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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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21.  クライムダウン 《ネタバレ》 
男3人女2人が山に行き危ない目にあうというシチエーションはこの映画の2年前にお隣フランスで作られたデッドクリフと同じなわけですが、映画の面白さで言えばこちらの方が断然上。  とはいえシナリオはこちらもかなり残念で、冷静に考えればかなりお粗末です。  まず(これは最後近くまで観ないとわからない事なんですが)そもそも主人公達が女の子を助けたのは間違いだったという事。 主人公達が女の子を助けなくても、あのお父さんですから十中八九女の子は助かっていたでしょうし、最悪の場合でも犠牲者は女の子1人で済んだはずで、そう考えると女の子を助けた事自体が間違い。 なにしろ女の子を助けた事で、主人公達一行に加え罪のない村人が大量に犠牲になっているわけですからバランスシートは大幅赤字です。 「少女を助ける」というお話の根本的な行動がそもそも間違ってるわけですから…そう考えると実にむなしい映画です。  細かく観ても問題は多く、例えば序盤ロープが足りないだの議論したあげく崖を降りるチームと二手に分かれるわけですが、山に慣れてない人が女の子つれてくのは危ないしそもそもロープ足りないならみんな一緒に山を下りろよ、と。 ここ明らかに作劇上の都合で二手に分かれたとしか思えないわけでさすがにどうかと思います。  それに何より後半です。後半でテイストが変わる事自体は必ずしも悪い事ではないと思います。 山で全部終わらせろよ、という意見もわかりますが、しかし後半でテイストが変わるのもうまくやるのであれば全然ありだと思うのです。 問題はそれがうまくいってない事で…そもそも交渉人用心棒チームが出てくるならそれが主人公達と共闘する…くらいでないとストーリー的に意味がないですよね。 あの用心棒とか最後まで主人公達と一切かかわらず、何のために出てきたのかわかりません。キャラとして出す意味がないのです。 というか「イギリスの傭兵は失敗しない」とかイキってた彼、視界の悪そうな豚の面かぶった犯人に瞬殺されてましたが…もうなんなのよ… あの豚お面も、途中で雑に村人ばんばん殺すし、あんたもはや目的忘れてますよ、と。  最後にしても犯人の処分は中途半端で描かれないし(いや殺されたんでしょうけど)、用心棒は微妙な顔でただ去っていくだけだし…で、あまりにもすっきりしない終わり方。  …とシナリオは穴だらけで特に後半は??って感じではあるのですが、でもまぁ最後までそれなりに緊張感をもって観る事ができたので前述のデッドクリフよりははるかにマシだと言えるでしょう。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-09-03 05:31:46)
22.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 
人生のあの瞬間をやりなおせたら…とは誰しも思う事であって、それを解決するためにタイムトラベルというのもまぁちょくちょくあるパターン。  この映画は、タイムトラベルについての難しい要素をあえてスルーして恋を成就させるための小道具に使ったラブコメ映画…だと途中まで思ってたんですが、あにはからんや、まさかの家族愛物、そして「毎日を全力で楽しんでいくことが真のタイムトラベルだ」的な偽善的ありふれたオチには正直鼻白みました。  そんなありがちで小奇麗にまとめた偽善映画を観たかったんじゃないんだよ!という思いが強くてかなりのがっかり感。  タイムトラベルがなぜできるかという理由付けが全くないため、その運用も自由自在。真面目に見ているとツッコミどころしかありません。 お父さんが何回目かの過去帰りの中で生きてる人生の中にその息子がタイムトラベルして帰ってくる…とか、それ絶対破綻するよね、としか思えないシーンなどが安易に成立するわけで、軽いラブコメであればそれでもいいかもしれませんが、真面目な家族愛映画であればもうちょっときっちり仕様を整理しておかないとダメなんじゃないでしょうか…なんでもありじゃ観てられません。  あと内容に対して時間が長すぎます。100分でまとめられますよね、この内容なら。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-08-30 17:02:02)(良:1票)
23.  アンロック 陰謀のコード 《ネタバレ》 
