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1.  マジンガーZ対デビルマン
マジンガーZファンとしてはマジンガーZがただただひたすらかっこ良くて良い反面、デビルマンがマジンガーZに比べると単なる引き立て役の様で、タイトルにあるマジンガーZ対デビルマンの意味があまり感じられないので、デビルマンファンにはおそらく物足りない上に2人のヒーローが戦う姿を見せてくれ!という不満が残ってしまう。ある意味、マジンガーZとデビルマンの両英雄の競演によるファン向け作品である。マジンガーZファン、デビルマンファン、どちらのファンでもない人が見たらどう感じるか?さほど楽しめない筈です。明らかに永井豪作品、マジンガーZとデビルマンのファン向けの為に作られた作品である事を承知で見ることを覚悟して見る必要がある作品です。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-28 18:57:54)
2.  マジンガーZ対暗黒大将軍 《ネタバレ》 
ロボットアニメと言って真っ先に思い出すのは、マジンガーZです。そんなマジンガーZが傷付きながらも、諦めずに戦う姿のカッコ良さ、亡き父の写真を手に出動を誓うシーンが特に良い。そんなマジンガーZを助ける為に来たグレードマジンガーの姿も見せてくれると言う贅沢ぶりに感謝したい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-24 18:36:08)
3.  万引き家族 《ネタバレ》 
本当は書こうかやめようか迷いましたが書かせてもらう。万引家族、確かに万引家族だ。こんなタイトルでパルムドール受賞、そりゃ普段は映画など見そうにもない人が平日の昼間にも関わらず休日かよっていうぐらい観に来てた。洋画なら観る様な人達、邦画など興味ないけどパルムドール受賞だから、評価されてるからという理由だけで観に来てる様な人達、この映画は全てにおいてあざとい上に美化し過ぎ。万引だろうが、誘拐だろうが、母親殺しだろうが全て犯罪には変わらない。それでいて、万引による血の繋がりの無い人達が本当の家族の様な生活している。万引による血の繋がり、犯罪を美化して家族愛とはよく言ったもんで、何が家族愛だよ。ふざけるな!こんな話に家族愛など何も感じない。他人の子を誘拐しておいて何の反省も感じられない人達、無駄にエロいシーンを見せ付けて観客の気持ちを向かせようとするあざとい演出、妹には万引などさせるなよと言うシーン、台詞に妹なら許されるのか?万引は万引だし、妹だろうが兄だろうが関係ない。全てにおいてあざとい。犯罪を美化し過ぎで被害者の立場を無視している。こんな作品が世界中で大絶賛されてるのが不思議な上に許せない。確かに俳優の演技は素晴らしい。だからと言って評価しようという気持ちにはなれない。何がパルムドール受賞だ!賞を受賞したからそれが素晴らしい映画、良い映画、好きかと言われるとノーだ。こんな犯罪を美化している作品に1点足りともやる気にはなれない。万引による被害者の気持ちを考えて作ってるとは思えない。全て制作者側の視点からしか描かれていない不愉快な作品。
[映画館(邦画)] 0点(2018-06-13 21:24:36)(笑:1票) (良:6票)
4.  魔界転生(1981)
