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rhforeverさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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121.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
 まず、映画のキャストっつうか、ぶっちゃけヒロイン、女優を最重視する自分のような人間にとって、この映画の評価は7点未満はあり得ません。なぜなら妖精が妖精(エルフ)の役を演じてるから。実に綺麗ですね。リヴ・タイラー。3部作を通じて彼女が出てくるだけでもう、かなり萌えます。アラゴルンはうらやましいですね。国王になるわ、あんな綺麗な嫁さんもらうわ。でも、この二人が幸せになるラストは自分的には大満足です。  また、ファンタジーとして見ても、しっかりした世界観、架空世界の枠組み、それがきちんと説明されながらも決して饒舌になってないところ、また伏線のきちんと回収されているところとか(なぜ、スメアゴルのような不愉快な存在を殺してはいけないかとか)は、さすが名作と言われるだけのことはあります。  しかしながら、その反面、この映画はやはり原作ファン向けであり、逆に原作を知らない人間には少し引っかかる敢えていうとご都合主義的な説明不足の点も。  一番、違和感があったのが、ものすごく強いものとして表現されている存在に対して、弱い存在があっさり勝ってしまって、そのことに対して説明がされてないところ。  例えば、大勢の屈強の兵士を苦しめた龍の首を、多少剣の心得があるとは言え、女性がごく簡単に刎ねてしまうとか?あるいは、これは第一部になってしまいますけれど、魔力を持った数騎の黒い騎士たちが、ホビットを襲っても防がれるとか。(そもそも、野菜を盗んで逃げ回ってたホビットが、何にも訓練もしないのにオークと互角以上に戦ってる時点でもう)  強い、強いと表現される存在が実際は大して強くなく、弱い弱いと表現される存在が案外強い。だからあまり弱いものが強いものに勝つカタルシスを感じることが出来なくて。 もちろん、原作ファンなら納得できる説明を知ってるんでしょうがね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-24 11:11:14)
122.  ラブ & ドラッグ
アン・ハサウェイって決して典型的な美人じゃないんですよね。そういうには、あまりにも眼と口が大きすぎる。でも、その眼!深い思いを込めて相手を見つめる眼差し。 たまらなく魅力的です。  映画そのものも凡百の難病ものと誤解されそうですが、そうではなく他人に理解され受け入れられ愛されることがどれだけ幸せであるか、しみじみと感じさせてくれるものでした。(特に自分のような主人公と同じ発達障害を持って生きてきた人間にとっては)  ただ、ラスト近くのコメディパートは不要と感じたのでそのぶんだけマイナス。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-11-22 08:47:05)(良:1票)
123.  ハリー・ポッターと謎のプリンス 《ネタバレ》 
平成24年11月5日全面改訂。 久しぶりに見たら、つくづくつまらなかった。(自分当直の時間つぶしに映画を見ることが多いんで、意識を失うほどつまらない映画って本当に困る)  まず、ほれ薬がどうしたこうしたの恋愛モード、実にくだらない、退屈極まりない。塚、魔法界に大きな危機が迫ってるという緊迫感はどこに行った?シリウスを殺された悲しみは?(むしろ、与えられた使命に押しつぶされそうなドラコに感情移入してしまったw)   それでも女優が綺麗だったらまだ興味をひかれただろうが、エマ・ワトソンを除くとごくごく平凡な容姿の女優さんたちの恋愛を関心持って見ろと言われても……(思えば、彼女はイギリスの映画界としては奇跡的な存在ですねw)  それと実は本筋もつまらない。魂を分離してあちこちに分けておくとか。なぜ、わざわざ主人公たちにとっかかりやすい弱点を残す?意味不明。そして、その謎をさぐる方法ときたら!前作まではまだいろんな要素が絡み合っての面白さがあったけれど、今回は「先生に取り入って本当の過去を教えてもらえ」 最初から、最後までこれだけ。単調というか芸がないというか。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-05 12:27:48)
