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どぶん子さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
対象年齢がよくわからない作品。周囲は親子連れが多かったが子供達は途中で飽きたようでざわめいていた。 どうも女性視点からするとオイオイと突っ込みたくなる点がいくつかある。 つわりが来てから妊娠判明したということは妊娠6週目を越えていて2~3ヶ月か。 安定期に入る前に妊婦を街中で振り回すなよ流れちゃうよ!とうっかりハラハラ。 雪も雨も幼児期に予防接種もワクチンも受けてない、もちろん狂犬病予防接種も。 あんな田舎で育てるならフィラリアの薬くらいは飲ませようよ~… あんだけ本読んで勉強しておいてなんでそういうところ無頓着なんだろう あーそりゃーおおかみ絶滅もするわなーと観ていて思いました。 雪と雨の子供らしい描写は素晴らしかったです、自分には姪と甥がいますが まさしくあのまんま、元気なお姉ちゃんに引っ込み思案の弟といった感じで観ていてほのぼの。 そうした観察描写は上手いのに、肝心の花に共感できないのが自分でも不思議。 夫が亡くなった時にあそこでへたり込んでしまうのがよくわからない。 監督はサマウォ製作時期にお母様を亡くしてるようだが偶然にも私は同時期に父親が亡くなっている。 これ以外にも何度か夫側の葬式に立ち会ったことがあるのだが出棺等最後の別れの瞬間に 妻の情念の深さというか禍々しさにも近い激情がほとばしる瞬間を何度か目にしている。 私の母も等しくもれずそうだったのだが、そうしたシーンが欠如している辺り 「死」に対して真正面から向き合おうとせず煙に巻かれた気がしてならない。 雪(♀)が人間の道を選び、雨(♂)がおおかみの道を選んで人間のコミュニティから脱していく経緯は どちらかというとおおかみというより猿の生態に近いような気もした。 総合的にみれば綺麗にいい作品としてまとまっているのだが 花への共感部分が少ないだけに、ラストにカタルシスを感じられないのが残念。
[映画館(邦画)] 6点(2012-08-01 18:26:34)(良:4票)
22.  思い出のマーニー
とても丁寧で真面目に児童文学をアニメ化にした作品。 ただ、また映画館で観たいかと問われれば次は地上波放送でいいやというのが素直な感想。 映画とは関係ないが以前テレビで某キャンディメーカーの企画者が「飴は一粒で満足してはいけない。もうひとつ食べたいと思える味に仕上げなければいけない」と唱えていてなるほどと思った事がある。マーニーの弱点というか短所はまさにここではないかと思うのだ。一冊の児童書を読み終えた程度の爽やかな鑑賞感は残る。ただもう一度あのシーンが見たい、あのシーンは何だったんだろう、あのキャラにまた会いたいというジリジリとした焦燥感のような欲求が全く出てこなかった。別に過去のジブリ作品にあったような冒険活劇にしろといっているのではない、この作品を誰のために何のために心を動かそうとしているのか軸をもっとハッキリさせて欲しいのだ。それとどこかゆとりというか『遊び』の部分も出してもらいたい。 マーニーはしっとりした餡で練られた一個で満足してしまう上品な京和菓子のような作品で、私がジブリブランドに求めているのはカラフルで子供が喜ぶようなやや中毒性のある「もっと食べたいと思わせる」キャンディなのだと思う。
[映画館(邦画)] 5点(2014-08-28 02:41:56)(良:1票)
23.  009 RE:CYBORG 《ネタバレ》 
なんで神々との闘い編や天使編に絡めないとダメなんですかね… 巨匠の未完作品に手を出したけど結局自分でもよくわからないので 適当にオチをつけてハッピーエンドにしてみました、と 風呂敷を広げたはいいけどそのまま投げ散らかしましたね。 それともアレは超銀のオマージュとかパロディで古いファン世代のサービスだったのでしょうか。 後ろ座席にいたお嬢さん達は「予想外の終わり方だった」「これは続編あるでしょ」と 話してましたが、超銀知らない世代はアレが予想外かー…いやー続きはないでしょう…(笑)と内心苦笑いでした。 進行よく動かすために話に絡め辛いキャラの影が薄くなるのはよくありますが それなら最初から絡めようとしなくていいです途中で行方不明って子供の脚本ですか。 もうね、細かいところからオチに至るまで「中途半端」につきるんです。 009は既に古典の領域に入る名作ですが 002や009をどうしても殺せないのは原作や旧ファン世代への配慮ですか? そんなのいいんです。 観客を煙に巻くのと驚かせるのは意味が違います。 このオチには真の意味が含まれてまして後で解説しますね、実は裏があるんです という監督自身だけがわかっているけど観客の皆さんには簡単には教えませんよ的 煙の巻き方って本当に嫌いです。台詞でオチを説明解釈するアニメももう飽きました。 