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81.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》 
鈴木杏と男の常識では考えられない行動に全く共感が得られず、最初からどうしようかと頭を抱えた。一番許せないのは、必要も無いのにCT検査を受けさせるシーン。放射線など受けないに越したことなく、そういう無神経さが我慢ならない。ラストの盛り上がりで何とかそれなりの作品に仕上がっているが、それにしてももう一つ許せないのが、チョイ役。こういうのに平気で出るだけあって、どいつもこいつも感に障る奴ばかりであった。岩井俊二らしく少女漫画の様な作品であったが、いい年した大人が観るには少し辛かった。
5点(2005-03-19 03:57:09)
82.  青の炎 《ネタバレ》 
少年犯罪ということで、観ているこちらが緊張した。内容は、出だしのキツイ設定から薬物投入までは良かったが、それ以降は安物の火曜サスペンスという感じでガタッと質が落ち実に残念である。主役の子は良かったと思うが、松浦は初めてということもあり、初歩の”感情を殺すだけ”という演技で全く魅力が生かされていなかった。最後の自殺をキレイに描いたのはどうかと思う。子供のした事と言ってしまえばそれまでだが、死ぬにしても「最低他人に迷惑をかけるな」と言いたい。ダンプの運ちゃんはトラウマになるだろうし、刑事の立場も無い。原作と違う様だが、映画の影響を考えた場合あまりにもこの監督には配慮が欠けていると言わざるを得ない。後この主役の行動は、家族から愛情を受けているにも関わらず、自分が犯罪を犯せば家族がその後どういう目に遭うかという他人を思う感情が欠落しており、違和感がずっとした。他人を陥れる事に無駄な時間を使うのでは無く、もう少しこちらの方を重視した違った描き方がなかったものかと思う。
5点(2004-06-19 17:38:03)
83.  座頭市(2003)
「座頭市の夏」なら許せるが、”勝新”を観てきた私としてはやはり受け入れられなかった。工夫を凝らした殺陣は認めるが、それも”お粗末なCG”のせいで台無しである。さらにあのセンスのない血飛沫はどうにかならなかったのだろうか。指を切っても血がすぐに出ないように、石をも斬る居合いなのだから普通一瞬の”間”があるはずである。次に脚本であるが、市と浪人の駆け引きが一瞬だったのは驚きで、北野武はやはり入り組んだ人間関係を描くことが出来ないのだと感じた。盗賊の話など「鬼平犯科帳」や小池一夫の作品を数多く読んだせいもあるが、なんの驚きも無い所詮素人レベルのものであった。その浅い脚本を、コメディーでなんとかしようとした感じがする。それでも、たけし独特の雰囲気は楽しめたし「座頭市」が脚光を浴びたことを評価して5点。
5点(2004-03-20 03:13:27)
84.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
このサイトで知り観たのだが、正直期待していた程の出来では無かった。途中から高倉健と警察の攻防がメインになってしまい、期待していた新幹線のパニックものでは無く、単なる刑事ものになってしまっている。レビューを読んで、国鉄が協力しなかったと知り納得した。脚本も、もう少し大作にあった気遣いが欲しい。喫茶店の偶然の火事(それは無い)、ダイナマイトに火花が散るのを気にしない千葉真一、最後の射殺と白ける場面が多々あった。高倉健が主役にも関わらず、一瞬のチョイ役にも有名俳優を使う東映のやり方が一番不快に感じた。
5点(2004-01-19 00:53:28)(良:1票)
85.  KT
面白いとはいかないが、実際起こった事件のことが分かり為になった。当時、韓国ではスパイには拷問が日常だったようで、北と同じだと感じた。佐藤浩市は相変わらず笑わない。
5点(2003-11-16 04:33:40)
86.  弟切草
あまりに点数が低いので投票するが、良くも悪くも無い作品。奥菜恵はそれなりにがんばっていた。 
5点(2003-10-15 13:43:00)
87.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 