124.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 
 故障して発進できないシャトルのエンジンを叩いて直すロシアの宇宙飛行士がつぼです。全く個人的ですが、この人と、「史上最大の作戦」で装甲車を叩いて直すイギリス人将校と、のび太のママを世界三大叩き直し名人に選びたいと思います。(なんじゃそりゃ)  ストーリーに関しては、ここまでコテコテにしかも宇宙飛行士とその家族にだけ焦点を絞ってもらえれば満足です。(程度の差はあってもSFなんて壮大な馬鹿っ話なんだから、細かいことをいちいち突っ込んで楽しめないのは気の毒だと思いますが)  泣くつもりは無かったんだけど、主人公の死ぬ間際の回想でちょっと危なくなって、主人公と対立しまくった軍人のパイロットが、彼の娘に父を褒め称えたところでもっと危なくなって、車のかげから小さい影が飛び出たところで号泣でした。  全員が死んでしまって彼らのおかげというよりは、何人かは生き残ってきちんと幸せをつかむエンディングの方が後味いいですね。  ま、馬鹿映画であることは間違いないんであまり高得点をつけたくは無いんですけど、リブ・タイラーの信じられないくらいの美貌にプラス3点でこの点数です。 (実は洋画の楽しみに目覚めたのがほんとに近年なんで、美人女優好きとしては、ほんとに遅かったなと最近残念に思うこと頻りです)  平成14年11月追記 ブルーレイを購入して。カット版の方が完全版より優れてる映画って、これが初めてです。とにかく前半の地球部分のくだらなさ、冗長さ。おそらく真面目な人はあそこで嫌になるのでは。延々とハリーがAJを銃で追いかけまわすシーン。メンバーを呼び集めるシーン、検査での悪ふざけ、酒場での乱闘。皆不要。最低30分は削れる、塚削れるべきかも。しかし、それにも拘わらず後半、ラスト10分間の盛り上がり、密度は素晴らしい。筋がわかっててもハリーの死の間際から号泣したんで、自分でも呆れながら+1。ブルーレイ買ってよかった。
[DVD(字幕)] 9点(2012-11-01 18:55:38)
125.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》 
 マグナ・カルタを平民が作成したりとかフランス王がイギリスに侵攻したりとか(史実は逆)あいかわらず突っ込みどころの多いストーリーですが、ま、ロビンフッドそのものがフィクションですから、それほど気にもなりませんでした。  むしろ、投石器で投げられた石が爆発するような他の中世ものと比べると、随分リアルな戦闘シーンは好感が持てましたし、あるいは史実に即した王と国民との共存を求めるマグナ・カルタの内容=主人公の主張も快適でした。(従来のハリウッドものなら、いきなり王を廃止して共和制とか言いかねないですからねw)  主人公達も悪くは無かったですが、人間としては、一見馬鹿殿そのままに見えながら、国難に際してはとりあえず国民を纏め上げるジョン王とか、あるいは命をかけてまで、自分の生まれた国よりも夫の国を救うことを選ぶ王妃とか、脇役の人物像が面白かったです。  あと、マリアンが出陣してきた時、「エリザベス女王来たあああ」と突っ込んだのは私だけですか?w 平成24年再見。全体に悪くはないんだけれど、すごく面白かったり、あるいは胸を打つものが感じられなくて。主人公の戦う動機が弱いんじゃないかな。例えば、父の遺志をついで自由な国を作るために国王と戦うくらいのストーリーなら、もう少し感じるものがあったかも知れないんだけれど、自由な国を王に認めさせるために、とりあえず外国の侵略者と戦うって、なんか迂遠でいまいち盛り上がりに欠けません?情念的にも、ちょっとマリアンのお父さんが殺されたくらいでは、やはりまだまだ物足りないし(言ったらなんだけれどもともと老い先短そうだしw、だいたい自分からかかってったわけだし) まあ、この製作者が出鱈目な設定で映画作るのには今更呆れもしませんが、一介の石工が自分で近代的な人権思想を生み出し、息子がその実現のために戦うって、人を感動させるためにはあまりに薄っぺらじゃありませんか? それからクライマックスの戦闘シーンも、なんでイングランド軍が勝ったかよくわからないままに、勢いで勝ってしまう面白みのないものでした。(しかし、前が開く上陸用舟艇風の船には爆笑でしたね。あれといい、あるいは海底に沈んでいく兵士たちといい、今のハリウッドには上陸戦を描写するときは必ずプライベートライアンをパクらなければならないという不文律があるんでしょうか?w)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-29 10:16:26)
