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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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821.  ソウルトレイン<OV> 《ネタバレ》 
初っ端は接写が多くてイライラします。若い娘っ子のアップならいざ知らず、野郎の、しかも汗と脂のキタナイ顔なんか見たくない。しかも掟ポルシェの滑舌が悪くて、何を言ってるのか分からないし。開始2分で挫折の危機が訪れます。ここで鑑賞を止めて何の問題もありません。むしろ正解。とくに女性にはツマラナイと思う。というか、お願いだから観ないで欲しい。物語は童貞男の妄想オンリー。バイト仲間の彼女に勝手に恋をして失恋して終わり。始まる前に終わっています。くだらない。でも爆笑でした。まるで自分の思考回路を見透かされたよう。自身の経験と相まった痛痒さに悶絶しました。“白い女”こと高橋真唯がいい。手が届くかもと思える最上級の女。回転寿司で言えばピカピカの皿。大トロです。でも絶対に口には入らない。それはお金が無いからではなく、店に入っていないから。チラシを眺めながら、どんな味か想像するだけです。知識だけは十二分にある。グルメ雑誌は沢山読んだ。いわく、甘い。脂が乗っている。舌がとろける。ちょっと炙るといいらしい。想像は膨らみます。それが女性に対する幻想。「アイドルはオナラしない」と基本変わりません。大トロを食べたことがない人間のみに許されたファンタジー。ワンダーランドです。ただし、ディズ○ーやサ○リオなんかとは違う。マスコットキャラは杉作J太郎。アトラクションは、ちんちん電車。閉め切っているから汗でじっとり。それは童貞のみに許された芳香。そういう意味で主役2人のキャスティングには難ありでした。掟のほうは近い香りがするものの、やはり本物とは違う。童貞がちくわだとすれば、掟はちくわぶです。何の喩えだ?彼らにシンパシーなんか感じたらダメなのは分かります。でもバイクにキィーは、ぶっちゃけ爽快でした。染み付いた童貞スピリットは一生消えない。ツベルクリンのハンコ注射痕のように。ウソです。消えてました。
[DVD(邦画)] 7点(2009-07-20 00:24:47)
822.  人間椅子(2006) 《ネタバレ》 
ディープでエログロな江戸川乱歩の世界。本作はその“エロス”の部分に焦点を当てた作品とのこと。曰く「エロティック乱歩」。確かに小沢真珠の下着姿は艶めかしかったです。でもそれだけでした。乱歩の世界が底無し沼だとしたら、本作は子供用ビニールプールくらい。物足りないです。宮地の収集癖も然り。一貫性も無いし、エロスも感じられません。やくみつるなら鼻で笑う。もっとディープに、変態チックでないと意味がありません。板尾とのベッドシーン省略もそう。別に濡れ場が見たいわけではありません。でも情事の痕跡を微塵も感じさせないのでは、流石に白けてしまう。乱れた髪、吐息、気だるい表情、滴る汗、情事を匂わせる演出はいくらでもあります。宮地を清純派アイドル路線で売る気なら理解もできますが、多分違いますよね。そもそも文才があるように見えませんし、ミスキャストだったと思います。誰向けにつくられたのかよく分かからないです。
[DVD(邦画)] 4点(2009-07-20 00:18:23)(良:1票)
823.  鉄コン筋クリート 《ネタバレ》 
子供の頃、宮崎駿の『未来少年コナン』や『カリオストロの城』が大好きでした。いや愛していました。今もそれは変わりません。ロマン溢れる物語もさることながら、あの“動き”に魅了されたのだと思います。「コナンの足の指掴み」とか、「ルパンの大ジャンプ」とか。思い出しただけでワクワクする。物語世界の中で自分も一緒に走り回って跳び跳ねました。その感覚に近いものを本作から感じ取りました。縦横無尽に街の中を疾走するシロとクロ。まさしくネコのよう。これがもう楽しくて楽しくて。常職の垣根を越えたアクションに脳が喜びました。それは終盤、クロの内面世界に突入しても継続します。今度はイメージの渦に飲み込まれる。ゆっくりと闇に心が奪われていく。絵に侵されていくような感覚。“アニメ”という手法が持つ武器を最大限に発揮していると感じます。これはもうホントに素晴らしい。かといって、派手な要素のみが優れている訳ではありません。ちゃんと人が演技をしている。ドラマがある。人間の役者顔負けです。あのアクの強いキャラクターに魂を宿すのだから大したもの。そう、声優も良かった。特に蒼井優。声質がたまらなく魅力的です。「こちら地球星シロ隊員。応答どーじょー」頭の中でリフレインしています。その他声優素人さんの淡白な声も世界にマッチしていました。メッセージもしっかり胸に届きましたよ。文句なし。これぞ魅せるアニメーションです。『マインドゲーム』に引き続き、またしてもスタジオ4℃にやられました。
