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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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1.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
対象年齢15歳以下ですが、これが意外とよく出来ていて楽しい映画です。当時ローティーンだった私は、、「こんなに可愛い女の子が世の中にはいるんだ!」と感激した思い出が蘇ります。映画雑誌ロードショーなどを買ってマジマジとジェニファーの顔を見たものです。彼女のゲジ眉をバカにする同級生もいましたが、私は顔では笑いつつも密かに恋心を募らせたものです。デヴィッド・ボウイも当時人気爆発中でしたが、個人的にはあまり好きではありませんでした。35年以上の月日が経って、今見てもやはり歌のシーンは少々退屈。あと、タイツのもっこりが気になってだな・・  ストーリーはシンプルで分かりやすく、魔王の設定などにも無理がありません。幼い少女が遭遇するおとぎ話としては非常によく出来ていますが、ジェニファーの設定が15歳にしては少々幼過ぎる印象はありました。序盤の弟への接し方やお姫様遊びなどは明らかに10歳程度の精神年齢感覚で、この部分においては少し違和感を感じてしまいました。(まあでも、そのおかげでジェニファーが余計に可愛いわけですが)  今の年齢(50歳)になって見返してみると、魔王=明らかに彼女の負の心理であることが判ります。そう考えるとホグルは良心、サー・ディディモスは勇気、ルードは平和(安心)でしょうか。ラストのエッシャー的な世界(部屋のポスター)からも判るように夢見がちな少女の空想の産物といえなくもない物語でしたが、最後のパーティー描写を付け加えていることを考えると現実に起きたお話といえなくもありません。  他の方も書いてらっしゃるように、マペットの動きが今見ても素晴らしいです。終盤の石コロ戦争も可愛くて安心して見ていられます。光学合成もさほど違和感なく今の時代でも十分に見られますが、オープニングのフクロウは流石にラフ画のようで粗かったですね。とにかく、今見てもジェニファーがものすごく可愛い。一発屋の二世俳優だと思っていましたが、まさか超一流の女優になるとは当時夢にも思いませんでした。懐かしい思い出補正で少々甘めの点数です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-11-12 15:19:17)
2.  ショコラ(2000)
タイトルは知っていましたが今まで見る気が起きず躊躇していた作品。TV録画されていたので頑張って見ることにしました。メルヘン&コメディということで仕方がないのかもしれませんが、、序盤の入り方が一方的かつ少々強引な印象でした。おとぎ話風に始まったわりには堅実路線で更に困惑してしまって、もしかしたらガチの魔女モノかなと疑ってみたり・・  脇を固める俳優陣がほとんど主役級ばかりで驚きますし「ギルバート・グレイブ」を撮った監督ということで期待値も上がりますが、ストーリーの骨格自体はいわゆる変わり者風情のよそ者が伝統を重んじる村をかき回して新しい風を吹き込むというありきたりなもの。チョコレートを作る過程など凝っていて美味しそうではありますが、イメージビデオのようで少々鼻につきます。余談ですが、この手の映画を見ていつも思いますが、つくづく人間と宗教ってあまり相性が良くないですよねえ。結局のところ、できる人間は宗教に頼らずともできるし、できない人間はどんな宗教にすがろうともできないものです。  アルマンドばあさんが良い味を出していて意味ありげ。素晴らしい演技力でさすがのデンチ様といったところです。その娘のキャロライン(キャリー=アン・モス)もかなり意味ありげでチラ出しますが結局最後まで立ち位置不明のままよく判りません。ルー船長(デップ)も同様、イマイチよく判らない立ち位置で解釈に困ってしまいました。セルジュ(ピーター・ストーメア)も明らかにオーバースペックだし、よく判らない&勿体無いのオンパレードです。  結局最後まで予定調和の域を出ませんが神父の説教はスマートで素晴らしかったです。情緒不安を心配していましたがジョゼフィーヌ(レナ・オリン)も最後にはイイ場面をもっていきました。予定調和的でほとんど文句も出ない無難な仕上り具合をどう見るかでしょうか。私はテレビドラマ程度のライトな作品だったと感じてしまいました。7-8点付けられる内容ではありますが、映画としての評価はあえて厳しめの6点としておきます。
[地上波(字幕)] 6点(2023-11-09 12:49:12)
3.  007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 