126.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
 まず、誰もがおっしゃるオマハビーチでの迫力ある戦闘シーン、それから最後の方の、ミラー大尉が敵戦車に向かって拳銃を撃ち続け、もう駄目だと思った次の瞬間…… この二つだけで戦争映画ファンとしては見る価値ありで、8点は確定です。 あと思ったことは・アメリカ本土で、あの兄弟のことを発見したおばさんは、ものすごく優しい善意の人だと思います。ただ、戦場というものを全く知らない彼女の、善意、優しさのために死ななくていい人が何人か……・ミラー大尉は任務を遂行してというような受け止め方をされてる方が多いようですが、単純にそう言いきっていいでしょうか?ライアンが死ななかったのは、あくまで偶然、僥倖です。本当に任務を遂行するつもりなら、ライアンを拘束、強制しても連れ戻してこそ、本当の任務遂行と言えるんじゃないでしょうか? 平成24年10月22日追記 少し上記とダブりますが、やはりミラー大尉の行動は間違ってるし、ライアンは少なくともあの場ではた「よく」なかったと考えざるを得ない。端的に言えば、たかだか4台の戦闘車両と50人の兵士からなるドイツ軍部隊が橋を越えて逆襲してきても重大な結果を引き起こしたとは到底考えられないし(そのことを結末の連合軍の戦闘爆撃機の編隊と大部隊の出現が如実に示してるわけで)、また少なくとも全然別の任務で訪れ、なぜか一切の情報手段を持たないミラー大尉が、橋を突破されることが重大な結果になると判断できる材料もない。命令を受けているわけでもなければ、戦略的な見地から絶対免れないわけでもない、そんな戦闘、しかもかなり不利な戦闘にミラー大尉が部下を引きずり込んだのは、単に感情レベルでライアンに動かされたから。人の命を預かる指揮官としてあまりに幼稚じゃありませんか?しかも、そんな行動を英雄的なものと描く映画のトーンもおかしい。ライアンに銃突きつけて拘束して帰れよって思ったのは自分だけかな。少なくとも兵士が将校に向かって「その命令は聞けません」というのが重大な規律違反だし、合理的な理由もなく兵士の感情に動かされてしまうのは、将校失格、指揮官失格だと思うのですが。 
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-22 15:53:42)(良:2票)
127.  北京の55日 《ネタバレ》 
 平成24年10月7日全面改訂。とにかく扱ってる題材はいいのに、台本がつまらない。これだけ大きな歴史的事件として、あるいは絶望的な状況で戦い抜いた少数の人々の姿を描くなど、いくらでも描き方があったのに、実際には凡百の恋愛ものが多くのウェイトを占め、少なくとも「義和団事件」を扱った映画として期待されるものは満たしていないと思う。  是非、リメイク希望。(できたら、日本資本で。冒頭で最近の暴動、破壊行動の実写でも入れれば、100年たってもほとんど進歩の見られない民度の低さとか、あるいは清朝とあまり変わらない現政権の夜郎自大ぶりとか、下手な広告よりよほど効果があると思われw)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-07 05:50:35)
128.  ニコライとアレクサンドラ 《ネタバレ》 