[DVD(邦画)] 9点(2009-07-16 21:18:12)
824.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
揉め事は嫌い。自己主張はしません。まるで“菜っ葉のように”笑う鈴子。彼女のような人を見かけませんか?“彼女はワタシだ”自分はそう感じる一人です。四十近いオッサンが、二十歳そこそこの娘に共感するというのも照れくさいですけどね。2人の心が通じ合ったとき嬉しかったこと!恥ずかしながら泣きました。いい男を掴まえたなと。絶対に幸せになれよと。ですからダメ男の顔を見せた亮平に憤りました。大事な娘を弄んだ奴は許さない!完全に父親の心境です。結局勘違いだった訳ですが、あれは亮平が悪い。彼の心の弱さが引き起こした誤解です。彼女を引き止めて断られるのを恐れたのか。あるいは彼女の生き方を変える責任に慄いたのか。いずれにしても、怖れるのは真剣である証。奴は信用していいです(苦笑)。結末について。亮平は確かに鈴子を見つけました。恋物語として、ハッピーエンドの条件を満たしています。ここで映画が終わっている事に意味がある。2人がやり直せるかどうかよりも、鈴子が失恋の痛みを乗り越え、自分の足で立って生きて行く決意をしたことが重要なのです。今までの彼女はずっと逃げてばかりでした。でも周りに振り回されてばかりでは、幸せは掴めない。旅を通じて彼女は学びました。いじめっ子から逃げない弟の方が、ずっと強いことを知りました。彼女の人生の主語が“周囲の人たち”から“自分”に変わったのだと思います。この世は理不尽でいっぱい。人生はままならない。だから強く生きていこう。やっぱり弱ったときは腹ごしらえ。したたかな女は美しい。デビュー作『モル』や脚本を手がけた『さくらん』でもそうでしたが、監督の描く女性は、みんな痛みを乗り越え強く生きています。耐え忍ぶだけじゃない。ちゃんと行動する。言いたい事は言う。とても魅力的だと思います。そんなタナダ的ヒロイン像を蒼井優は見事に体言していました。本作は間違いなく彼女の代表作。稀代の大女優になるであろう蒼井優の、今のきらめきを感じ取ってください。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2009-07-14 20:32:15)(良:1票)
825.  20世紀ノスタルジア 《ネタバレ》 
徹と杏を見ていると、いたたまれない気持ちになります。エーテル体?ニューロンばちばち?猛烈に恥ずかしいです。この感覚は、本サイトに投稿し始めた頃の自分の感想を読み直しても味わえます。布団を被ってジタバタしたくなる。過去の自分を正視するのは大変キツイ。文章でさえこの有様なのに、映像ならどれほど破壊力があることか。2人とも、あとで存分にジタバタしてくださいね(合掌)。自分の中に宇宙人がいるという徹。それは己が何者かを見極めようとするための足掻き。成長期にはありがちです。ただ彼の場合は、本気でヤバかったかもしれない。回るカメラは定まらぬ心を表すよう。徹は杏に救われました。杏の方は、ごく普通の女子高生。彼女は映画の編集作業を通じて飛躍的に成長します。映画を完成させるよう発破をかけた先生と親友、グッジョブです。先に書いたように、過去の自分の作品を見直すのは恥ずかしいものです。それは「客観」だから。主観でいるうちは楽ちんです。都合のいいフィルタもかかる。自己完結で済ませられる。でもそこから成長は望めません。第3者の立場で自己と向き合い、自分なりの結論を導き出した杏は立派でした。21世紀の朝日に向かうチュンセとポウセ。もう大丈夫です。カメラはブレません。今度は徹と杏で新しい物語を紡いでいく。痛い彼らは、かつての自分。苦いけど嫌じゃないです。テーマは響きましたが、物語の体を為していないため退屈します。広末じゃなければ、たぶん最後まで観ていません。彼女の眩しいほどの魅力で“持たせている”映画だと思います。もっとも自分は、広末以上に余貴美子の美貌に見とれました。オッサンですな。ヒロスエと余貴美子さまに+1点ずつ進呈させてください。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-08 18:28:33)(良:1票)
