561. 静かなる決闘
医者としての使命、一人の男としての欲求。 その葛藤が克明に伝わってくる。 一方で黒澤は男女の恋愛を描くのは苦手とみえる。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-10-11 20:28:11) |
562. 天使のはらわた 赤い淫画
《ネタバレ》 意外と面白いが、さすがに自慰シーンが多すぎ。 あそこまでやらなアカンものか。 80年代のダサさ満載で、当時の新宿が舞台なのが印象的。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-10-11 08:36:10) |
563. 夜明け前(1953)
《ネタバレ》 これはとても点数を付け難い。 間違いなく名作であり力作だ。 だがしかし映画としてみてみると、面白いとは言い難い。 正直、長く感じてしまったし。 時代の大きな波に飲み込まれながらも、あくまでその波に抗い、病んでしまった男の一生。 しかと、この眼に焼き付けた! [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-11 00:02:31) |
564. 勝手にふるえてろ
コメディな味付けがもし無ければ、もっと好きになれただろう作品。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-10 02:06:24) |
565. わが青春に悔なし
この映画の良さが分からない。 原節子の魅力が分からない。 黒澤明の作品が苦手。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2020-10-10 02:03:28) |
566. his
女性の社会進出やLGBT問題などを盛り込んでおり、リアルな社会問題を扱っている。 その為か少々、真面目すぎる内容。 脚本を今泉監督が担当していない影響がありそうだ。 余談ですが、個人的に藤原季節という役者の外見はいけ好かない、生理的に受け付けない何かを感じます。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-10-09 12:03:21) |
567. 一番美しく
終戦の一年前に撮られた貴重な作品。 入江たか子が異様に美しい! [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-10-08 19:45:24) |
568. 偽れる盛装
大好きな大映の、大好きな雰囲気の作品。 冒頭で大映のロゴが出てくるだけでワクワクします。 京都の重厚でいて封建的な街風情を、余すところなく描いている。 京マチ子が苦手なのが唯一の難点なだけで、それ以外は存分に堪能できました。 ますますこの時代の大映作品を好きになりました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-10-05 00:24:16)(良:1票) |
569. 素晴らしき日曜日
《ネタバレ》 前向きに生きよう! 恋人同士連れ添って! 今は貧しけれど、未来に希望を持って前向きにいこう!というメッセージを感じたが、そうした結末に転ずるまでがダラダラと長い。 特に男の方がだらしない。 最愛の女性を幸せにしたる!という気骨が感じられないし、ラストシーンまではずっとネガティブモード。 もっとがむしゃらに働くとか、なんだって出来るだろ!もっと早く前向けよ!と言いたい。 この女も、こんなダラダラとした男には愛想を尽かすべきだ。 もっと決断が早く、気骨あふれる別の男を探した方が良い。 これは名作だとは思わない。 結末ありきで、そこまでが冗長が過ぎるからだ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-10-04 17:52:12) |
570. いびつ
《ネタバレ》 生身の女の子と触れ合う事が苦手な主人公。 そこに現れた性悪女子高生。 奇妙な共同生活が始まるが、特に面白いエピソードはなくエンド。 女子高生役の女の子が、あまり魅力的ではないのが痛手か。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-10-03 21:26:34) |
571. ニッポン無責任時代
テンポが良くて上映時間も短いから、ものすごく気楽に見られる。 由利徹のスケベオヤジぶりが一番ツボだった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-03 17:44:40) |
572. 異母兄弟
《ネタバレ》 人格破綻者の軍人鬼頭を三國連太郎が魂を込めた迫真の演技で演じている。 それに負けていないのが、女中から妻となった田中絹代で、穏やかながら鬼気迫るものを感じた。 内容としては淡々と進み、静かに終わりを告げるが、それはまるで軍人鬼頭の人生にかぶる。 鬼頭の生き様が、この映画に投影されている。 日本映画史に名を残す作品とあって、とても見応えがありました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-10-02 16:46:04) |
573. サイドカーに犬
《ネタバレ》 最近の邦画としては、最も気に入った作品の一つ。 全体が優しい柔らかな空気に包まれた作品。 竹内結子がとってもカッコよく、ボーイッシュでタフな女性を演じている。 カラっとしていて、それでいて人情味のある、魅力あふれる女性だ。 ただし、ソバージュヘアーは似合っていない。 竹内結子は元々好きな女優だが、本作のソバージュ竹内はイマイチ。 、、なんだけど、内面が魅力的なんだなぁ~、とっても。 語り部である主人公の女性をミムラが演じていて、ラストシーンで散々お世話になった竹内結子を無視してしまう。 これは私の感情からすれば全くあり得ないことだが、主人公の人物像的には至極当然な行為。 これがまた面白い。 自分ならばこうするだろうけど、こういう性格の人なら、無視するんだろうなぁ、としみじみ見入ってしまった。 なかなか有りそうで、あまりない、なかなかの余韻を残す個性的なラストシーンだった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-10-01 22:06:24) |