それならいっそ王道だろうとベタだろうと「これが俺の009だ文句あっか」と 開き直れるくらいのインパクトを与えて欲しかったです。 ここら辺は完全にアメコミとか某エヴァのように何度だって 『なかった事にして最初からやっちゃうよ』的ふてぶてしさが足りないのではないかなと思います。  今回開拓できたのは大胆に脱いで大人の関係をみせつけてくれたフランソワーズと もっと大胆に脱いであんなところやそんなところもご開帳して全裸で飛行しちゃうジェットくらいですかね… そこで期待度が上がってしまったぶん後半の失速感はハンパなかったです。 今後も何らかのカタチで009は継承していくでしょうけど 大満足できる009作品に出会える事を心の底から願います。
[映画館(邦画)] 5点(2012-11-16 13:13:05)
24.  借りぐらしのアリエッティ
けっこう酷評を聞いていたのでそのつもりで観たせいか、思っていたよりは面白かった。でもこれ映画料金1800円出すかと問われると迷う。 往年のジブリ映画は観終わるとき「ああ、もう終わっちゃう…」と心惜しさが残るのに比べ今作は「あれ、もう終わっちゃう?」と物足りなさが残る。この差は大きい。監督が誰(何)の為にこの作品を手がけたのかという疑問がわいた。一見すると尺の短さや物語の素朴さに問題があるように感じるのだが、よくよく考えてみるとジブリの平均点を目指すことに尽力を注いでしまい、肝心の主要キャラクターが脚本通りにかっちり動きすぎていて監督がアリエッティと少年に踏み込もうとしていないところが原因ではないかと思った。面白い映画の主人公は創り手の意思を飛び越えて自由に動き出してくるものだけど、アリエッティはそうじゃなかった。主人公にもっと深くするどく突っ込んで練りに練って推考しまくった結果があのアリエッティだったのだろうか?否、どこかにサラリーマン根性が臭う納期に間に合わせた感のあるキャラだ。そういう点で非常に惜しい作品だと言える。(これに限らず猫の恩返しもゲドもそうなんだけどね) 余談だけど、ゲド戦記辺りから胸糞悪くなるような嫌味なキャラは皆オバちゃんだけど最近のジブリの中の人はオバちゃんに何か恨みでもあるのかな?でももし宮崎駿だったらあの家政婦を意地が悪くても何故か憎めない面白いキャラに描けたのではなかろうか。監督としての力量の差がここで大きく出たなと思った。  それと居心地のよかった住処から引越ししたくないけどやむを得ず新天地を目指さなくてはならなくなり海のポスターを見つめ将来の希望を見出すアリエッティの母親の姿に今後のジブリの姿勢を垣間見てしまったような気がしたのは勘ぐりすぎですかね。
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-06 01:34:04)(良:1票)
25.  雲のむこう、約束の場所
秒速~、ほしのこえの順でこの作品を視聴しました。 やはりこの監督さんは「映像詩人」だなと思います。 誰かに恋している時の純粋な一瞬だけの想いを切り取ってアニメで表現しているので どこまでも青く純粋で瑞々しく清らか。一瞬の煌めきを盛り上げるための映画なので感動しますが、あくまで内面にむけての感情。長編抒情詩アニメとでもいいましょうか。こういう作品にエンターテイメント性を求めるのはナンセンスかもしれません。なのでこれはこのカタチで良いと思います、あとは受け取り手の好みの問題。 ちなみに一番ファンタジーなのはやっぱりサユリかな~、 こんな可憐な女のコ二次元にしかいないから。
[DVD(邦画)] 5点(2008-04-27 17:39:12)
26.  ほしのこえ
先に秒速5センチメートルを劇場で観てしまったので あまり良い印象を持たず視聴しましたが、よかったです。 「自分で好き勝手やりたかったら、自分がオーナーにならなアカン。」 と以前会社の上司(二代目予定)が愚痴ってましたがその通りだなと実感。 監督が本当に自分で表現したい事、やりたい事描きたい事を 好き放題詰め込んだ愛情満ち溢れた作品だと思います。 映画作品自体の感想は 「コレ1人で作ったんだ…うわー、すごい。うわー、すごい。うわー…」の連続。 監督に対してはアニメ監督というより『映像詩人』だと思いました。 アート色が強いのはやはり監督自身のための作品だからなのかな? 観終わった直後、なぜか永野のりこ先生の短編SF漫画を思い出しました。 
[DVD(邦画)] 5点(2008-04-26 22:09:27)
27.  バケモノの子 《ネタバレ》 