今の、時代劇には無い面白さをこの作品からは見る事が出来る。まずは役者の力量の差が明らかです。主演の沢田研二に関しても監督の演出により、本物の時代劇を見せてやろうという心意気が伝わります。脇を固める俳優に関しても個性的で、魅力に溢れ、見ていても飽きる事がない。柳生十兵衛、宮本武蔵、そして、男を誘惑して見せる細川ガラシャの妖艶さ等、今の時代劇では味わう事が出来ない魅力がこの作品にはあります。勿論、俳優だけではない時代劇としてのチャンバラシーンの凄さ、若山富三郎と千葉真一、この二人のかっこよさ、対決シーンを含め、面白い映画とは何か?時代劇とは何か?作品全体に漂う、不気味さもこの作品の魅力の一つで、更に言わせてもらうとこの頃の女優と今の女優とでは本気度が違う。これだけ気持ち良く(見ている自分にとっても)良い脱ぎぷりを見せる作品はなかなかない。(だからといって、なんでも脱ぎば良いという訳じゃない。)色んな意味で面白い上に魅力のある作品です。
[DVD(邦画)] 8点(2016-09-24 12:24:48)
5.  満員電車 《ネタバレ》 
冒頭のどしゃ降りの雨の中、皆が皆、同時に傘を広げ、同時に傘を閉じる。この上なく変な始まりです。変と言えば歯の痛みをこらえて仕事する川口浩が直ぐに仕事終わらせた事に対する会社側の言い分が変で笑える。その後の川口浩の時間に対する拘り、船越英二とのやり取りなど色んな皮肉が散りばめられている。この映画、市川崑監督の社会に対する怒り、サラリーマンの厳しさの様な物を描く中で満員電車の中で映画は大映、満員電車と自分の作品を何気に宣伝する辺りの凄さ、凄いと言えばキャストの選び方に市川崑監督作品では珍しい笠智衆を役所の時間、時計などあてにならないという批判を言わせるという凄さ、時計屋の親父とおふくろ役に杉村春子、何だか小津映画を見ている様だ。市川崑監督が小津映画を好きだと感じる笑いをこの作品から見る事が出来る。
[DVD(邦画)] 7点(2016-05-28 18:56:52)
6.  舞妓はレディ 《ネタバレ》 
前作であれ?もしかして?周防正行監督は第二のスピルバーグでも目指してるのかな?娯楽映画だけでは物足りなくなった?社会派の映画だってやれるんだよて感じずにはいられなくなり、「それでもボクはやってない」は評価できるけど前作は評価できない。そんな中での新作は舞台が京都でしかも舞妓さんのお話し、それをミュージカル風にとなると期待せずにはいられなくなり見てきましたが、この監督はやはりコメディがよく似合う。目の付けどころが良い。よくこんなにも田舎の雰囲気十分な素人さ全開な女の子見つけてきたなと驚かされます。上白石萌音、この新人さんあってこその映画である。京都弁を一生懸命に覚えようとする姿に頑張れ!て応援したくなります。稽古の場面で叱られて泣くシーンで、声が出なかったのが治る時のあの涙、泣き声は少女の気持ちがよく解るシーンとして上手く描かれている。沢山の人に見守られながら本当の舞妓さんへになる少女の成長物語として楽しむ事ができた。最後にもう一度だけ言わせてもらうけど周防正行監督は今の日本映画界にあって数少ない娯楽映画をきちんと撮れる監督だと思ってる。これからもまた面白い映画を撮り続けて欲しい。間違っても誰二のスピルバーグ化やオリバー・ストーンみたいな説教臭い監督にはならないで欲しい。  
[映画館(邦画)] 8点(2014-09-15 20:19:12)
7.  マヌケ先生 《ネタバレ》 
大林宣彦監督の子供の頃の映画が好きだった少年の頃の作品です。そんな大林宣彦監督、やはり大人になっても変わらずに少年の心を持ち、今でも変わらず映画が好きなのが解る。作品全体のノスタルジックな雰囲気、映像美、どこをどう切り取っても大林映画としか言いようのないぐらい大林宣彦監督のどの作品にも共通する懐かしさでいっぱいにさせられる。大人になった監督自身を投影し、そして、演じている三浦友和が故郷、尾道へ向う列車の中で出会った谷啓とのやりり、三浦友和が頼んだ最後の一つしかないお弁当を分けてもらう谷啓が笑えるし、これは喜劇なのか?それともファンタジーなのか?という部分で少し引っ掛るし、色んな部分で引っ掛るものが感じられるのはマイナスだけど、大林宣彦監督自身がジョン・フォード監督の映画が好きなのと木下恵介監督の「青い山脈」が好きだというのが解るシーンを観ると、監督の映画に対する思いが伝わってきて、そういう意味でもこれは完全に大林映画ファンへ向けての作品であることが解る。