1. LIMIT OF LOVE 海猿
《ネタバレ》 いやァ~っ、ツッコミどころは多々あれど泣いてもうたわァ~。いきなり車でやって来ていつの間にかフェリー乗ってる環菜の行動は理解不能、それが女心ってヤツ?加藤あいならカワイイから全然OKでしょう。確かにプロポーズは長いよ、でもね~あのプロポーズみんな延々聞いてたから仙崎を絶対生きて連れてくるんだっつってなるわけで、ナミダがドバッーーーってなるわけよ。こんなん女の子と二人で観てたらチェックインしたくなるもんヨ~。救助シーン自体もコレでいいのかってくらい薄っぺらくって不満もあるけど、ハリウッド風邦画としては満点ちゃうの。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 18:32:57) |
2. 陸軍
オープニングでの藩士が語る「これからはアメリカやイギリスが鵜の目鷹の目でやってくる、藩の為に死ぬのはワシ等で最後にしなければならん」藩を国に置き換えれば思いっきり反戦思想な言葉で始まる。ラストではセリフに出して何かしゃべってしまえば切られてしまいかねないところを、子を想う母として見せるだけに留まらせる事で母の心の内はどのようのでも取れるというギリギリの部分で見せきってしまう。木下監督は「二十四の瞳」でもそうですが無駄なセリフや映像を見せない事で強いメッセージを残す事が抜群に上手いです。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-09 00:15:26) |
3. 隣人13号
出来の悪いパク・チャヌク監督の複製品のような映画です。獅童くんはまずまずですが新井はこの手の役似合いすぎるんだからもっとキレた凶悪さを見せて欲しかった。全体的に間やリズムが悪くダレ感じの印象が強いです。 [DVD(字幕)] 2点(2005-12-09 13:26:02) |
4. 理由(2004)
真っ先に思ったことはベストセラーだし原作は面白いんだろうという事か。気になることはインタビュー形式で徐々に浮き彫りにされていく真実という事より、インタビュー形式であるため必要以上に不自然に映る芝居がかった演技。演技や台詞回しのためか昭和と現在が入り混じっているのかと錯覚した。それが昭和的家族像をもった下町の家族と今の時代を現すマンションの偽装家族との対比であるとしても上手くいっているとは思えない。偽装家族の中に芽生える家族性をもう少し描いても良かったのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-19 22:09:38) |
5. リンダ リンダ リンダ
絵の構図、間の取り方、山下監督らしく適度な小津な薫りが心地良いリズムで入り込みやすかったです。どちらが好きかは人それぞれでしょうが、スウィングガールズに作られたウソ臭さを感じ、イマイチ入り込めない私としては、本作に等身大なリアルさを感じ断然リンダ派です。学校といえばプール、学校といえば屋上、文化祭といえば告白といったウソ臭さ漂う遊びすら学校だもん!青春だもん!といった感じで許せてしまいます。本番前夜の学校での高揚感は台風クラブを彷彿とさせていました。ブルーはーツをやる彼女たちを見守る甲本雅裕って弟じゃんとか芝ロックで美声を放つ湯川潮音は湯川トーベンの娘じゃんってな部分も好きです。ただ意地の悪い私としては芝ロック会場に彼女たちが間に合わない方が面白かったんじゃないかと思ってしまう。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-12 19:01:11)(良:3票) |
6. リアリズムの宿
ほとんど面識の無い2人が繰り広けるロードムービーと言うかなり非日常的な世界であるのにも関わらず、物語の世界はとても日常的な香りが漂い、いい間を掴んでいるので、シュールで有り得ない出来事も、あるかもしれない独特の笑い生んでいる。ただショートコントを羅列してる様な流れがありすぎ、前フリがラストをキレイにサゲる、みたいな部分が欲しかった(童貞の恋~女子高生)これがひょっとしたらそうなのかな。だとしたら、いまどきオチにならないし、弱いよねえ。 6点(2005-02-19 14:31:56) |
7. リボルバー(1988)
様々な人間模様がラストに向って終結していく、そうパルプフィクションかマグノリアかといった趣です。でも敏八ワールドはそんな洋画チックなオシャレさや軽快さはなく、ジメッとした割り切れない沈み込む重さを心の中に残してくれる。 5点(2005-01-27 23:29:49) |
8. RETURNER リターナー
ターミネーターとエイリアンにE.T的な要素も入れてマトリックス風な味付けをして、役者は金城武と鈴木杏とヘタクソ揃えるとこんなB級Vシネマ的な映画が出来上がります。 0点(2004-08-29 00:36:47)(良:1票) |
9. リリイ・シュシュのすべて
以前あまりのつまらなさに一度挫折、今回は我慢してどうにか最後まで見た。第一印象はあえてそうしているんだろうが、誰が誰だがわかりません。岩井監督も所詮この程度か?こんなの撮ればウケるとでも思っていらっしゃるのか?ただ淡々と描く事が現実だとでも思ってるのか?リアルに描こうと作為が働き過ぎでかなりイタく、14歳ってもっともっとずるくて、したたかで、意味なんて有って無く、汚く救われないと思ってるので中途半端です。自分もリリイ・シュシュであるとでも言いたいのか? 0点(2004-04-04 07:53:23)(良:1票) |
10. 理髪店主のかなしみ
【ジャン】さんスンマセン。登録しといて何なんですが、私もレビュー書く気になれなくって・・・まあ期待としては髪結いの女房にフェチズムを足したような映画を想像してたんですが、見事に期待を裏切られた映画でした。 1点(2004-02-23 21:57:24) |
11. 利休
草月流の家元で陶芸家でもある勅使河原監督の自らの美を追求したのであろう映像。侘び寂びの利休の究極的なシンプルな世界と「豪姫」にも出て来る古田織部の斬新で型にはまらない世界と対比するといいかも。あと同時期公開された「本覚坊遺文 千利休」との対比をすると利休の実像が見えてくるかも。 6点(2004-01-15 21:55:36) |
12. 竜馬を斬った男
ショーケンの持ついかにもキレそうな鋭利な感覚が、この時代の流れに翻弄されてゆく一本気な侍として非常にマッチしている。 6点(2004-01-15 21:40:36) |
13. 竜馬の妻とその夫と愛人
竜馬の人間の大きさとおりょうの愛情の深さが笑いの中からも感じられ、ラストのオチも三谷らしくて面白かった。 7点(2003-12-23 19:10:48) |
14. リング0 バースデイ
人に歴史あり、貞子も人の子、悲しい物語でした。 4点(2003-08-17 00:59:26)(良:2票) |
15. 竜二
公開時、高校生だった私には随分と男の生き様を勉強になりました。永島瑛子のような女性と結婚したいと思いましたよ。 7点(2003-07-22 11:42:32) |
16. リング2
幽霊?霊気?は水に溶ける?なんかムチャクチャです。なんだか歪んでるし、デタラメです。 2点(2003-06-15 23:31:51) |
17. リング(1998)
十分に日本的恐怖感がでてました。だれからも愛されずに死んでゆく貞子の怨念、自分に迫る死、成仏させようとする母性、ただ話が一気に進みすぎて置いていかれるところもある。根本的にはビデオで怨念が伝播するこれが勝因。 6点(2003-05-27 08:50:13) |