Menu
 > レビュワー
 > fero さんの口コミ一覧
feroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 204
性別 男性
年齢 46歳
自己紹介 専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)

最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  忘れられない人
さて、まずもって普段観ない映画を観てしまいました。ハリウッド+恋愛。しかも病気もの。あああああ、レンタルビデオ屋でも絶対に手に取らないセットだよ。それなのに、それなのに観てしまったのは彼女から薦められたから。すいません、まったくレビューとして成り立たない背景です。点数つけるのも相当迷った。絶対に私情が混じってる。公平なレビューができない。というわけで、だいたいこれまでの自己平均の7点をつけました。映画は面白かったですよ。クリスチャン・スレーターの演技も好きですし、マリサ・トメイのオーバーなアクションもなんだか解りやすかった。といってもストーリー、俳優の演技、映像技術、音楽等は公平に観たら可もなく不可もなくといったところなのかもしれません。ハリウッド映画には最近まったく信用していなくて、彼女からかなり強く勧められたもののダメ映画だったらどうしようと真剣に考えていたので、その反動もあったのかもしれません。けっこう感動して、いい映画観たなーと思ったんですけどね。観ていて感じたのは、変な技巧とか、複雑なカメラワークだとか、時間軸のズレだとか、そんなテクニック的なことをほとんど放棄して、しかも常識的な恋愛だとか当り前の感情だとかにもこだわらずに、単純明快に「愛」一本で最初から最後まで押し切っているということ。直球と言う言葉が散見されますが、あえて剛速球と言わせていただきます。緩慢に見えるスレーターの腕から観ている人の胸にズドンと力強い球が投げられている感じです。これを受け止められる時と、つい避けてしまうときと、もろに打ち返してしまうときがありますが、それは観る側の問題。この映画はこれでいいんじゃないかと思います。映画って一緒に観る人や、その時の体調、観る側の意気込みとか、とにかく受け取る側の問題も強くあるんだなとしみじみ思いました。
7点(2004-11-14 21:27:54)(良:1票)
2.  ガンモ 《ネタバレ》 
この映画に「リアル」を感じている方々ってどんな日常を送ってらっしゃるんでしょうか?なんだか、人それぞれってしみじみ思いました。 ある映画評で「メディアが握り潰す"リアル"を開放した名作」だとか、「社会の暗部に光を照らす」だとか書いてありました。なんだかなーと思いました。 だって、こんな"リアル"身近にないじゃないっすか!?僕のこれまでの一生の中で、猫を殺したり老人にモデルガン撃ったりするような人間に出会ったことはないし、僕にとってこの映画は"リアル"でもなんでもないわけですよ。そりゃアメリカの新興住宅地なんかに住んで、クソガキがグレる所を間近に見てりゃこの映画が"リアル"なんでしょうけど、そんな場所に僕はいないわけです。だから、この映画は僕にとって"リアル"ではありえない。 それにこういう「自分達から遠い現実」ってメディアが握り潰してるわけでも、隠してるわけでもなくて、ただ人に不快感を感じさせるからテレビだとか映画だとか娯楽性の高いメディアに載りにくいだけなわけです。ドキュメンタリーのビデオだとか社会底辺を扱うルポを探せば、そんなに珍しい題材でもない。 この映画に"リアル"を感じられる方もいるかもしれませんが、それは衆人の"リアル"じゃない。そして、多くの自分で経験したことのない遠い現実はフィクションと同等の"リアル"しか生まない。もっと書けば、僕らの想像するフィクションを、現実は軽く越えてゆく。 ダラダラ関係ないことを書きましたが、映画として映像、ストーリー(の無さ)は落第点、僕の思考回路をかき回したパワーを加味するちょうど平均点といった所でしょうか。  