尾道の風景を見ているだけでも見て良かったと思えるし、尾道映画が好きな人は一度はどうぞ!と言いたくなるぐらいの作品でもある。最後に観ていたらやたらとチョコレートが欲しくなってしまった。そういう意味でもどこか甘い。甘さの残る映画でもある。けれど、その甘さこそがこの映画の魅力であって、大林映画の魅力でもある。大林映画の助監督を務め、何本かの作品で脚本を書いている内藤忠司による監督作品で、大林宣彦監督作品に関係のある俳優も大勢出ていて、そういう意味でも大林映画的な作品と言えるでしょう。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-05-09 11:22:05)
8.  マルサの女2 《ネタバレ》 
確かに1作目のような見終わった後の爽快感は無い。むしろそれ以上に後味の悪さの方が上である。しかし、これこそが現実なんだ!結局は泣き寝入りすることになってしまうというその正しい者よりも悪人の方が勝つなんて、どう考えたって間違っているし、絶対におかしい。けれど、そんなおかしなことが起こり得るのが世の中の実態であるということを伊丹十三監督は描きたかったに違いない。少なくとも私にはそう思えてならないのである。世の中の全ての矛盾に対する怒り、許せない者、あってはならない現実、それを有りのままに見せ付けられることになる。正しく間違いだらけの世の中の象徴のような映画である。
[DVD(邦画)] 7点(2010-04-26 23:11:44)
9.  毎日が夏休み 《ネタバレ》 
「毎日が夏休み」ていうこのタイトルが良い。好きだなあ!この映画!毎年、今の季節、夏休みになると見たくなる映画の一つで、とにかくこの映画の持っている雰囲気、開放感、爽快感、気持ちの良さ、それは出てくる台詞の気持ちの良いことといったらない。他人から見れば何の不満もないはずであろうエリートサラリマンが突然、会社を辞める。血の繋がっていない再婚相手の娘も学校には行ってない。父親にも母親にも勉強はよく出来て優秀な成績であると思わせて本当は学校すら行かず、登校拒否である。父親と娘が会社と学校をサボって公園のベンチでお弁当を食べてるシーン、ここでお互いが初めて会社を辞めていたことと、登校拒否であることを知る。その時の二人の表情が何とも言えず私は好きです。娘を連れて世話になっていたお得意様の会社へ就職願いをする場面も好きです。この時の父親の姿とそれを見ている娘の姿がこれまた良い。二人がレストランで食事しながらの会話で父親が言う台詞「泣きたい時は泣けば良い。涙は心の汗である」正にその通りで疲れている時に泣ける映画を見たり本を読んだ後に涙を流すと何故か気持ち良くなれる。気持ち良いシーンがこの映画には沢山ある。父親の送別会の後の場面、学校でのシーン、父親からの電話、スギナへの「君が必要だ」それを聞いて嬉しそうに学校を去るスギナ、何て気持ちの良い映画だ!「君が必要」「君が必要」何てスウィートな言葉とスギナが言う。本当にそう思う。ラストの公園での寝そべっているシーン、青い空に空いっぱいの白い雲、清々しくて気持ち良くて開放感溢れるこの映画が私は好きでたまらない。佐伯日菜子のあの棒読みも見れば見るほどどういう訳か全く気にならず、それどころか不思議なぐらいの心地の良さを覚えてしまうぐらいである。正にタイトル通りの毎日が夏休み的な開放感に疲れている時に繰り返し見て安らぎを感じたい。そんな映画である。それにしてもこの映画のコメント数の少なさといい、平均点の低さといい、見ている人が少ないのかな?疲れている人、特に現役の学生と社会人には見て欲しい映画として9点という点数を付けてこの映画の素晴らしさを一人でも多くの人に知って貰えたら嬉しいなあ!