826.  最強兵器女子高生 RIKA 《ネタバレ》 
「女子高生」「チャンバラ」「ゾンビ」といった人気コンテンツを惜しげもなく(恥ずかし気もなく)盛り込んだ、“何処かで見たような”低予算映画。予想に違わぬB級以下の作品でした。ちゃんと?無駄にオッパイも出ます。キャッチーな素材なだけに、退屈しないのは在り難い。女子高生に伝説のゾンビハンターの右腕が装着される件。「天才外科医が手術したからくっつきますよ」という言い訳を用意しているのは良いところ。屁理屈も気配りのうちです。この調子で「何故一人だけ理性を持ったゾンビがいるの?」や「グロリアンって誰?」等、物語の根幹にかかる謎も解き明かして欲しかった。爆発オチコントさながらの結末。提示されていた幾つかの仮説(政府の安楽死薬がゾンビを生み出した・米軍によるミサイル攻撃・グロリアンを倒すと全てが元に戻る)を丸ごと肯定する太っ腹ぶり。「お馬鹿映画だからいいじゃん」な開き直りを感じますが、何となく納得してしまうから不思議。爆発って理性も吹っ飛ばす力があるみたいです。この手の映画に慣れている人が観る分には、そこそこ楽しめるのではないかと。最後に謎の「歩けます」表記について。主人公の親友がガムテープで床に書いたメッセージです。ある意味、本作最大のミステリー。シュールなギャグ?それとも「活路は自分で切り開きます」「私はゾンビじゃない」という魂の叫びと受け取っていいのでしょうか。さっぱり判らんです。
[DVD(邦画)] 4点(2009-07-02 21:22:21)
827.  RETURNER リターナー
多くの有名、ヒット作品からエッセンスを拝借しています。特に宇宙人の造詣がまるっきり“アレ”なのには笑いました。普通の感覚ならば、あそこまでソックリにはしないはず。ですから、そこに監督の意思を感じる。パクリを公言した上で、観客に作品の判断を委ねているのではないかと。「パクッてますけど、なにか問題でも?」。監督の作品の出来に対する自信が伺えます。実際、面白かった。でもちょっとだけ後ろめたいかな。発泡酒でいい気分になっているような。中古車をローンで買ったような。実際、パクリか否かの判断は難しいと思います。それらしきものを全て否定してしまうと、作品は成り立たない。映画に限らずあらゆる芸術分野において、完全なオリジナル作品を産むのは至難の業です。何らかの形で先人の影響を受けているのが普通。このあたりは、個人の感覚によって判断するしかありません。自分の感覚だと本作はアウトですけど(笑)。でも邦画のアクションSFで、これくらいやってもらえれば上等。ですから点数はチョイ甘めです。ちなみに自分は発泡酒が好きですし、中古車も乗れればOK派。
[DVD(邦画)] 7点(2009-06-18 18:48:10)(笑:1票)
828.  眠らない街〜新宿鮫〜
田中美奈子よりも奥田瑛二の方がエロイと思った自分はヤバいですか?
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-06-02 19:22:56)
829.  重力ピエロ 《ネタバレ》 
人は規則に従って生きている。社会活動の規範は法律。人としての在り方を示す道徳。そして自分の中のルール。罪を犯した葛城は、一度法によって裁かれました。しかし彼は意に介していない。彼のルールでは、何ら自身に非は無いから。魚を盗ったノラ猫を窃盗罪で起訴するのは無理な話。真に葛城を裁けるのは、彼が認めるルールのみです。それを見極めるために春は何度も葛城に会った。回りくどい遣り方で彼の良心に問い掛けた。自認するスタンダードで“正当に”裁かれた葛城については、この際どうでもいい。問題は春です。葛城が言う「自分の心は痛まない」は、春にも当てはまるのか。答えはおそらくYES。春に潜む凶暴性は、父の血を引いている。ただし、彼にはもう一人父親がいます。唐突に“降ってきた”命を全身全霊で受け止めた男。誹謗や蔑みを恐れぬ強い心を持った男。奥野の選択を道化と揶揄する人もいる。でも凄い事を凄いと思わせない事が、いちばん凄いこと。ピエロは笑っているから最強なのです。奥野もまた、自分のルールを持った人間でした。葛城と同じです。違うのは自分のルールに従う理由。強いから従うのか、弱いから従うのか。春のはにかんだような笑顔は、どちらの父親に似ているのでしょう。キャスティングについて。加瀬と岡田については文句なし。それぞれの血を引く父親、小日向と渡部との相性も抜群です。ただ、若き日の小日向にヅラを被せた事や、年増の鈴木京香には違和感がありました。若作りする必要は?でも観終わって納得。この夫婦の年齢は物語に深みを与える重要なファクターと考えます。養蜂にも意味がある。ミツバチの生態が奥野家の姿と重なります。遠心分離機の2枚の巣板は、DNAの二重螺旋の暗示か。奥野正志の生き方を象徴するような優しい音楽の使い方もいいです。細部まで創りこんだ映画。素晴らしい。