6点(2004-05-15 18:14:32)
3.  バッファロー'66
ああー、これって日本でいや"ヤンキー・純粋・不器用"だよな。島田紳助がよくいってるんだよね、「ヤンキーって不器用なだけやねん、けど純粋やん」みたいに。この考え方が昔から根強く残っているのは元ヤンの方々が社会に出て活躍して、その自己肯定の一つとして使用されているんだろうな。そういう考え方もあるんだなー。と、共感もせず淡々と観て思いました。この映画、元ヤンの方とかズバリはまるんじゃないですか?「虚勢・神経質・暴力的」って綺麗にダメ男を作り上げていて、ターゲットにはまったらこりゃ泣くだろうなという演出でした。(意図的ではないにしても。)共感はできないんですが、「いるいるこんなヤツ!」みたいな楽しみがあります。特にレイラがビリーに惹かれていく過程は興味深く観てしまいました。日本でも、どうしようもなくダメな男にばかり捕まってしまう女っていますよね。肉体が豊満で、露出が高くて、ちょっと勝気な女、まさにこのレイラのタイプです。アメリカにもいるんだと面白くなりました。あれを「優しい」と知覚してしまうのは、悲しい性というところでしょうか。しかし、結局ダメ男は自分で沼から這い上がれないんですね。レイラの慈悲にすがって幸福になる。なんだか悲しい物語です。幸福な結末だから悲しくはないのかもしれないけど、やっぱりなんだか悲しい。やっぱり人間ウソついちゃいかん。人に迷惑かけちゃいかん。自分をコントロールできなくなると悲惨だ、なんて思いました。音楽と映像は良し。
6点(2004-05-09 03:51:49)(良:2票)
4.  スタン・ザ・フラッシャー
久しぶりに、点数を付けるのに躊躇した作品です。映画のストーリーを考えると、あまり魅力を感じるものではないです。主役は冴えないオヤジ(もちろんそれが狙いだとわかっていても)。唯一、僕が心惹かれるような美しい少女・ナターシャは、ゲンズブールが最後に起用したとしても、それまでの彼のロリータへの仕事からすれば上手く調教できたかは疑問が残ります。それに、ナターシャがスタンに対して淡い恋心(?)を抱くところも、自己満足の世界を脱しているとは思えません。それでも高得点をつけてしまうのは、蒼いフィルターをかけた映像と、美しい音楽の包み込む世界を創り上げたゲンズブールの力量でしょうか。妙な例えを挙げるとすれば、オコゼかアンコウを食べた気分です。友人役のリシャール・ボーランジェ、そして囚人役のシェル・ロバンがいい役を演じていました。僕は、この映画を友人に薦める事はないだろうと思うのですが、薦められるような友人が出来ればいいなと思いました。
8点(2004-01-19 00:44:16)
5.  ザ・ビーチ(2000)
バックパックを背負って歩く、そして出会った人と意気投合し、酒を飲む。日常から考えたら違和感のあることかもしれないが、旅先ではそれが普通の事にもなる。そのあたりのノリだとか、旅に出たらハメを外してみよう!と思う意気込みだとかは伝わってきた。しかし、ちょっとリアルからはハズレすぎではないか?あれだけコミニティが混乱する方向性を与えたければ薬をもう少しキーワードにすべきであった。それに、国籍からくる対立や、差別、習慣の違いによる軋轢などを組み込んでもらえれば面白かったのにと思う。個人的な希望としてはイスラエル人を入れたら面白くなるのにな。南米系もいいかも。そういえば全員英語が達者なのね。狙いは良かったのに、上手くそれを表現出来なかった映画。
4点(2004-01-14 14:29:18)
6.  ターミネーター3
韓国・釜山で観た。しかも韓国字幕。もちろん僕は韓国語がわからない。拙い英語と画面から、最大限の情報を得ようと思ったので、こんなに真面目にスクリーンから情報を得ようとしたことはないってくらい、馬鹿みたいに集中した。もう観終わって疲れた疲れた。疲労困憊だった。けど、さすがにハリウッドのアクション、画面だけでも楽しめるじゃないですか。しかも内容わかりやすい!80%くらいはフォローしている自信があるぞ。(低い!?)けど、これを日本語でもっかい見ようという気にはならないです。言葉ナシでも理解できる(確認してないが、)っていいことでもあり、悪い事でもあり。
