1. 甘い生活
《ネタバレ》 何十年も前に見た時になんでこの映画評価されているんだろう、噴水のシーンはきれいだけどそれだけの映画だと思って不思議に思っていました。よくわからない映画だけど、もう一度そのうち見てみるかもと思うくらいの映画でした。 その後「インテルビスタ」で、マストロヤンニとアニタ・エグバーグが噴水のシールを感慨深げに見るシーンをみてから見直そうと思って、あたらめて見ていたらアヌーク・エーメやマガリ・ノエルなど好きな女優さんたちが出てたんだとびっくり。 そんな風に見ていてお馴染みの噴水のシーンになっていくわけですが、アニタ・エグバーグが子猫を拾い上げて頭に乗せて歩き出すあたりから、フェリーニマジックにどっぷりつかってしまいました。 「アマルコルド」で作り物の大型客船が通り過ぎるだけなのに、どうして感動してしまうんだろうみたいな感じでした。 1度見ていたはずの、この数分のシーンだけで忘れられない映画になりました。 [DVD(字幕)] 8点(2019-10-20 05:32:37) |
2. 赤ちゃんの逆襲
《ネタバレ》 車で自分を跳ねて殺した男の赤ちゃんとして生まれ変わった男が、自分の父親になった男に復讐するために困らせたり、嫌がらせをしたり、しまいには自分が死ぬのが一番の復讐だと自殺しようとしたりします。自殺願望のある赤ちゃんに、はらはらし通しで寝不足の父親というのもおかしいです。かわいいブラックが満載で思い切り笑えます。ただゲロやうんちなどグロなシーンもあるので苦手な人は注意です。ラスト近くで思い切り不良になってタバコ吸って、家出して、万引してやると決意する赤ちゃんが思いきりかわいいです。見ていていつしかジーンと来てしまいます。ちょっと幸せになれました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-19 22:48:27)(良:1票) |
3. あるいは裏切りという名の犬
ダニエル・オートゥイユ、なんでここまで耐えなければいけないの!と思わず言いたくなりました。それにしてもジェラール・ドパルデュー、めちゃくちゃ嫌なやつです。そう思いながら見ていたということは、映画を楽しんでいた証拠かなと思います。ダークなハードボイルド好き必見です。 [試写会(字幕)] 7点(2007-03-07 01:08:29) |
4. ある子供
《ネタバレ》 自分の赤ん坊を売り払い、妻に警察に連絡されたら言い訳に「自分の子供じゃない。妻が浮気したいがために嘘をついた」と弁明。仲間の子供たちに窃盗させたり、お金を借りまくって逃げてたり、ブリュノの甲斐性なしぶりはすごすぎて、関わる人の方が愚かに見えてしまうほど。なのに不思議と嫌悪感を感じなかったのは、甲斐性なしなりに生き抜くすべを持って行動しているからかもしれない。持ち物をなんでも金に換えるし、変な意味で生活力がある。ラストで警察に捕まった子供の代わりに自首して、面会に来た妻と頭を寄せて泣き合うけど、ブリュノは刑務所をでたら、また同じことをしそう。こんな男に惚れたら女はたいへんだろうな。映画は登場人物に距離を置いて描いている分、いろいろな立場に興味を持って見ることができる。同じ甲斐性なしでも「エビちゅ」のご主人様の甲斐性なしより、まだましだと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-25 04:40:38) |
5. アマロ神父の罪
いままでガエルの出てくる映画を見ていて、はじめてミスキャストかなと思った。ガエルの落ち着かない感じの演技がこの映画では生かされないし・・。映画の内容自体もありがちでした。 5点(2004-10-22 19:55:51) |
6. ANA+OTTO/アナとオットー
《ネタバレ》 アナがオットーを死んだ父親の生まれ変わりだと思うあたりから、期待してみていたんだけど、後半に進むにつれて「君の名は」(古いですね)のようなベタさ+センチメンタル。 北欧の雰囲気がいまひとつ。前半、期待してしまっただけに後半はがっかり。アナの母親のキャラは魅力的。 5点(2004-09-19 07:10:58) |
7. アバウト・ア・ボーイ