2020年夏の今観ると、この映画の「客はロンドンからアメリカへウイルスを持ち帰り広めるんだ」「アメリカはウイルスへの対応が脆弱すぎる」というクライマックスでの犯人サイドの主張がリアリティありすぎて怖いくらいです。 むしろこのバイオテロが成功した方がよかったんじゃないか、とすらちょっと思わなくもない説得力。 ワクチンだって実際に不活性のウイルスを入れて抗体を作る行為わけで、結局人間って実際に何か起きないと真剣に対策って行われないんだろうな、と。  さて、マイケルダグラス、ヒロインが最初に頼っていって助けてもらうわけですが、この手の映画でこの立ち位置の人間はだいたいにおいて黒幕と相場が決まってます。この映画でも当然のようにそうなんですが、しかしこれ、もはや定番のお約束という事でこれはこれでいいんじゃないでしょうか。  そういう意味でオーランドブルーム、一周回って実は味方…という展開がありそうなのにそれはなくあっさり退場。おいおい…そこは定番じゃないのかよ、と。  そしてノオミラパス。この人、パッとしないのであまり好きな女優ではないんですが、しかし出演する映画は自分のキャラによくあっている役が選ばれていて毎回見事だな、と思います。 この映画でも泥臭いCIA局員を熱演。行動も泥臭ければアクションシーンなんかも泥臭くいかにも彼女だからこそ。配役の妙ここにあり、です。
[地上波(吹替)] 7点(2020-08-19 15:59:44)
24.  パーティで女の子に話しかけるには
タイトルを観て、よくある童貞系青春ラブコメ…と勘違いして観始めるととんでもない目にあいます。 原作は、ローカス賞も受賞したSF小説で、そうこれSF映画です。しかもかなりキワモノので相当にエキセントリック。 しかも原作ともまるで別物で、むしろタイトル名乗ったら訴えられるのでは?と思うくらいに違うものになってるし。  相当に人を選ぶ映画で、日本人だからノリが合わないのかと思いきや、カンヌ上映されたときに「今年カンヌで上映された映画中で最低」とまで酷評されたそうなのであちらの方がみてもかなり癖が強いらしく。 このセンスを好む人にとってはかなりお気に入り映画らしいので、試しにとりあえず観てみるのもいいかもしれません。 個人的には全然あいませんでした、えぇ。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-08-08 17:51:42)
25.  クリミナル 2人の記憶を持つ男 《ネタバレ》 
相手がケビンコスナーだから老人とはいえギリで夫としてありなんだろうけど、太って臭いキモオタとかだったらあの美人の嫁は受け入れられるんだろうか… 人間の本質はどこにあるのか?を問う哲学的に深淵な映画と言えなくもない笑  記憶移植という荒唐無稽かつありがち設定をいまどき用いるならもっと弾けたストーリーにできなかったのか…と問い詰めたくなる映画で、老人ばかり(一部例外有)とはいえ豪華キャストだしストーリーも堅実だし出てくる女は軒並み美人なので、とりあえず最後まで観る事はできるけど、本当にただそれだけ。 いまどきこの設定で映画撮るならもっとはっちゃけないとダメでしょ。  あとゲイリーオールドマン演じる上司が無能すぎます。 ラストで「彼を雇う」と言ってましたが、こいつの部下になるのはマジでやめた方がいいよ!と観客が余計な心配をしてしまうくらい無能です。 どこでもいるんですね、ブラック上司。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-16 11:22:04)
26.  トランセンデンス(2014)
びっくりするほど月並みで何のひねりもないただただ退屈な映画です。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-07 00:38:02)
27.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 
実話ベースの映画なのでそれぞれモデルになる人間がいます。 で、映画の中で裏もとらずに記事を書きまくっているWSJの女記者がいますが、これ、モデルになっているのはニューヨークタイムズのベテラン記者ジュディスミラーです。 実際にイラクの大量破壊兵器について裏を取らずに記事を書きまくって後で米国内でものすごく批判されたわけですが、この映画で一番大事なポイントはここにあると思っていて、つまり「政府高官」とべったりの記者がいて、普段いいスクープも回してもらう代わりに、ときどきは政府の都合にあわせた記事も言いなりで書く。 そういう都合のいい記者が政府は必要で沢山存在してるという事です。  政府からすれば必要なときに大衆に対し都合のいい記事を書いてもらうために絶対に必要です。 