[映画館(邦画)] 8点(2009-05-27 18:29:41)(良:1票)
830.  おくりびと 《ネタバレ》 
たくし上げられたロングスリーブ。露になった腹部には、成熟した女の脂がごく薄く乗っている。ジーンズのフロントジッパーからは上品な色香漂う下着がのぞく。淡い水色に紫色の花刺繍だ。乳房を揉み拉かれ悦楽の笑みを湛える。乱れる髪。弾む息遣い。透き通るような白い肌が朱色に染まっていく。人妻は悩ましげに囁いた「こんなところで恥ずかしいよぉ…」こんな広末涼子。10点以外の点数が付けられようか(いや付けられるはずがない)反語
[DVD(邦画)] 6点(2009-05-21 18:59:49)(笑:2票)
831.  グミ・チョコレート・パイン 《ネタバレ》 
「ニューシネマパラダイスみたいでしょ」手紙の真相が明らかになった際に、大森が観客に語り掛ける件は、照れ隠しであると同時に、“実際はそんな美談じゃないんだよ”という警告でもあると感じました。想い出は美化されるもの。時を重ねるほど、今が厳しいほど、そうなる気がする。例えば山口美甘子が病気ではなかったら。主人公が今に満足していたらどうか。甘酸っぱくてほろ苦い青春の1ページは、誰の胸にも眠っているもの。ただそれだけです。そう、それだけ。そう思い込まないと現実に負けてしまいそうになる。あのとき告白していれば…なんて絶対に考えちゃダメです。そう自分に言い聞かせて涙を拭きましょうよ(泣笑)。それにしても黒川芽以は素晴らしい。何がって、そりゃあのスタイルが。もうパーフェクト。自分は細い女性が好みですけど、あの絶妙のふっくら感にメロメロ。眩しい笑顔と心地よい声、親しみ易い性格。そりゃ主人公じゃなくても惚れる。黒川芽以は最高でした。その他の配役もよく合っている。そして皆上手い。石田と大森の見た目の違和感も、話し方を合わせる事でカバーしていました。主人公と自分は、ほぼ同年代。自身の高校時代を鏡に映したような痛痒い映画で、リアリティ満点でしたが1箇所だけ気になった点が。それは○ナニーシーン。音楽を取り入れるのはいい。聴覚も有効活用するなんて見所がある。好きな女をおかずにしない心意気も買いたい。でも無防備ぶりには呆れます。母親に見つかるなんて、戦場で撃たれたと同じ。周りに細心の注意を払うのは初歩の初歩。それが同居オ○ニーの醍醐味でもあります。敵の存在を察知するための仕掛け、最悪見つかった時の言い訳の準備、終わった後の罪悪感を薄めるためのアイテム等、オナ○ー道は奥が深い。ただ抜くだけだと思ったら大間違い。そう簡単には有段者になれません。ってどんな締めだ。
[DVD(邦画)] 8点(2009-05-06 20:45:27)(笑:1票) (良:1票)
832.  ルパン三世 カリオストロの城
映画作品としては、宮崎駿監督のベスト作品だと思います。アクションよし、ストーリーよし、キャラよし、音楽よし、脚本よし、演出よしの何拍子も揃った奇跡のような作品です。とくに台詞については暗記している台詞がいくつもあるくらい、名台詞の宝庫です。また、メインの悪役こそ、とことん悪く描かれていますが、そのほかの登場人物は悪役側も含めて、みな憎めない人ばかり出てくるのも、宮崎作品の特色であり、好きなところです。これだけわかりやすく、エンターテイメントに徹した作品を他に知りません。たしかに本来のルパンⅢ世シリーズとは明らかに外れますが、1作品として面白いので許してください。何度観ても見飽きない心躍る傑作です。監督が巨匠になりすぎてしまったので、食わず嫌いの方もいるかもしれませんが、これを観ないのは本当にもったいないです。
[地上波(邦画)] 10点(2009-05-05 18:36:38)(良:2票)
833.  クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
