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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  ミラクル・ニール! 《ネタバレ》 
単純明快でかつ無理矢理な導入部を、自信満々に進める態度に好感。その後も、軸は「期せずして主人公に降ってきた万能力」というシチュエーションからずれません。笑いの部分は、ところどころ面白くもありつつ、もう一歩で広がらないまま最後まで行くのですが、余計な脇道に逸れずに進んでいくのが、60年くらい前のクラシック作品のようでいい感じです。ヒロインが初めて主人公に迫るときに、能力の源が一瞬途切れるのですが、特に伏線になっているわけでもないのにあえてそうしているところに、制作者のさりげない配慮を感じます。●難点は、ケイト・ベッキンセールのキャスティングかなあ。若い頃ならともかく、この時点での彼女は落ち着きと風格がありすぎて、ストーカー男やセクハラ上司にあれこれ振り回されるようには見えません。それと、騒ぎが済んだ後のレイのフォローも何か欲しかったかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-22 22:52:27)
22.  シャーロック・ホームズ(2009)
人物像が原作と全然違うのはまあ仕方ないとしても、画面の一つ一つがいちいち撮り方に慎みがなく、18世紀イギリスの気品をまったく感じさせないのです。前半でせっかく出てきた洞察力や想定力なんかが、後半は何も使われていないのも問題。つまり、テーマが存在していません。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-08-22 01:31:16)
23.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
中盤くらいまでは割といい感じなのです。落ち着いた進行の中にも適度にそれっぽい手がかりが撒かれていて、じわじわとスリルが増していきます。また、若すぎず老けすぎず、善人すぎず悪人すぎないというユアン・マクレガーのキャラクターも、作品に合っています。キム・キャトラル&オリヴィア・ウィリアムズの適度な自己主張ぶりも、スパイスとして効いています。●ただ、終幕に向けて、結局はありがちパターンに収まってしまったというか、広げた風呂敷を畳めなかったというか・・・ひねりたかったからひねった、というだけのオチになってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-20 20:42:41)
24.  ロニートとエスティ 彼女たちの選択 《ネタバレ》 
レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス!というキャスティングの時点で、すでにクオリティは保証されています。その彼女たちを信頼するかのごとく、まずは、かつての経緯が影響している話なのに、回想シーンなしという驚くべき構成。そして、当事者の抑圧感を具現化するかのような、感情が爆発しないじわっとした描写。むしろ、この二人には珍しい「メソメソ演技」とさえいえるかもしれません。で、その場にいるだけでも十分な画面構築力を有している二人なので、それを見ているだけで十分楽しめるのですが、ただやはり終幕部分は、観念的にまとめてしまったというか、無難な方に逃げた感があるかな・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2023-08-16 02:06:01)
25.  007/慰めの報酬
肝心の主人公が、ひたすら行き当たりばったりに行動して、困ったときには肉弾戦か銃撃戦で切り抜けているだけにしか見えないのですが・・・あれだけノーガードな人がするすると目標に到達していると、逆に敵のレベルが低く見えてしまいます。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-08-07 00:15:49)
26.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
肝心のポーカーシーンに、心理戦のやりとりがまったくないのが難点。日本の麻雀漫画を見習え。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-08-04 00:14:24)
27.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 《ネタバレ》 
始まっていきなりの二重構成に何じゃそりゃと思っていたのですが、最後までそのまま自信満々に押し切ってしまったのにはびっくりしました。どこまでも広がる妄想力と、それを何としても作品内に具現化させるという底なしの執念。まさにこの監督ならではです。しかし、一つ一つのシーンはきちんと撮られているだけに、通しで見ていると頭が痛くなってくるのも事実です。最後にヒロインがサンチョ・パンサになるというオチなどは気が利いているだけに、もう少し焦点を絞って尺も縮めたら名作になったのではとも思いますが、そういう理性的なやり方ではこの作品はできないか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-03 00:07:14)