私の中ではジョン・ウーは「男たちの挽歌」だけの監督で、有名になってからは金の無駄遣い・駄作請負人という位置付けでしかない。大体ジョン・ウーに史実に基づく人間ドラマが撮れる訳無いは最初から分かっていた事。横山光輝氏の「三国志」を読んでいるので、どうしてもそれと比べてしまう。呉の周瑜を主役としたのは良い、「Ⅰ」の一番の見所は如何にして孔明が呉を説得するかだろう。何という言葉の力の無さ・脚本の弱さであろうか。普通に考えて5万そこそこの軍隊が80万を相手にするかの選択である、重臣・国王・周瑜とその性格に合わせて説き伏せていく様が全く描かれていないので到底納得出来ない。趙雲が劉備の子供を助け、劉備がただ抱きついたのも違う。あそこは子供より趙雲の命を気遣わなければならない。あと劉備が草鞋を作っているなど論外。曹操の方にも力を入れろよ、何故有名な将軍が出てこない? 次に期待した戦闘であるが、完全に”格闘漫画”に成り下がっている。流石に広大な中国だけあって80万とか日本の戦国時代と比べても一桁違う大群なのである、「ロード・オブ・ザ・リング」の様な迫力ある合戦を見せろと。余りにもくだらない小手先の兵法に開いた口が塞がらない。主力部隊と違うとはいえ此れが何千・何万の戦いか? 矢が飛び交わない合戦などあり得ないし、三国志の合戦の場合特に将軍は一騎打ちという仕来りもあり絶対に最初から馬から下りて戦ってはならない。関羽が「自分より強い」と認めている張飛が蛇矛という槍を持っていないのももどかしい。孔明は既に1万そこそこの軍勢で10万の曹操軍に2度も勝利しているのである、地理を読み敵を誘い込み伏兵・火計・水計と仕掛けるのが得意なのであり、そういうのを期待していたのである。あの大群の船(完璧にCGだが)も、あれだと壮大さより曹操は多勢に無勢でとっとと攻めればいいだけと考えてしまう。それでも役者は皆合っていたし三国志を知らなくとも普通に楽しめる出来になっている。ただ音楽だけは最悪。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-20 16:04:03)(良:2票)
88.  スピード・レーサー 《ネタバレ》 
ケバイ・目が痛い・趣味が違うというのが率直な感想。ストーリーは別に悪くは無いし、人間ドラマは好きな方である。肝心の映像とレースが全く駄目である。最初のレースでカーブを曲がる度にケツを振るシーンの多様で白けてしまった。実際車に乗る者にとっては寒気がするし絶対にあり得ないのだ。そして、何とくだらないレース場だと。要はゲームの中のレースを見ていて興奮する訳ないのである。幾らぶつけてもへこまないし、ジャンプの多様も馬鹿の一つ覚えにしか見えない。とって付けたような「マッハ・ゴーゴー」の歌も「?」となるだけ。
[DVD(字幕)] 4点(2008-12-19 01:53:27)
89.  パプリカ(2006)
「夢」という実に興味深い題材を、芸術性の高い今敏がどう料理するか期待していたのだが、完全に私の趣味と違った。「夢」という何でもありの世界を描くに、刑事のトラウマを描くのは理解できるし、分かりやすい。ヒーローに変身するのも分からないでも無いが、全く理解出来ないのは、人形がゴチャゴチャ行進するシーン。なんと単純な想像力、無意味な行動であろうか。私は、こんなくだらない夢を一度も見た事がないし、何度も見せられて本当にイライラした。ストーリーは犯人究明までは良く出来たサスペンスで面白かったが、分かってからがヤケクソの何でもありで全く楽しめない。そもそも犯人の目的て何よ? 単に、見たい夢を見れる装置を開発して儲ければいいのに。
[DVD(字幕)] 4点(2008-02-23 15:41:00)(良:1票)
90.  LIMIT OF LOVE 海猿 《ネタバレ》 
相変わらずの捻りの無さ、ご都合主義満載のこのシリーズ。ただ、ど真ん中直球勝負で生死を掛けた男の生き様が描かれているため不思議と嫌な感じは受けない。それでも大事故を予想してたので完全に拍子抜けした。流石フジである、パッケージ・CMで客の興味を誘うだけ誘い、中身はゆるーい人間関係でお茶を濁すという徹底ぶり。昼間・快晴・近海とくるともう緊張感も何もあったものでは無い、逃げ遅れた奴もただの馬鹿にしか見えない。大塚寧々にだけ親切にするのも違和感ありまくり、主役の軽薄さばかりが目立つ。恋人への追い返す言葉も無いな、どんな理由があろうとも相手の気持ちを考えない奴とは別れた方が良い。