007シリーズはあまり好みではないのですが、最近しきりにTVで放送されていて、ついに第一作目を見ることができました。まず第一に一作目からきちんと007の人と成り、キャラクター造形が完成していることに驚きました。(というか、その後60年もずっとブレずに設定を維持してきたことに驚きます)また、私のような007素人が初めて初期作品を見ても普通に見られることにも驚きました。  ただ、ディティールにこだわっている割にはアタッシュケースの指紋の件が回収されなかったり、敵がタランチュラを部屋に放ってみたり、女と遊ぶだけ遊んでポイしたりと、割とグズグズだったりもします。CAIネタもほとんどボンドを助けるためだけに存在しているにすぎず、最初のもったいぶった演出は一体何だったのかと。酷いのは初代ボンドガール(シルビア=ユーニス・ゲイソン)、ストーリーにはほぼ絡まない無意味な登場で、当時の世相的には女性=華やかな添え物でしかなかったことが伺えます。 またノオさんもかなり失笑もんで、中国=エセドラゴン、なぜロケットに妨害電波を放っているのかもよく判らず、義手も何だか変だったりと色々??が付く部分が多いです。終盤もノオさんが研究所で指揮している最中、ボンド氏がでたらめに機器を触る流れもほとんどドリフ。あと、後半のボンドガール(ハニー・ライダー=ウルスラ・アンドレス)も画面に花を添える為なのかラストでイチャイチャしたいだけの為なのか、かなり強引な登場のさせ方で笑っちゃいました。  文句たらたら書きましたが予想外に楽しめましたし、記念すべき第一作ということで点数はかなりオマケしておきます。
[地上波(吹替)] 7点(2023-11-02 16:29:36)
4.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
クレイグ版のボンド第二弾ですが、これが最初っからちっとも面白くない。まず第一に他の方もご指摘のようにカット割りが多すぎてアクションシーンが何してるんだか判らない状態です。ジェイソン・ボーンの監督は凄く上手く編集していましたが、本作の監督さんは明らかにダメって感じで、ただただ見にくいだけでした。  あと第二にダニエルボンド&ボンドガールが暗い。そして必要な時にアノ音楽(オーケストラのアレ)が流れないので、もうこれ「007じゃなくてもよくね?」って感じです。この手の映画はリアルにし過ぎるとダメなんでしょうね、ピアース・ブロスナン版やMIシリーズのように、適度にギャグ化していないと楽しくないということを痛感します。(この手のシリーズ物は観客をニヤリとさせてなんぼでしょうというのが私なりの持論) あと何気にMがかなり幅を利かせているのも妙に気になりましたね。  敵役のドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)と部下のエルヴィス(アナトール・トーブマン)は意外といい味が出ていて好演でした。こういうちょっとイイ人ぽいのが表の世界を牛耳っていて、実は裏の世界も牛耳っているという感じは好きです(例えばXのIマスクも実は・・ だと面白い) ただラストにグリーンが007と互角に戦っているのは激しく違和感でした。あと、CIAのフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)も前作に引き続き良い役で出ています。彼はウエストワールドで広く認知されましたが、ちょい役でも非常に印象深くて素晴らしい俳優です。また、ルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)はあまりにも勿体無い退場でした。彼はクレイグの相棒としてシリーズ中は残しておくべきでした。  前作が良かっただけに落差にガッカリした作品です。頑張ってオマケしてもこの点数でしょうか。でも実は何気に終盤のホテルはよく覚えていましたし、序盤の中吊りからのキメ撃ちは最高にカッコ良かったです。 ※余談ですがクレイグ版のボンドになって女絡みのネタがキモイです。商売女に惚れる素人男のような、しかも真面目で世間知らずの若い子ばかりを口説いてて、ボンドのほうも内気でマジ惚れとかしちゃってて色んな意味で怖いです。なぜ遊び人陽キャ設定を捨てちゃったのか少々疑問です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-09 14:05:35)
5.  007/ゴールデンアイ 《ネタバレ》 
