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のはらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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141.  コラテラル 《ネタバレ》 
かろうじて合格点。一夜の凶事をハイスピードで追う新しい趣向の…でも実は普通のヒーロー映画。主役をトム様にしちゃうともっと普通のヒーロー映画になっちゃうので悪役と交換してみました、という感じだ。トム様、芝居は頑張っていたと思う。何食わぬ顔で仕事をこなし、運転手を追いかけ回すラスト以外は殺気を見せない冷血さは気に入った。しかし殺し屋に見えない。どうしても見えなかった。眉毛まで染めて雰囲気作りしてもダメだ。どんな役でもこなす怪物俳優もいるにはいるが、トム様は違う。彼は“ヒーロー”俳優なのだ。主役のJ・フォックスがなかなかの存在感のその脇で、型の合わない靴を履いたような違和感たっぷりのトム様。なぜか裾の短いちんちくりんズボンの彼は、私の目には奇妙に映るばかり…。もう無理はやめてください、これで自分でも分かったでしょう。このままジイさんになってもヒーローでいてください、トム様。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-23 22:30:45)
142.  ワンダーランド駅で 《ネタバレ》 
いつも仏頂面で、自分の身の丈に合う安らぎをなかなか見つけられないエリン。とっても美人なのに、寂しげで満たされない感じがよく表現されていたと思う。29歳って、若くもなく成熟までも行かず本当に微妙な年齢だ。余分な悩みも抱え込みがちな雰囲気をホープ・デイビスが好演していた。「いい男は少ない…」と同僚に話をしていたけれど、ゲイの同僚が「プロセスより出逢った後どうなっていくかが大切」の言葉のほうが私としては頷けるな。だから男女が出逢ったところで映画が終わるっていうのがなんとも歯がゆい。彼女は運命の存在について頑なに反対意見を述べていたけれど、ラストはやっぱり運命なんだろうか?いきなり花が咲くような満面の笑みに驚いた。ボッサと海と多少お洒落な画も手伝って、全体的にオトナ向きな雰囲気の映画。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-30 12:46:07)(良:1票)
143.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
そもそもEPⅣといわれる第一作目、それ一本単体で公開されたファンタジーなのだ。それが映画史に残るほどのヒットとインパクトにより「全9作」などという大宇宙叙事詩にふくれあがったが、3作まで制作してとりあえず力尽きた。そしてCG技術などが目まぐるしいスピードで発達した後、いい加減忘れた頃に「Ⅰ」を制作するなんて、暴挙なのだ。先の流れは決まっているし、「悪」であり、最期を知るベーダー卿の話をどう膨らますのか。結果、悲しいかなガチャゴチャとCG満載の映像なのに、最期の対決は相変わらずチャンバラという不自然な戦闘と、暗く爽快感の得られないストーリー。それが結末であるEPⅢだった。私にとっては、身軽なヨーダやスピード感溢れる飛行シーンよりも、ありきたりな中世騎士道物語だったⅣ~Ⅵに繋がっていくラストの2つの太陽、あれだけが胸躍る画だった。やっぱりⅦ~Ⅸを制作すると言ったら、私はその気概を認めて評価も上げてしまうだろう。けれどそれも遠い夢。残念だ。 (2014.11.29追記)9年後に追記することになるとは!だってⅦの予告編が公開されちゃったんで。小さい娘に無理やりスター・ウォーズを見せ続けたらⅠ~Ⅲも繰り返し見たがり、テレビシリーズもレンタルした。来年新作を見るのが楽しみ。なんだかんだこのシリーズが私の人生に彩りを添えてくれている。感謝。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-25 21:28:35)(良:3票)
144.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
