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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1181.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 
社会的なメッセージとか、その時代の人の営みとか、そういうのが全然ないただのラブコメなので正直、今これを真正面から見るのはツラいなぁ、と。ここからどれだけのラブコメが脈々と現代まで重ねられたことでしょう、という歴史的価値の観点から評価する事は可能なのですが、今の時代の目から見たら、これアカデミー賞どころかラジー賞レベルの世界だったりして。ヒロインの父ちゃんが飛行機乗りを毛嫌いしつつ、どこの馬の骨とも判らない新聞記者は無条件で肯定してしまうのが判らんし、ヒロインがそもそもあんなニヤけた横暴な、だけど「俺ってば気が利いてる男でしょ?」みたいなオーラをわざとらしく発しまくってる男にさっさと惚れる理由も判らん、って。今ならヒロインはさしずめパリス・ヒルトンってところですか・・・余計見たくねえ・・・。ゲーブルがズボン脱ごうとするところの編集、ミスってるしね・・・。残念ながら今回は当時の人の心にまで到達する事ができませんでした。クラシックを楽しみましょうって広い心構えがあってこそですかねぇ。ってこれじゃ控え目か? あにやん、キャプラをノーラ・エフロンのできそこない扱い、ってくらいのレビューの方が良かったですかね?
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-27 17:01:00)(良:1票)
1182.  ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー 《ネタバレ》 
なんじゃこら。そこら辺にゴロゴロ転がってそうな(本来ならビデオスルーされそうな)フツーのB級アクション映画。『ストリートファイター』の看板をぶら提げる意味すらないようなレベル。ゲームの映画化が陥りがちなコスプレ大会状態を避けまくったら(あ、バルログだけ例外)、なんの映画だか判らなくなっちゃいました、みたいな。少ない予算をどこか一点豪華主義で使えば良かったのに、均等にあちこち割り振ったために全てがハンパにショボい、っていうのが見て取れるのが大変イタいです。アクションはチョボチョボ、上手く繋がってないドラマがダラダラ、超人状態なゲームの技を無理して出す必要はないとは思いますが(一応微妙なスピニングバードキックと気功拳は出てきますケド)、ゲーム的な部分を排除しまくっているがゆえ、ファンを喜ばすネタも殆ど存在せず、一体誰がコレを喜ぶのよ?と。いっその事『DOA』くらいバカだとまだ楽しめるのですが、ハンパに真面目だから困っちゃう。たとえヘロヘロなアクションでも春麗が最初から最後まで頑張る映画だったらまだ面白かったのでしょうけれどもね、下手にソツなく八方美人な映画作ろうとしちゃうから・・・。個人的には原作に忠実な、極端な筋肉ボディの春麗が見てみたいものです。歴代の実写春麗は宮前真樹も水野美紀も、このクリスティンも華奢なお嬢様過ぎだぁ。
[映画館(字幕)] 4点(2009-03-07 20:39:08)
1183.  リーピング 《ネタバレ》 
こういう映画を見てると、キリスト教圏の人々の信仰心ってぇのがどうもよく判らなくなってきますなぁ。聖書をホラーの題材にして「ほーら恐いでしょ!」ってのはアリなのかねぇ? 映画のイメージの貧困さが、逆に安心感を与えてるのかもしれませんけどね。閉鎖的な田舎町を舞台に、ミステリアスな話が展開するのかと思えばVFXバンバンなエンタテイメント系ホラーだったりして、身近じゃない絵空事状態、聖書が著してる事がこの程度のモンなら、自分は関係なさそーだねぇ、みたいな。映画が言わんとしている事とは反対で、聖書も現実の向こう側のエンタテイメントの世界、って。皮肉なモンだ。さて、『オーメン』の出来損ないみたいなこの映画、何がイカンって、女の子のキャラが全く見えないままにクライマックスに突入しちゃうんで、オチまで含めて迫ってくるものがないところ。『ジョーズ』の鮫並みに登場シーンが少ない上に、設定上、色々と隠しているために、ただ怪しい女の子ってだけで引っ張らざるをえない状態で、無理あるなぁ。もっともクライマックス以前に、災い関係全部ホンモノだった!って時点でささーっと褪めちゃいましたけどね。悪魔って、創作上の制約ナシのなんでもアリな便利な存在なんだもん。
