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81.  探偵はBARにいる3 《ネタバレ》 
前2作がほとんどコンセプト倒れのグダグダ作品だっただけに危惧していたのですが、今度は予想外に良い内容でした。単なる人探しという導入の依頼がいかにもこの作品世界に合っているし、その後も、各登場人物に、何というかB級のうらぶれた雰囲気が共通しているのが良い。北川景子も、いかにも幸薄そうな感じを適度に醸し出していて、過去作のヒロインよりもこの探偵にフィットしています。人探しのところを解決したら、今度はそのファム・ファタールが課題の本丸としてのしかかってくる、という語り口も上手くバランスがとれています。●作品としてのキズは、「出会っちゃった」のくだりを再三繰り返してしまっていること。それと、誕生日の云々をやたら台詞で説明していること(これまた回想付)。もっと見る側を信用しましょう。あと、ヒロインの病気設定はいらなかったんじゃない?
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-09-12 00:29:08)
82.  曼陀羅(1971)
実相寺監督らしい独特のカメラワークや暗黒背景映像は堪能できましたが、見どころはそこだけでした。どうでもいいような内容を、さしたる筋書も展開もなく、延々2時間以上も見せられると、さすがにこれは何かの我慢大会なのかという気になってきます。
[DVD(邦画)] 2点(2023-09-08 01:15:37)
83.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 
主人公は探偵ということになっているが、やっていることは行き当たりばったりに素人レベルの当て推量を展開しているだけであって、探索も発見も何もない。また、BARにいると言っていながら、バーにはほとんどいないし、作品上の主要な場所として機能させようという配慮も見当たらない。その時点で見どころがないわけですが、あと付け加えれば、意味ありげに登場する尾野真千子も、結局横にいるだけで、物語上は何もしていませんね。作品の価値としては、麻美ゆまちゃんにしっかり出番を与えているところでしょうか(それも導入部の目立ちポジションで)。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-09-06 00:43:17)
84.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 
和物でハードボイルドな探偵ものというのは貴重ですし、アクションシーンに気合が入っているのも分かるのですが。筋立て自体は、導入部の切り込み感で期待させておきながら、いざ探偵が動き出すと、妙にごちゃごちゃしていて節々が見えてこない。松田龍平の相棒も、画面の中では面白そうなキャラなのに、中盤からは活躍場面が何もありません。あと、ヒロインが小雪というのはやっぱりミスだったのではないかな。この人だと、あまりに落ち着きと安定感がありすぎて、出てきただけで何でも自分で解決しそうな気がしてきますし、探偵をじわじわ引き込んで幻惑するファム・ファタールにも見えません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-08-30 00:34:33)
85.  グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 《ネタバレ》 
偽物の妻を伴って愛人巡りをする、という設定だけで実に魅力的なのに、いきなり前提をすっ飛ばしてその行動に入ってしまう導入部にがっかり。それなら設定のための設定というだけじゃん。また実際の愛人たちも、医者とか画家とかいう肩書で動いているだけであって、かつては主人公とどういう関係だったのかという背景が見えてきません。終盤入口のトリッキーなひっくり返しのインパクトはなかなかで、遺影を前にキャストが勢揃いするシーンは面白かったのですが、見どころはそこだけでした。しかも、その後の着地部分(記憶が復活して以降)は、逆に作品の中で一番陳腐なくだりになってしまってるし。結局、それまでとは全然別の話になってしまってるよ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-08-25 01:14:06)
86.  座頭市物語