私は怖かった。本当に恐ろしくなってしまった。「宇宙人に侵略される」という設定ではあるものの、基本的には恐怖に直面した一市民の心理と行動を映しとっている(実際宇宙人の攻撃シーンは思ったほど多くなかった)。ポイントは、主役トム・クルーズ御大がヒーローではないところだ。いつも光の中で仁王立ちし、あわよくばもとある映画の主人公をカッコ良く作り直して主演してしまうトム・クルーズ様が普通の男になっていた。軍隊に入隊したがる息子とのシーンでよく分かる。男性の意識のベクトルというのはだいたいが外に向かっており、若い息子も敵を相手に戦うと息巻くが、トムはそれを止める。経験により多くを知る彼は、自分の愛する者だけでキャパシティがいっぱいなのを判っている。そこがもう一市民なのだ。一昔前なら息子と一緒にファントムに出も乗り込んだだろうに。その一市民トムが直面する車の略奪、フェリー乗船の場面などの群集心理、そして娘に目隠しをしてティム・ロビンスを始末する場面など、本当に震えた。あんなイカロボットなど登場させずとも、今でも地球上のどこかで起こっている武力行使のなかでは容易に見つけられる場面なのではないだろうか。最後、呆気ない宇宙人の最後をナレーションで語ったあたりで確信した。なにより一番怖いのは人間だと。トムが持ち込んだSF企画に対し、「シンドラーのリスト」と「プライベート・ライアン」の二大オスカーお化けを背負い、なかなかトラウマから逃れられずにメガホンを取ったスピルバーグがそうつぶやいている。点数は本当に付けづらい。一市民として本当に怖かったので見る価値はあると言う意味でこの点数。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 21:07:24)(良:1票)
145.  カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~ 《ネタバレ》 
少し退屈な作りだ。豪華女優の演技合戦が見たいわけでもないが、ここまで静かにあっさりしていると拍子抜けする。ただ後半から、「養子が欲しい女たちの物語じゃないぞ」と感づいてからは、退屈の一言で掃き捨てるわけにいかなくなってきた。舞台は明言されてはいないが南米の国。職は不足し、ストリートチルドレンが走り回り、育てきれない赤ん坊が北米に養子に行くケースも少なくはない国。この国の未来を、子どもをなかなか授かることのできない北側の女性の寂しさとを絡めて、静かに憂えている。「人生には星の数ほどのチャンスがある」というセリフがあったが、それを掴めるのはほんの一握りの人々であるのも事実。ハズレくじが風に舞う画は印象的だった。『ウェスト・サイド・ストーリー』のリタ・モレノが元気でスタイル抜群なおばちゃんで登場していた。40年以上も前に『アメリカ』という曲で「私はこの国でやっていくわ!」と力強く歌いしなやかに踊った彼女が、南米の熱い空気の中で溜息をつく熟女役を演じたのにも、何か意図を感じた。
[DVD(字幕)] 7点(2005-06-05 10:23:35)
146.  フットルース
ややや、イイじゃないですかぁ。ストーリーは、何と言いましょうか大したこと無いんです。でも大味映画もたまにはいい物を楽しい時間を与えてくれます。「イカすゥ!」とか「シビれるわぁ」てな字幕も、今となっては笑いのタネですねえ。現在でも第一線で活躍する役者さんが何人も出ていて、みんな若くて可愛くって弾けておりました。今ケビン・ベーコンとクリス・ペンが共演するとしたらマフィアものかサスペンスでしょ。爽やかでヨカッタです。ダイアン・ウィーストが、地味にひっそりしっかりしたママさんを好演していました。「嗚呼若者よ、嗚呼80’sよ!」そんな映画です。音楽もいと懐かし。
7点(2005-03-19 19:38:06)(良:1票)
147.  グッバイガール 《ネタバレ》 
大人の恋プラスおシャマな子どもの存在っていうシチュエーション、結構あるように感じますけれど、この映画が先駆けなのかもしれないですね。粋なセリフの粒でいっぱいなんですけれど、二人の恋愛がスタートするバスルームのあたりまではちょっと退屈でした。しかもここまでが長かった。このシーン以降は俄然面白くなるんだけど。娘が、子どもがと言いながら「幸福はもう懲りたわ」と本心を言う失敗続きのポーラの心理、解るなぁと唸りました。だけど、ポーラのスタイル抜群!スラッとした手足にシンプルなショートコートとジーンズが非常に似合う。ブリジットジョーンズも私も見習わなくては。