[DVD(字幕)] 4点(2008-02-26 00:40:28)
1184.  ハッピー・フライト(2003) 《ネタバレ》 
乗客の中にジョージ・ケネディがいた時点で、ここからパニック超大作に突入?と期待させましたが、何も起こりませんでした。残念。さて、なんとも安い映画です。見るべきところが殆どありません。フェミニズム系映画のように見えながらバリバリ保守的な状態ですし、笑えるのはほんのちょっと。キャンデス・バーゲンに裏がありそうに見えて、ただのいい人だったり、国内線配属になってしまう原因が悪だくみで本人の問題ではないので、成長の物語になってなかったり。実はなんでもできる万能型な人間が周りの影響であれこれダメなんだという、なんのためにもならない設定なんですよね、これ。それにしてもグウィネス、仕事選びましょうよ。アカデミー主演女優賞受賞女優が、なんでこんな安い映画に出なくちゃならない訳? 設定年齢的にも無理があるし。エージェント変えた方がいいかもしれませんよ。
[DVD(字幕)] 4点(2008-01-24 16:36:50)
1185.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
平日、六本木のガラガラなシネコン、日本人の方が少ないよ!って状況で見ましたが、エンドクレジットが始まった瞬間に外国人の皆様、一斉に笑い出しまして、それが「あーあ」って笑いで妙に連帯感を抱いたりして。なんと言うか『復活の日』ミーツ『続・猿の惑星』みたいな。穴だらけの腑抜けた脚本で、中学生が書いたような代物。ウィルスが低温では感染しませんって、そんなのシロウトだって考え付く事でしょ。そこに3年間、全く考えが至らない主人公は一体何者なの?と。「たまたま免疫体質」という都合のいい設定の彼の行動は全てにおいて浅はかで、共感できません。大体、太陽光、特に紫外線に弱い人達を相手にするのならば、ピカピカ紫外線マンとして武装できるでしょ? なんでしないのよ? 人類の存亡を賭けた、って映画のクライマックスの舞台が一軒家。ラストにかけての投槍な展開には呆然だわよ。どこかで見た映画を寄せ集めて、お金かけて外観はそれなりに仕上がったけれど、中身は酷く空疎な映画に仕上がったって感じ。映画を作る人達にディティールに対する拘りがないようで、それが反映されて主人公の見せる拘りが効果薄くて、終わってみれば非常に淡白な印象なのでした。人類イムホテップ化計画の映画が見たい人にお薦め。
[映画館(字幕)] 4点(2007-12-18 16:49:55)
1186.  トランスフォーマー
中学生なら楽しめるんだろうなぁ、と思いつつ、じゃあ自分が中学時代にコレ見たら、本当に楽しかったか?っていうと多分あんまり楽しめてないだろうなぁ、なんて。自分には徹底的にマイケル・ベイマインドが欠けてるようで。例によって物語に大して重要でないエピソード、ちっとも役に立ってないキャラクターが大量動員されていて、いい加減ウンザリゲンナリ。前半1時間くらいで飽きました。予告で見た時には、『トランスフォーマー』とは名ばかりの、メカ生命体侵略話か?って感じでワクワクしたんですが、蓋を開けてみれば、きっちり『トランスフォーマー』だったりして、ファミコン版のコンボイの謎って結局何が謎だったんだろうねぇ?なんてどうでもいい事を思いながら見てました。なんだかカメラワークで誤魔化されてるようなバトルシーンと、繋がってないカットで(この映画にはモンタージュ理論って言葉はないのきゃ?)、映画に集中しろ、って方が無理な状態で。シネスコ、DTS、THXってせっかくのステキな環境で見てる事も、どうでも良くなっちゃった。メカメカしいモノがガチャガチャ動いたりぶつかったりしてる感覚は面白かったです。それもあんまりクドイと煩わしいですけどね・・・。
[映画館(字幕)] 4点(2007-09-01 18:14:54)
1187.  シャーク・テイル 《ネタバレ》 