5点(2004-01-12 22:18:26)
7.  マレーナ
こういうことって本当にあったんだろうな、となんだか妙にしんみりしてしまった。娼婦ってそんなに悪い存在なんでしょうかね。敵軍に可愛がれれて、といっても生きていくためだったんだから・・・と何か心の中がキシャキシャしました。レナート少年の心が、なんだかリアルに胸にきました。笑えるシーンも多かったし。
6点(2003-12-27 22:17:58)
8.  ヤングガン
西部劇なんて普段見ないのですが、意外に面白くていいですね。単純な中に、少しの若さからくる苦悩でしょうか。
5点(2003-12-27 22:10:06)
9.  ブルーベルベット
「耳」という衝撃は大きかったのですが、その衝撃から先にもっと大きな胸ぐらを掴まれるような衝撃を期待してしまったために、ちょっと物足りない気がしました。最初の方は良かったんですが、恋愛の部分があまり好きじゃないから・・・好みの問題だとは思いますが、あまり映像も好きではないと思いました。 作中に流れる歌は素敵だなと思います。
6点(2003-12-27 21:32:51)
10.  ファストフード・ファストウーマン
うーん、なんか点数を付ける大きな要因が無いですね。ストーリーだとか、キャストだとかにそう魅力があるわけでもないし、うーん。エンディングはきちんと収まっているんですが、特に誉めるべきところもなく。こんなもんでしょうかね、なんか気の効いた意見も出なくて、どうかと思いますが、感想も「普通」です。
5点(2003-12-27 21:22:30)
11.  シュウシュウの季節
文化大革命。死者8千万人(よくわからない)とも言われるこの歴史的悪政は、反吐が出るほど愚かで、僕にはまったく理解できない事件です。どれだけの人が亡くなったか、どれだけの人が苦痛を味わったのか、わかりません。チベットやウイグルについては、話を聞くだけで恐怖と怒りを感じます。それは、現代中国でも間接的に体験する事が出来ます。例えば僕が雲岡石窟という世界遺産に登録されている貴重な遺跡に行くと、そこには紅衛兵による無残な傷跡が残っていました。チベットでは、数百年続いた寺院が紅衛兵によって破戒された"跡"を見ました。あまりの愚かさに、自分でも止められない、"憎しみ"も生まれました。毛沢東はバーミヤンを破壊したオマル師のごとき人物であり、まったく尊敬できる人物ではない。それを現在、全ての紙幣の顔にした中共は、どう考えてもおかしい!信じられない! そんな反中国的な思想を抑えるに抑えられず、隠し持っている僕ですから、この映画はかなり重くなりました。政治的な思想で映画を観る事は愚かだと自分でも思います。そんな観方で監督の意図が汲み取れるはずもないし、決していい感想は生まれない。しかし・・・この映画は衝撃的で、哀しくて、また素晴らしいとも感じました。本当に辛い映画です。実話ではありませんが、このようなことはいくらでもあった、老金のように蔑まれたチベット人は数多くいたでしょう。目を覆うような辛い出来事は数限りなく続いたでしょう。だから、辛い。この映画が、俳優の演技、ストーリー、風景描写、小道具に至るまで綿密に創り上げられていたことは救いでした。中国の田舎の描写は、完璧とも言える出来で、中国本国で撮影できないだろう難しい状況で、これだけの仕事をやり遂げたことに感動さえ感じます。これが、アジテーションの映画にならなくて本当に良かった。最後まで救われないと言う方も多いと思いますが、あれも一つの救いだとして、僕は肯定したいと思います。シュウシュウの純粋さと、熱演と、悲しみに、本当にありがとうと言いたい。陳腐な感想になりますが、このような愚かなことは繰り返してはいけない。それは日本軍による侵略も同じ事です。その民族が善悪を背負っているわけではなく、人間は愚かな失敗を繰り返すものであり、それを食い止める何かが必要なのではないか、そんなことをこの映画と「鬼が来た!」を観て考えています。
9点(2003-12-15 14:16:32)(良:2票)