7点(2005-02-13 18:47:32)
148.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 
ラブコメの王道物だと思って借りたのですが、主人公二人が最後の最後にやっと言葉を交わすストーリーなんてなかなか無いし、ウィットに富んだセリフが山盛りで(脚本賞ノミネートは納得!)上質な仕上がりの映画でした。でもね、内容がね…。亡くなった人のことを想い続けることって、そんなに暗くて悲しいことなのかなあ??「いつか思い出さなくなる。」とトム・ハンクスが言っていたけれど、私はそうは思いたくなくて…。人は運命云々で繋がるのではなく、一緒の時間を紡いでいくことで繋がるものだから。居なくなってしまった人の思い出を、無理矢理どこかに追いやらなくてもいいんじゃないかなぁ、と思った次第です。故に、7点。
7点(2005-02-06 10:48:49)
149.  海底二万哩 《ネタバレ》 
昨年ディズニーシーに行った時のこと。『海底2万マイル』のアトラクションに乗っている最中に娘が一言「ネモ船長って誰?」そうだねえ、それはキャストさんに聞いてみましょう、と、降り口にいた小柄でカワイイキャストのお姉さんに質問させてみたのでした。忙しそうなお姉さんは、それでもニッコリと「いろいろなものを発明した、偉い人なのよ…」そして私にむかって「映画、ご覧になってみてください。」とおっしゃいました。ああ、映画見て無いじゃないの!と思いつき、借りてみた次第です。なるほど、ディズニーシーで見かけたあれやこれやがポチポチと登場して、遊びに行く前後に見ると面白さUP!かもしれません。一番好きなのは「狩り」のシーンです。あの車エビ(?)やら魚やらを捕まえている映像、最後カメと手(ヒレか??)を取り合って海底を歩く姿には、「ひゃーー」と驚きどおしでした。あれって特撮じゃないですよね?娘は「カメを食べるな!!!」と怒っていました。気持ち、わからないでもないな…。子ども向け小説を読んだ記憶があるものの、内容をさっぱり覚えておらず、なかなか無骨で男のロマンみたいなものを感じる内容に少し驚きました。配給ディズニーだったから、「みんな仲良く一つになって、冒険だぁ、頑張るぞぉ!」という映画だと勝手に思っていましたので…。子ども向けにしては長いし、登場人物も全て男性という点で華もないので、娘は途中でだれていましたれど、私は結構楽しめました。この制作年でここまでの映像を作ったのもすごいと思います。
7点(2005-02-03 22:57:10)
150.  ゴスフォード・パーク
アルトマンお得意の群像劇で、舞台は麗しきスコットランドの貴族屋敷。私は、たった一つだけ持っているウェッジウッドのカップで紅茶を飲みつつ、雰囲気に浸りながらこの映画を鑑賞した。登場人物の多さだけで既に面倒で、今まで観るのを躊躇していたけれど、一つ一つの会話に耳をそばだてて観ていると、それなりに人物関係も見えてきて退屈しなかった。充分優雅なくせに、誰一人満足げな人が見あたらない貴族達と、下働きながらも、噂に花を咲かせてシャキシャキと動く使用人達の対比の描き方が秀逸。しかし、後半殺人が起こってからはちょっとテンポが落ちてくる。このプロットなら余分だなあ、と思える人物多数(特にライアン・フィリップなど)。アガサ・クリスティや金田一シリーズなどの、混沌とした人間関係と恨みなどを描いた作品と比べると、ラストのまとめ方なども質が落ちるように感じた。飽きはしなかったが、諸手を挙げて「凝っている、面白い!」と言えなかったのが残念だった。
7点(2005-02-03 00:19:52)
151.  ターミナル 《ネタバレ》 
なかなか楽しい映画です。トム・ハンクスお得意の情けなオジサンは、応援せずにはいられないキャラクター。ゼタ姐さんは歌、踊り、アクション全くない39歳の設定でも可愛かったです。絶対有り得ない設定なので最初は斜に構えて観ていましたが、主人公その他多数一人一人のキャラクターがとてもハートフルで愛すべき存在でした。でも、一つ一つ(たとえばディエゴ・ルナの結婚など)のエピソードがなんだかあっさりしていましたし、主人公の渡米の動機もあっけにとられるものでした。みんなに勇気づけられていざNYへ!というシーンも、サインをもらって筋を通して出かけていって欲しかったです。見終わってみれば2時間超の映画でしたが、もう少し時間も絞れたはず。なにより、見終わってから知った「監督 スピルバーグ」。尻餅つくくらい驚きました。テンポの悪くなる後半から「監督は経験浅い人かな?」と勝手に思っていたので…。ベテラン巨匠の作品ということで少々辛めの評価ですが、楽しくて観やすい作品という点は保証できます。