期待したほどでもありませんでした。まず、軸となる二家の対立が、言葉で「あの一家の野郎」とか言われているだけで、何が理由でどう対立しているのかも分からない。また、親分はもちろん周辺人物も、キャラが立っているわけでもなく、そもそもみんな同じような芝居をしています。よって、肝心の座頭市も引き立っていません。それから全体的に、各人の殺陣がやっぱり迫力不足じゃないのかな・・・振り方や打ち方だけではなく、前後の見せ方なんかも含めて。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-08-24 23:06:28)
87.  皇帝のいない八月 《ネタバレ》 
渡瀬恒彦はせいぜい現場の下士官くらいにしか見えず、数千人規模の「クーデター」とやらを精緻に準備して実行するリーダーにはとても見えない。●吉永小百合の役がこの話に何で必要なのかがさっぱり分からなかったのだが、やはり、彼女が登場するたびに思いっきりブレーキになっており、スリルが削がれている。●高橋悦史の出番多めなのは良かったのですが、三國連太郎をアゴで使うというのは、どう考えても違う気が・・・。●丹波哲郎を制服組トップくらいの扱いで出しておいて、さてどんな活躍をするのかと思いきや、何と、解決には何も関わってないどころか、その後出番がまったくなしとは!●いい感じで登場する神山繁先生&健作の記者コンビは、その動きが危機の解決に作用して・・・と想像していたら、ただ「それだけ」でした。●乗客で渥美清&岡田嘉子(!!!)が登場したときは、車両の中でも乗客のドラマが展開して・・・と想像していたら、ただ「それだけ」でした。●というわけで、全体的に豪華キャストの無駄遣いなのですが、見どころがあったのは、どこまでいっても画面内構築力を発揮する山本圭くらいでしょうか。ただ、結局は車内でオロオロしているだけで、何もしていませんが。後は、短時間で美味しいところを持っていった山崎努かな。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-08-19 01:06:48)
88.  暗殺(1964) 《ネタバレ》 
清河八郎とはまた、何とも主人公にしにくい人物にスポットを当てたものだな・・・と、逆にこれをどうするのかを興味深く見たのですが、結局、何ともなっていませんでした。特段活躍らしい活躍は何もしていませんし、格好良い場面も見当たりません。回想その中の回想と連続する構成も、見ていて疲れてきます。最後に京都でひっくり返して攘夷宣言をするのですが、そこだけですよね。しかも、一瞬だけ近藤勇と土方歳三が出てきますが、彼らこそ、清河と決別するところから歴史を始めたわけですし、むしろそこに全部持って行かれてしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-08-17 01:26:41)
89.  瞳の中の訪問者
片平なぎさと志穂美悦子の(ましてや映画での)取り合わせとは実に貴重な、と思いながら見始めたのですが、それ以外に見るべきところはありませんでした。冒頭でブラックジャックのアニメーションをもっともらしく出していながらどう見ても脇役以下だし、本来ならドラマの中核たるべき片平と峰岸のやりとりも、何とも陳腐で中途半端です。悦ちゃんも「綺麗なお姉さん」という以上の存在ではなく、持ち味を発揮する場面なし。
[DVD(邦画)] 2点(2023-07-22 00:33:13)
90.  きみはいい子 《ネタバレ》 
それぞれが重い素材のはずであるが、ただ重いだけにはなっていない。各シーンの描写は、遠すぎず近すぎず、ポイントを的確に絞った上でさっと次に行く。一つ一つの見せ方に関する高い技術と強いこだわりを感じる。あと、すべての子役に対する(未就学年齢まで!)演技のつけ方が驚異的。●なんだけど、筋書としては、結局は3本柱がほとんど交錯しないのが、どうも好みではありませんでした。別に最後にみんな集まれなどということはもちろん言いませんが、原作がどうあれ、必然性あってこの映像世界に登場した人物なのであれば、何らか、つながりがあってしかるべきと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-07-14 00:33:45)
91.  雁の寺 《ネタバレ》 