出来の悪い少年漫画を見せられた感じ。 細田氏の別作品レビューでも述べているのですが私はこの監督さんの構成が苦手です。 テンポよさを重視するせいかぶつ切りが多く本来見せねばならないシーンをわざと切って 次のシーンと繋げる、といった変則的な見せ方をするのが好きではないのです。 漫画でいうところのコマ割が多い作品といえるかもしれませんがその割り方が苦手。 観客が観たいと思うシーンをおそらく意図的に見せない演出にしているのかもしれませんが これが過去作品はどういうわけかテンポよく上手に繋げられているのでセンスのある監督さんなんだな、と 感心していました。ですが今回は完全に滑りまくりで裏目に出ていました。 特に終盤に一番肝心な『刀を振るシーン』で「ずばっ」という『効果&効果音』だけで 次のコマ、いやシーンでやられた猪長男がぐらりと倒れるって これ素人の描いた典型的なダメな少年漫画じゃん…と苦笑いするばかり。 キャラクターはもう動物のキャラクターみたまんまのイメージをそのまま押し付けているので 類型的すぎる上に掘り下げが浅いのでどのキャラも想定内の会話しかしない。 肝心の九太と熊徹の関係も親子にも師匠にもなりきれておらず宙ぶらりん。 毎回序盤で全力疾走するけど中盤~終盤にかけてバテてしまい最後がいつも空気が抜けた 風船のような終わり方しちゃうのが細田作品の定番なのでしょうか。 前作のおおかみこども~からどうも私的に失速気味な細田作品なのですが 今回の作品で、もうわざわざ劇場で観なくてもいいかなという気持ちにまで下がりました。
[映画館(邦画)] 4点(2015-09-03 01:06:12)
28.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
わ・た・し・の朝ごはん~♪と歌ってるのに料理&食卓を囲むシーンじゃないんかい!とツッコンでしまいました。 ゲド戦記の時から思ってたんですけど、挿入歌で世界観の説明をしようとするのやめたほうがいいですよ失敗してますから。 団塊世代が喜びそうな懐古的な世界観を抜きに考えても、老体の駿氏があれだけ若い感性に挑もうとみずみずしいまでにキャラの魅力を伝えられるのになーんで若者のはずの吾郎氏のキャラはこんなに年寄臭いんですかね。見ていて背筋がのびるのではなく丸くなっていく感じがして不思議です。 肝心の主人公の魅力が全然ないです。姉妹ってああいうもんなんですかね、私は子供時代から主人公と同じくらい家事手伝いをやってましたが傍で何もしない兄弟に内心腹をたてていたものです。ましてこれが同性の姉妹だったらなおさら腹に据えかねる環境ですけどそういう点では主人公はすごく出来すぎなくらいいい子ですね。それとも子供時代の私の心が狭いのかなあ。見終えてあの主人公ってどんな性格なんだろう?と振り返ると何も印象に残らないんです。従順で優等生で素直で働き者…で?ラピュタのシータだってさして行動に差はないはずなのにこの印象の差は何?と考えてわかりました。 『腹の底から笑わない、泣かない、怒らないキャラ』って魅力が全然ないんですね。 自分の創作活動において反面教師として活かそうと思います。  
[地上波(邦画)] 4点(2013-01-13 01:48:46)
29.  どろろ
冒頭、集落で売られている子供がぷくぷくに肥えてて血色がよくてなんかそれだけで見る意欲が失せた。それでも最初の数分はすごく気合が入って頑張っているんだけど観ているうちにどんどん苦痛が増して耐えられなくなってしまった。とにかくCGがひどいですね。なんで邦画のCGってあんなカクカクしてて不自然なんだろう、嫌になります。
[地上波(邦画)] 4点(2011-06-10 13:40:13)
30.  マリー・アントワネット(2006) 《ネタバレ》 
映画館でCMを観たときから、女の女による女のためのふわふわした映画なんだろうなと思った。 勿論自分も女なのでああいう華美な衣装や装飾は大好きです(笑) しかしなんとまあマリーの視点から描く世界の華美で贅沢で凡庸で退屈なことよ! ルイ16世やマリーの人格や政治手腕には一切触れず、夫婦としての生活のみを切り取っている。 マリー自身は、女として女王としての責務に重大な悩みを抱え一人苦しみ、泣きあがく。 待望の子供が出来て、平凡な女性として自らの幸せのみに埋没していく。 イケメンフェルゼンとの初恋に胸おどらせるが、しかし夫との長い三角関係を丁寧に描くのかというとそうでもない。片手落ち感が否めないのだ。  この国王と女王は、世情に目をそむけていたわけではない。そもそも興味を持てなかったか政治から隔絶されていたかなのだろう。慢性的な財政難に悩まされ続けた国家を背負わされ国王になるも「いい人」なだけでは国王は務まらない。知識はあってもそれを生かす才能と才覚がなければ賢王とはなりえないわけですな。ちなみにこれは鳩○総理の話じゃないですよ念のため。  話を戻して、なんというかこの2人が真正面から受け止めなかった国の問題と この監督がマリーアントワネットという人物を切り込み掘り下げ 監督なりの人物像をしっかり描かかなった事がだぶった。 8月末にあわてて宿題を片付けている子供のような映画。それがマリー・アントワネット。
[DVD(字幕)] 4点(2010-02-02 12:05:13)
31.  櫻の園(1990) 《ネタバレ》 