7点(2005-01-01 20:31:32)
152.  ミッシング(2003)
硬派な映画でした。たった100年ほど前、ただ生きるためにも戦いを伴わなければならなかった時代の物語です。息をつく暇もないほど攻防シーンが多くて私は多少疲れましたが、まだまだ頑張るトミー・リー・ジョーンズ御大と、銃を担ぎ馬を駆って娘を助けに行くK・ブランシェットの旅姿は逞しく見応えあるものでした。インディアンの素手の戦闘シーンはスピード感があり、何事も命がけの時代が忍ばれます。離れていた親子の心の修復は…まあ言葉少なだったこともあるけれど、サイドストーリーとしては弱かったかと思います。幼い次女ドットちゃんが、芯が強くて可愛い少女を好演していました。
7点(2004-12-12 03:02:36)
153.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 
主人公がバスを降りて夜の町を歩くさまを見て、「シザーハンズのようだ」と思った。内容も少し似通ったところがあったと思う。自然が美しいこと、大げさなお涙ちょうだいに陥らずに、希望のあるラストを見せてくれたことでこの点数になる。でもやっぱりパーシーが命を落としてしまう展開が腑に落ちなくて…。あんまりだ…。大きな物を失って初めて、絆(ハナとイーライ)や町が再生される姿を描きたかったのだろうか。でも自分を責め続け逝ってしまったパーシーを想うと重たい気持ちは取り除けない。残念。豪華な脇役陣を従えてのアリソン・エリオットの演技はなかなかのもので、出演作品が少ないのがこれまた残念だ。もっと頭角を現しても良い存在だと思う。
7点(2004-10-12 02:41:43)(良:1票)
154.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
自分の、シャマラン映画への愛情に気づいてしまった私は、公開当時酷評を受けていたこの映画を観ていなかったことに気が付いた。他の方々のレビューを敢えて読んでからの鑑賞。感想は、他の作品のどれより良かったんじゃないだろうか。必要以上に暗くて鬱々とした映画だし、あっと驚くどんでんを期待すれば肩すかしを食らう内容だ。けれどもS・L・ジャクソンの異常というよりゆがんだ精神の持ち主と、B・ウィリスの寡黙で悲しい人物像はなかなか良いキャラクターだと思う。ヒーローと悪役とが、二人して自身の存在の意味をもがきながら探しているとは。こんな人間の弱い部分を見せられると、弱虫な私はとたんにしんみりと見入ってしまう。細かい粗は言い出せばきりがないが、これがコケたが為に「君の映画はアッと驚けなくちゃ!」とどこかの外野が耳打ちした結果が“サイン”や“ヴィレッジ”なのかと思うと、隠れた才能の芽を摘まれたような思いがする、そんな作品…う~ん、褒めたいのにうまいこと書けない。自分のこと印象的に登場させなければ、もうちょっと点もいいのに。シャマランよ。
7点(2004-09-21 00:40:18)(良:2票)
155.  秘密の花園(1993)
観賞後、他の皆さんが書かれたレビューを読んでびっくり!感想が同じじゃあないか。小学生の頃に読んだ原作のイメージそのままの映画でした。ヒースの茂った荒野、大きな大きなお屋敷、ふくれっ面メアリー、意地悪メドロックさん……。自分の思っていた世界にカチッとはまっていたので観やすかった。でもそれは制作者達に個性やイマジネーションを吹き込む力が弱かったってことかなあ、とも思います。それとも、「子ども向け名作映画」を無難に作ってみただけなのかも。コッポラ?!へえ。
7点(2004-09-12 10:27:48)
156.  恋は邪魔者