どう?デ・ニーロとスコセッシが会話してるんだよ、面白いでしょ?みたいなノリで全編支配されていて、なんだかなぁ、と思いながら見てました。「ジョーズ」や「タイタニック」のネタに関してはパロディと呼べる状態ではなくて、まんま出してみました、ってだけですしねぇ(ローズのスケッチ画なんぞモロに出されても何が面白いのかワカラン)。とにかくアメリカン過ぎるのがいけません。正直なところ、会話、パロディ、生活描写、音楽、感覚、全てアメリカ人以外お断りな作りになっていて、もしコレが世界中の子供達が楽しめると思ってるならば、随分と思い上がったモンだなぁ、と。擬人化された魚の世界を描くにしても、もう少し普遍的なオリジナルのデザインにしてくれれば、まだ楽しめたんでしょうけれどねぇ。安易に既成のデザインに頼ってる時点で底の浅い映画。その上、キャラに魅力がなくて、メイン2匹が見ててイライラするばかりっていうのがとってもつらいです。成り上がった者の虚しさとか本当の幸せとか、なーんのヒネリもないベタな物語を見せられても今更何を感じ取れと言うの?って思ってしまいますし。どうもドリームワークスのアニメは毎回俗っぽく軽薄になり過ぎで好きになれませんわ。
[DVD(字幕)] 4点(2006-10-24 01:03:30)
1188.  トレジャー・プラネット
最近のディズニーアニメ(ピクサーを除く)は安易な感情移入を拒むかのようなキャラクター設定をしているような気がして仕方ありません。てか、主人公を始めとして見ていてウザいキャラが多すぎ・・・。生身の人間ならば伝わってくる感情も、アニメの単純な表現では単なるイライラ小僧だったり、単細胞的に気分が変わる悪人だったり。主人公の成長物語だけに絞った事で、物語にゆとりがなくなり、入り込めないとひたすらツラい、という映画になってしまっていると思います。ヒロインとなる存在くらい設定すれば良かったのに。「宝島」を「スター・ウォーズ」風に描いてみました、ってところから生じる安易なデザインや視覚効果や展開が、ディズニーアニメ部門の混迷を感じさせて、その末路を知っているだけに複雑な気持ち。第一、この規模のアニメ映画を作るのに、一体どれだけのスタッフを動員してどれだけの製作費をかけているのよ?と。一から十まで日本のアニメに学べ、とは思いませんけど(テレビで垂れ流されている記号化されたアニメとか、アニメーターの安い賃金と過酷な労働時間を考えたら、日本のアニメだって改善されなくちゃいけない事はいっぱいあります)、この映画の数分の一の規模で製作されている日本製のアニメが、なんで世界で支持されているのか、なんでアニメーションにおけるディズニーブランドが失墜してしまったのかを研究して、再び世界のディズニーアニメを復興させて頂きたいと切に願います。あ、もちろんディズニー製萌えアニメ作れ!ってワケじゃないですよ。
[DVD(字幕)] 4点(2006-07-26 00:16:32)
1189.  デンジャラス・ビューティー2 《ネタバレ》 
ハリウッド映画では、どうして続編になると前作でくっついてたハズのカップルが別れてしまうんでしょう? きっと脚本よりも役者の事情が優先されるんでしょうね。だけどそれであっさり前作を壊しちゃうんだもんなぁ。さて、今回は前作の完全な後日談となっていて、前作頼りな設定と展開なんですけど、これがあーんまり面白くないです。前作のミスコン設定はもう使えませんから、ミスコンで入賞しましたって部分だけを頼りに物語を進めていて、それに刑事モノお得意のバディムービーのスタイルをくっつけてみました、という状態。このバディムービースタイルに新鮮味がないどころか、どうも上手く映画の歯車が回っていない感じで気持ち良く進んでくれません。今回、核となる事件部分が映画を動かしてゆくだけの力を持ってない上に、前作にあったミスコンへの挑戦から晴れの舞台までの流れにあたる存在がなく、結末に急がせないための回り道ばかりが目立ってしまって退屈、という感じ。結局、1作目で完結しちゃってる映画だったんですよね。設定に縛られて無茶できないくらいなら、いっその事「スーパーマン」みたいなふごふご笑いのダサい捜査官とスーパーモデル風捜査官の二面性を前面に押し出したスーパーヒロインものにでもしちゃった方が良かったのにね。
[DVD(字幕)] 4点(2006-06-30 00:19:34)(良:1票)
1190.  ヘルボーイ