[ビデオ(邦画)] 9点(2009-08-13 17:41:53)(良:4票)
10.  待ち伏せ
あの大傑作「無法松の一生」を撮った稲垣浩監督で出演者の顔ぶれが三船敏郎に石原裕次郎、勝新太郎に中村錦之助ってなんて豪華な、とても考えられないような個性溢れる役者勢揃いだことか!三船敏郎と石原裕次郎が1つの映画の中で一緒にいるなんて誰が想像出来る?それだけでも凄い事だし、そこに勝新太郎と中村錦之助だぞ!期待してしまうよ。しかし、何だか期待した程のワクワク感、ハラハラが感じられないのは何故だ?どことなく西部劇ぽい音楽と相変わらず、三船敏郎、勝新太郎は文句なくかっこいいし、中村錦之も二人に比べると出番は少ないのに貫禄十分で相変わらずの存在感、そんな中で石原裕次郎に時代劇てのはやはり違和感が残って仕方ない。女優陣では何と言っても浅丘ルリ子、この個性溢れる男達の中でも印象的な女性を演じている。寅さんシリーズのリリーに近い影のある女を演じていて、こういう女を演じさせるとピタリとハマルから凄い。そして、私が一番この中で見たい。見たかった俳優、それは渥美清である。渥美清と三船敏郎、渥美清と浅丘ルリ子、これぞ正に寅さんの世界だ。渥美清と石原裕次郎、渥美清と勝新太郎の共演なんて想像するだけで楽しい。渥美清と中村錦之助は「屈掛時次郎」で共演してるし、渥美清不在が残念です。それにしても三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎に中村錦之助、四人の共通点、四人共もう既にこの世にはいない。本物の映画スターがいた時代の夢のような共演作品として、後にも先にもこの四人が同じ映画に出ていた唯一の映画であるだろう作品です。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-05-16 22:58:48)(良:1票)
11.  マルサの女 《ネタバレ》 
この作品、公開当時、学生だった私は学校サボってガラガラの映画館で観たのを覚えてます。しょっぱな看護婦さんのおっぱいを吸っているおじいちゃんが映し出されるのを見て、良いなあ!羨ましいなあ!なんてアホなことを思いつつ観てました。そんな中で脱税する者、それを捕まえる者、脱税の手口を徹底的に見せてくれていて楽しむことも出来た。この映画が公開された年、1987年ていうと確か世の中はバブル最盛期であったはず。正しくこの時代に撮られたことが作品全体に物凄いリアリティを感じる。その一方で映画的な興奮というと果たして如何なものかと?いう不満も残る。そうは言うものの、面白いことは面白いので低い点数は付けられない。伊丹十三というと俳優としてもなかなかのもので大変癖があってその癖が苦手な人はとことん苦手かもしれないが、私は結構好きである。監督としての伊丹十三よりも俳優としての伊丹十三の方が私個人としては好きであるが、監督としての才能、眼の付け所もその時代にきんと対応していてなかなかのものである。そんな伊丹十三というこの監督としても才能のある一人の死は大変な不幸であり、惜しまれる。今も生きていたら間違いなく今の時代にあった作品を次から次へと発表してくれることであろう!
[映画館(邦画)] 7点(2008-08-25 22:38:51)(良:1票)
12.  また逢う日まで
以前、CS放送でやった時のを録画してあるという知り合いに借りてきて見ましたが、これもまた同じ今井正監督の「青い山脈」に通じるものを感じる作りになっている。終戦の真っ最中の若い二人の青春、恋愛映画で、主演の二人が何とも爽やか、清々しい。その一方でちょっと反戦がテーマというのが色濃く出ていて、青春映画にしてはちょっと痛い。痛々しい感じがするのが欠点と言えば欠点のようであり、「青い山脈」ほどの爽快感はここにはない。この当時の時代背景の映し方、画き方は今井正監督、上手く描かれているのは感心させられた。それにしても久我美子のこの作品の中での可愛いことといったらない。本当に久我美子が可愛い。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-04-18 21:54:15)
13.  待って居た男
