画を憎んでるんですね。フライングキラーのプロデューサー達を「人間のクズのような連中」とまで言ってたし。
4点(2004-07-13 19:21:36)
995.  ダンテズ・ピーク
前半が異様に退屈で、やっと噴火がはじまる後半に大期待だったんですが、後半もつまらない・・・。あのばあさんとか、ガキどもとか、犬とか、車とか。あと、調査隊のリーダーが「遊星からの物体X」で頭から足が生えてた人だったので、画面に映るたびに笑ってしまいました。子供は勝手に車を運転してガンコばあさんを迎えに行くわけですけど、「もういい加減にしろ」って感じで、その後の災難が全部自業自得にしか思えないんですよね。「ブロブ宇宙からの不明物体」みたいに、子供のうちの片方を殺してしまえば盛り上がったんですけど。そういえば、プロデューサーのゲイル・アン・ハードってのはジェームズ・キャメロンの元妻、そんで主演のリンダ・ハミルトンは当時のジェームズ・キャメロンの奥さんでしょ。アメリカ人ってのはわかりませんわい。
3点(2004-07-13 15:40:54)(良:1票)
996.  ダークマン
まだ好き放題やってた頃のサム・ライミの悪ノリが炸裂する映画です。冒頭のシーンから悪ふざけの固まりで、「武器を捨てろ」と言われて素直に従うのはいいんですけど、銃だけでなくヌンチャクやアイアンクロウが転がってるのに注目。義足がマシンガンになってるアイデアもナイスですが、その義足の男がマシンガンを撃つ時には片足でピョンピョンしてるのもいいですね。そして話題のピンクの象はもちろんのこと、敵を落とし入れるべく、デュランに化けて悪さをするダークマンの姿も最高です。コンビニ強盗をして、防犯カメラをにらみつけながら「俺の名前はデュランだ」。化けてる最中に本人と出会ってしまうあたりも大爆笑でした。その時のダブルデュランの表情や、困惑する手下のリアクションが最高なんですよ。こんな感じでのびのびとやってたサム・ライミですけど、「キャプテン・スーパーマーケット」を頂点に悪ふざけに疲れたのか、その後は大人の仕事をしてますね。「ダークマン」のファンとしては、それまでいっしょにふざけてた友達が、受験勉強で遊べなくなったようなさみしさがあります。
8点(2004-07-08 19:16:21)(良:4票)
997.  バーブ・ワイヤー/ブロンド美女戦記
パメラ・アンダーソンが期待以上にハマってるのがいいですね。まぁ、彼女はもともと顔も体も人造っぽいので、その時点でこの役にはうってつけなんですけど。で、アクションの質がエライ高いのにもビックリ。正直、ぜんぜん期待してなかったので、ここまでクォリティーの高いものが見られるとは思ってませんでした。映像のかっこよさには本当に驚きます。願わくば、もっと話が面白ければ・・・。
7点(2004-07-08 18:06:17)
998.  ラスト・キャッスル
「ダイハード」が極めた行き当たりばったりの対処型アクションではなく、頭を使った作戦の元に展開する計画的アクションにハマりました。地味な映画なので、その分クライマックスへのカタルシスを存分に味わうことができます。ここ最近のアクションに食傷気味の私としては、なかなかありがたい映画でした。
8点(2004-07-08 17:17:37)
999.  野獣教師
おもしれぇ、これ。すでにイっちゃってる邦題に劣らず、豪快に破綻してる話がナイスです。見せ場はやっぱり前半の学園物語。不良相手に説教し、それでも聞かない生徒は窓から放り投げる。これぞ鉄拳制裁の完全映像化ですよ。このやりたい放題がたまりません。少年ジャンプとかで連載してそうですよ。 生徒に聞かせるベトナムの話も感動的で、チャーリー・シーンが部下だった頃、善人のウィーレム・デフォーを置き去りにした話はいつ出るのかと、一瞬期待しちゃいました。
8点(2004-07-08 16:57:06)(笑:2票) (良:1票)
1000.  アウト・フォー・ジャスティス
「刑事ニコ」「ハード・トゥ・キル」「死の標的」、そしてこれの区別が完璧につくことが、私の自慢です。セガール映画はいつも同じですからね。下町が舞台、場末の飲み屋で無意味に乱闘(因縁をつけるのはセガールの方)、ボロい車でカーチェイス、クライマックスでは敵をボコボコにする。ちなみにテロリストものになると「現場にはセガールがいるのか、やったー」と喜ぶ司令部も入ってきます。てなわけですけど、とくに今回の敵は悲惨でしたね。確かにどうしようもないワルではあるんですけど、ラストではもうアクションというカテゴリーが通用しないほど一方的に殴られてました。「セガールさん、もうそれぐらいでカンベンしてあげて」って思いましたよ。
5点(2004-07-08 16:43:12)
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