12.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
「うわダメだよ、オルグレン、刀を投げちゃダメ、ダメ、ああっ!」と悶絶してしまいました。確かにハリウッドの好きそうな演出だけど、刀は武士の命、ぜったーい手放さないもの。そのあと丸腰で突撃になっちゃうよ!? 勝元の布陣は信長の野望ででも勉強したの?あんだけ起伏のある地形で、戦力差が歴然で、野っ原で闘うか?(というか、場所どこよ!?阿蘇?北海道?) ふつー大将を囮に使う?しかも白馬ってマト状態じゃん!?あえて狙えと言うのか!?普通は氏尾がその役だろ?冒頭の面頬(兜と一緒につける面)はネタフリじゃないのか? 兵士が勝元達を囲んでお辞儀・・・って土下座じゃん!土下座と礼は姿勢が違うっ! 前半の健闘に比べ後半が総崩れ。さすがに本格時代劇には無理がありました。気になったのが、勝元の息子の死ぬシーン。「それだけ元気なら連れて行けよ」という時代劇を観ると毎回ツッこむネタをまだやってる。ハリウッドでもお約束健在か。「ここは私に任せて」と言いつつ、戦おうにも体が動けない、「もはやここまでか。」という表情で果てる。みたいな演出を期待したんだけど、あまりにステレオな演出でがっかり。「戦争映画で家族の回想シーンが出たら、その人物は死ぬ。」と同じくらいにお約束。やっぱりダメ映画なのかなー?見終わった後の満足感はありましたが、思い返すとダメに思えるのはなぜだろう?と考えて、『侍』や『幕末日本』を主題にしているんですが、登場人物が饒舌で侍(というか武士って言うだろ?)寡婦に見えず、村・戦場・住居(寺と仏像は除く)が徹底的に間違っていることが問題だと思います。その前提を除けば『映画』としては上手くできているかな?僕に言えるのは、中野監督の時代劇より時代劇っぽいってことでしょう。(っぽいが抜けないのは同じだが。)というわけで、「これで満足できない貴方は、大人しく三船・黒澤行ってください。」と納得してしまう僕なのでした。最後まで気になったのが小雪の身長。172って!トムよりでかいよ。_| ̄|○
6点(2003-12-13 22:07:59)(良:1票)
13.  マトリックス
これは珍しく映画館で観たんですが、そう高得点とも思えないような気がします。「うん、そうか。」と納得して、胸の中で考え込んだりする部分がありませんでした。映像は素晴らしいと思いますが、「うん、そうか。」レベルです。悪いとは思いませんが・・・、自分が天邪鬼なだけかもしれませんが。
5点(2003-12-10 19:15:28)
14.  セブン・イヤーズ・イン・チベット
頑張って撮影をしただろうことに敬意を表してこの点数です。それに、世界中の人(特に多くのアメリカ人)に中国共産党のチベット侵略を伝えてくれたんだから、その点での評価です。しかし、なんだか人も自然もショボくれたチベットになってしまってます。チベット自治区での撮影はご法度だったんだろうから、仕方がないとは思いますが・・・ちょっとショボくないですか?特にジョカンとか。この映画を観てチベットに行った人は、本当に感動するそうです。チベットに行ってからこの映画を観た人は、「なにこれ?」と思うそうです。納得。この映画を観た人は、是非是非本物のラサに行ってみてください!たまげますよ!けど、先入観はなるべくないほうがいいかな。チベット人について、その基本であるチベット仏教をもとにもう少し詳しく描いていたらと思います。ダライラマの存在についても、もう少し僧侶としての前面を強調して欲しいと思いました。この映画を観てラストエンペラーの少年時代を思い起こした人もいると思いますが、本当は皇帝とダライラマではちょっとじゃなく違います。これじゃ、ただの王さまになってしまう! ここまで書いて、この映画の本筋であるブラッドピットについて何も言及していなかったことに気付きました。うーん、いいと思う。別に無し。
6点(2003-12-10 19:11:56)(良:1票)
15.  ブロウ