待って居た男!とは私のことか?えっ?どういう意味かはこの映画を見ること、この映画の放送を待って居たということでして、それはそうと、流石だ!マキノ節がここでも見られる。とにかくテンポの良さと役者達の演技合戦、いかにもマキノ映画らしい華やかさが展開されていく。主演の二人、長谷川一夫と山田五十鈴の息の合った演技が醸し出す面白さ、そして、中盤から出てくる榎本健一の面白さ、この榎本健一のトボケタ味わいがミステリーな内容の中にあって、陽気な感じで緊張感を維持しつつも笑わせる。こういう登場人物が出てくるあたりがいかにもマキノ映画ならではです。そして、そして、更にこの映画も高峰秀子ですよ。本当に可愛い。俳優陣の好演は勿論、話の面白さも忘れることは出来ない。とにかくこれもまたマキノ映画らしい面白さを感じることが出来るそんな映画!マキノ正博(雅弘)生誕百年の今年、頼むからこの映画も含めてあの大傑作「鴛鴦歌合戦」をはじめとするマキノ映画を全てDVDとして全国のレンタル屋さんに並べることを願う。日本映画史にマキノ正博(雅弘)という凄い監督がいたということを一人でも多くの方に教えたいと共に知って欲しい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-03-02 09:41:19)
14.  マタンゴ 《ネタバレ》 
「マタンゴ」何てタイトルなんだ?たった一文字「マ」があるとないとでかなり違ったイメージを抱かせる。「タンゴ」と「マタンゴ」では明らかに違うだろう!「タンゴ」だと踊りだしたくなる。ところがこれがたった一文字「マ」の字が加わるたけでかなり違ったものになってしまう。「マタンゴ」だと踊りだしたくはならないだろう!踊るよりもまず間違いなくぶっ倒れてしまうだろう!「マタンゴ」いやあ~何だかわけの解らない意味不明なタイトル、そして、見ているとこの映画のマタンゴなるあの何とも不気味な形と色をしている物体、その正体がキノコであるという恐ろしさ、もしもこれがキノコでなくて違う食べ物だったら?マタンゴの正体が毒キノコであるからこそのこの不気味さ、そして、そんなマタンゴに囲まれ美味そうにキノコを食べる水野久美の顔付き、あの口元のいやらしさ、もしも、私がキノコだったらスーパーマリオに喰われるよりも絶対に水野久美に喰われる方が良い。そのぐらい水野久美のキノコを食べる時の美味しそうな食べ方が忘れたくても忘れられなくなりそうです。えっ?何々?水野久美に喰われるならスーパーマリオに喰われる方が良いって?そうかなあ?どうせ喰われてしまうならスーパーマリオよりは女性としての怪しさ、フェロモン全開の水野久美に喰われる方が良いじゃん!私が男だからだって女の人ならそう言うかもしれないけど、男ならきっとそう思うはずです。これは男心を上手くくすぐりながらも人間のエゴイズム、嫌らしさを描いた何とも不気味で本当に恐い恐い映画です。間違っても幼い子供に見せる。お奨めする。一緒になって見るような映画ではありません。
[DVD(邦画)] 7点(2008-02-24 17:17:59)(良:1票)
15.  股旅
市川崑監督の死去というニュースを聞いてとても淋しい!そんな中で借りてきたこの時代劇は一風変わっていて新鮮である。今、観るからこそこの何とも新鮮な世界、そこは今時の時代劇とは違う味わいを感じる。いきなり冒頭のあの啖呵、信太の仁義、繰り返される言葉の応酬、まるで何だか「男はつらいよ」の車寅次郎みたいだ!市川崑監督、この映画を観る限り、山田洋次監督のファンではないだろうか?作品全体の出来としてはさほどの出来ではないと感じるし、滅茶苦茶な感じもするが、その滅茶苦茶な展開も、つまらないとは感じないし、同じ時代劇でも山田洋次監督の時代劇三部作中、世間的に最も評価の高い「たそがれ清兵衛」よりも私は市川崑監督の撮ったこっちのがずっと面白いと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2008-02-15 21:32:01)(良:1票)
16.  祭りの準備 《ネタバレ》 