[地上波(吹替)] 4点(2007-05-05 23:54:46)
91.  幸福の鐘 《ネタバレ》 
SABU監督は近年一番期待している監督であり、寺島進はたけし映画の時から存在感のある役者だと気に掛けていた、それだけに今回趣味が合わなかったのは残念。SABU監督お得意の運命の悪戯モノなのだが、今回じっくりと魅せている。寺島進の雰囲気は秀逸、台詞だけが演技では無いのが分かる。問題はラスト、世の中に絶望した人物だと思っていたら、ごく普通に幸せな家庭を持ってたのである。あの性格の変わりようはなんだ。同じ境遇で感情移入していた人からしたら、なんのこっちゃ!と思うだろう。そして嫌な感じが残るのは、なんというか倫理観の欠如である。主役は、人助けはしたが、暴行と窃盗を犯している。篠原涼子の行動は、人の親切を仇で返すという人間として最も醜い姿である、その不快感が一番残ってしまった。
[DVD(字幕)] 4点(2006-12-24 17:05:23)
92.  電車男 《ネタバレ》 
既に大ヒットしている原作を安易に映画化した場合に陥る、ただ無難に創ろうとする姿勢というか受身の体制が顕著に現れている。誰もがツッコミを入れるであろうイケメン山田というミスキャストも、女性層にそっぽを向かれたくないという理由で、スポンサーの方しか向いていないからだろう。エルメス=ブランド品を付けた女性と勝手に思い込んでいたので、地味な中谷美紀もイメージと違うと思っていたが、食器と分かるとそれはそれで有りかなと納得した。原作がどうか知らないが、男より女性の方がよっぽど変わっているように見えたが。ストーリーは予測の域を全く出ておらず、これが本当にヒットした作品か?と戸惑う程ありきたり。唯一楽しめたのは多数の人が書込みするシーン、ワクワクの絵文字をまさかテレビで見るとは思わなかった。実際、こんないい人ばかりの訳が無いし、デブや若年層がいないのも不自然極まり無い。最後の夢オチとも取れる演出も、最後の最後に観客を惑わしてどうしたいのだろうか?と率直に感じた。
[DVD(字幕)] 4点(2006-09-30 10:26:32)
93.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
太平洋戦争という日本人であれば誰しもが最も神経を使う題材を扱うにあたって、先ずヤク中の角川春樹&「北京原人」の佐藤純彌という無能コンビを抜擢したのがそもそもの間違い。佐藤純彌という監督、「新幹線大爆破」や「証明シリーズ」の時から一貫して感じるのは、題名から期待する方向には絶対に行かず、あり得ない偶然に頼るだけの行き当たりばったりのストーリーしか描けないということ。今回も才能の無さがあらゆる所で垣間見える。殆どの観客は、現代のシーンなど必要ないと考えるのではないだろうか。それも実に長くてくどい、こういうのを”感動の押し売り”と言うのだ。本当に実力があるのであれば戦時中だけで勝負できる筈、やるとしても「タイタニック」の短さが鉄則だろう。戦時中のストーリーも実に「はい編集しました」みたいなバラバラ感が目立つ。ストーリーに流れが無いのだ、戦争の進行は記録フィルム、決まったセットの上での役者の演技、そして敵がいるように思えない戦闘シーンとブツ切りでまた次のシーンへと移っていくのを繰り返すだけ。そもそも大和が題材なのに、あの艦長の出番の少なさはなんだ。艦長不在で大和、または太平洋戦争を語られても重みなど無い。評価出来るのは最後の戦闘シーン、ハリウッドや韓国映画に触発されてか、ようやく他に出しても恥ずかしくないレベルに達していた。ただ人間がバタバタ倒れていくシーンは良いとしても、戦闘機のCGについてはもう一頑張り欲しかった。結局、近年東宝が創った糞戦争映画と比べ、戦死した方々に対する尊敬の念が感じられるし、真面目に創っているということで評価する。
[DVD(字幕)] 4点(2006-09-11 20:41:19)(良:2票)
94.  12人の優しい日本人