記者の方も普段貴重なスクープを取れるので名声と出世が手に入りますし、お互いにWIN-WINの関係。  で、こういう政府関係筋と記者のズブズブの関係というのはこの映画の中に限りません。 日本でもあるわけです。  なぜかというと、この感想を書いてる時点でまだまだ新しい話題である、検事長と新聞記者の賭け麻雀問題、あれです。  これ世間では賭麻雀のレートがどうこうという枝葉末節の事が話題になっていますが、この事件の本質はそこではありません。 賭けのレートとかそれが犯罪かどうかとかはどうでもいい事なのです。  重要なのは(この映画のように)日本でも記者と政府関係者はズブズブの関係だという事がはっきりした事です。 これはある意味当たり前の話で、政治ジャーナリストがほとんどの政治家と敵対関係にあったら、記事の書きようがありません。 誰も何も教えてくれないからです。だからズブズブにならざるをえないのはある意味必要悪であるわけなんですが、大事なのはマスコミと政治家がそうなってる事を知っている事だと思います。  世の中のニュースには時に素晴らしいスプークもあるわけですが、一方で政府に都合のいい誘導のような記事もちょろちょろ混ざっている。 それを知る必要があります。  そんな中で真実を知り正誤を判断する事は普通の人には本当にとても難しいことだ、でもがんばれよ、と、それをこの映画は教えてくれている…んじゃないでしょうか…多分。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-06 02:26:32)
28.  スラムドッグ$ミリオネア
個人的には28日後とかサンシャイン2057あたりの微妙なB級イメージが強いダニーボイルなんですが、実は意外と大作有名作を撮っており…って、それは僕個人の認識がおかしいんであって一般的にはダニーボイルはすごい監督なんですよね。 そのダニーボイルが賞を撮りまくったあまりにも有名な映画なので今更なにを書けばいいのか難しいものがあります。  バラエティ番組の水曜日のダウンタウンでも「リアルスラムドッグミリオネア企画」が2回放送されてたように、そのあらすじはもはや一般常識レベル。 そういう意味でネタバレもなんもない映画なんですが、しかしこの映画よく知られたそのあらすじを頭に置いてから鑑賞すると、「あれ、これ恋愛要素の方が強くね?」と驚いたりする実は恋愛映画いや純愛映画だったりします。  あとこの映画はなぜかたまに実話ベースと勘違いしている人がいるんですが、まぁ確かにあってもおかしくない話なんですよね。  個人的にはダニーボイルっぽい暗さダークさが気になる映画で、ストーリーに対して尺もちょっと長すぎ。 面白い!とか好きだ!とわざわざ思う映画ではありませんでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-04 22:21:45)
29.  ハミングバード 《ネタバレ》 
なんというか暗いしつまらない映画です。 爽快感が何もないんですよね。 堕ちた男とわけあり修道女の傷の舐めあいとか観てて何が楽しいの?って映画です。  何しろ主人公の行動がよろしくありません。 途中で修道女にも指摘されてますが、(いろいろあったとはいえ)自分でも悪い事をさんざんやっておいて他人の悪事には怒るってのはさすがにダメでしょう。 おもしろいのは「やっぱここでも運転手やってるよ!」ってとこくらいでしょうか。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-05-28 00:30:53)
30.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
これって、要するに人生で先のなくなった2人の心中物語なんですよね。 どうせ先がないなら何か自分達の主義主張のために役に立てる事はないのかと企てた計画がこれ。まさに心中&殉教。 映画の内容には全くノレないので評価はどうしても低くなります。  さて結局のところ、彼らに体よく利用された形のヒロインですが、劇中、ヒロインが自分で袋をかぶって事件再現をやってみて「彼女は自分でやったんだわ!」と断定するシーン、なぜ再現してみただけでそれがわかったんだかが僕には理解できてません。自分でもできるって事がわかっただけじゃん。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-17 20:02:54)(笑:1票)
31.  マリオネット・ゲーム 《ネタバレ》 