生半可なフィクションよりも、史実の方がよほど面白いことがよくありますね。 この映画はまさしくそれです。  ロシア帝国がどのようにして崩壊したか、そしてソビエトという血塗られらた恐ろしい国がどのようにして生まれたか、実によくわかり面白かった。 特に、血の日曜日の最初の一発、主婦達の暴動を鎮圧しに出動したコッサク兵のサーベルが小麦袋に振り下ろされる瞬間、あるいは皇后が宮廷の窓から全ての衛兵が消え去ったことを知る瞬間、歴史の劇的な一瞬を映像できちんと表現できているのが素晴らしかった。  また、ほんの小さなことで歴史が大きく変わっていくこともしみじみと感じた。もし、あの息子が血友病でなかったら、あるいは血友病だったとしても、あっさり赤ん坊のうちに、死んでいたら、あれほど皇帝夫婦の行動に悪影響を与えることが無かったかもしれない、ソ連みたいな国が生まて、50年間にわたって何千万人もの人々を苦しめることもなかったかもしれない。(そうすれば、半島に他国の国民を平然と拉致するような国家も生まれなかったわけで)  唯物史観のサヨの歴史学者とか、あるいは王制というもの本来否定的なアメリカ人の歴史学者とかは、すぐ皇帝とか国王を血に塗れた暴君であるかのように描きたがるけれど、実際にはニコライは単なる勤勉な無能者に過ぎなかったこともよく理解できた。(軍隊ではそういう人間は、真っ先に追放か銃殺すべきと言われてますがw)  ただ、惜しむべきはラスプーチンに本当に霊的な力があったかのような描写は映画の格調を少し貶めていると思う。平成24年9月17日追記。上記に述べたような長所に加え、退位してから徐々に成長していく皇帝の描写も面白かったんだけれど、ただ…… ちゃんとした監督、脚本家の割にはあまりにも平坦な、あえて言うと素人じみた作りの映画じゃないかと。やはりどこかの部分をもっと強調すべきでは。年代順に淡々と事実を並べていくだけでは、どうしても面白みに欠けるのでは。例えば、冒頭に銃殺直前を持ってきてそこからさかのぼる形とか、いろんなやりようがあったと思われ。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-17 12:46:22)
129.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 
平成14年9月10日全面改訂 自由、自由っていったい何のための自由なんだろう。健康な子供以外は生まれたらすぐ殺す自由?子供を母親から引き離して、お互いに殴り合いさせたり、肉体的に虐待する自由?金や肉欲によって動くインチキくさい神官の宣託がないと全く身動きできない自由?  もちろん英語フリーダムには「独立」という意味があるのは知ってるけれども、そのことを差し引いても全く共感できない民族でした。  あと、戦闘シーンも実にくだらなかった。ほとんど致命的な結果をもたらしてまで、身障者の参戦を拒みながら、実際にやってることの大部分は単に無茶苦茶強い戦士の個別の白兵戦。ペルシア側が味方の犠牲覚悟で白兵戦の最中に矢で撃ちかかれば全滅ですよ、あれ。  いくらヒロインが魅力的でも、くだらないの一言に尽きますね。
[DVD(字幕)] 3点(2012-09-13 02:45:25)
130.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 《ネタバレ》 
 ガジェットとかは大がかりになってるけれど、話そのものはしょぼいですね。王妃の首飾りが紛失しただけで、王妃の浮気確定→王妃の処刑→英仏両国開戦→フランスの王位簒奪。古典としての価値までは否定しませんが、現代人の眼から見たら、あるいは史実に法って考えても、ちょっと強引な説得力に欠けるストーリーではないかと。  ところでミラさん、ずいぶん胸が豊満な感じが…… あれも特撮でしょうか?w
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-10 11:01:37)
131.  スターリングラード(2001) 《ネタバレ》 
 何かリアルなところとそうじゃないところが入り混じった不思議な感触の映画でした。 そもそもソ連がスターリングラードの戦いで勝利したのは、敵を逆包囲した大規模な電撃作戦と、その間ドイツ軍をひきつけ続けたスターリングラード守備部隊の見事な対戦車戦闘によるものであるんだけれど、この映画見ただけではそういったことは全くわからず、何か主人公が狙撃でドイツ兵を大勢殺して、それに奮起したろくろく小銃も持たなきゃ、統制も取れていないさながら群集のようなソ連軍が立ち上がったら、それで優秀な機甲部隊を持ったドイツ軍が負けていったみたいな、無茶苦茶な印象を与えかねない映画です。 塚、そもそもそういった意味でのリアルさを描写するつもりは製作者に無かったんでしょう。(普通に考えて狙撃銃でドイツ軍の重戦車撃破できないしw)  ただ、描かれる場面、場面がとても迫力があってリアルだったことは、否定できません。