本作がピアース・ブロスナン版では最も素晴らしいと思っていましたが、見返してみるとそうでもなかったです。本作は何となく007である必要性が薄い作品に仕上がっています。ただ、ブロスナン版第一号ということで、過去作を色濃く踏襲してある点はやはり素晴らしい。特にBondのテーマソング(オーケストラ)が掛かって町をめちゃくちゃにするシーンは最高でした。(戦車のシーン)  余談ですがオナトップ(ファムケ・ヤンセン)のぶっ飛び具合は素晴らしい反面、男の立場からするとあの感じで迫られるといくら綺麗でも萎えるなとww 奥ゆかしさとか秘めたエロとかそういったものは一切なく、ただただアニマルのごとくむさぼるだけという激しい描写はかなり笑えました。というか怖いよ・・ 更にさらに余談ですが、006アレック(ショーン・ビーン)がナターリア・シミョノヴァ(イザベラ・スコルプコ)のほっぺをべろりんちょして、ガチでキモがられるシーンがありますが、アレも普通の男だとかなりへこみますよね。。  ネタバレになりますが本作の敵は006ということで見ごたえがあります。手の内を知っていることで面白い効果がたくさん生まれています。ただ、逆にいうと同僚として手の内を知っているだけに、リアルなことをいうと即刻頭を打ち抜くのが正解ですが、映画なのでそうならない点はご愛敬といったところでしょうか。  最近大量のボンド映画がTVで放送されていて、久しぶりに見返してみた結論としては、個人的には毛嫌いしていたダニエル版ボンドの一作目「カジノ・ロワイヤル(2006)」がNo1、プロスナン版「ワールド・イズ・ノット・イナフ」がNo2、No3は本作にするか「ショーンコネリー 007は二度死ぬ」にするか決めかねているという結論に達しました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-05 13:35:55)
6.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
ダニエル・クレイグ版の第一弾。白黒のオープニングは最高でしたがOP曲は微妙。個人的にはガンバレルから曲のトーンまではいつものものを踏襲していただきたかったところ。Wikiによるとアメリカでも本作OP曲はあまり人気が無かった様子でサントラ版にも収録されていないとのこと。  序盤からアクション満載で全速力ですが今までのボンドよりリアル路線でかなり真面目な流れ。新生ボンドは今までとは違う!というのを強調したかったのかもしれませんが、観客が見てるのはボンド映画だという矛盾。(派手なアクション映画は他にも沢山ありますし) ただ、ミサイルが出ないリアルなアストンマーティンは最高にクール(でも派手に横転しちゃって即刻退場)。ボンドガールのエヴァ・グリーンも大健闘していますが、当時26歳にしてはちょっと老け顔(でも後半はなかなか可愛いらしい一面も)。新しいカクテルを注文してみたり、やっぱりマティーニを注文してみたり(でもシェークはどっちでもイイなんて適当具合)、Qやマネーペニーが出てこないなど不満点も少なくないですが歴代の小ネタも多く出てきます。あと途中途中で挟まれる場面転換のシーンが歴代ボンドのシーンを踏襲したような雰囲気が多く、この点もよく考えて入れてあるんだろうなと感じました。  全体的な流れは結構良いものの、脚本はちょっと複雑で尻切れトンボ気味。私だけじゃないと思いますが、現シーンの結末が理解できていないまま場面転換、観客置いてけぼり状態のままで次のシーンに進んでしまう強引な流れが多かったように感じました。登場人物も多めなので誰が誰を裏切ったのかいまいちピンとこない部分もありますが、最後に全体的な流れを見たらまあ辻褄が合う状態にはなっています。  ラストカットでようやく出る定番のセリフ「Bond、James Bond.」は最高にカッコよく、歴代最高のシーンの一つに挙げられると思われます。個人的にはクレイグ版ボンドで唯一好きな回です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-02 10:29:35)
7.  007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 
ピアース版ボンドが大好きな私ですが今作はイマイチ。まずちょっとシリアス過ぎる点が面白くないしSFが過剰な点もマイナスです。そして最大のイマイチポイントはパーフェクトストレンジャーのハリー・ベリー(ジンクス役)が魅力的に見えない点です。ついでに書くとCIAのお偉いさん役のマイケル・マドセンもどう見てもレザボア・ドッグスにしか見えない点も微妙でした。北のザオ(リック・ユーン)もマジもんにキモいし、今回は全体的にキャスティングが合ってないという印象が強かったです。(オープニングの曲もイマイチ)  唯一、ミランダ・フロスト(ロザムンド・パイク)当時23歳が最高に可愛くてついヨダレが出てしまいました。ツンデレ設定なのもソソるし、前作のソフィー・マルソーと並んで「借金してでも一晩お願いしたい女」の称号を与えたい女性です。(あの人と遊びで一夜なんて、ボンドに殺意が湧くわ~) 失笑もんのストーリーにはあまり触れませんが、色々と超絶SF設定が酷いです。ボンドカーがアストンに戻ったと思ったら透明で見えませんか(笑)黒幕が北のお坊ちゃん設定もかなり無理があるし、そのお坊ちゃんがイーロンマスク級の人間に成り代わることが可能なのかも色々と議論の余地があります。衛星は誰が上げたのか?オープンカーで氷上チェイスはどうなの?とか、色々凄すぎてツッコミ処は多めです。  カマトト風で超絶可愛いルックスで、なおかつツンデレという過去最強のロザムンド・パイク嬢に全てを捧げて異例の8点献上。(嬢が出てなかったら4点)
[地上波(字幕)] 8点(2023-09-23 13:54:47)
8.  007/ワールド・イズ・ノット・イナフ 《ネタバレ》 
レビュアーさんの点数が思いのほか低くて驚きます。ピアース版のボンドの中では脚本は結構良い出来だし、序盤のボートチェイスから印象深くて非常に良い回だったと感じています。確かに少々”らしくない”演出も多く、Mがアッサリ捕まるところやまるでモデルのようなエロい科学者(クリスマス・ジョーンズ博士=デニス・リチャーズ=少々大根役者だった)とか多少強引な点もチラホラあります。まあでもボンドといえば昔からこんなもんですからその辺はあえて触れないのが正解でしょうか。  もちろんエレクトラ役のソフィー・マルソーは最高、公開当時33歳だと思いますが拷問椅子のエロさったらもうね・・ 一生に一度だけでもお願いしたい女ナンバーワンの称号を与えたい女性です。  ストーリーのほうはなかなかよく練ってあって、ソフィー・マルソーが難しい役どころを上手く演じています。映画内では「ストックホルム症候群」としていましたが、愁いを含んだ可哀そうな女ではなくもっと悪女です。しかし脚本・演出が悪くて判り難くなっていました。確かにキッカケはレナード(ロバート・カーライル)だったのは事実ですが、女の武器でレナードを虜にしてテロリストを操っていたのはエレクトラのほう。更に彼女はMとMI6を信頼しているフリをしつつ、父を葬り去るというかなり高度な悪に徹しています。ボンドもまんまと騙されましたが。Mがしゃしゃりでて来たせいで何となく”らしくない”展開になってしまったのは少し意外でした。ソフィーの退場の仕方も”らしくない”印象ですが、あの撃ち方は個人的には非常に良かったです。  確かに全体的に”らしくない”異例な感じはありましたが、スケール感も結構大きくて話も綺麗にまとまっていたので好きです。少々甘めの点数で。
[地上波(字幕)] 8点(2023-09-18 14:07:00)
9.  007/トゥモロー・ネバー・ダイ 《ネタバレ》 
個人的にピアース・ブロスナン版が最もバランスが良くて好きです。某、死んじゃったボンドは辛気臭くてほんと楽しくなかった。本来Mrボンドといえば本作が踏襲しているように明るくて楽天的、決して深刻な人ではないハズです。 余談ですが、ピアース・ブロスナンはボンドになる前からスピークラークのCMでボンドっぽい感じで演じていました。本作ではQ(デスモンド・リュウェリン)との保険ネタも実際のCMでパロられましたしなかなか笑えました。リモコン操作の車や二人乗りバイクでのチェイスもなかなか出色の出来です。何気にピアース版の時ってボンドカーがBMWだったことにも少し驚きます。(アストンじゃないことに違和感を感じていませんでした)  ミシェル・ヨーのボンドガールはちょっと特殊で魅力に欠けたかなと思いますが、敵の奥さん役のテリー・ハッチャーも地味で微妙なので今回のボンドガールは全体的にイマイチ。カウフマン博士(ヴィンセント・スキャベリ)はいい味が出てたのでスペクターばりに頑張っていただきたかったところですが、こちらは即刻退場しちゃいましたね。。  シェリル・クロウの主題歌も話題になりましたしM(ジュディ・デンチ)やQ(デスモンド・リュウェリン)なども健在で安心感はありましたが、全体的に手堅くこじんまりと仕上がってしまった印象。もう少しとんがった部分も欲しかったかなといった物足りなさは感じました。色んな意味でお手軽な映画のお手本のような本作のバランス感覚はまあ悪くはないものです。少し甘めの点数。
[地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 14:00:49)
10.  落下の王国 《ネタバレ》 
TV録画を字幕版で見ました。かなり素敵な映画ですが、、色んな意味で非常に惜しい作品でもありました。  皆さんがおっしゃるようにターセム・シン×石岡瑛子×ベートーベンは素晴らしいです。とにかくいちいち映像が美しい。前作ザ・セル同様の砂漠は凄いし、前作にはなかった突き抜けた明るい描写も多くて美しい映画とはまさに本作のことです。現実世界である病院での描写も素晴らしく、少女の肩の骨の折れ方や少女が左右の眼をつぶって指先が移動する表現なども素晴らしい。現実とおとぎ話のダブルキャストの面々も素敵で、5歳の子供の心理が本当に上手く表現されています。  何から何まで本当に素敵な映画なのですが何が惜しいかというと、リー・ペイス扮するロイ/黒山賊/パパの行動です。あまりにも大人げなさすぎて萎えるほどです。いいぇもちろん心の中で自殺願望が強いのは全然OKですし、子供を手なずけて薬を取ってこさせるのも全く問題ありません。大人げないのは自分の願望を5歳の女の子に全力でぶつけてしまったことです。その結果、終盤になるともう5歳の女の子の無垢で芯の強い心だけを原動力にこの映画は結末を迎えてしまいます。傍観している観客としては見ていてちょっと痛々し過ぎるし残酷過ぎました。 日本人的なのかもしれませんが、自分のせいで怪我をしてしまった女の子、ダメ人間の自分を父親のように慕ってくれる5歳の子、この無垢な女の子のために自分の葛藤を犠牲にしてでも素敵な話を紡いでいただきたかったですね。その過程で、女の子に悟られることなく自分の心が再生されるお話が見たかったです。(というか、女の子を号泣させて懇願させるのは色んな意味でズルいです)  この致命的な問題を除けばおとぎ話も面白いし現実世界の話も面白い、プロットも面白いしもちろんダブルキャストや「落ちる」に掛けた様々な伏線も素晴らしかったです。(邦題の”落下の王国”は違うと思いましたが) 心底惜しい作品なので少々甘めの点数ですが、念のためにもう一度見返してみようと思います。  追伸 見返しました。この映画の完成度の高さ、これほど素晴らしいオープニングも珍しい!と、この映画の良さを再確認しましたが、それと当時に、どうしてもラストのロイが5歳の女の子をイジメてるような構図が納得できませんでした。集中治療室で目覚めた5歳の女の子にする仕打ちじゃないですよねアレ。。
[地上波(字幕)] 8点(2023-07-31 11:45:42)
11.  トゥームレイダー2
4Kテレビ放送されていましたので久しぶりに鑑賞しました。パート1に引き続き、ゲームのララ・クラフトにクリソツなアンジェリーナ嬢が好演していて素敵です。しかし素晴らしいのはそのクリソツ具合だけで、映画本編・物語の骨格に関しては非常に薄っぺらくてご都合主義満載でした。いわゆる中高生向け、良くも悪くもゲーム的で安易な内容です。煩雑な下町にヘリで乗り付けるライス博士(ジェラルド・バトラー)も少々過剰演出で失笑もんですが、ゲーム的な観点から見れば許容範囲でしょうか。  監督ヤン・デ・ポンは「スピード」を初監督して大成功させただけあって、映画の撮り方、見せ方、表現方法は非常に洗練されていて良いです。全体的に失笑する箇所は多いものの、映画としては静と動のバランス良く最後まで飽きさせません。明らかに無駄であろうバイクでチチくり合うシーンも素敵だし、その前の飛行機をぶっ壊して中国入りするシーンもやたらと派手で豪華。全体的にリアル路線だった流れが急展開、終盤に魔物系になる点も非常に楽しく、こういう各演出の上手さは監督の手腕でしょう。  総じてゲームファン、厨二病満開の世代、アンジェリーナが大好きという方は結構楽しめる作品ですが、大人志向(思考)の方には失笑な作品。個人的にはレッドドワーフ号のリマ―が出ているだけニンマリしますが、クリス・バリーはリマ―の印象が強過ぎてもう他の役では成功しないということが痛感できる作品でもありました。
[地上波(吹替)] 6点(2023-07-18 13:42:00)
12.  007/ムーンレイカー
昔、子供の頃に見たと思いますが、先日TVで4K放送されていたので今回落ち着いて見てみました。結論から書くと、、まあ・・ ねぇ。といった作品でした。  何が酷いかって、まずはロジャー・ムーア。当時52歳のおっさんが20代のモデル風美女にやたらとモテるのは明らかにオカシイ。しかも手の出し方がキモくてなんか嫌でした。あと、ここに突っこむと作品自体を全否定してしまいますが、、宇宙が酷かった。ツッコミどころが多すぎてどこに突っ込んだらいいのか判らないくらいに、、全体的に半笑い。  ファンの方には申し訳ありませんが私には007は合いません。いや、私の中でピアース・ブロスナン以外のボンドはちょっと受け付けない感じになっています。合唱。
[地上波(字幕)] 3点(2023-07-16 14:53:08)
13.  ダウントン・アビー 新たなる時代へ
非常に良かった!特に思い入れが強いであろうTVドラマ版からのファンの方でしたら納得の仕上がりでしょう。125分でよくまあこれほど綺麗に収めてあるものだと感心してしまいました。初の劇場版であった前作のような慌ただしさを感じることもなく、ゆったりしていて優雅な雰囲気が堪能できるのはさすがとしかいいようがありません。内容的には非常に忙しい本作でしたが、それを感じさせない演技力と演出力の高さは目を見張るものがあります。本当にこの点はよく注意して見ていただきたい部分です。  細かいあらすじや感想は野暮なので省きますが、起承転結がとてもスマートで判りやすい構成・演出・脚本になっています。恋愛の行方、事件の結末、各自それぞれの事情・情事などの細かい伏線の張り方と回収もスマートで見事としかいいようがありません。これ以上下手なレビューで本作品の品位を貶めたくないとすら感じるほど素敵な仕上がりは、本当にお見事以外の表現が見当たらないのです。 これからも歴史のようにダウントンアビーの今後を見守っていきたいので、、ぜひとも定期的に映画化していただきたい作品です。伝統のダウントンアビー後日談としては心底申し分のない仕上がりでした、笑い・拍手・涙が同居する素敵な作品です!