退屈な映画だなぁ! 1日目30分で寝て挫折、2日目45分くらいでまた寝ちゃって、顔バンバン叩いて目を覚まして3回目にしてやっとこさ完走しました。まあ、元々セルマのためだけに見てる状態ですからねぇ(セルマが出てくるのは50分くらい経ってからなのだ・・・)。なんか邦画のCG系映画とよく似てるんです、これ。主人公周辺のみがセット&CGで描かれるだけの世界。彼らが生きている世界は、彼らの周囲にしか存在していないような感じ、普通の人々の普通の生活なんて存在していないような気がしてしまう状態。それじゃ入り込めるスキが全然ないんですよね。極端に言えば4畳半を舞台に世界崩壊の危機だ!って言ったってピンと来ないようなモノ(それをピンと来させる事ができれば、それは凄い才能なんですけどね)。キャラは面白いんですけど、そのキャラを活躍させてあげられるだけの設定、物語、舞台を与えてあげてない状態ですね。ワイヤーとCGが主体のアクションは「またですかぁ・・・」って状態で、アメコミの実写&CGアニメ映画化、もうお腹いっぱい。いい画が撮れてるなぁ、って箇所もあるにはありましたけど(「お父さん」の葬儀のシーンでの縦移動)、それはセルマ・ブレアって女優の持つイメージを綺麗に描けてる、っていう意味で「いい画」だったりして(彼女はやっぱりこういう陰の役、ブルーな色の役がよく似合います)、だからもー個人的には彼女の出演シーンだけでまとめた20分かそこらの映像のみで十分満足なカンジがしないでもなく。彼女のプロモーションビデオとしては、長過ぎでしたわぁ。
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-27 23:54:49)
1191.  セント・アイブス
シブい映画がいっぱい上映された70年代の渋谷東急。私はどんな映画かも知らないままここに入る、という事を繰り返しておりましたが、そんな中の一本、ブロンソンのこの映画はワケ判らん、という状態でした。とにかく見せ場らしい見せ場、メリハリがあまりなくて、とりあえず儲け話がゴチャゴチャしてイヤな事に巻き込まれたのだなぁ、ジャクリーン・ビセット綺麗だなぁ、そして、めちゃくちゃジミで退屈な映画だなぁ!という記憶が甦ってきます。全体的にとってももっさりとした映画だったと記憶しているんですよ。やたらややこしい物語なのに淡々。死人がぼろぼろ出るのに淡々。この頃の私はいろんな映画見ようと、そして理解しようと背伸びしてたけれど、いかんせん当時のお子ちゃまには70年代のシブさは苦い雰囲気ばかりを与えたのでした。
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-08 00:57:50)
1192.  ハーパー探偵シリーズ/新・動く標的
「タワーリング・インフェルノ」を見てポール・ニューマン、カッコイイ!と思って見に行きましたが、中学生の私にはこの映画、何が何やらストーリーがゴタゴタしていてワケ判らず、みどころと言えば水責めにあうシーンくらいのもので、えーと結局なんだかんだゴチャゴチャしてるけど、この人が犯人だったのね、という事だけが判り(いや、しかし、今この映画のストーリーを調べてみると、どうやら違うらしいや・・・)、見終わった後の印象と言えば、ポール・ニューマン、あんまりカッコよくなかった・・・と。背伸びしていろんな映画を見た中学時代、全く楽しめずに玉砕した映画がいっぱいあったなぁ、と懐かしい思い出の一本でありました・・・と書きたいところでしたが、当時この映画を見た映画館で痴漢に遭って映画をちゃんと見ずに(それはピーター・フォンダ主演の「ダーティハンター」って映画でした)途中で飛び出した思い出も一緒に甦って苦々しい気分になっちゃいましたよう。
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-07 23:23:10)
1193.  プリティ・プリンセス 《ネタバレ》 
メガネかけてる時はマイク・マイヤーズ(つーかオースティン・パワーズ)、メガネを取るとブレンダン・フレイザーに似ている主人公が、さあいよいよキレイになりますよって期待したら・・・レブロンビューティーじゃん・・・。メイキャップアーティストのセンスがアメリカン過ぎだぁ。それでも自在な表情はその枠からハミ出す個性を持ってて、なかなかに魅力的。それだけに、途中からのバカくさい展開にはガッカリ(ビーチパーティのあたりですね)。もし私がこの映画の脚本家だったとしたら恥かしさに自殺しますな。そうじゃなくって、プリンセスとしての自覚に目覚めてゆく過程というのを見せて欲しかったんですけど。登場人物が整理されてなくって、あのモミアゲ少年と最終的にキス、って展開もちっともドラマチックに迫ってきません。「お前、ちっともドラマに絡んでなかったじゃん」って。意地悪チアリーダーもチャラ男も不要、アレもコレもとがちゃがちゃ盛り込まず、単純に庶民の娘とプリンセスとの落差を描くだけでいいと思うんですけど。ミアのリアクションだけで十分に楽しいのですから。