私が通っていた女子高の映画鑑賞会で観ました。 現役の女子高生にこの映画を見せても面白くもなんともないって(笑) 当時の私達の感想は「なんじゃこりゃ?」「きもい!こんな女子高ありえない!」 2人で写真撮ろうか、…もっと近づこうか?のシーンで 館内の女子生徒全員ギャアアアアアアアアと悲鳴をあげ、次のシーンで大爆笑したという思い出。 そして映画視聴後、体育会系のクラスメートが 下級生からラブレターをもらうという一過性熱病的流行が起こったというのもよい思い出。 まあ、暇なんですね女子高生ってものは。 
[映画館(邦画)] 4点(2009-07-01 15:02:42)
32.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム
夫「あ、今日デスノートやってんの?」 私「違うよ」 夫「あ~…カイジか…」 私「違うっつーの」
[地上波(邦画)] 3点(2013-02-01 23:50:15)(笑:2票)
33.  宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
監督をマクー空間にひきずりこめ!!!
[映画館(邦画)] 3点(2012-11-16 13:22:38)
34.  岳-ガク-
そこは小栗旬じゃなくて照英じゃないと。
[地上波(邦画)] 3点(2012-09-24 01:20:21)(笑:1票)
35.  グスコーブドリの伝記(2012) 《ネタバレ》 
私は「グスコーブドリの伝記」だからこそ観にいったのであって 宮沢賢治作品イメージアニメ映画と知っていたなら最初から観にいかなかった。 雨ニモマケズ風ニモマケズといった宮沢賢治の世界観を前面に押し出してくる割に 仕上がった作品は『火山なだけに 煙にまきました』ってやかましいわアホタレ!な 尻切れトンボの終わり方で非常に不愉快だった。 いまの世相にあわない自己犠牲観だからああいう表現にしたのか (それならそもそも何故グスコーブドリの伝記をアニメ化しようとしたのか) 大体プロジェクトがしっかり発足した上でブドリは自らの命を犠牲にするという 話なのに、考案段階で反対されているという真逆の展開に驚いた。 これではブドリはただ若気の至りで暴走しただけではないか。 いや暴走するならまだいい、正体不明の怪しい山猫キャラによって 最初から最後まで受け流されていっただけの人生ではないか。 大体、銀河鉄道の夜とかどんぐりと山猫とか、そういう幻想的世界を グスコーブドリの伝記に求めていないのに何故わざわざ挟み込んできたのか。 (どんぐりを気持ち悪い化け物にしたのは許せない本当に許せない!) 脚本も演出もひどいしマトモなのは絵と音楽だけ、こんなお茶を濁すような 不誠実な作品を見せられて久々に失望した。本当にがっかりだ。
[映画館(邦画)] 3点(2012-07-12 19:00:36)
36.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
押井作品として観るならそこそこ面白いのかもしれない。 でも、「うる星やつら」作品として観るなら原作の本質を真っ向否定していると感じた。 カオスな世界観を心地よく見せてもらっていたなかで 一瞬で冷や水をかけられた気分にさせられたのは あたるのあの一言「俺はラムに惚れてる!」 …これ、絶対に言っちゃいけないでしょう。 言わせちゃダメでしょう。 文章や台詞で解説するかのように紐解く謎とき手法は いまや珍しくもなんともないけどでもやっぱり「うる星やつら」で あたるがこの台詞を、しかも他人に告白するなんて絶対に許せない蛮行。 これ、原作者さんは観たときどう感じたんでしょうね。 もし自分だったらすごく哀しいし、憤りを感じる。 商業により自分の手を離れた別作品だと割り切るしかないだろうなあ。 なので個人的にこの作品が好きだという人は うる星やつらのファンではなく押井監督作品のファンだという線引きをしている。 これはオンリー・ユーから卒業した真の押井監督作品という認識。 自分の中では「うる星やつら」ではない。
[DVD(邦画)] 3点(2011-03-08 13:21:53)
37.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 
うわーーーーーー綺麗~~~~~~~~!   …だけだった。 ものすごくイイから!すごいから!と勧めてくれた友人ゴメン。 ロマンチスト(というよりナルシスト)な10~20代の男性向き映画って感じ。 背景など描写の細かさはすごかったです。東北線宇都宮線の車内とか。 主人公が向かう方面がまんま地元方面で馴染みの地名ばかり出てきたので吹き出しそうになって困りました。テレビや映画で知ってる地名が出てくると何故かはしゃいでしまう典型的な田舎モンに戻ってしまい、中盤真面目に鑑賞出来ませんでした。 ひとつだけツッコミ。いくらなんでも掘っ立て小屋はないだろ!!!