28.  落下の王国
青年が少女に話をする風景と、その話の中身そのものを並行して混在させようとした意図は分からなくもないですが・・・しかしそれならば、現実と虚構を突き通すほどの強力な芯が、話の内容に存在していなければなりませんが、そこまで達していません。つまり、設定を追うだけで制作側が息切れしてしまったということです。この世界を完成させようと思うならば、よほどの妄想力と、そしてそれに説得力を持たせるほどのディテールへの配慮が必要です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-08-02 01:26:46)
29.  ジミー、野を駆ける伝説 《ネタバレ》 
最初のところで英蘭対立の字幕説明が入るが、いざ話がスタートしてからは、それはあまり関係なさそうで、宗教や地域慣習からの圧迫が中心になってくる。いや、国家間対立も背景にはあるのかもしれないが、あまり描写されない。最後は国外追放という理不尽な結末を迎えるのだが、官憲がなぜそこまでムキになるのかもよく分からない。というわけで、この監督らしい落ち着いた丁寧な描写の積み重ねではあるのですが、その先にあるべきものが見えてきませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2023-07-18 00:43:00)
30.  家族を想うとき 《ネタバレ》 
目の付け所の鋭さ、そして誠実な進行ぶりは、やはりこの監督ならでは。ただ、描写自体は、ほとんど家族の方面に特化したような感じで(長男のステレオタイプな造形も気になる)、この問題の背後にある「社会」を捕捉するまでには至っていなかった。同僚関係なんかはもうちょっといろいろ出てくると思っていたのですが・・・。●ラストは「えっそこ?」という感じだったのですが、後から考えると、その後どうなるのか、自分ならどうするのかということをどこまでも見る側に考えさせる、そして食いついて離さない、実はこれ以外にはないラストだったのですね。
[DVD(字幕)] 6点(2023-07-12 00:04:23)(良:1票)
31.  イビサボーイズ GO DJ ! 《ネタバレ》 
アホな若者2人組が、DJを目指して聖地クラブを目指す・・・というものなんだけど、コメディの定番設定の割に、中身が滑りまくっている。というか、笑える箇所がほとんどありません。作中の主人公コンビ同様、作品自体が、あのパパとママに助けられているだけなんじゃないでしょうか。ここぞというところで下ネタに頼ってしまう姿勢も、ネタ切れを物語っています。
[DVD(字幕)] 2点(2023-07-01 00:58:58)
32.  バーン・アフター・リーディング
脱力感を演出のコンセプトにするのと、手を抜くのとは違います。登場人物各自の視点が定まらず、描写の基礎も外したまま進んでいるので、ネタがネタとして機能していません。
[DVD(字幕)] 3点(2023-06-13 23:27:59)
33.  ヤギと男と男と壁と
この豪華キャストで、どうしてこんなにつまらなくなるんだ・・・。あと、この程度の作品で、ボストンの"More Than A Feeling"など使うな。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-06-11 01:31:35)
34.  パディントン2 《ネタバレ》 
前作で登場人物の整理は終わっているので、今回は最初から飛ばしていきます。が、途中から冤罪だの脱獄だのとやたらと背景が重くなってきて、それもコメディっぽくまとめるのかと思ったら、何とストレートにそのまんま。刑務所の中をいろいろ変化させるというこの主人公ならではの展開はあるものの、やっぱり全体としては薄暗くなっています。一方で、家族4人+1人の個性も見えにくくなっています。●この作品の最大の功績は、ヒュー・グラントを使い倒していることです。少し前から映画自体にも興味を失ってきたっぽくて、まして(みんなが期待するはずの)コメディ演技はもうやらないんじゃないかと思われていたところに、これです。しかも、前作のニコール・キッドマン同様、絵に描いたようなザ・悪役を、嬉々として演じています。まだこういうヒューの芝居が見られたというだけで感涙ものですし、クマよりもむしろそっちに見入ってしまいます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-20 00:17:26)
35.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 
入口の時点で、もう面白くなることが約束されるかのようなフックのある設定。そしてその後は、予想できるコメディの王道を進んでいくわけですが、その中でも、「謎の老人2人」とか「生きていたあのお方」とか、話を一次元上に持っていくセンスが光っています。●ダニー・ボイルとリチャード・カーティスという取り合わせには、一体どうなるのかと思っていましたが、カーティスの脚本は、いつもどおりの安定度ですね。他方、ダニー・ボイル色はほとんどありません。何でこの仕事を受けたのかが不思議になるくらいです。●で、一番まずいのは、肝心の主演の彼が、演技もできてないし、歌も上手くないし、ステージでも別に格好良くないという点です。分かりやすく作品の足を引っ張りまくっています。一体誰がどうやってキャスティングしたのかと疑うレベルです。制作側は途中でまずいと思わなかったのか?●あと、小ネタで一番ウケたのは、主人公のタイトル提案場面で「ホワイト・アルバム」に対し「それは多様性の観点で問題がある」と切り捨てられるくだりです。さらっと毒が利いてるねえ、カーティス先生。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-18 00:15:01)