[DVD(字幕)] 4点(2005-12-05 00:20:04)
1194.  シン・シティ 《ネタバレ》 
楽しいけれどメチャ退屈。綺麗だけどやたら汚い。気持ちイイけどすっげー気持ち悪い。好きだけど大嫌い。ビミョーなズレが大きなスレ違いを生じてゆく、まるでカオス理論のバタフライ効果の如き映画でした。あとほんの少し違っていたら、私はこの映画を大傑作10点満点にしていた事でしょう。でも、そのほんの少しの違いが私にとっては大問題なのでした。その映像表現は最高でも、材料となる題材が食人やドメスティックバイオレンス、売春、少女強姦では、ひたすら不快感・嫌悪感ばかりが先行してしまいます。男のカッコ良さが、そういう嫌悪感の払拭という前提の上に成り立っているのって、どーなんでしょ? それに、肉体を使っての戦いが痛いほどに描かれているのですが、そこまで直接的表現をする必要があるのかどうか。まるで70年代の東映やくざ映画の如き世界に辟易。「キル・ビル」が私にとって傑作まで昇華されたのと、どこが違うのかと言えば、バイオレンスに映画的な美学が感じられなかった点でしょうか。絵空事としての暴力を割り切ってる点では同じでも、様式美としてのチャンバラオマージュの「キル・ビル」と違って、ホラー的な嗜虐趣味に彩られている感じ。ホラーが嫌いな私としては、やっぱり受けつけない世界ではありました。あと、映画のテンションがバラつき気味で、生首争奪戦が終わってからも続く映画に、いつ終わるの~?と時計とにらめっこ。ホンネを言っちゃえば、なんかもーミホだけでいいや(笑)
[映画館(字幕)] 4点(2005-10-26 21:59:33)
1195.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
27年間の感慨に思いっきり耽ろうと思ったのに、えーと、はい終わり終わり、もーいーや、終了、って気分になっちゃいました・・・。マニアを喜ばせる旧3部作へのリンクは、エピソード、メカデザイン等、そりゃもうしっかり網羅されてますけどね、肝心の映画としてはどーなんでしょ?コレ。シーンが多過ぎるために、ブツ切れで流れなんてモノが無視される構成(十数秒ほどのシーン続出)、アナキンが暗黒面に堕ちる過程には時間を割いていても、ちいとも説得力を伴って来ず、そこだけダラけてる感じ、なんの意外性もなく展開する物語・・・。いくら、元々大筋は判っているとは言え、少しは新鮮な驚き、感動が欲しかったんですけどねぇ。殊に中盤以降はエピソード4に繋げるために、物語がどんどん先細りしてゆくような感じで、見た事のない映画なハズなのに、とうの昔に既に見ているような印象。こんな映画?って頭の中に思い描いた通りの映画でどーすんの。ラスト20カットほどに至っては、私が予想したまんまの映像なんで、笑えて、そして激しく萎えました(いや、正確には頭の中ではあの後、もう1カット、夫婦の前から去ってゆくオビ=ワンの後姿、というのが入ってたんですけど)。その後、デススターの設計図を盗み出す作戦が描かれて、外交船内のR2-D2とC-3POが描かれて、スターデストロイヤーがのしかかってくる、なんてラストシーンだったら拍手喝采、点数も3点ほど上がったんですけどね・・・。考えてみれば「帝国の逆襲」を除いて、どれも状況や過程を描いてはいても、ドラマは描いてない、みたいな感じがします。上っ面描くばかりで、ルーカスが「あとは各自脳内補完よろしく」と言ってるようで。暗くてグロくて、なんかもう一度見たいとは思いません・・・。めちゃくちゃガッカリ・・・。
[映画館(字幕)] 4点(2005-06-25 22:00:59)(良:4票)
1196.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