三谷幸喜というとで心配していた通り、すべてでは無いがおちゃらけで人を嘗めたといった作風になっている。先ず、登場人物の性格を必要以上に造り過ぎており、全く現実味を感じない。とにかく何奴もコイツもイライラする奴らばかりで、豊川悦司に早く空気を変えてくれとどれだけ思ったことか。一番許せないのは、場の空気を読まずパフェを注文しときながら、全く手を着けない様。気になって仕方ないわ。「十二人の怒れる男」の重厚な空気とは偉い違いである。よって内容に付いては大体想像付く訳で、そのため最初から疑問が湧く。陪審員とはここまで警察や弁護士の様な推理までしなければならないのかという点、最後の最後でこれだけボロボロ疑問が出てくるという事はそれまでの質が悪かっただけではないのか。実際のマイケル裁判をみても訳が分からないし、制度については不安だらけである。結局、それについて興味を持たせたという点において評価したい。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-01 05:39:09)
95.  ゴジラ FINAL WARS
監督が北村ということで期待はしていなかったが、思ったよりかは面白かった。あくまで”ゴジラだけ”についてだが。流石に特撮の限界を感じるが、個人的には昔を思い出し温かさがあってこれはこれで良いと思う。長年の技術に北村が合わさって、良く言えば破天荒で新鮮味のある、悪く言うと軽薄なモノとなっている。ゴジラの強さだけを強調しているが、すればする程怖さを感じないからまた不思議である。さて問題の”北村得意”の箇所であるが、ショボイ松岡のアクションなど誰も望んでないと分からないのであろうか。刺身のつまを前面に出すなと。大体、主役にど素人の臭いしかしない松岡、菊川を選ぶ事自体あり得ない。北村はこの若さでもう「裸の王様」である、こういう低レベルのバッタモンを恥ずかしげもなく発表し、あまつさえ「次はハリウッドだ」と言う。自分大好きで周りを気にしない図太い神経はある意味羨ましいが、邦画の未来を考えると不幸としか言いようが無い。映画業界の幾ら駄作を創り続けようが辞めさせれない甘い体質が一番問題であろうが。 
[DVD(字幕)] 4点(2005-08-05 20:59:52)(良:1票)
96.  着信アリ
この手のホラーはもうパターンが出来上がってしまっており、また現実味が無さ過ぎて殆ど恐怖を感じない。ただ、今回「ワッ」という脅かしにではあるが何度か体に電流が走った。某映画の”白塗りお化け”を見ても全くそういうことはなかったので、そういう点から言うと一応満足出来たと言える。問題はストーリーが全く訳が分からないということ。主役とその友人が狙われる理由や母と娘の真相など、どう見ても行き当たりばったりで納得出来る所が無い。着信の目的も警告では無く単に”怖がらせる”が目的なので制作者側の意図ばかりがみえてしまう。原作がまさか秋元康だとは思わないので、本レビューを読んで素人が書いたものをまともに考えて損した気分になった。あとテレビ局のシーンだけはドラマ自体も幼稚だが、陳腐なCGで一気に冷めた。柴咲コウはいつも通り力を発揮しており良かったと思う。
[地上波(字幕)] 4点(2005-07-30 16:15:21)
97.  半落ち 《ネタバレ》 
白血病・アルツハイマーという社会問題を、中途半端な作品としてしまった感が強い。演出があざと過ぎるのと、豪華役者の多用が相まって、どうしても話があっちに行ったり、こっちに行ったりで感情移入出来ない。特に吉岡、このキワモノキャラは色が強すぎてどんな作品にも馴染まない気がするし、あの演技は見ている此方の方が恥ずかしくなる。どう考えても裁判官失格である。樹木希林は相変わらず素晴らしかったが、残念な事に原田美枝子と姉妹には見えない。主役の寺尾聰であるが、終盤まで無表情でいただけでは無いか。アップがやたらと多かったが、話が進展しない中、全然先が見えないのであれでは途中からはイライラするだけである。そして真相、「空白の二日」「何故妻を殺害したか」のどちらも説得力が弱く、特にアルツハイマー患者を「心が死んでしまう」と決めつけてしまうのは如何なものか。結局尊厳死という問題になるが、それでも必死に奇跡を願い看病している人は大勢いる訳で、あの様に言ってしまっては希望も何も無い。唯一「ドナーの期限まで生きる」という所だけは考えさせられた。臓器カードは携帯しているが、ドナー登録はどうしてもめんどくさいというイメージがあり、それが最大のネックだと思う。
4点(2005-03-25 17:48:06)
98.  