この作品に高得点を付けていらっしゃる多くの方と同じように、自分もぶりぶりざえもんの大ファンです。救いのヒーローなのに強きを助け弱きをくじき、腕っぷしは無いけど結構器用で、法外な報酬を要求するけど結局は金ぬきで人助けをしてしまうぶりぶりざえもん。とても人間くさい愛すべきぶたです。正直、ぶりぶりざえもんが活躍してくれるだけで自分は満足なのですが、全編を通じて描いている「親子の愛」や下手な実写より数段上のアクションシーンなど一作品としても非常に素晴らしい出来だと思います。クレヨンしんちゃんは「食わず嫌い」な方が沢山いると思いますが、映画のクレしんを観ないのは本当にもったいないです。最後に、ぶりぶりざえもんの魅力を余すとこなく表現された声優の塩沢兼人さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
[DVD(邦画)] 9点(2009-05-05 18:34:05)(良:2票)
834.  ドラえもん のび太と竜の騎士 《ネタバレ》 
「地底世界で生き延びていた恐竜を先祖とする人類」という発想は抜群だと思います。何故地底なのに昼夜があるの?という大問題に、キッチリ答えを出す脚本も素晴らしいです。事の発端がのび太の0点のテストを隠すためというのも、微笑ましい。作品の外郭部分の品質は高いと思いました。だけど何か物足りない。カタルシスが得られないのは、「やり遂げた」感に乏しいからではないかと。のび太たちは、歴史の辻褄合わせの流れに乗っただけ。やはり彼らには能動的に冒険を成し遂げて欲しいと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-02 22:13:37)(良:1票)
835.  ダブル・デセプション 共犯者 《ネタバレ》 
誘拐団が間違って社長令嬢の替え玉を誘拐してしまう導入部。その替え玉を助け出すために、ボディーガードや本物の令嬢が奮闘する流れは受け入れられる。でも、誘拐団と替え玉が繋がっていたという「意外な真相」には無理があります。ニセモノと知っていてわざわざ誘拐する道理がありません。これがボディーガードと令嬢のロマンスを成就させる為の伏線ならばいいのですが、その処理は中途半端。令嬢は最期何の為に戦ったのか分かり難いです。愛情?同情?良心の呵責?脚本、菊川の演技力、英語の台詞等等、残念ながら質が高いとは言えません。人が死に過ぎるのも気にかかります。
[DVD(字幕)] 3点(2009-04-30 18:53:36)
836.  UDON 《ネタバレ》 
香川県民のソウルフード「讃岐うどん」賛歌の映画。弱小タウン誌が讃岐うどんブームを巻き起こす前半と、ユースケが家業のうどん屋を再興させる後半との、実質2部構成になっています。まず前半パートについて。うどん屋巡りに多くの時間が費やされます。地元の素人さんの素朴な受答えは微笑ましいものの、そればかりで単調。タウン誌がみんなに受け入れられていく過程を丁寧に描いたほうが良かったかと。うどんをテーマに選ぶことも、どんな体裁の記事にするかも、営業努力も、サラリと流してしまったのはもったいない。一方、後半のうどん屋復興編では、試行錯誤の過程がきちんと描かれていて良かったと思います。ただ、足し算料理のラーメンなどと比べると、どうしても地味に見えてしまうのが難点。シンプルであるが故に、経験と地道な努力がモノを言う。レシピが分かっても、味を再現できない料理。その奥深さを伝え切れていないように感じました。ユースケと小西の恋物語についても、ドラマが無いので物足りないです。ただ、感心した点もあります。それはうどんを食すシーン。みんなもくもくと食べていました。「おいしい」「ウマい」なんて滅多に言わない。でもそれがソウルフード。特別でないことに価値がある。
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-25 19:59:28)
837.  片腕マシンガール 《ネタバレ》 