初期設定はインパクトが絶大であり、とりわけ、若僧のあの眼光と硬化した表情、そして何物も近づくなオーラが、最初から完成しています。逆に三島雅夫の俗人ぶりには、そのまんますぎて笑いが出てきます。が、その後が今ひとつ話が発展しない。同じようなやりとりがネチネチじめじめと続くだけですし、若尾文子の主人公にも変化や心情が見えません。よって、本来ならインパクトを発生させるはずのラストも、着地寸前でねじ曲げただけ、みたいに見えてしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-06-30 00:46:11)
92.  女は二度生まれる 《ネタバレ》 
序盤から徐々に、いろんな男達が小えんの上に積み重なっていく。それを淡々と、深入りもせずに突き放しもせずにこなしていく小えん。その描写の品格と、そして、「あとは想像で十分」と判断したらばっさりシーンを切る編集の妙味。警察が動く気配が出て来たと思ったら、次の瞬間にはもう銀座のクラブで勤務しているという跳躍力、そして省略。●ただし、中盤以降は話が山村聰との関係に集中してしまって、せっかくのほかの男どもがもったいないことになってしまいました。あと、孝平君はやっぱり関係の発生自体が唐突な上に結局捌き切れてないし、桜田が迫ってくるくだりは、いらなかったんじゃないかなあ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-06-25 00:46:50)
93.  アイドル 欲望の餐宴(バンケット) 《ネタバレ》 
古アパートの一室に引っ越してきた若いお姉さんと、その向かいに住む中国人のオッサンの話です。邦題は何か派手な感じになっていますが、そのようなことはありません(まあ、オッサンが元料理人という設定なので、料理のいくつかは出てきますが)。全体としては、地味なやりとりが薄暗い雰囲気の中で積み重ねられるといったもので、ドラマとしての動きはそれほどありません。食事が彼女を変えていく的な描写もしようとはしていますが、あまり機能していません。初期設定ではなかなかの微妙なバランスが面白そうだったのですが、それが後につながりませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2023-06-18 22:01:53)
94.  女殺油地獄(1992)
樋口可南子はただ脚本を読まされているだけだし、それと対置されるはずの藤谷美和子にも全然見せ場がない。五社監督は、「鬼龍院」にしても「陽暉楼」にしても「吉原炎上」にしても「肉体の門」にしても、多数の登場人物を遠慮なくぶち込んで、その中で主人公の存在を浮かび上がらせるという手法が得意だったのですが(そして、違うことをやってみたくなるのも分かりますが)、限られた2~3名をじわじわ追っていくというのは、やはりセンスが合っていませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-06-17 01:05:22)
95.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
狭い団地の一室で、出てくる人出てくる人が、ことごとくろくでもない人たちばかり。しかも全体としては奇妙にバランスがとれているという不可思議さ。途中、満を持して登場した蝶々さんがあっさり跳ね返されるくらい(そしてそれを納得してしまうくらい)、室内に負のオーラが充満しています。●その中でも圧倒的に怖いのは、山岡久乃のお母さんです。物腰や口調は善人っぽいのに、根本の根本がずれています。ほとんどサイコパスの領域です。その上で、やって来る人にはいかにも礼儀正しく腰低く接したり、ちょっと息子を叱ってみせたりする演技など、あまりの怖さに泣いてしまいそうです。普段はいい人キャラが多い久乃さんだからこそ、その怖さも際立っています。●カメラもやりたい放題なんですねー、斜め上から会話をする2人を撮りつつ、画面の隅で、壁向こうで立ち聞きをしている別人物をフレームに入れているショットなど、美しさに目眩がしそうです。まあ、勢い余ってやりすぎなところもありますけどね(人物の来訪に合わせて、玄関口で足元から真上を撮るカットとか)。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-06-09 21:20:58)
96.  二十才の微熱
主人公と周辺数人の設定をしたところで、力が尽きてしまったというか、その先に手が回りませんでした。全体の作りがどこまでも平坦で、登場人物が生きていません。随所で長回しにトライしているのは意欲的ではありますが、特段の効果が発生していないので、かえって作る側がその手法に依存しているようになってしまっています。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-06-02 00:19:58)
