1. 赤ずきん
予告編を見てミステリ的犯人探しが面白そうだと思った方にはばっちりでしょう。 複線やミスリードが上手く盛り込まれた脚本で、期待以上に楽しめました。 シャマランの『ヴィレッジ』みたいな世界で「本当は怖い赤ずきんちゃん」が見たい人、 予告でよっしゃ、犯人俺が当てたると思った人は是非。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-04 23:11:48) |
2. センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演)
愛すべきB級作品。縁あってベルヌの原作を大人になってから読む機会があって、映画にしたらどうなるのだろうと興味本位で観てみたものの、どうやら原作のテイストを再現しようとかそういう気概は微塵もないらしい。対象年齢小学生レベルに徹しているように見受けられた。それはそれでありかな、と思える人は観てみてもいいのでは。冒険ものとして古典的なお約束シーンが多すぎるのが気になるが、本作はそれを初めて3Dで表現したというところに価値があるのだろう。ベルヌの奇抜な発想や、地底に古代の生物相を発見したときの胸躍る感じ等を存分に感じさせる一大SF作品を 期 待 し な い 人 には勧められなくもない。 [地上波(吹替)] 5点(2010-07-10 13:19:31) |
3. アバター(2009)
《ネタバレ》 飛び出す以外何の取り柄もない映画。途方もない手間がかかっているのは認めるが、物語が浅すぎるのと、独創性に欠ける感は否めない。 昨日金曜ロードショーでもののけ姫をやっていたのでどうしても比較してしまうが、例えば首を切られて変貌するシシ神・デイダラボッチのような観る者の想像力を易々と超越する凄味のある描写。いくらでも深読みしたくなる人物造形、舞台背景、主人公アシタカの心理。そんなものが微塵もないというのは比較対象としていくらなんでもお粗末すぎる。 悪い敵をやっつけて愛する人と結ばれる。そんな能天気なストーリーも、独創性に欠けるパンドラの自然やモンスターも、おそらくは3Dのインパクトとリアルさを引き立たせるためにあえて選択されているのだろう。であればやはりこの映画は上記の一言に尽きる。飛び出す点以外ならもののけ姫の方が20年は先を行っている。これだけの大衆向け映画で有色人種(青色)に理解を示したのがストーリーで唯一評価できる点だろうか。 [映画館(字幕)] 6点(2010-01-10 00:35:56)(良:1票) |
4. グラン・トリノ
ネタバレなしで。ここでの評価がむちゃくちゃ高いのも頷ける佳作だった。見た後こんなにも温かな気分になれる映画はそうそうない。しかもいわゆる「いい映画」然とした映画ではなく、笑いどころも思った以上に多い。友達誘って気軽に観にいける作品。 グラントリノってのは全盛期(前世紀)のアメリカを生き抜いたアメリカ男児の誇りそのものみたいなもんなんだろう。アメリカのじーさんってのはカッコいいね。いやむしろイーストウッド「が」カッコいいのか。老いた自分をネタにギャグを撮れる御歳78歳、恐るべし。 [映画館(字幕)] 8点(2009-05-05 05:14:04)(良:1票) |
5. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 バットマンが善悪の葛藤に悩む話と聞いていたが、結局のところやはりバットマンは絶対善であり、ジョーカーは絶対悪であった。 自分(=バットマン)がいなくなるとマフィアたちがはびこり社会が腐敗してしまうのに、市民は分かってくれない。間違いなく自分が正義なのになぜ?もう正義の味方なんてやめちゃおうかなー、てな葛藤だ。大雑把に言えば。 もちろん、このような状況になった原因はバットマンの身から出たサビなどではなく、イカレジョーカーが100%悪いのだから、反省のし様も無い。 米国人がそんなバットマンの姿をイラク戦争に突っ走る自分達と重ね合わせて熱狂しているかも知れないと思うと、うすら気持ち悪いと思えなくもないが、ラストシーンの「たとえ世界中を敵にまわすことになっても、俺は俺の正義を貫くぜ!」と颯爽とマシンで駆け抜け去っていくダークナイトは確かに最高にかっこいい。米国のヒロイズムに毒されそうだ(苦笑) [映画館(字幕)] 8点(2008-09-02 23:30:23) |
6. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 思ったよりも薄味のファンタジーだった。未見の人はLORみたいな骨太さを期待するのは厳禁かと。そういえばこのシリーズは小学生のときに『魔術師のおい』だけ読んだことがあった。確か本作中に出てきたガス灯が、なぜナルニアに置かれることになったか、とか、なぜタンスが異世界に繋がっているか、といった内容が書かれてあったことを朧げながら思い出した(今さら再読して確かめる気はないので、違ったらごめんなさい)。シリーズ通してみるとそんなシリーズモノとしての楽しみが出てくるはずなので、今後に期待。 ■以下地上波放送で再見したので追記。ネタバレ有■それにしてもこのご都合主義の脚本はいただけない。これは子ども向けだからといって赦されるという性質のものではない。子ども騙しというのは、例えば冒頭で末っ子が「サンタさんは絶対いるもん!」と口走るとか、そういうバレバレの伏線を張るとかいうのを言うのであり、何の断りも無しにサンタさんを登場させてしまってはお子様の開いた口も塞がらない。これは蘇るアスランについても同様。練られた脚本は子どもが見てもちゃんと面白いのだから、そこで手を抜くべきではないと思う。 [DVD(吹替)] 5点(2008-05-17 21:01:42) |
7. ミスト
グーローいーーーー!!!こんなエグいパニックホラーだなんて、予告編では一言もゆうとりませんでしたやんw●●の断片の気色悪い動きに始まり、全身あんなことになった彼とか、倒れたアレから噴出すナニとか。もう人間が生理的に受け付けない不快映像が次々と。まあ、楽しめたからゆるすけど、心の準備ってもんがある。今度はちゃんとCMでもそれらしく宣伝してください(笑)結構グロが好きな身としてはWow!(『スゴっ!』)な映像が満載でした。いや、この映画の場合はやはりオーマイゴッド、もしくはジーザス!かな。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-16 23:52:21) |
8. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 ほんとに酔った!他人の忠告は聞くものですね。はい。80分って短いんじゃないの?と最初思ってたが、実際のところこれが私にとってのぎりぎりラインだった。終盤は「この悪夢から早く抜け出したい」の一心。これって作り手の狙いにまんまと嵌ってたりして。ということで、高得点を献上したいのは山々。でもモンスター自体の質感や関節等の動き、造形にもうちょっと生々しいリアリティーがあったら良かったのに、そこがもろCGで興ざめした(映像がリアルすぎるため、期待が高すぎたのかも)のも正直なところなので、この点数に。 巨体はあまり猛スピードで動くと重力感を損なうと思うのだけど、早い方がアメリカ人好みなんだろうか。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-26 07:59:33) |
9. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
魔法CGマンセー。ダンブルドア萌え。それがお口にあわない人にはつまらない一作かもしれません(笑) [DVD(字幕)] 8点(2008-03-07 13:53:28) |
10. 君のためなら千回でも
《ネタバレ》 六本木ソルジャーさんの映画評にいたく感銘を受けました。人間の強さとは、弱さとは。残念ながらまだまだ若輩者の私には、一回見ただけでは咀嚼しきれませんでした。もう一度見直したいと思える映画です。ただ、邦題が、ネタバレとまではいかないまでも欲しくない予備知識になってしまうというか、作中のこの台詞を若干あざとく感じさせる原因になってしまっているのが気になります。 原題のままで見るとラストシーンもまた違って見えるのではないか、と思うと残念。 [映画館(字幕)] 7点(2008-02-26 17:19:49) |
11. エミリー・ローズ
率直に、面白かった!私は悪魔とか幽霊とか特に信じてはいないし、事件を表面上だけ見る限り、この事件も神父の過失で確定と考えてしまう。でも個人的な先入観は捨て去って審判せねばならないのが法廷というもの。本当にこの世に悪魔などいないと言い切れるのか?精神科の医師の診断だって、何の証拠も無い推測にすぎないではないか。悪魔の存在はともかくとして、「儀式」が「成功」していたならエミリーは回復していたかもしれない。医学ではそれを宗教的暗示とでも呼ぶのかもしれないが、いずれにせよ「儀式」も治療行為のひとつと考えられなくも無い・・・と、つらつら思ったことを書き出してみたが、このような思考を重ねながら裁判の行方を見守るのは非常に面白い時間だった。もちろん、これは物語にすんなりのめり込むことのできる下地――脚本、演出、演技etc.がしっかりしているから。検察側が提示する客観的事実と、エミリーと神父2人の間にあった真実の狭間で、陪審員はどのような結論を下すのか。法廷物が好きな人は、オカルティックな内容に嫌悪感を抱かずにぜひ見ることをお勧めします。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-18 23:42:13)(良:1票) |