574. 三たびの海峡
《ネタバレ》 三國連太郎自身が推す作品であり、三國が後世に伝えたかった事実が詰まった作品。 事実を確定するのは困難だが、この作品を作り上げた神山監督、そして身体を張って演じた三國は確かな仕事をしたと感じる。 この作品が一人でも多くの人に影響を与える事を祈ると共に、偉大な俳優である三國連太郎に敬意を表したい。 三國連太郎は実に偉大な人間であり、俳優であった。 この作品を見て、ほんとそう感じた。 しみじみと心に残る作品である。 最後に、この作品の初レビューが私であり、他にレビューされていない事が残念で仕方ありません。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-29 23:51:06) |
575. 有りがたうさん
《ネタバレ》 最初はゆっくり過ぎるセリフ回しにイライラしたが、次第に慣れていった。 上原謙の演じる二枚目長距離バス運転手。 これが大モテ。 道中のうら若き女性達に親しげに話しかけられ、話しかける。 こりゃ羨ましい。 画面を通して、まるで自分がモテモテになったかの様な感覚をおぼえることができて楽しい。 ヒゲの初老男性と桑野通子が演ずる毒気のある女性との会話が面白い。 その女性がお酒をバス内で他の客にふるまう。 しかし文句ばかり言ってきた初老の男性にはお酒をあげない。 それを見たヒゲ男性は当然面白くなく、「バスの中でお酒は禁止じゃないのか」と文句一つ。 それに対し、その女性はそのヒゲ男性にも「じゃあ、お酒をいかが」とすすめる。 それを受けて、ヒゲ男性は少し迷った挙句、「じゃ、せっかくの好意だから頂くとするか」と欲求に負けてしまう。 ここでその女性の一言が最高! 「あら、バスの中でお酒は禁止じゃなかったのかしら」。 そして、最後までお酒をそのヒゲ男性にあげない。 こりゃ凄い!酷い! 普通、そこまで皮肉言ったら、一杯くらいあげるだろ! やるなぁ〜 [ビデオ(邦画)] 7点(2020-09-29 22:35:00)(笑:1票) |
576. ブワナ・トシの歌
《ネタバレ》 寅さんでない渥美清が主演。 話としては大した事はないが、渥美清が演じているから自然とユーモアが出てくるし、とっても楽しい。 撮影当時のアフリカを堪能でき、非常に貴重なフィルムとなっている。 特にウケたのが渥美清が下元勉から若造扱いされ、おまけに冷たく追い払われるシーン。 渥美清が「なんだあの薄情野郎!ゴリラに食われちまえ!」と吐き捨てる。 それとヤケクソになった渥美清が泥酔し、愚痴をたれまくるのも面白い。 本作は寅さんシリーズ以上に渥美清の魅力が詰まった作品だ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-09-27 23:30:10) |
577. 白痴(1951)
《ネタバレ》 見始めて、これは名作だと感じたが、後半が退屈して長く感じてしまった。 森雅之が白痴の役を演じたのは意外だった。 東山千栄子の存在感がもの凄かった! 久我美子は可憐で軽やか、現代でも違和感のない都会的な顔立ち。 三船敏郎は良さを発揮できていない。 原節子のトップクレジットは詐欺だ。てっきり原節子が白痴の役かと思ったじゃないか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-27 22:40:04) |
578. メランコリック
《ネタバレ》 飽きずに最後まで楽しめたし、彼女役の女のコは可愛かったけど、内容に関してリアリティがなさ過ぎた。 しかし、好きなのにあんな可愛いコと別れたら、そら泣くわな。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-24 00:52:14) |
579. ストロベリーショートケイクス
久しぶりに素晴らしい邦画を観た。 4人の女性の描かれ方がとても丁寧でいてリアル。 素晴らしい。 それにあらゆるシーンで小技が効いている。 とても丁寧に作られた作品という印象。 「やっつけ的にいかにもサクっと撮りました」的な邦画が多い昨今、これはとても貴重である。 矢崎監督の力量とセンスに脱帽だ。 中越典子が微妙なウザキャラを演じている辺りもハマり役。 そして池脇千鶴のおとぼけキャラも自然。 “棺おけベッド”がリアリティを欠いているとか、音声が小さすぎてセリフを聞き取りにくいとか、細かい欠点はあったが、そんな部分を帳消しにしてしまう程の傑作であった。 ちなみに性的描写が満載で、そういう意味でものめりこめる本作。 女性のリアルな日常、リアルな性描写、うそ臭くない演出が素晴らしい。 終り方も秀逸。 音楽もいいし、映像センスも良し。 ここ最近の邦画の中では傑出した作品である。 あ、池脇千鶴ファンの方と中越典子ファンの方は要注意! 彼女たちの女優イメージにしては、かなり過激なシーンがありますょ。 放尿シーンや顔○シーンなど、際どいシーンが盛りだくさんなのであります。 彼女たちに演じさせるにはどうかな、という感じです。 つまり、まだ深い関係にはないカップルが観るには適さない作品なのです。 [DVD(邦画)] 8点(2020-09-23 00:56:42) |
580. まあだだよ
《ネタバレ》 偉ぶったジジイの講釈に付き合うだけでも苦痛なのに、野良猫騒ぎに振り回される。 おまけに猫が見つかったという情報が入ったら、雨の中、香川京子を迎えに行かせるという人遣いの荒さ。 しかも香川京子に対して感謝の声も掛けない。 こんな偉ぶったジジイを褒め称える映画なんぞ面白いはずがない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-09-22 20:34:21) |