南の国、四国高知を舞台に描かれる青春映画の秀作!この映画の主人公をはじめとする出演者それぞれにドラマがあり、生活感が感じられる。地方の生活の実感が生々しく描かれている。東京への憧れを抱き、町を出て行く主人公、そんな主人公を見送る原田芳雄が駅のホームからパンをかじりながら「バンザイ!バンザイ!」とエールを送る姿とそんな原田芳雄を消えていく列車の中から見ている江藤潤演じる主人公の姿に知らない都市での生活に対しても希望が感じられる終り方に万感迫るものがある。田舎町の閉鎖的な空気もあのラストがあればこそ、そこに見える希望、大人への憧れ、東京という都会への憧れ、その全てに青春の一ページを感じられずにはいられない。この映画のタイトルにある「祭り」とは主人公の人生への祭り、人生こそ正しく祭りなんだと言わんばかりの監督からの熱いメッセージみたいなものを感じることが出来た。脇を固める俳優陣、竹下景子の初々しさ、主人公の両親を演じているハナ肇と馬淵晴子の演技と存在もこの作品に大きな貢献をしていると言えよう。これまた間違いなく黒木和雄監督の代表作品の一つと言える作品です。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-05 15:20:31)(良:2票)
17.  卍(1964)
相変わらず若尾文子の可愛いこと、可愛いこと。そんでもって可愛さの中にある(見える)子悪魔的な悪女ぶりに見ている私でさえも岸田今日子やその他の出演者、船越英二をはじめとする男達と同じ気持ちになってしまう。何とも言えない怪しい雰囲気、ゾクゾク感はこれこそ増村保造監督の持ち味であると思える半面、あまりにも説明ばかりの台詞に頼っているのが観ていて、気になって仕方がない。岸田今日子の語りについては言葉による説明ではなく、違う形でもっと役者の眼の動き、表情、演技だけで表現して欲しいと思わずにはいられない。
[DVD(邦画)] 6点(2007-08-03 22:29:16)
18.  魔像(1952)
流石、阪東妻三郎!お見事という他ない一人二役、しかもいずれも阪東妻三郎という日本映画を代表する名優にしか出すことの出来ないオーラ、身体全体からひしひしと伝わってくる優しさと共に突如暴れ出す狂乱ぶりの凄さ、そんな一人二役にそれぞれ関わっている二人の女性、山田五十鈴と津島恵子の正反対な性格の持ち主でありながらもどちらの女性もこれぞ日本の女性像というべき女性像を見事に演じていて、とても良い印象を残します。作品全体、ユーモアが効いていてとても面白く、特に阪東妻三郎の丹下左膳のパロディぶりは何とも笑える。こういうユーモアのある時代劇、私は好きです。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-03-20 22:55:16)
19.  股旅 三人やくざ
時代劇のオムニバスとはこれまた珍しい!秋から始まって、冬、そして、春へとそれぞれの描き方がまるで違った雰囲気の中、やはり三番目の中村錦之助の話が1番、面白かった。こういう一風変わった時代劇もありなのかと思いつつ、やっぱりオムニバス形式よりは一本の話で描かれる時代劇の方が私は好きです。それでも3話ともそれぞれの俳優達が持ち味を発揮し、なかなか楽しい仕上がりになっていて、楽しむことも出来たということで平均するとこのぐらいの点数かな? 少し甘いかな?
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-03-05 22:00:18)
20.  瞼の母
うわっ!またまたやられた!中村錦之助!もう素晴らしい!中村錦之助の魅力、大爆発です。こりゃ、本当に泣けるってば!どうも歳のせいか?近頃はやたら涙もろくて困る。この手の映画には昔からただでさえ弱いのにもうあかんわ!ほんまに、泣ける!もう皆さんの素晴らしいコメントの後だけに上手に書けなくて申し訳ありません。とにかくこれは中村錦之助あっての人情時代劇、何か今日は朝から中村錦之助ばかり観てる気がする。そんなこの作品やけど他にもみんな良い俳優だらけです。私もそうです。中村錦之助演じる忠太郎と産みの母演じる木暮実千代とのやりとり、その後、忠太郎が去って行った後の妹(大川恵子)の演技にも泣かされました。そんな泣かせるドラマと更に殺陣のシーンでの素晴らしさもあってこれはもう9点です。頼むからお願いです。この映画も「家光と彦左と一心太助」同様、DVD化してくれ!まあ、とにかくこの映画を観て中村錦之助は勿論のこと、大川恵子て女優が益々好きになりました。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-20 18:25:38)
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