36.  パディントン 《ネタバレ》 
所詮子供向けの動物コメディかな、と思っていたのですが、予想外にしっかりした内容でした。まず、キーパーソンのブラウン夫人が、サリー・ホーキンスですよ。この時点で制作者の本気度が分かります。そして彼女はやはり、こういった軽い路線でも仕事がしっかりできることを示しています。悪役のニコール・キッドマンも、ものすごく楽しそうに芝居をしていて、作品に一本の柱を埋め込んでいます。一方で、パディントンの声はちょっと老けすぎかなあ、もうちょっと若い人はいなかったのでしょうか。内容的にも、定番ばかりとはいえいろんなネタや伏線を散りばめていますが、美味しいところでもかなり切り詰めている感じで、もっと全体の尺を長くとってもよかったのではないかと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-15 01:16:11)
37.  不死身の保安官 《ネタバレ》 
いや、これは、面白すぎです。西部事情など何も知らない英国紳士が、銃販売の営業にやって来る、という導入部分からしてニヤニヤしてしまいますが、その後もその設定をフルに使い切っています。その中で、「ワルの二大集団の対立の解決」「先住民との関係の調整」という二大ミッションを達成しつつ、一番大事な(?)「ヒロインとのラブロマンス」も成就するという(作中の人物としても作品の制作としても)難題をクリアしています。しかも一つ一つのネタの仕込みが、いちいち丁寧なのです。最初に下っ端が退治される酒場のシーン、カメラの長回し左右往復で引っ張っておいて、対面してからは相手のワルぶりを画面上も台詞上も強調しておき、いざ事が起きるのは一瞬。このネタ振りと落とし方。コメディはこうでなくてはいけませんよ。そういった例はほかにもたくさんありますが、そのどの場面でも、主人公のブリティッシュ魂が一貫しているのが、作品の強度と、そして笑いを確保しています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-03-19 23:00:57)(良:2票)
38.  マグダラのマリア 《ネタバレ》 
最後の字幕が、つまりこの作品の動機なんですね。つまり、長年(何世紀も)娼婦とされてきたマグダラのマリアが、2016年に至って遂に使徒と同列されたということ。よってこの作品では、イエス達の伝道を影ながら見守る(?)みたいな従来のイメージではなく、イエスにスカウト(?)されたら一気に教団の中心に位置し、ほとんどナンバー2並になっている。それはまあ、斬新で興味深いんだけど、肝心のマリアの描写自体が、イエスから何を伝えられ何を感得したのかとか、その辺の内面が描写されてないんだよな・・・。●それとやっぱり、ホアキンのイエスというのがいかん!彼がやってしまうと、苦難に立ち向かう選ばれし神の子というよりも、長年修羅場を経験してすでにどんな場面でも何とでもできる堂々たるキャリアのオッサン、にしか見えないのですよ。よって、処刑のシークエンスも妙に唐突です。
[DVD(字幕)] 5点(2023-02-18 00:39:26)
39.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 
コンセプトはなかなか魅力的なんですけど、肝心の会話の中身があまり面白くないのですよね。いろんなパターンの登場人物を世界各地で取りそろえて、そこで終わってしまったというか、形ありきで作ってしまったというか。例えばわーわー怒鳴るロージー・ペレスにしても、すぐ突っかかるベアトリス・ダルにしても、人の話を聞いてないヘルシンキの酔っ払いにしても、何か一つ一つが作為的なのです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-31 01:41:37)
40.  赤い闇 スターリンの冷たい大地で 《ネタバレ》 
ロシアの国家的蛮行は世界史上多々存在しますが、この作品のテーマはあのホロドモールです。その時点で十分な価値と意義があります。ただし、ウクライナでの描写は意外に尺が短く、むしろ「何も知らなかった一記者が、実際に現地に至るまでの過程」と、「それを報道しようとしても誰も相手にしない状況」の方にウェイトが置かれています。しかし、そうであるからこそ、自分たちとも地続きであることも実感させてくれます。また、ウクライナ部分の時間は短いとはいえ、あの「肉のシーン」や子供たちの歌、さらに何気なく当たり前に展開されている飢餓光景など、胸の奥にずしりと残るほどの重みが凝縮されています。
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-19 00:54:51)
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