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Balrogさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 730
性別 男性
年齢 34歳
自己紹介 初心者です。7点を中心に見事な二次曲線を描く点数分布。しかし映画の評価は点数に還元しきれぬもの。点数と心中の差をいかにレビューで表現できるか。とはいえ適当なレビューも多数(笑

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1.  乱れる
乱れました。
[DVD(邦画)] 10点(2010-12-18 14:19:53)(笑:1票)
2.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
何なんだこの映画は! 漫画のようなこの荒唐無稽さは(本来の意味での)確信犯。しかしそれを現実に引き寄せる強烈な身体性。紙芝居のような質感のストーリーに燦然と屹立するのは身体だ。勃起は言うまでもなく、絡み合うシーンや押さえつけるシーン、殴るシーン殴られるシーンなど、そのどれをとっても、身体などというには物足りない、強烈なカラダそのものとでもいうべき力が、ファンタジーを現実に引き寄せている。前半は小ネタを挟みながら基本的な人間関係を形作り、後半に完膚無きにまで破壊し尽くす。その果てに残ったものは、愛だ。何もかも剥ぎ取られた人間は、愛そのものとなる。生半可な破壊ではこれは表現できない。下手な打算や論理や感情に隠されることなく、愛を丸裸にすることこそが園監督の狙いだったに違いない。愛を思い出すものは勃起という身体性であり、脳味噌の中で考えられたことなんかではない。愛は愛自体であり、考え出すような愛は愛ではない。無意識に反応する身体によって、自らからほとばしる愛に気付くのだ。自分がむきだしの愛そのものだということに気付くのだ。そんな愛を肯定しきった果てに感動のラストがある。大傑作。
[DVD(邦画)] 10点(2010-10-23 02:02:08)
3.  切腹
東浩紀が引用するコジェーブのスノビズムの定義そのままに、実質的な価値よりも形式的な価値を重んじる態度は切腹に他ならない。その不条理さを苛酷なまでの映像によって表現したのがこの作品だろう。絶妙な時代設定によって、形式的価値が失われつつある状況が良く分かる。映像美や脚本の妙などは全て他のレビュアーが的確に評しているので、私はこの映画の持つ意味の一面を指摘しておくにとどめる。
[ビデオ(邦画)] 10点(2010-08-01 02:01:13)
4.  歩いても 歩いても
大傑作。あえて時代性を感じさせないような設定に、丁寧に作り込まれた脚本。そこには登場人物の自由さと、昨日もここで暮らしていて、明日も同じように過ごすのだなぁと思わせる本物さ。キャスティングの妙なのでしょうか、普段あまり評価していなかったような俳優さんもとてもピッタリに見えます。鳥肌が立つシーンもあり、ほんわかするシーンもあり、邦画の最高峰です。現代の東京物語。
[DVD(字幕)] 10点(2010-07-14 01:22:16)
5.  天空の城ラピュタ
ジブリで一番好きです。スペクタクルと友情と勇気、平和、いろいろな思いがあり、それを壮大な世界観で表現しています。この世界観という意味でいえばジブリの中でも屈指だと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2008-11-16 01:05:04)
6.  となりのトトロ
至る所に暗喩やメッセージが隠されていて、単なる子供向けアニメに留まらない奥深さを持っていると思います。 とてもユーモラスなトトロというキャラクターや自然の描き方、子供の頃の心情が一気に蘇って、心が温まります。大好きなアニメです。
[DVD(字幕)] 10点(2008-07-18 23:49:35)
7.  Seventh Code