ジェラルドバトラーがエリートサラリーマン(しかもこずるい嫌な感じの)役の時点で話に入り込めません。 いつ服を脱いであばれだすんだろう…そういう思いのまま映画を観るのですが、しかし全然暴れないジェラルドバトラー…てかむしろテンぱってキレ気味で小心者すぎます(まぁそういう役どころなわけですが) テッドのマークウォールバーグみたいな狙ったキャスティングでもないみたいで、ミスキャスト感がはんぱない! これが300公開前の映画ならまだしも300より後の映画ですからね…  そして迎える予想外のオチ…は、悔しいことに確かに予想外でした。 あ、そっちなの?って感じ。 いやちょっとそんな気もしてたんですよ、でもまさかそれはねーだろ、と思ったら、やっぱそっちっていう。 まぁ旦那さんは最初から相当いやな感じだったので、しょうがないかとは思いますが。  旦那の発言に対し奥さんが「娘が危ないから!」と拒否ってたのはやっぱ伏線だったのか!と。  根本的な問題として、普通その問題からこういう行動にはならないでしょ、という思いが。 お灸をすえるというか復讐にしてもいくらなんでも大袈裟すぎる。 これ、映画界では企業ミステリとか国際犯罪の規模で使われるネタですからね。 普通に考えて不倫の罰からこういう事はしないわけで、そりゃ予想外ですよ。  予想外ならなんでもいいのか? あとオチを知ってみると、奥さん(と浮気相手の旦那)はほんとに名演すぎます。君たち役者になれるよ笑
[3D(吹替)] 5点(2020-05-14 19:30:36)
32.  ワイルド・ストーム 《ネタバレ》 
タイトルだけ見てディザスター物だと思って観始めたんですが、全然違ってました。  90年代によくあった(例えばダイハードのような)大規模強盗orテロに偶然居合わせた主人公が少数で立ち向かう系のアクション映画。 最近だとホワイトハウスダウンとかそういうタイプ。  まぁ以前はほんとによくあったタイプですが、この映画でちょっと工夫している点はそれと超大型ハリケーンを組み合わせた事。 ハリケーンを利用して大きな敵に立ち向かう…というとちょっと面白そうに感じますが、しかし相手は天災。 そうそう都合よくいくわけもなく、ぶっちゃけ敵と味方の差は運と偶然の違いだけ、もっと言えばシナリオ上の都合だけです。 ぶっちゃけハリケーンのおかげで展開がグダグダなのです。  「こういう作戦で行こう」と隠れて話しているところを敵に見つかり銃撃戦、で、そこにまとめて高潮がドーンとやってきて敵も味方も全部流されて終わり。 …なんてコントのような展開が続くわけで、ぶっちゃけ感情をどうしていいかわかりません。  さらに言えば財務省の1職員にすぎないヒロインの戦闘能力が異常です。 「実はグリーンベレーにいたんだ」と語りだしてもおかしくないレベルなんですが、そんな事は全然なく、財務省の職員ってすげーな、と笑  アイデアは悪くなかったのかもしれませんが、力一歩及ばず…といったところでしょうか。  あと主人公の男性、顔がそんなに似てるわけではないんですが、リアクションした表情がパンサー尾形になぜか似ててそれもシラケるポイントになっています。 眉かな?
[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-03 18:09:41)
33.  ダークハウス 《ネタバレ》 
一言で言えば「雰囲気お化け屋敷映画」 多分現代版の「ローズマリーの赤ちゃん」を作ろうとしたんじゃないでしょうか?  原題が「Demonic」なのに邦題は「ダークハウス」 原題は「ローズマリーの赤ちゃん」的な意味だし 邦題は「雰囲気お化け屋敷映画」的な意味 まぁタイトルが割れるのはわからなくはありません。  基本は最近多い過去と現在を交互に行き来して謎を解き明かしていくタイプのホラーです。  序盤から雰囲気は抜群で「これはおもしろそう」と期待させてくれます…が、最後まで観ると「なんだかなぁ」となる残念な映画です。 お化け屋敷的な脅かし(途中どんどん安っぽくなる)と雰囲気はあるんですが、ストーリー自体が非常に安直なんですよね。 ラストへ向けて映画の中で種明かしが進むと尻すぼみになっていくのはどういう事なんだ…と。  つかブライアンの行動は意味不明すぎます。何の説明もされないけど…あれは結局何だったの? 2への伏線の一つ?いや2ないけどな!  この映画の大きな欠点は、被害者チームの特に男性陣のキャラが薄い事。 大学生チームの男性は4人しかいないのに白人長身細身系が3人いてキャラの描き分けも弱く、さらに暗いシーンも多く「こいつ誰?」になる事が多数。 例えば残った映像を見て刑事が「ジョンだ」とか言ってるシーンは「ジョン」と言ってるからジョンだとわかりますが、言われなければ誰かわかりません。  暗かったり荒い映像で見せるタイプの映画は、デブとか黒人とか入れてわかりやすくするのが必須なんだな…という映画の基本を教えてくれる映画です。  いかにもパート2を作れるホラーらしいラストもお約束の域を出ずにイマイチです。 まぁこの話だとこのラストしかないけどな!