最初の列車から降りて見た戦場の光景、荒れ果てた都市へのドイツの爆撃、いずれも今まで見たことの無いようなスケールでワクワクしました。(それだから、こそ大規模な戦争を一対一の争いに矮小化されたのは、残念でしたが) レイチェル・ワイズ、見るたびに全然魅力が違う、不思議な女優です。この映画では、とても素敵でした。平成24年9月5日追記 大好きなラマンの監督をあまり貶したくないんだけれど、誰でも得意、不得意があるのは当たり前ですよね。それでもほんの少しでもスターリングラード戦の様相、あるいはもっと言うなら近代戦というものを勉強してから脚本書いてほしかったと思います。まず酷いと思ったのが冒頭の戦闘シーン、あり得ません。終始ドイツが攻める側で、市内のソ連軍は逆包囲のために守るというのが実際の様相です。守る側のソ連があんな無謀な突撃を行ったらどうなったでしょうか?後方には数名の督戦隊しかいないのに、その時点で戦線崩壊でソ連側の戦略崩壊です。あと市内の爆撃も酷かったなあ。ドイツ軍だって空軍力に余力があるわけじゃないのに、瓦礫の山を爆撃してどうなる、全くの小道具でしたね。例えてみれば203高地を舞台にハリウッドが映画を作り、無謀な突撃と狙撃兵の活躍のみに触れて、28センチ砲のことは完全無視、そんな映画です。これは
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-05 10:41:11)
132.  13デイズ 《ネタバレ》 
 世界を襲う核戦争の恐怖、何を考えているか全く理解できない敵の大国、安易な戦争に踏み出すことも辞さない軍部、そんな中で孤軍奮闘、人類の生存をかけてぎりぎりの平和への戦いを進める若き大統領とその弟、そして補佐官。やがて「よい人々」の努力で、世界は破滅の一歩手前から救われる。  もしもこの映画が100パーセントのフィクションであったら、間違いなく10点満点なんですが。  ところがこれは実際の事件です。それが一人の人間の目によって、一人の人間の考えに基づいて語られ、あたかも真実であるかのように受け止められるっていうのは、ちょっとどうよって気がします。  実際の事件を描写するのに、上記のような極めて類型的な表現が用いられてることに疑問を感じるんですよ。  できたら、ソ連側、キューバ側からの視点も含めた作品が見たいですね。  平成24年9月3日再見 ケネディ、ロバート、マクナマラ、それから主人公、この4人の自分たちの責任の重さを痛感し、軍事的手段と平和的解決の間で揺れ動く姿がすごく良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-03 15:39:49)
133.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
 よその国で歓待されながら、その国の王妃を寝取る、たぶん戦争になること承知で国に連れて帰る、「戦争やらないで決闘でけりをつけよう」と自分で言い出しながら、ヘナヘナと負けて逃げようとし、兄に助けてもらう。自分のせいで国を失い、父、兄を殺されながら、あくまで妻との愛情が優先。  こんなやつが特に非難もされなきゃ、酷い目にもあわず、あげくが最後に主人公射殺すとか。  もう、パリスが画面に出てきただけで不愉快になりましたw(神話だからしょうがないといわれても) 戦闘シーンも酷いですね、単に大勢同士でチャンバラやってるだけで、この手の歴史物では最悪です。製作者は欧米人なのにギリシャの集団戦法もしらないんでしょうか。  ただ、ダイアン・クルーガーがとても綺麗で、戦争引き起こすだけの説得力はありましたw  平成24年9月3日再見(おそらくラスト)名古屋弁で「馬鹿」を「とろい」と言いますが、まさしく「とろい」映画。 特に今回強く感じたのは、最初の攻城場面。難攻不落と知られている、しかも優秀な弓兵がそろってる、そんなトロイを攻めるのにろくろく攻城兵器も持たずワラワラと大勢で攻め寄せるだけ、そりゃ負けるって。こんな馬鹿なとろい戦闘シーン見たこともない。  あと、登場人物の誰にも魅力を感じなかったなあ。そもそも侵略する方に理(女房を寝取られた、一対一で解決するはずの取り決めを一方的に破られた等等)があるのも、気持ちが入りにくいし。  また今回見て、実は主人公が一番おかしいめちゃくちゃな人間じゃないかと思った。一見、悪役っぽいギリシャの王様兄弟だが、彼らには「侵略して、富や領土を奪いたい」「逃げた女房を殺したい」等、一応理解できる動機があるんだけど、それに比べてアキレスときたら、「歴史に名を残すために戦う」ってそんなもので殺されるものの身にもなってほしいwいわば、殺人鬼、殺人マニア。こんなのが主人公じゃ。