「帝国」があんまりオリジナルから変わってなかったので、「ジェダイ」もそうなんだろうなぁ、じゃあ、あんまり見る意味ないよなぁ、と思いつつも、3作品連続なチケット買っていたので観賞。えーと、大きく変わってたのはコルサントで喜ぶ人々が追加されたのと、ラストの音楽くらい? 森のクマさん大作戦&グダグダ主役メンバーまで変更されるワケはないですもんね・・・。ところで、映画で使われたスターデストロイヤーのミニチュアやマット画を美術展で見た事があるのですが、どれもワリとチャチでラフなんですよね。でも、それがフィルムに焼き付けられてスクリーンに投影されると、目を見張るような存在感が。映画のマジックを実感したものでした。
[映画館(字幕)] 4点(2004-10-23 00:49:35)
1197.  テックス 《ネタバレ》 
青春期の苦悩を描いたマット・ディロン主演の映画、という事で「アウトサイダー」を思い出さずにはいられないのですが、これは良くも悪くも良識的な範疇に収まった映画でした。田舎に暮らす兄弟の金もない生活は、荒んで落ちてゆく事を容易に予感させますが、ディズニーブランドゆえのお行儀の良い転落と甘いハッピーエンドが約束されてしまっているような感じ。常に映画に抑制がかかり続けていて、そのために鮮烈なイメージを残すような事はありません。やはり、登場人物に強い個性付けがないと魅力が感じられずにツラいですね。悪い人は、なんとなく中途半端に悪い人、いい人はめちゃめちゃいい人な映画、そこから生まれるのはヌルいファンタジー、って感じでした。何しろ撃たれても強い教訓を残すほどのドラマのうねりがあるワケじゃなくてめでたしめでたしですからねぇ・・・。
[映画館(字幕)] 4点(2004-09-08 02:59:28)
1198.  地獄の7人
思えば80年代はまだまだ色濃くベトナム戦争の影を残していましたね。なんとかアメリカ人としてベトナム戦争の答えを見つけ出したい、という足掻きを感じた映画でした。でも、結局はアメリカ人側のアタマの中だけで完結させようとしているがゆえに、戦争アクション映画としての価値以上のものは感じられませんでした。大義、正義を織り込む事に、無理があり過ぎなのですわ。皮肉なラストシーンにしても、そこにあるのはごく感傷的な、メッセージとして捉えるにはあまりに脆弱なものですし。起点となる動機から展開する物語に違和感が付きまとい「もっと誠実さを入れ込む道を選ぶか、もしくは大義に縛られる事なく英雄譚としての割り切りの道を進むかしてくれないかなぁ」と、私としては見ていてとても居心地の悪い気分が続いたのでありました。
[映画館(字幕)] 4点(2004-07-24 01:55:51)
1199.  プライベイトスクール 《ネタバレ》 
名画座のフィービー映画三本立てで見た一本。他のフィービーモノに比べて、お下品タップリ、映画としてちゃんと物語が流れてなくって、とにかくひたすらエッチにしか向かってないとゆー状態。シルビア・クリステルは「エアポート’80」でマトモな女優になり損ねたのか、まーたお色気専門要員として登場してるし(しかし、さすがに年齢的にアレなので、ばばーん!と見せるワケにはいきません、ってカンジが淋しさを誘います)。今となっては、ラストの、みんな並んでお尻ぺろーん、くらいしか印象に残ってない映画でございます(それも横からのショットじゃあねぇ、って何言ってんだ・・・)。
[映画館(字幕)] 4点(2004-06-16 00:06:52)(良:1票)
1200.  102
なんだかデジタル上映の画像が暗くって、全体的に暗いイメージがしちゃってて、それがマイナスに作用したのかもしれませんが、それにしても前作に比べるとひっかかってしまう部分がかなり。舞台が広がったにも関わらず、描かれる範囲がごく限定されている感じなので前作よりも狭い世界の印象がしましたし、実質的にクルエラを主役にした事で、他のキャストがちっとも目立たず、主役らしきカップルでさえ、なんのために存在してるのやら状態。犬達の存在までもクルエラに食われてしまった印象で、いくらクルエラファンの私としても、もう少し周りがシャキっとしてくれないとねぇ、なんて思ってしまいました。いっその事、犬の出ない、グレン・クローズ演じるクルエラ映画を作ってくれた方がいいんですけどねぇ。
[映画館(字幕)] 4点(2004-03-25 14:56:58)
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