[映画館(邦画)] 3点(2008-03-17 12:24:52)
38.  劇場版 フランダースの犬 《ネタバレ》 
観たタイミングが悪かった。 友達3人のお泊り会で、あの『北斗の拳』を視聴した後の口直しでコレを選んでしまった。何故これを選んでしまったのだろう…感動したかったのかな私達。気分はずっと灰色のトーン。というか、ラストシーン…ネロとパトラッシュ成仏してないけどいいのかな?
[ビデオ(邦画)] 3点(2008-01-30 14:54:48)
39.  ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 《ネタバレ》 
これ、夢でも幻でもなかったんですねえ。 数年前に動画サイトか何かで観た瞬間、当時映画館で味わった衝撃を思い出しました。 ハヌマーンは実在した悪夢だったのです。 同時上映は何だったかなあ、確か「銀河鉄道999」だったかなあ…アニメだった気がします。当時私は幼稚園かそこらだったはずです。結構覚えてるもんですねえ。 ・死んだ主人公の少年の遺体を大きな手が空中から現れつかんで持ち運ぶシーン。 ・ギャング?悪者が銃を発砲するが、あの笑顔のままでくねくね踊るように銃弾を全て避けるハヌマーン。 ・奇妙な立ち姿で空を飛ぶハヌマーン。 これらの映像は30年経ったいまも脳裏に焼きついています。 当時私はこの気味の悪い造型(失敬)のハヌマーンもウルトラ兄弟なの!?なんで?イヤだ!と不快に感じました。でもウルトラ兄弟達はそんな事おくびにも出さず新たな仲間(?)となったハヌマーンと一致団結して空を飛んでいました。それを観て「見た目が気持ち悪いからって見かけで判断しちゃダメなんだ、ハヌマーンもあんなだけど立派な正義のヒーローなんだ!」と子供ながらに恥じ入った記憶があります。当時の私はかなりポジティブで純粋だったのですね。ちなみにハヌマーンが仲間に加わった後のウルトラ兄弟は、いつもと違ってすごく楽しそうに怪獣をぼこぼこにしてたので観ていてとまどったという記憶もオマケについてます。
[映画館(邦画)] 2点(2010-02-10 01:11:29)(笑:1票)
40.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
「○○っぽさ」ばかり。 例えば冒頭海のシーン、船員の格好がいかにもナウシカとか、宮崎ファンタジーに出てくる衣装。でもあれってそもそも山岳地域など内陸や砂漠だから必要な格好なんだと思う。なのに何故海の船員が厚ぼったい服着てるんだろう。マント羽織ったり顔にフードかぶるの、船員に必要?そういった細かい設定の掘り下げが甘いので冒頭時点で「ああ、隅々まで思い入れのない作品なんだな」と感じてしまう。こういう格好させれば宮崎アニメっぽいよね?こういう動きが宮崎アニメでしょ?とにかく動かすんだよ上にいったり下にいったり、キャラが走るところ見せればとりあえず感動するはず!でも自分の入れたい部分はしっかり入れるんだ。砂漠の船とか、綺麗な風景とか歪んだ顔とか、青少年にありがちなナイーブな心情とか!最近のアニメはこういう内面探求が重要なんだよね、僕こういうの好きなんだ。そのうえ宮崎アニメらしさもクリアしてる、プロデューサーやスポンサーさんの意向もばっちりです、これ以上いうことないよね? …なんていう監督の想いが伝わってきました。ある意味良い子で優等生な『作品』なんでしょうね。だから箸にも棒にもならない仕上がりになったのではないでしょうか。
[地上波(邦画)] 2点(2008-07-13 16:11:56)(良:1票)
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