どうもヒュー・グラントが苦手で「ラブ・アクチュアリー」があまりにつまらなかったので、今回も期待せずに見たのですが、予想に反して面白かったです。主役の少年と母親とのからみ、人生についてつぶやくシーン、ヒュー・グラントもなかなか良い俳優じゃないかと認識を新たにしました。 7点(2004-07-24 12:40:15) |
8. 暗殺の森
ジャン・ルイ・トランティニャンは地味ですが、なんともいい俳優だなと思います。ドミニク・サンダが森で逃げまどうシーンも強烈ですが、最初にチラリと出てきた時の存在感もすごいです。 「まじめすぎはまじめではない」というセリフがヤケに残ってしまいました。あとネタバレになりますが、ラストのマルチェロが男に言うセリフも考えさせられます。ほんの些細なことで人生は180度も変わってしまうものです。 7点(2003-09-30 02:14:47) |
9. 甘い嘘
スリルのあまりないサスペンスです。人生やりつくして退屈しかない老人の余興。これが強い愛の絆?嫌いだな。こういう話。家を相続すること時代で、なんとなく何故?とすっきりこないストーリーです(ミザリーだったら「違う!」と叫んで足を折ってしまいそう)。 4点(2003-09-16 23:35:43) |
10. 雨の訪問者
フランシス・レイのワルツが秀逸です。ストーリーはありがちなミステリーだと思います。 5点(2003-08-06 01:42:31) |
11. 赤い風船
大好きな映画です。見ているほうもほんわか幸せになってしまいます。赤い風船というと加藤登紀子の暗い歌を思い出していたのですが、この映画でふんわか浮かびました。関係ないですが浅田美代子の赤い風船もふわふわして好きです。 8点(2003-08-06 01:08:35)(良:1票) |
12. 青いパパイヤの香り
きれいな映像とカットははっきり覚えているのにストーリーはなんとも印象が薄いです。 5点(2003-08-06 01:03:00) |
13. 愛の亡霊
愛のコリーダよりこちらの方が好きです。吉行和子はいい女優です。 6点(2003-08-06 00:54:06) |
14. アラビアンナイト(1974)
男根型の弓矢のシーンが印象的でした。かなり昔に見たのでえげつないなあという感想でした。 5点(2003-08-04 06:07:16) |
15. 愛人/ラマン
街や家、部屋の匂い立つようなアジアンテイストが良い雰囲気を出していて好きです。女性向きのライトなポルノのような前宣伝で見るのをためらっていましたが、さらりとしていて、でも熱のあるような感じの映画でした。 6点(2003-08-04 03:20:49) |
16. アデルの恋の物語
この時期のトリュフォーの映画の中で「思春期」「アメリカの夜」についで好きです。アデルの狂気を単に狂気的だけに扱っていないところがいいです。リリシズムを感じます。 6点(2003-08-03 05:07:47) |
17. アトランティス(1991)
きれいで楽しい海の中♪好き嫌いと言うより環境ビデオのように何度も見てしまいました。音を消して好きな音楽に変えてBGVとして流しているバーがありました。そういう映像です。 6点(2003-08-03 02:47:56) |
18. アンダルシアの犬
これと「夜と霧」を2本いっしょにビデオを買って見ました。衝撃的な映像ではありましたが、生理的に好きになれずに、すぐに友達にあげてしました。好きじゃないのはしかたがないです。 4点(2003-07-24 00:05:02) |
19. 愛のコリーダ
性描写ばかり話題になっていたので、最初は見る気にならなかったけど、退廃的で面白かったです。生々しい事件も愛の映画になってしまうと美しいもののようにされてしまいますね。洋画として封切られたのには驚きました。 5点(2003-07-15 03:13:29) |
20. アメリ
小説を読んでどんな映像かを期待していました。街の景色も部屋も店も素敵でした。小説は読んですぐ手放してしまいましたが、このDVDも買ってすぐに手放しました。面白かったけど手元においておくほどでもなかったです。 6点(2003-07-03 00:43:12) |