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-01 13:18:22)
34.  エクス・マキナ(2015)
映像は綺麗ですが、ストーリーは陳腐であまりにも予定調和で魅力無し。 映像は綺麗ですが(2回言った)  裸がぽんぽん出てくるのは本来ポジティブファクターのはずなんですが、見せかたが完全に芸術品のそれであってエロとしての魅力が全然ないんですよね…
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-26 21:21:47)
35.  007/ユア・アイズ・オンリー
最近007シリーズを1作目から順に観てるわけですが、今見るととにかく全体にぬるい。 まぁそれは他の映画のレビューに書きますが、それがこのユアアイズオンリーあたりにくるとかなり現代の娯楽映画に近い雰囲気があってまぁまぁ面白く観る事ができます。  それはさておき、古い映画を久しぶりに見ると思わす発見があるもので、このユアアインズオンリーのスキーチェイスシーンで使われているBGM。これダイコン3オープニングアニメのチェイスシーンで使われてるBGMじゃないですか! あのBGMはユアアイズオンリーのものだったんだな…と今更になって初めてわかって感動したわけです。 考えてみれば両方とも1981年製作。ユアアイズオンリーのサントラを買ってBGMに使ったんだろうなぁ…と推測できるわけです。  ダイコン3オープニングアニメってなんだよ…という方はドラマもしくはコミックの「アオイホノオ」を観るとよくわかると思います。まぁググればすぐわかるわけですが…
[地上波(吹替)] 6点(2020-03-16 14:04:35)
36.  美女と野獣(2017)
聞いてはいましたがアニメ版にかなり忠実な話でびっくりしましたが、しかし非常に丁寧にバージョンアップが行われていてとても良くできていると感じました。 減点法で見ればほとんど減点するところのない映画だと思います。  が、しかし、これは91年のアニメ版からそうなのですが、個人的にまったく刺さりません。 なぜか映画に入れないというか…とにかく根本的に刺さらないのです。 これは全く個人的な感覚で映画の出来が悪いとかそういう話ではありません。 ミュージカルが好きで恋愛物が好きな自分になぜこの映画が刺さらないのか…明確に理由が説明できないのですが、もう理屈ではなくなんとなく…としか言えません。  というところで(とにかく映画の出来はいいと思うので)7点とさせていただきます。  それから冒頭の王城のパーティシーンでいきなり感じたのですが、あそこに黒人がいるのは明らかに不自然です。 架空とはいえ中世ヨーロッパが舞台の本映画。 そこにそんな人いたのか?と考えれば不自然さは歴然。 忠臣蔵の討ち入りに白人いましたとか黒人いました、みたいなものですから。  最近のハリウッドの風潮とはいえ、なんでも白人にするのも問題ですが、しかしこの映画のように変に配慮しすぎるのも逆に問題だと思います。 多様性を表現するというのはそういう事じゃないと思うんですよ。 (もう一つ、話題になったゲイ問題もありますが、そっちについてはあまり気になりませんでした)
[地上波(吹替)] 7点(2020-02-22 15:53:30)(良:1票)
37.  セブン・シスターズ 《ネタバレ》 
評判がいい映画だったのですが、残念ながらそこまでではありませんでした。  観る前はもっと謎が謎を呼ぶミステリサスペンスかと思ってたんですが、ありふれた設定の安直なアクション系デストピアSFにすぎませんでした。 双子以上が規制されるデストピア世界というのは人口増加が問題になっていた60年代70年代のSFでよくあったありふれたテーマで今更感がすごいですし。  ツッコミどころも多く 〇一卵性双生児(いや7つ子ですが)あんなに多彩な才能や性格をもつのはありえない。(いたらそいつは天才です) 〇mondayが他の姉妹を売ったのが最初からバレバレすぎる …等々、なかなか底の浅いシナリオでして、期待して観てた分だけ非常にがっかりしたというのが正直なところです。  一点だけ、月曜が姉妹を売った理由が「双子を妊娠していてそれを守りたかったから」という理由付けはなかなかよかったと思います。 確かにそれを言われたら「あぁそうするかも」と他の姉妹も思ったでしょう。実際そういうリアクションしてましたし。  まぁ、がっかりしたとはいえ理由付けはちゃんとしてましたし普通のアクション系デストピアSFとして及第点だと思うので、点数はそうしてあります。 逆に言えばそれを超えるものではないなぁと言うのが正直な感想です。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-02-04 12:24:54)