60年代のオシャレ映画を復活させてみたワケですね、コレ。最初から最後まで楽しい作り。ファッションとインテリアは必見だと思います。ユアンは眉毛ピコピコ演技で古き良き時代の俳優さんを上手いこと真似てたかな。赤い靴下覗かせながらゴーゴー踊ってるところなんて良いじゃないですか。さてレニーちゃんはですね、まず言っときますが、私今のハリウッド女優のなかじゃ、彼女が一番ハートフルで可愛いと思ってるんですよ。でも60年代メークが似合ってなーい!最初に登場した時の高衿ピンクスーツも、ちょっとなあ……。だんだんあか抜けていくのかと思ったらそうでもなかった。「ベティ・サイズモア」のようなとぼけた可愛らしさを求む!とぼけたと言えば、ピーター&ヴィッキーカップルのとぼけっぷりはなかなかだった。
7点(2004-09-12 10:25:09)
157.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》 
ん、なかなか面白かった。 でも、2時間ドラマ風の作りと、脇と比べると主人公の青年の力が弱いのが惜しい。あれだけ曲者俳優達がみんなして曲者を演じているのだから無理もないが。 しかし文字通りアメージングな旅は、先の予想が付かなくてとても楽しかった。 私は、主人公は間違いのない道を選んだのでは無いと思う。 焼けただれた法科学生の自分を見て「やっぱり間違ってる!」と気づいたように見えるけれど、あのまま画家になったって、そのうちスランプで悩み、のたれ死んでしまうかもしれない。 彼の心の奥底にある絵への執着、つまり最初から彼自身の中にある答えに、グラントおじさんが気づかせてくれたのだと思う。 今の瞬間、後悔の無いようにベストを尽くせば答えもおのずと見えてくるかな、と、なんだか漠然とした不安感を抱えている最近の私に、ちょうどいい薬になった。 もう一回見てみようかな、今度はゲイリーとマイケルJのオデコのシワを数えるくらいの余裕を持って…。
7点(2004-07-09 01:28:06)(良:2票)
158.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
2時間を超す長丁場、全然飽きずに画面を見つめた。ディカプリオは30歳近くなってきて、すごく良い味が出てきたと思う。胡散臭い嘘ばかりついて人生をやりくりする、その実人の愛に飢えている人物を、少し重たさや悲しさを加えて演じていて、今までの若さ溢れるイメージが変わった。今までも格好良い人とは思っていたけれど、俳優として今後が楽しみな人になった。他の役者も芸達者揃いで安心して観ていられる。だがしかし、だ。この物語、今こうやって色々思い出しながらレビューを書いているけれど、おや?なかなか面白かったわりには強く印象に残るシーンなどが無い。感動をする類のストーリーではないにせよ、これは致命傷のような気がする。「これ、いつかまた観たい」という気持ちが湧かない。サラサラとスタイリッシュな詐欺師の話、サラサラとしすぎだったのかも…。
7点(2004-06-27 09:59:32)(良:1票)
159.  シックス・センス
なかなか楽しめた。最後の最後まで騙されていて、一回目観賞後すぐに二回目鑑賞に突入した。オスメント君の顔って、不思議少年の雰囲気良く出てるなと感心したのを思い出す。でも、この手のオチは再びは使えない。このあとシャマラン監督のひらめきはおかしな方向へと向かうことになってしまった…。
7点(2004-06-23 23:00:26)
160.  ショウほど素敵な商売はない 《ネタバレ》 
じ、実はアメリカのバラマリリン・モンロー初見です。白状すると、端からミュージカル映画と知っていたしマリリン・モンロー出演ですから、あまりストーリーには期待していなかったんです、ゴメンナサイ。なかなか良いお話ではないですか。興行が生業のドナヒュー一家のお話です。ミュージカルなのでショウのシーンがとても多く、ステージシーンはかなり大がかりで息を呑むほど。終始一貫、それがただの朝食のシーンでも画面は華やかでした。色々な出来事の中、違う道を歩んでいた家族が最後にまた同じステージに立ったときはちょっとほろりときました。大恐慌時代や戦争の影などちらつかせながらも、誰でも聞いたことがある「ショウほど素敵な商売はない」で明るくあでやかに締めたのは良いですね。マリリンは…ショウのシーンもあるんですが、添え物の感あり。途中悪者扱いされていたりしたし、ちょっと残念かなあ。
7点(2004-06-12 18:47:35)
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