まず最初に断っておかなければならないのは、本作は前田敦子の新曲「seventh code」のPVという位置づけであることだ。従って総合的なプロデュースは秋元康が行っているようである。しかし、そのようなことで本作の価値が減じられるものではいささかもない。むしろ、それゆえに映像の自由度を獲得したとさえいえるかもしれない(秋元氏から自由に撮るよう言われたとのこと)。わかる人には「黒沢清の活劇!」といえばすぐに伝わるだろう。冒頭から建物の前に停まっている青い車。既に非凡な構図である。完璧なフィックスの構図から、車が発進すると同時にトランクをがらがらと鳴らしながら前田敦子が左から現れ、カメラは右へパンする。前田敦子は追うが追いつけず、車はUターンし、反対車線を走り去る。カメラはそれを追い左へパンする。静止したショットからこのダイナミックな展開は計算し尽されており凄みを感じる。その直後のトランクを画面の手前に置いておくショットも息を呑む強度を誇っている。幽霊のようなカメラの動き、翻る(過剰なほどの)カーテン、「カリスマ」を思わせる「大きな力」など言及したいショット、ストーリーは数え切れない。ただ何と言ってもラストシーンのスタイリッシュさは、黒沢清の偉大さをただただ示している。なお、前田敦子という女優については可もなく不可もなくといったところだろう。
[映画館(邦画)] 9点(2014-01-17 07:52:43)
8.  日本のいちばん長い日(1967)
これは昔々ある国に起こったおとぎ話ではない(丸山眞男)
[DVD(邦画)] 9点(2013-06-29 00:24:00)
9.  めし
大傑作。意味のないシーンが一つもなく、心情の機微というもののお手本。 ライスカレーという呼び方が時代を感じさせる。
[DVD(邦画)] 9点(2011-09-19 18:06:32)
10.  仁義なき戦い
おもしろい。
[DVD(邦画)] 9点(2011-09-05 15:19:17)
11.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 
学生運動と60年代、70年代初頭を描くという強烈な「わかりやすさ」が物語の推進力となり、映画をエンターテイメントとして成立させている一方で、果たして彼らが目指していたものは何だったのか、あの時代はどこに向かおうとしていたのか、なぜ、そして何に対して彼は泣いたのか、というような強烈な「わかりにくさ」が映画を奥深いものにしている。沢田のキャラクターや唐谷と梅山との対比、映画のポスターや放浪生活など、脚本の妙にうならされる一方で、さまざまな技法や構図を駆使した山下監督の確かな画が、この映像を映画たらしめている。梅山をただのインチキ思想家だと非難することは簡単そうだが、沢田をインチキジャーナリスト呼ばわりする者は誰も居ないだろう。しかしそんな梅山に共感してしまった沢田自身は自分をジャーナリストとして合格だとはまったく考えていない。彼もまた自らの拳を通して語りうる思想を持ちえなかった、行動しえなかったという点において敗残者であるが、最後の一線(取材源秘匿)だけは守った。それは主体的な行動ではありえず、沢田は種類は何であれ、思想の先頭に立ち、それに殉じたかったに違いない。梅山もそれは同じで、ひとかどの人物になりたいという出世欲がうまく時代の潮流に沿わなかったのだろう。時代に合わなかった人物という点で彼らは同種の仲間である。総合的には、山下監督のエポック、ここまでの集大成としての代表作になりえている。もっと簡単にいえば、彼は「山下の映画」というだけの一種のブランドを確立したといえると思う。それだけこの映画には無数の仕掛けがあり、奥行きがあり、素晴らしく完成されている。まとまりのないまま書いてしまったが、一度観ただけではこの映画は測れそうもない。もう一度観てくることにしよう。
[映画館(邦画)] 9点(2011-05-30 00:28:59)(良:1票)
12.  嫌われ松子の一生
傑作。これがゼロ年代の鬼才。このストーリーでここまでのポップさとフラッシュバックのようにシーンを繰り返すなどの手法の斬新さ、そして映画らしさを失わない映像感覚、天才だと思う。一人の女性の一代記というある意味単純なストーリーだが、絶妙に時間軸をクロスさせ、最後まであきさせない。脚本のうまさが光る。時間軸だけではなく、伏線がしっかり張ってあるところも見所。中谷美紀の熱演は勿論最高だった。ただ最後の太った松子だが、中谷美紀の顔は太っていないのでどうしても違和感が残った。エンターテイメントに徹しているかと思えばラストのグライダー滑空のようなカメラワーク(どうやって撮ったのだろう)で川や土手を映し、家、階段まで持っていくあの美しさ、芸術性も見逃してはいけない。
[DVD(邦画)] 9点(2011-05-10 01:18:06)
13.  ハッシュ!