38.  トゥルーナイト
最近、「似合う髪型は顔の形で決まる」というテレビの情報番組を見たわけですが、その直後に観たのがこの映画。  で、この映画のリチャードギアを見て「あぁなるほど!」と。 あの番組で言ってた事はほんとだったんだ!と。  プリティウーマンのリチャードギアはかっこいいのに、この映画の彼のダサい事ダサい事… で、その理由は明らかに髪型なんですよ。 だって映画途中で雨に濡れてオールバックぽくなるシーンがあるんですが、そのシーンのリチャードギアはカッコいいからです。 何が違うかというと髪型のみ。 髪型で印象って本当に変わるんだな、という事を実感させてくれる映画でありました。  ちなみにこの映画のヒロインであるグィネヴイアですが、不倫でランスロットとアーサーを喧嘩させたあと、あろうことか今度はアーサーの息子モルドレッドと結婚。それに怒ったアーサーがモルドレッドと戦争をしたのがアーサー王最後の戦いであるカムランの戦いなわけなんですが、それらの戦いの中でほとんどの円卓の騎士は死亡。 一人で円卓の騎士を崩壊させたとんでもないビッチとして(そういう話が好きな人の間では)有名だったりします。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-01-28 15:12:51)
39.  MIA ミア
私、この映画のあらすじだけを聞いて勝手にリュックベッソン原案製作のB級アクション映画だと思い込んでいました。 あぁまたワンパターンの厨ニが入った雰囲気映画か、と。(たとえばコロンビアーナのような奴) タイトルが少女の名前だけとかモロそうじゃないですか。  しかし観てみたら全然違いました。リュックベッソン関係ないし。 とはいえ基本的なコンセプトというかあらすじはそれらの映画とほぼ同じ。 じゃあ基本が類似のリュックベッソン映画とは何が違うかというと決定的にこちらには雰囲気がない。  問:リュックベッソンによくある厨二入った雰囲気映画から雰囲気を取ったら何が残るのか? 答:ほぼゴミ  雰囲気がないのは主に雑な脚本演出編集のせいなんですが…というかほんとに脚本演出編集が雑すぎます。 それにアクションシーンがゆるすぎてテロリストの戦士とかそこらのおっさん集めてきたようなレベル。弱い! ってあれ…雰囲気云々の問題ではなく単純に映画の基本がダメのようですね、はい。  あとこの主演の少女がかわいいというレビューをいくつか見たんですが、このバタくさいアジア系の顔はうちの妹にちょっと似ててかわいいとはとても思えませんでした。(個人の感想です)
[地上波(吹替)] 3点(2020-01-27 15:10:07)
40.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
個々人の些細な行動をすべて監視し例えば電車から降りた一見無関係の老人を路上ですぐ殺せるような力がある組織ならそもそもこんな手の込んだ不確実性の高い事する必要がないだろう…という事に気づかなければなかなか面白い映画。 つっこみどころ満載で突っ込みが忙しすぎて落ち着いてみてらんないところはフライトゲームと同じで、このスタッフの知能に限界があるんじゃないかという疑問が生じるレベル。  直接の犯人(怪しい奴)はわりと早く割れます。 何しろあんな状況なのに親友だけはなんか普通に電話して捜査できてるんだから、怪しすぎて逆に怪しくないんじゃね?と思っちゃうくらいなわけで。  つかあの役にたたないパッセンジャーの彼、このシナリオだと最後のどっかで思わぬ大活躍…というのがセオリーだと思うんですがそれがない。 ただダメな人なだけ…ってのはどうなんでしょうか…セオリー無視かよ!  まぁでも(フライトゲームと同じで)設定の根本的なとこや細かいアナに目をつぶって何も考えずに流して観ている分には面白い、暇つぶしにちょうどいい映画だと思います。 真剣に観ると(フライトゲームと同じで)いろいろ気になってしまってまるでダメなんですが…
[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-19 23:01:17)(良:1票)
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