[地上波(吹替)] 1点(2012-09-03 14:52:49)
134.  さまよう魂たち 《ネタバレ》 
完全なネタバレあり    寂れた屋敷の中で、幽霊に襲われ母親に虐待?される女性。 過去に起こった大量殺人事件。 現在発生してる連続不審死。 霊が見える能力を悪用した、あからさまにうさんくさい主人公の過去の悲劇。 このバラバラの四つの要素が、ひとつにまとまっていく面白さ、こりゃ優れものの脚本だと中盤までは大変楽しんでみていました また、キャラ設定なんかも、庭にディズニーの人形を並べる運動ヲタクの、ヒロインの夫とか、すごく人柄のつまらなさが表れててニンヤリしました。(もし同じ趣味の人いたら気悪くしないでねw)  ただ、設定がね…… 幽霊とはどんな存在か?この世のものに与えることのできる物理的影響は?逆に、この世のものから与えられる物理的影響は?幽霊が死ぬw?死んだらどうなる?死神ってどんな存在?普通の幽霊とはどう違うのか?幽霊と遺灰の関係は? 全てがいい加減で曖昧なまま、どんどん話が進んでいくのが、少しひっかかって残念でした。最後の方では、思い付きをまんま見せられてるような感じで。 トリニ・アルヴァラードさんベーブの時は、そんなにとも思わなかったけど、綺麗な女優さんですね。平成24年 2月29日追記 なんていうんかなあ、たとえば、かなりの美少女が髪の毛ぼさぼさ、ビン底メガネ、ジャージを着てる、つまり少し眼がある人なら魅力はわかるんだけど、それだけにかえって残念っていう映画。キャスティングといい、ストーリーといい、悪くないんだけどね、それだけに前記したような細部の詰めの甘さ、いい加減さが残念で。もう少し脚本を練り直して、同じくらい魅力的なキャストでリメイク希望です。 平成24年9月3日 上記に付け加えるなら、現実部分の作りこみもいい加減。例えば、あの状態でまったく殺害方法も不明なまま保安官(しかも知り合い)が殺人犯と断定し、銃を向け逮捕するのは、あまりに乱暴では。しかもラストでは脱獄したことがうやむやになってるし。ファンタジーだからといってこういう細部がいいかげんなのは嫌いです。7→6に減点
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-03 14:35:04)
135.  キング・アーサー(2004) 《ネタバレ》 
 相当頭が悪い脚本だなと思ったら、グラディエーターと同じ人なんで納得ですw。 塚、もしかしたら頭が悪いと言うよりも、悪いふりをして意図的にカソリックを貶めるのが目的かも知れませんね、この作品の場合は。だったら頭が悪いとか言っちゃ駄目ですね。  もう、とにかく主人公の設定が完全にあり得ない出鱈目なのは、もちろん、ローマ帝国下で司教が帝国を代表して領地を支配(大爆笑)とか、ローマ皇帝と教皇が共同して帝国を統治とか、こんな脚本通っちゃうこと自体、あちらの教育レベルも相当落ちてるんでしょうかw。  ただ、実は話自体はそこそこ面白かった。特にローマ帝国が引き上げて現地人に王と祭り上げられてサクソン人と戦う流れなんかはね。戦闘シーンも人だけは大勢使って、そこそこの迫力は。(特に氷の上とか良かった)  それだけに、余分なキリスト教がらみが余計惜しまれますね。 あと、実は初めてナイトレイが綺麗だと思えた。  追記。製作がパールハーバーと同じ人だと気がつかなかったのは迂闊でした。おそらく面白くするためなら、なんでもボロカスに描写してかまわない人なんでしょうね。サクソン人だけじゃ悪役が足りないと思ったら、キリスト教の司教に領地を支配させて、異教徒迫害とか。だからこんなカスが作ったパールハーバーとかいちいち腹を立てる方が大人げないのかもしれない。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-27 11:14:01)
136.  ダークナイト ライジング