12. シュレック
あまり声に文句は言いたくないのだが、浜ちゃんはアニメだと台詞がかなり聞き取りづらい。共演の山寺宏一が上手いだけに、余計その点が気になってしまう。ストーリーは期待しすぎたせいか物足りなく感じた。 [DVD(吹替)] 4点(2007-08-02 20:41:38) |
13. シカゴ(2002)
レニーもキャサリン姐さんも他のキャストも皆、歌いまくって踊りまくって楽しいの何の。特にWhen you are good to mamaなんてクラクラしてしまう(笑)アメリカらしい品の悪いブラックジョークも炸裂しまくってて、もう大好き。 [DVD(字幕)] 8点(2007-06-02 22:21:04) |
14. ジュマンジ
ごめんなさい。子どもの頃もっとも嫌いな映画がコレでした。ずっと落ち着きどころがなくて始終「スリル満天」なところが逆に、子ども目線で見たらダメだったんですよね。怖くて。ドラえもんみたいに頼れるキャラが仲間にいるとか、もうちょっと救いどころのある設定で作られていたら良かったのですが。そんな子どももいたってことで… [地上波(吹替)] 2点(2007-05-05 14:37:57) |
15. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
このシリーズはいつ見ても同じ世界観をちゃんと構築してくれていて、ストーリーも及第点以上のものを見せてくれて、退屈しないのでとても良い。暇な時間に見るDVDに困ったとき、とりあえず選んどけば損はしないという安心感が嬉しいですね。作品としては7点くらいですが、過去4作品ハズレなしということでプラス1点入れます。 [DVD(字幕)] 8点(2007-05-05 14:26:48) |
16. ツイスター
《ネタバレ》 皆さん評価は低いですけど、私はこの映画大好きなんです・・・おかしいですかね。なんか竜巻扱っている割にはシリアスすぎず、適度にゆるーい感じで・・・何より後味がすごくいい。見終わった後なんかほんわかするんですよね。あえてDVDとか借りてくる程ではないですけど、テレビでコレやってると、毎回楽しみに見入ってしまいます。こんな人間はかなり少数派だと思います。はい。 [地上波(吹替)] 8点(2007-03-29 11:52:07) |
17. ヴィレッジ(2004)
シャマラン作品では1番好きです。展開もスリリングだしオチも納得できるもので、なるほどね~、意外と有り得ない話ではないかもな、と思って観ました。現代版おとぎばなし的映画ですね。 [DVD(吹替)] 6点(2006-11-26 17:06:32) |
18. ノートルダムの鐘
この音楽を聴いているだけで1日は退屈しないで過ごせる、ってくらい音楽が良い。アラン・メンケンは天才。 [DVD(吹替)] 8点(2006-03-06 22:17:01) |
19. シックス・センス
《ネタバレ》 ミステリーで「いまだかつてない衝撃のラスト」と言われると、1.犯人は主人公以外の全員。2.主人公が犯人。のどちらかだと思われます。案の定、始まってすぐ「犯人」は予想がついてしまいました。さんざんラストに凄いどんでん返し有りという評判を聞いた上で、冒頭であそこまで勿体つけられると逆にねえ・・・。グロいお化けは良かったので、『サイン』よりは点数高くつけておきます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-05 01:11:23) |
20. サイン
《ネタバレ》 この映画、作ろうと思えば大学の映画サークルでも作れるよね?ってくらい金のかかってない映画。近年の、CGを惜しみなく駆使してUFOやエイリアンを描く映画に毒された我われにとってはある意味衝撃です。水の汚染がどうのというエピソードは不要かな。水の宝庫とも言える人間の身体を食っといてそれはないぜ・・・。ところで、僕は初めてシャマラン監督本人を見ました。この映画で。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-05 00:58:18) |