この映画を観て、なんか空疎な感覚を持ちました。実話を元にした映画ではいつも感じるのですが、実話である故に自由にできないインパクトの弱さ、メッセージの頼りなさ、中途半端な憎悪。これらが観終わったあとに残るイメージの力を削いでいるような気がします。ジョニー・デップはいいんじゃないでしょうか。絶賛しようとは思えませんが、批判もできません。
5点(2003-12-08 12:45:46)
16.  ウーマン・オン・トップ
ペネロペ可愛いなぁ。いや、あんな女房いたら破滅しますよ。仕事行けない。あんまりコメントもないっす。ペネロペ映画。
5点(2003-12-03 22:25:43)
17.  ガープの世界
ストーリーの奇抜さの割りに感動的な、悪く言えば平凡な仕上がりになったような気がするのですが、観終わってから妙に満足感がするので、結果として良い映画になったような気がします。一つ一つのエピソードは、それぞれ考えさせられるものもありますが、事故後初めて奥さんに話しかけた「I miss you」が何より素敵でした。愛って素敵。
7点(2003-12-03 12:06:43)
18.  メメント
なんだかとても惜しいです。ストーリーは素晴らしい、アイデアも良い、けど、なんか薄っぺらいですね。ただの謎解きで終わってしまったみたいです。どうしても全ての可能性を考えながら観ていると、主役を疑ってしまうんですよね。だから、なんか最後も「あ、そうか」で終わってしまいました。こんなスピード感を求められる映画ならしょうがないかもしれませんが、あと一歩先を求めてしまいます。それまでの部分は心理描写が上手く書けていたと思うのですが、最後の部分で足りないような気がします。何故続けるけるのか?を端的に、スピード感を殺さない形で掘り下げたら秀作になったと思います。
5点(2003-12-02 19:18:10)
19.  恋人までの距離(ディスタンス)
女の子から「どんな映画が好き?」と聞かれたら、他に好きな数本の映画を言ったあと「けど恋人までのディスタンスもいいなー。」と付け加える事を僕は忘れないだろう。そして、その最後の一つに見事ヒットしてくれる女の子がいれば、僕はその瞬間に惚れてしまうかもしれない。そんな、なんか恋がしたいっ!と思わせるような作品がこの映画でした。この映画は、本当に観終わってとても幸せな気分になる映画ですね。この満足感って、映画の魅力の中でもとても重要なことなんじゃないかなと思います。この映画の中には、毎日の日常から少し浮ついているかもしれないけど、とびきりの幸せがたくさん詰まっていて、なんだか本当に幸せになります。役者さんの二人の一つ一つの会話の妙が素晴らしく、また表情が活き活きとしているのが印象的でした。最後の別れも、強く胸に迫ってくるところがあります。たぶん、次に新幹線に乗る時は、僕はちょっとこの映画を思い出したりするんだろうな。もちろん席は自由席で、喧嘩している夫婦は・・・最近あんまり見かけないけど、探してしまうかも(本末顛倒です)。ウォークマンも止めておこう。これで一緒に電話の会話をやってくれる人を探す事ができるでしょうか?
8点(2003-11-18 13:13:03)(笑:1票)
20.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
企画の面白さもさることながら、演出家の細かさが光った映画だと思う。俳優の熱演と、その仕草の細かさ、それに汗染みの具合まで完璧だった。映画の内容は、観る前に解説でわかっている。最初の一人の無罪が最終的に全員一致に発展していく事、有罪を支持していた人間が実は己の偏見から意見をしていたこと。そんなことを解っていたとしても、一つ一つの投票ではドキドキするし、一つ一つの謎が明らかになっていくシーンにも見応えがあった。12人全てが非常に印象的な人物として表現されていることも重要だった。時代に流されない、面白さが風化しない映画もあるんだなと、納得した作品に賛美を送りたい。
9点(2003-11-18 12:47:12)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS