41. 暗殺の森
ややこしい作りの割には、退屈しないで、映像美を堪能することができた。何回か見てストーリーの深みを理解すると、もっと高評価できるのかもしれない。ステファナ・サンドレッリが魅力的だ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-27 12:47:25) |
42. パリ、テキサス
映像の美しさに打たれる20代、ストーリーの間合いに感心する30代、心の風景に染み入る40代って感じだが、上手に年をとるのはむずかしい。もう少し年齢を得てから、また見てみたい映画である。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-26 23:51:36) |
43. ひきしお
孤島感か、唐突のなさか、どちらかが突き抜けていると、もうちょっと良い映画になったと思う。最後が飛び立たなかったのも、考えた上でのことと思うが、効果的でない。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-09 20:37:14) |
44. 逃げ去る恋
ああ、なるほど、ここから逆算して4作を作ってきたんだな、と思うと、結局は、このシリーズは、Jean-Pierre L甚とTruffaut自身の映画だったんだな、ということが、よく分かる。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-28 14:40:48) |
45. 家族の肖像
「教授」の孤独がわかる自分にちょっとショック。当時のイタリアの社会背景を知らないで見たので、リアリティが今一つ感じられなかったのが残念だ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-12 20:57:41) |
46. エヴァの匂い
モノトーンの中のヴェネチアの夜、野放図な男女のリアリティ、ヴィルナ・リージとジャンヌ・モローの競演、ミシェル・ルグランの音楽…好きな要素が詰め込まれている映画なのだが、ヴィルナ・リージとジャンヌ・モローそれぞれの役柄が今一つフィットしていないのと、フランス語がややなじまないせいもあって、感心しなかった。冒頭のヴィルナ・リージの背中が素敵だが。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 07:59:28) |
47. ローラ(1961)
女が初恋を忘れらないというとこが真実ではないが(ジャック・ドゥミもまだ人生経験不足だったか)、あとはよくできている。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-18 09:55:05) |
48. 天使の入江
この無茶な話に、それなりの説得力をもたせている、女優、俳優、監督の力量は大したものだ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-16 20:44:44) |
49. ああ結婚
追憶でたどる部分を追憶にしないできちんと描いた上で、もっと長尺にすると、フィルメーナにきちんと感情移入できたように思う。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-11 08:52:13) |
50. さよなら子供たち
子どもたちの顔と名前が一致するあたりから、引き込まれる。最後の落とし方も、ルイ・マルらしい。子どもたちの顔と名前が一致したところで、もう一度最初から見たいと思う映画だが、実際見るかというと、そこまでではない。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 06:59:11) |
51. 万事快調
当時の時代の空気と、時代背景とは無縁の焦燥感や虚無感が伝わってきた。比較的分かりやすい作品だが、何を伝えたいのかが見えてくるまでが、退屈な作品でもあった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-26 21:22:34) |
52. ロシュフォールの恋人たち
色々楽しめた映画ですが、一番心に残ったのは、この映画の時代から、ホンダは自然にこういう映画に入り込んでいたんだな、頑張っていたのだな、と感心しました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-27 21:48:10) |
53. 女と男のいる舗道
ゴダールの中では、一番分かりやすかったが、古いのだか、新しいのだか、フランス的なのだか、アメリカ的なのだか、はたまた日本的なのだか、分かりにくい作品だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-23 23:58:17) |
54. さすらいの二人
よくできた設定だし、ジャック・ニコルソンも頑張ってるし、アントニオーニらしさもうまく出ている。しかし、今一つ、つまらない作品なのは、設定とニコルソンとアントニオーニのどこかの組み合わせがうまくないのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-02 06:40:39) |
55. 恋愛日記
自分の中にある、なにかに触れるような作品だった。ここまでではないにせよ、こういう体験を自分の中に持つ男性、女性は、少なからずいるのだろうと思う。それをどういう体験として、自分の中に位置付けているかは、人それぞれとしても。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-28 14:23:46) |
56. 月夜の宝石
大したことないやと見ていたが、最後の場面で「私を離さないで」というブリジッド・バルドーには胸をうたれた。 アリダ・ヴァリも貫禄を示している。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-05 19:22:16) |
57. 素直な悪女
思いのほかしっかり作った作品であり、さすがロジェ・ヴァディム。しかし、アントニオーニあたりにとらせると名作になったのではないか。それと、バルドーは驚異的に魅力を放っているが、やはり、下手だ。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-13 02:53:26) |
58. シベールの日曜日
映像や作り方はとても良いと思いましたが、フランソワズがこ憎たらしいのと、ピエールの内面が描かれていないのと、最後の終わり方に納得感がないので、ちょっと、ちょっとでした。それから邦題で「シベール」を明かすのも、いかがなもんでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-11 14:55:42) |
59. 愛の神、エロス
この順番に並ぶと、私の一番すきな、ミケランジェロ・アントニオーニの作品が、まるで、わざと難解に作ってあるかのようにみえるのが、唯一、残念な点である。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-20 14:00:58) |
60. 情事(1960)
もう少しレア・マッセリを魅力的に撮っておくと、説得力があったと思います。あと、泣くんなら、ちゃちな浮気なんかしなきゃ良いのに、と思いますね。いずれにせよ、「芸術作品」というより、気楽に楽しめる作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-10 19:03:36) |