[インターネット(吹替)] 10点(2023-02-15 18:54:58)(良:1票)
14.  チャーリー
私の個人的な感覚でいえばロバート・ダウニー・Jrといえば性格俳優の趣きが強く、そういった意味でもチャップリン役は彼に最も適した役だったのではないかと思います。実際彼の役へのなり切り具合はとても素晴らしいものでしたがストーリーがそれに見合っておらず、どうにも軽い作品に成り下がっています。喜劇俳優を描いているにもかかわらず大して面白くもなく、また心に響くような深い映画にもなっていません。そもそも論ですが世界で最も有名な喜劇俳優かつ監督、いわゆる偉大な芸術家であったチャップリンの一生をたった2時間半で描こうとしたのがそもそもの間違いで、ガンジーのようにせめて3時間、いや3時間半でも良かったかもしれません。  幼少期も青春期も青年期も全てが早歩き過ぎて、見ている私たち観客の心には何も響きません。ロリコン気味の彼の女性遍歴も何となく早歩きで軽く紹介しただけで終わっています。更に成功期から晩秋期においてはアンソニー・ホプキンス(ジョージ・ヘイドン記者)が妙に幅を利かせてきて要らぬ存在感を放ちます。意味深なセリフも目立っていて妙に映画が散漫になっているのです。何か哲学めいた雰囲気からのあのイメージビデオのようなラスト。他の方もおっしゃっている通り、キャップリンの人となりを知りたかったら「街の灯」を一本見るだけで十分に彼のことが理解できるでしょう。 2時間半の伝記映画にするにはあまりにも偉大すぎたチャップリンの紹介映画は、それを作ってしまった時点で蛇足以外の何物でもなかったという感想です。ただし、早歩きでざっと彼の人生を見渡すにはよく出来た作品ではありました。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-13 11:28:04)(良:1票)
15.  ダウントン・アビー
ゴージャスな同窓会!正しくこの言葉がぴったりの作品でした。もちろん私は全シーズン鑑賞済みでダウントン・アビーの大ファンです。出演陣も欠けることなく(ローズ=リリー・ジェームズが居なかったけど元々ゲスト的な扱いでしたし)、エピソード詰め込みまくり&役者大量投入&120分という制約があったにもかかわらず、優雅に時が過ぎていく演出とストーリーは本当に素敵でした。  バロー(ロブ・ジェームズ=コリアー)の過去の顛末を考えると、彼も一応それなりに幸せな着地点を見せましたし、バイオレット(マギー・スミス)もある意味正しい着地点を見つけたようです。メアリー(ミシェル・ドッカリー)がちょっと年食っちゃっててチト残念だったのですが、それはまあラストシーズン前くらいから気になっていた点ですのでしょうがないでしょうか。。(この映画の撮影時まだ38歳なんですよねぇ・・) 本作ではトム・ブランソン(アレン・リーチ)が大活躍で、今後彼が中心となって話が回っていきそうな予感がします。あ、もちろんイーディス(ローラ・カーマイケル)は全くお変わりなく安定の美しさでうっとりさせられました。彼女が天真爛漫に活躍しそうだったラストシーズンを考えると、これから羽ばたく可能性は残っていますね。。  映画版の第二弾(「Downton Abbey: A New Era(ダウントン・アビー 新たなる時代へ)」もまもなく公開されますし、本作で宙ぶらりんだった問題も綺麗に収めていただきたいですね!というか、これくらいノリノリ&たくさんの俳優さんが前向きに考えてらっしゃるのでしたら、まだまだドラマ版が作れそうです。淡い期待を込めて甘めの点数です!
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-08 15:55:03)
16.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 
正直なところマーゴット・ロビー(トーニャ役)はあまり好きな女優ではありません。でも本作の彼女はとてもよくハマっていて、ほとんど本人に見えるくらい同化していました。今思い返すと「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の当時の私はハタチくらいで、オリンピックも襲撃事件も軽く流す程度でした。大分叩かれまくっていたトーニャご本人ですが、同年代ということもあってか「普通に可愛いんだよなあ」といった印象が今も残っています。映画ではどこまでが真実でどこまでが作り物なのかはよく判りませんが、エンディングでのリアル映像を見比べると関係者全員非常に良く似ていますね。  この映画を見て最初に感じたことは「やっぱり教育が全てだよなぁ」ということです。もちろん母(アリソン・ジャネイ)の育て方は間違っていますが愛が無かった訳ではなさそうです。旦那のジェフ(セバスチャン・スタン)も同様。全ての登場人物にいえる問題は「教育が行き届いていなかった」ということに尽きます。教育がゆきとどいていない人間が母になり、そして実子を教育しようとしたことが全ての元凶で、当時、もし3歳のトーニャをコーチ(ジュリアンヌ・ニコルソン)に委ねておけば、もしかしたらもっとまともな人間に育ったかもしれません。  映画の展開は本当に素晴らしかったです。ストーリーの展開のさせ方も素晴らしいのですが、最初から貫くインタビュー形式の構成は最高でした。たまにあるカメラ目線やセリフも素晴らしいし、何よりリアル本人と雰囲気がそっくりなほどの完成度の高さです。襲撃の緊張感、その後犯行が見つかるかもしれない緊張感を保ちつつほころびが広がる感じも上手くて、トーニャだけが「またオリンピックに出られるわ♪」と喜んでいるいびつな構図もよく観客に伝わっていました。何度も見たい映画ではありませんがボクシングのシーンも含めて〆も文句なし!私は恥ずかしながら存じ上げておりませんでしたが、、グレイグ・ギレスピー監督は本当に素晴らしい仕事をしたと思います。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-08 14:54:55)(良:1票)
17.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
名作と名高い本作でしたが横目で受け流すこと数十年、今回仕事がひと段落して気持ちに余裕があったのでついに鑑賞しました。227分のレストア版でしたが、オリジナルが1962年であることを考えると今回見た227分(レストア版)は恐ろしいほどに綺麗な画質でした。映画館には劣りますが自宅100インチオーバーのスクリーンで鑑賞しましたので、壮大な雰囲気は十分に味わえたと思います。  アラブ系・中東系の話なので時代背景に明るくないと非常に難しい映画です。私は一応簡単に時代背景を勉強してから鑑賞しましたが、それでもよく判らないまま流れに任せた感があります。一番の問題はロレンス=エル・オレンス(ピーター・オトゥール)の演技がミュージカル風味なので違和感を感じた点です。1962年という時代背景のせいかと思いましたが他の演者はそうでもないので、変人といわれていた本人に寄せたのかもしれません。この点は激しく違和感を感じました。また、インターミッション後の後半の彼の人格がおかしくて感情移入しにくくなっています。元々起伏の激しい人物だったのか、それともついには心を病んでしまっていたのか判りませんが、、とにかく神経衰弱のように見えるのです。  ただし、エル・オレンスの置かれていた立場と戦闘の大きさを考えると致し方ないような気もします。しかしながら元々は自分から進んで事を初めている訳ですので、同情の余地はないでしょう。今も混沌としている中東系ですので、この当時はもっともっと過酷であったと思わまれます。そういった観点から考えるとイマイチそういった過酷な部分までは映画化できていないなぁとも感じます。名作に敬意を表して、また雄大な映像に敬意を表して点数は少し甘めです。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-08 14:31:53)
18.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