ストーリーだけを評価するなら0点でも甘いくらい。胸糞悪い。悪趣味極まりないないです。ところが映画として観てみるとコレがなかなかイケる。『キル・ビル』や『プラネット・テラー』を煮しめて煮しめて、バカを塗りこんだ感じ。どんなジャンルでもそうですが、振り切れている映画は魅力的です。クサ過ぎる芝居も、グロ過ぎる描写も、チープ過ぎる設定も、トータルバランスが取れているので心地よい。アクションも見応えがありました。何気に感心したのは弟くんの友達が、イジめっ子と戦う場面。ダサダサの弱虫キャラが本格志向のローキックを放つのです。これが超ウソ臭い。見るからにインドアのオタク系ですから。でも母親に格闘技の素養があるなら、その息子だってあれくらい蹴れてオカシクない。気の利いた設定です。もちろん残りの99%はバカ設定ですけど。難点は他人に薦められないこと。自分が鑑賞した事も出来れば隠しておきたいくらい。ちなみに監督主演の「本作の正しい鑑賞法」はギャグというより作品批判(モラル批判)に対する保険だと思います。マジで怒らないでネっていう。気持ちは分かりますが粋じゃない。無くていいかも。
[DVD(邦画)] 7点(2009-04-25 10:04:45)(笑:1票) (良:1票)
838.  ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 《ネタバレ》 
チェーンソー男との戦いは、絵理と陽介の心の中の出来事。共に大切な人を亡くしたばかりの憔悴した心が作り出した幻。しかし顔に傷は残っていた。チェーンソーに割られた水筒も消えてなかった。先生のバイクは黒焦げです。妄想オチでお茶を濁していません。このファンタジー処理がとても気に入りました。チェーンソー男は実在したということです。少なくとも2人にとっては。関めぐみが市原に冒頭で言う「誰も信じてくれない事は実際には無かったことと同じ」の裏返しとも言えます。「信じてくれる人がいればそれは真実になる」。2人は確かに戦った。それが現実の世界か空想の世界かを問う事に意味はありません。重要なのは戦った事実。生き残った結果。だから今、だらだらと幸せを味わえる。それで十分です。家族も親友も、ある日突然居なくなる。地球もいつか消えてなくなる。そして自分も。命あるものが死ぬのは必然です。誰も逃げられない。だから“どうする?”“どうしたい?”誰でも必ず自問自答する。その答えが本作には在ったと思います。愛しい人が傍にいる幸せ、自転車を2人乗りする楽しさ。それが生きる意味って答えじゃダメですか。本作は至極真っ当な恋物語でした。そういう意味で、本作のヒロインは主人公が一目惚れするくらいとびきりの美人じゃなきゃいけなかった。関めぐみちゃんには花丸を差し上げたい。もちろん市原くんも感情移入し易いキャラクターを創り上げてくれました。彼の相棒もイイ感じです。青春SF?ラブストーリーの佳作でした。追伸。防御力1.62倍の鎖帷子、あれ、欲しい。
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-18 21:49:36)(良:1票)
839.  ミンボーの女 《ネタバレ》 
伊丹十三監督の「女」シリーズは基本的にどの作品も同じプロット。宮本信子演じるスゴ腕のプロが問題を解決していく爽快感がウリ。ワンパターンと言えなくも無いですが、どれも娯楽映画として高い水準にあるのが素晴らしいです。本作もそんな作品のひとつ。今回の「女」は民事介入暴力専門の女弁護士。ただ主役は彼女ではありません。彼女はあくまでキッカケであり手段。暴力団に相対する主人公は、一介のホテルマンです。彼らは最初何も持っていない。女弁護士のサポートを受け、徐々に戦う術を身につけていくのが見所。大切なのは相手を知ること。怖い時に目を瞑るともっと怖くなる。震えた時ほど眼を見開かなければならない事を本作は教えてくれます。ただ、現実にはこう簡単には行かないだろうという事も想像できます。深いようで浅い、浅いようで深いのが暴力団。怯えずされど侮らず。出来ることなら、彼らと関わり合いなく人生を過ごしたいものです。
[DVD(邦画)] 7点(2009-04-15 20:57:49)(良:1票)
840.  リアル鬼ごっこ(2008) 《ネタバレ》 
めずらしく原作既読。原作小説は「リアルな鬼ごっこ」という奇抜な設定のみが見所のようなライトノベルなので、多分忠実に映画化してもそんなに面白くなかったと思います。平行世界の設定を追加した判断は間違いではなかったと思います。個人的には映画のほうが原作よりも面白かった。ただし、元が元ですから、多少スパイスを効かせたところで全体の印象が変わるものではありませんが。ツッコミどころの多い作品ですが、個人的に一番気になったところは、翼の母の節操のなさ。柄本とも、吹越とも一目ぼれって事ですか…。
[DVD(邦画)] 4点(2009-04-12 21:44:12)(笑:1票)
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