舞台劇をミックスしたとはいえ、戦国時代の風情をぶち壊す、ワダエミの衣装はどうにかならなかったのか。黄色に黒の家紋、鎧に水色の羽織は全くセンスを疑う。同じ家系(兄弟)で赤・黄・青と、ここまであからさまだと普通退くだろう。実際、ストーリーは好きである。兄弟は最初から馬鹿にしか見えないが、それを補うに十分なのが原田美枝子の存在であった。ただ、なんの躊躇も無しに無慈悲に父親を殺そうとする安易な描写のため、テーマの「人間の愚かさ」までは感じることは出来なかった。実際に城を建て燃やしたという城攻めのシーンは映画史に残る出来で、それだけでも一見の価値はあると思う。重量感のある城門、弓矢が刺さった死体に黒澤らしさを感じた。
4点(2004-07-03 17:24:50)
99.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望 《ネタバレ》 
近年のテレビ局による番宣の鬱陶しさには本当に目を覆いたくなる。余りにも露骨で押し付けがましく、「北風と太陽」でも読んで人間の心理から勉強しろと言いたい。唯でさえ超スピードの展開で原作を読んでいないと完全に置いてけぼりを食らうのに、更にカットして興味だけ煽る作品を放映した罪。結局、何もかも宣伝で金儲けしか頭に無いのだ。大体此れを観て、更に幼稚な第3章を観たいと思うだろうか。第1章の核爆発でどうやったらケンジは生き残れるのよ?スーパーサイヤ人じゃあるまいし。原作を忠実に映画化されているのだけは評価する。CMタレントの唐沢がいないので実に見やすいし、新人の2人の女優が想像以上に良く、完璧なキャラを演じていた。それ以外も皆適役だったし、特に豊川悦司はハマリ役。問題は絶対にこの世界観に馴染めない事、ストーリーの繋がりさえもはや無くなってしまっている点。例えケンジが犯人だとしても日本政府の責任は重いぞ、何故日本が反対に救世主になれるんだ? 世界特にアメリカをよく騙せたな。次に”ともだち”という此処まで胡散臭いカルト宗教が広まるとは到底理解出来ない、今のネットの時代押さえ込む事は先ず不可能。それにしても顔を隠す教祖てどうよ。「政教分離の原則」にも完全に違反している。私は宗教に全く興味無いし、カルト宗教と聞くだけで虫唾が走る。昔、大橋巨泉が言っていた「金を取ったら其処で宗教じゃない」という巨泉教を信仰しているぐらいである。
[地上波(邦画)] 3点(2009-08-29 17:01:12)
100.  クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 
流石「突入せよ!あさま山荘事件」の原田眞人監督、相変わらず”事故の真相”そのものは無視して、監督だけが「ハイ」になってどうでもいい揉め事ばかり描いている。結局、私のように「日航機墜落事故」に興味を持って観た視聴者は完全に肩透かしを食らう事になる。更に言うと、近年の映画会社の後には必ずテレビ局がいる、そのスポンサーである日本航空に必要以上に配慮しているとしか感じられない。私が一番知りたいのは、当時の日本航空の企業体質である。JR西日本の事故の時、関西ローカル「ムーブ」という番組で引き合いに出されていたので余計に遺族の対応などについて気になっていた。当時かすかな記憶しかないが、体育館一面の棺に遺族の怒号は強烈に覚えている。機長が以前に事故を起こしていたという事もあり、操縦ミス説もあったと思う。こんな糞映画を観るくらいなら、動画サイトで当時の報道を見た方が緊張感を味わえる。映画としても実につまらない。クライマーの話に戻る度に白けるし、新聞の販売店がヤクザとか社長の不倫の子とか知らんがな。此れだけの大事件なのだから描く事ぐらい幾らでもあるだろうに。一番最悪に思ったのは、堤の子供が乗っていたかのような描写、終始気になって仕方無いわ。
[地上波(邦画)] 3点(2009-08-13 15:13:09)
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