久々に時間を忘れさせる映画だった。特に兄夫婦が乗り込んできてからはすごい。前半の導入からこの映画はテクニカルで、それぞれの生活をテンポ良く描きながらその出会いまでをさらりとつなげる。話はとてもシリアスだが、それを感じさせないコミカルな演出と、画の巧みさ。この家族の形を肯定する必要も否定する意味もないと思うが、親の十分な愛情を受けずに育った三人がそれぞれ家族という形を模索していく姿にこの映画の見所があるのだろう。
[DVD(邦画)] 9点(2010-10-29 23:21:48)
14.  ナイト・オン・ザ・プラネット
地球を巡りながら夜明けを迎えるとは、なんて気の利いた構成だろう。何気ない日常を切り取っているようにみえて、ジム・ジャームッシュの構図は実に技巧的である。LA編でのウィノナが颯爽と車を飛ばす後ろで旅客機が轟然と横切る。そして空港のシーンへ移る素晴らしい演出。ニューヨーク編ほどユーモアに満ち溢れた空間はないし、パリ編は人種的な問題がちらりと覗きながらもあくまで人間を描いている。ローマ編はベニーニの一人芝居に近い、圧倒的な芸(といって良いと思う)を見せつけられる。ロータリーをいったりきたりしてなかなか客を乗せなかったり、「一方通行は最高♪」とか言いつつ逆走するシーンは大のお気に入りである。一転してヘルシンキ編では底なしの悲しみが場を覆う。ミカとアキというネーミングはくすっとするが、ラストのアキの表情は笑えないほど絶望的である。しかしそれでも地球には朝がくる。タクシーの車内という偶然に満ちた空間を通じて、人々の機微を鮮やかに映し、夜は明けていく。ラストシーンの「おはよう」は全ての人に向けられた挨拶である。
[DVD(字幕)] 9点(2010-09-08 00:47:41)
15.  楢山節考(1958) 《ネタバレ》 
歌舞伎調。前口上がなんとも洒落ています。正に昔話の世界を再現したようです。全編セットかつ、照明も独特です。特に「掟は必ず守ってもらいやしょう」の演出は目を離せない。他にも舞台が二つに割れる場面など、普通の映画では観られない演出が多かったです。喜んで、というとおかしいかもしれませんが、自ら進んで楢山へ行こうとする母と、それを辛く感じる息子の対比がなんとも惨い。結局のところ、息子は涙を流しながらも村の因習に逆らえずに母親を置き去りにするしかないのです。そして自らも楢山へ行くことを覚悟しながら生きて行かざるを得ないのです。これほど残酷な物語が他にあるでしょうか。
[DVD(邦画)] 9点(2010-09-06 20:28:34)
16.  ばかのハコ船 《ネタバレ》 
「おれにもそれ飲ませてよ。そのー白いやつ。なんだっけ」と言いながら牛乳を飲み、ゴフッとなる場面は笑ってしまった。そして空気抜けは圧巻。あそこまで浮気がバレた場面を巧みに表現している映画はそうそうあるまい。ラストはやりすぎな観もあるけど、傑作。
[DVD(邦画)] 9点(2010-08-19 03:13:22)
17.  [Focus]/フォーカス(1996)
アイディアと演技力の勝利。こういう映画大好きです。
[DVD(字幕)] 9点(2008-07-03 18:40:37)
18.  生きる
志村喬の演技…。鬼気迫るとはこのことです。ちょっとシニカルなラストも面白い。
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-20 23:08:16)
19.  まぶだち
邦画において、青春映画の最高傑作。生々しいほどの感情。少年期の疾風怒濤の時期を少し乾いたタッチで淡々と描いています。押しつけがましくないし、すっきりしてるし、ほんといい映画。
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-23 00:23:45)
20.  運命じゃない人
何にしても短いのがいい。時間軸のずらし方もタランティーノより数段上手い。引き込まれます。映画はやっぱり脚本。文句をつけるとしたらラストで、あそこでもっと唸らされたら、10点以外付けようがなかった。むしろそれを期待してたんだけど、案外あっさりでした。
[DVD(字幕)] 9点(2008-03-27 22:56:20)
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