最近、HNを「映画を女優で見る男」に変えようかなって思ってます。で、事前の選択ではスカヨハのあっちか、アンハサのこちらかと言えば、文句なしにこちらだったんだけれど、うーん、彼女みたいな眼が大きな顔ってあまりスリムになるとちょっと。もちろん、「ああ綺麗だ!」ってカットはないわけじゃないんだけれど少し期待外れでした。 後は、全くの門外漢、部外者としていくつか。 ・夢のエネルギー源って核融合炉を都市の地下に作るのがそもそも。お前ら東電か?w ・やっと地下から解放された警官隊、待ち構える刑務所から解放された囚人たち。さ、激しい銃撃戦かっ!と思ったらいきなり殴り合い(大爆笑)全編通して、アメリカ人ってつくづく殴り合いが好きだなって感じさせてくれる映画でした。 ・本部長さん、終始善人ぶってるけど、若いころはものすごく凶悪な麻薬捜査官だったんだよ。錠剤ぼりぼりくってくれないかなと思ったのは自分だけ? ・比較するのがそもそも根本的に間違ってると思うんだけれど、最近「シンドラーのリスト」見直したばっかなんですよ。で、この映画の悪人の街での暴れぶりを、あちらのゲットーや収容所での虐殺シーンと比較するとまるで迫力不足。史実の悪にまけちゃうフィクションの悪というのも。とほほ。つか、そういう比較なくてもほとんど「絶対悪」的な行動が描写されてないんだけど。w ・なんか足りないなってずっと見てたら、あの警官がロビンなんね。だったら素直にマスクかぶってよw  多分、アンハサが出てるんでDVD買うと思うけど、相当優先順位低いな
[映画館(字幕)] 6点(2012-08-23 02:07:58)
137.  新・刑事コロンボ/奇妙な助っ人<TVM> 《ネタバレ》 
暴力団の準構成員が殺害される。決め手に欠ける刑事は、被害者が所属した暴力団の組長と図り、容疑者を脅迫、監禁、暴行させ自白に追い込む。  ま、簡単に日本風に翻案するとこんな感じになります。合法性、適法性に関する意識が非常に乏しいシリーズであることは重々承知なんですが、それにしてもこれはあまりに酷い。 社会正義という観点からもどうか?  こんな脚本を書く製作者の知性も疑わしいが、こんな内容が問題視されず受け入れられてしまう、アメリカの国民性も嫌いだ。「正義」のためにはどんな手段も許されるってとこですか?
[DVD(吹替)] 1点(2012-08-20 11:52:57)
138.  スーパー! 《ネタバレ》 
 難しい映画ですよね。決して暴力礼賛ではないと思うんですが、ラストの自分が元妻を救ったおかげで四人の子供たちに人生が与えられたって考えには一分の理があるわけだし。  こんな醜い暴力に頼らなければ、弱いものは踏みにじられるしかない現在のアメリカ社会への批判と見ればいいのかな。  ただ、女優が二人とも好みなんで、見てて飽きはしなかったです。(その分リビーの最後は衝撃でしたが。彼女はハードキャンディといい、この作品といい「玉」とかかわりが深い女優さんですねw)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-13 09:59:19)
139.  新・刑事コロンボ/影なき殺人者<TVM> 《ネタバレ》 
呆れるのを越して大爆笑の作品でした。わざわざ写真のお面(プッ)かぶって、オービスに引っかかるようにスピード違反って。危ないにもほどがある。 頼む方も頼む方なら、頼まれる方も頼まれる方ですね。ま、このシリーズのレベルの低さがよくわかる作品でした。  ただ、部下の婦人警官が男性警官と同じ制服でなんか萌えたんで、+1w
[DVD(字幕)] 3点(2012-08-11 13:08:22)
140.  ウォール・ストリート 《ネタバレ》 
ネット用語で2ch脳という言葉があって、その症状の一つとして「ネットの情報を真の常識と思ってしまう。」というものがあるんですが、ニューヨークにそれほど2ch脳がいるとは思いませんでした。驚きですw  と、嫌味が言いたくなるほど安易な敵の追い詰め方でした。少しサイトに取り上げれば大きな世論形成できるとかwww  題材は実際の経済にも絡んで面白かったんですが、主人公が金もうけをしたいのか、復讐をしたいのか、有望な産業を育成したいのかブレまくりで感情移入しにくかったのもいまいち面白くなかった原因かもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-30 10:45:27)
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