酷評が多いですね。私もビデオ化された当時非常に楽しみにしていた作品でしたが、、鑑賞してみるとイメージと異なっていてチョット落胆した記憶があります。十数年ぶりに再鑑賞してみましたが、落ち着いて見てみるとなかなか奥深くよく考えられた作品だったと思います。もっと世に広く認知されるべき、高評価に値する作品ではないかと考えを改めました。  世間の不評を買っている最大の理由がラストのアレと金庫が沈んでしまう点でしょうか。おそらく私も当時は「あり得ん」と切り捨てた記憶がありますが、10年の時を経て、今改めて見返してみると、誰の視点で物語に入り込むべきなのか?これが最も重要であったことに気が付きます。本来、観客は無意識のうちに第三者視点になっていて、客観的視点から勧善懲悪の物語を望むものです。でもこの作品は違うのです。オープニングで語られている通り、スージーの視点から見たスージーの物語。彼女がどう考えたのか?彼女がどうしたかったのか?これがこの映画の全てです。 あの年代の無垢な少女というのは、自分の気持ちを支配している脳内全ての事柄がラブリーでキラキラしたものだったハズです。14歳の少女といえばまだまだ子供だし恋愛や綺麗なことが人生の全てだったハズ。そしてスージーが今最も気になっているのが初恋の相手とのファーストキス。彼女にとってはこれが一番素敵な出来事だったハズなのです。そんな素敵で理想的な物語が叶わなかった無垢なスージー。これがこの映画の全てといっても良いでしょう。  ボトルの帆船が割れる描写、ろうそくの灯が別々に揺らぐ描写、その他多数の不穏な描写の数々が哀れにも素敵すぎました。しかしスージーがとどまっていたあの悪夢のような雰囲気は辛かったです。死んでからあの底冷えがするような不気味な感情を乗り越えて天国に行かねばならないのかと思うと、やはり穏やかに死にたいものです。  ギレルモ・デル・トロも関わっていますし、制作サイドとしてはバッドエンドにしたかったのは明らかです。あくまでモヤモヤしたままで終わらせたかったのでしょう。大人になって見返してみると、金庫が沈むからこそ良かったと思います。観客感情に配慮して”一応”ラストに犯人の転落死の描写を入れてありますが、明らかにアレは蛇足です。遺体は見つからないし犯人も見つからない。だけど家族は前を向いて生きていくしかないし、被害少女たちも昇天するしかないのです。どうにもならないこともあるのです。 成長した妹がノートを見せるか否か一瞬戸惑いますが、あの感情が全てを物語っています。残された最愛の家族の気持ち考えると、今更蒸し返すのが正しいのかどうか。。つまりはスージーは、これで良かったのです。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-02 12:29:10)
19.  ジョニー・イングリッシュ
アナログの逆襲は大好き!気休めの報酬はイマイチ・・ ということで、あまり期待せずに第一作目を鑑賞してみました。本作(一作目)は意外と真面目にエージェントしてるんだなという印象で、思ったよりシリアス風な場面もありました。 Tornというヒット曲が好きでナタリーインブルーリアのことは古くから知っていましたが、まさかローナ役として準主役で出ているのが同姓同名の別人でなくご本人だとは(笑)ちゃんと役者さんできていますが、他に目立った作品は見当たらないようです。  パスカル・ソヴァージュ(ジョン・マルコヴィッチ)はカツラですよね(笑)彼のシーンは全体的に結構笑えるシーンが多くて楽しめるのですが終始脱力系です。総合的には高評価は難しいですが並の上といった感じでした。個人的にはエージェント1号登場シーン、墓場のシーン(精神病の流れ)はかなり笑えました。総じて部下(ボフ=ベン・ミラー)が優秀だと生き残れるんだよなぁ、としみじみ感じてしまいました。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-25 14:47:48)
20.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
監督・キャスト総入れ替えのせいで前作の雰囲気は一切ありませんが、まあそれなりには仕上っています。前作のような重たい雰囲気は無く、007やミッションインポッシブルのような軽い感じで既視感アリアリです。決して悪くはないのですがこの雰囲気なら今の007(ダニエル・クレイグ)あたりに任せとけばイイんじゃない?みたいな感じです。 そもそも前作はミカエル(ダニエル)とリスベット(ルーニー)の雰囲気で押したような映画で、作品として特別面白いものでもなかったように感じます。そういった意味では今作のほうが単純なアクション娯楽作品としてずっと楽しめたような気はします。  個人的にはリスベット役のクレア・フォイは十二分に頑張っていますが、雰囲気という意味はルーニー・マーラのような女優さんを探していただきたかったところです。問題はミカエル役の役者さん、こちらがもう存在感が無さすぎてなぜ絡んでいるのか判らないレベルです。いっそのこと全カットで良かったくらいです。またNSAのエドウィン・ニーダム(ラキース・スタンフィールド)も後半仲間になって恐ろしい兵器を扱っているのが違和感。カミラ・サランデル(シルヴィア・フークス)もあんな派手な服装でウロチョロしてるのは違和感ありまくりだし、最終決戦の場を実家にしたのもよく判りませんでした。ボロ屋敷なのに最新のネット回線とか入ってて笑えました。  前述の通り単純なアクション娯楽作品としては十分楽しめたので甘めの点数ですが、まあ007の亜種っぽい作品に成り下がっていました。他の方も書いていますが国家レベルの問題を陰の存在である凄腕ハッカーが扱っているのもちょっと無理があって、全体的に違和感が多い作品でした。(雰囲気重視のせいか全体的に結構無理がたたっているような印象でした)
[インターネット(字幕)] 6点(2022-07-21 17:36:15)
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