97.  ガーダ パレスチナの詩 《ネタバレ》 
パレスチナの紛争状況を追ったドキュメンタリーなのですが、焦点は現地の女性ガーダに合わせられています。前半、ガーダの結婚から出産、そして子の成長となるに至って、これなら世界各地どこにも似たような風景はあるのでは、と思い出した頃に、周辺の銃撃が鳴り響く光景へと転換していきます。そして、何人かの人物に次の焦点が当たっていくのですが、この辺では、話を聞いているのが監督なのか、ガーダなのかが不明なのが弱点です。全体としては、紛争そのものを解説しているわけではないので、知識を得ようとするには不向きですが、普段あまり見る機会がない現地の生活風景が存分に見られるのは貴重です。
[DVD(字幕)] 5点(2023-05-30 00:44:00)
98.  アドレナリンドライブ 《ネタバレ》 
偶然ヤクザの事務所から大金を持ち逃げして逃亡する、という出だしだけで見てみたくなる魅力的な初期設定。しかしそこからは、それなりに安定して進行はするものの、いろんなネタを使いこなせなかったというか、もうちょっと上に飛翔しそうなところでそのまま高度維持で行ってしまったという感じです。主人公2人は、ありえない一歩を踏み出すのだから、もう少し前フリとか決断の瞬間とかが必要なんだけど、ただ何となく持ち逃げしてるし、途中で痴話喧嘩っぽくなるのは、逃亡から一段落ついて、今度はこの2人の間の関係の変化を・・・みたいにしたかったんでしょうけど、あまり機能していない。あと、あの6人組は、変にチンピラ演技がしっかりしていて妙にイラッとするので、兄貴分との区別という点でも、コメディ部分をもっと強めてほしいところでした(バーベキューのシーンみたいなのがもっと欲しかった)。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-05-28 00:30:53)
99.  カポネ大いに泣く
一つ一つのシーンが、カットが、台詞が、演出が、すべて制作側の自己満足でしかない。それを2時間以上も積み上げられるタガの外れっぷりにも、逆に驚嘆する。意味があったのは、三味線を弾く田中裕子の静かな迫力のみ。ショーケンもジュリーも、よくこの趣旨不明な撮影につき合ったな。演技も何も求められてないのに。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2023-05-25 00:36:30)
100.  リボルバー(1988) 《ネタバレ》 
これはびっくりしました。序盤のビーチのシーンで手際よく登場人物を整理し、しかもその時点で全員に個性と背景を与えている。そこから相互に徐々に絡みながら展開し、最後には自然に一点に収斂。実に洗練された脚本です。●そして何より、役者陣の充実ぶりが際立っています。まずは、手塚理美さんの出番多めなのが嬉しい(水着シーンまで!)。20代の頃の彼女の映画出演作は貴重です。しかも、ジュリーとの共演シーンも多いんだけど、この2人って、その4年前のNHK大河「山河燃ゆ」では、チャーリー田宮&マリー田宮の兄妹だったわけじゃないですか。もうニヤニヤが止まりません。一方で、柄本明&尾美としのりの、コメディアンとしての息の合い具合にもびっくり。ぴりぴりした登場人物も多い中で、この2人が絶妙なタイミングでほっとさせます。高校生の彼も、大げさではないけど無表情でもないという難しい役回りをこなして、話の流れ三本柱の一角を支えています。高部知子がちょっとだけ出てくるのも見逃せません(実に今さらですが、この人、演技凄く巧くないですか?)。●そして、エンドクレジットに乗せて、台詞もナレーションも字幕もなしで登場人物のその後を全部描き切る、という演出も凄いね。●唯一のキズは、南條玲子の扱いが今ひとつなこと。あんな「ずれた人」設定にするよりも、むしろ大人しい控えめな一般人キャラにしておいた方が、ラストのインパクトもあったと思いますし、少なくともあの変な眼鏡はいらなかったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2023-05-24 00:14:38)
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