1. ジャッカルの日
ジャッカルの仕事人ぷりに思い入れしてしまった。自分がジャッカルになってるもん。なんとかドゴール殺らしてあげたかった。目的のためにはお世話になった人もためらいなくあっさり殺す人間性とか、用意周到ぶりに感じ入る。最近の小道具や所作が桁外れのCIAもの作品ばかり観てるとこれくらいの方が臨場感あって好ましい。1970年当時のフランスの風景がなんとも好ましくて、憧れの地であったのが実感できた。 [DVD(字幕)] 8点(2019-10-01 20:56:36) |
2. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 フライトゲームを見たのちに鑑賞。デジャブ感があるほどテイストが似てる。もちろん謎解きを楽しみにしてずっと見続けるんだけど、ふいうちで明かされて戸惑う。マーティンが急に善の心に目覚めるのも変。いくらなんでも超一流の科学者になりすまし続けることができたというのも強引な気がする。そんな緩いムードの中でユルゲンさんだけは超熱演(笑)そのあたりのツッコミどころを横に置いといて楽しむのがいい作品かもしれない。楽しめたのでおまけ1点。 [DVD(吹替)] 6点(2018-05-22 11:39:49) |
3. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 なかなか楽しめたけどB級テイスト。犯人捜しも楽しむんだけど、どうにも捜査官の強引さが目につき入り込みにくくなってるなあ。そりゃ単独行動してしまったらテロリストに認定されても仕方ないようなあと感じる泥沼感。一応犯人グループと疑ってた市警ジュリアンCAはいずれもセーフ(笑 このご時世でイスラム犯行では逆に気まずいというのは的中。テンポはいいんであっという間に見れたんだけど、脚本がいかんせん安いように思えるなあ、女の子のくだりも典型的、僕が書いても入れる(笑 。相棒ザムービーとか踊るなんとかのスTVドラマペシャル版映画で感じるテイスト。 [地上波(吹替)] 6点(2018-03-25 08:09:42) |
4. エスター
《ネタバレ》 がっつりホラーだったなあ。メンタルホラー。大ネタは良かったけれども、ちょいちょい伏線が張ってあったんでビッグサプライズということはなかった。ホラーなんで後味が良いわけではないんで、再見したい類の作品ではないけど、よくできている。特に、子役のエスタとマックスの演技は素晴らしかったなあ。それだけでも1点加点。子供エスタの小賢しいふるまいにイライラしてたけど、その障害と哀しみを知った時急に責めれなくなってしまった。 [DVD(吹替)] 7点(2017-11-04 11:42:44) |
5. メン・イン・キャット
ゆるーい感じでいいなあ。ハリウッド版「吾輩は猫である」。猫好きのための作品。そんな作品にケヴィンスペイシーウォーケンという重鎮起用(笑)。だから作品として成立したともいえる。きれいな奥さん、可愛い娘、きつい前妻、悪意の部下、胡散臭いキーマン、ハリウッドファミリーコメディの典型でつくられているんで安定感はある。ジムキャリーやニコラスケイジが主役してても絵が浮かぶ感じ。 [DVD(字幕)] 6点(2017-10-17 13:07:24) |
6. ダンケルク(2017)
冒頭からのいきなりの緊張感で、終始力が入った。いろんなエピソードも並行させていたけどそこは不自然さはなかった。でもエンタメ感は薄いんで、そこは覚悟しないと。記録映画だなあ。フライトシュミレータで戦闘機の撃墜はよくしていたんでその難しさは実感できた。海と砂浜のロケーションがしみた。 [映画館(字幕)] 6点(2017-10-09 19:48:01) |
7. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 一応楽しめた。ここまでだなあ。シリーズで筋が通っていたのは。非常識な怪物もこの程度までなら許容できる。ゾンビものの基本も守られていたし。でも中盤までちょっとゾンビシーンが多すぎてだれる。これも何度か目の鑑賞だけど、この後のシリーズも見てるはずだったんだけどどうなったか全く憶えてない。そんなもんだ。 [地上波(吹替)] 6点(2016-10-31 17:09:14) |
8. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 博士はタイムトラベルではないとは言ってるけど、やっぱりタイムトラベルもの。脳にある記憶映像をたどるということならリアリティ抜群なんだけど、その記憶の中で活動しろとなるとやっぱりSFだよねということになるなあ。過去は変えられないという設定のしばりでギリギリのリアリティ感を保てていたけど。そこにパラレルワールドが存在するというオチですっきり感。もう死んでいるのに意識上は生きているという切なさややりきれなさはクローン人間ものの作品、例えば「月に囚われた男」なんかの切なさと似ている。と思ったら、本作ダンカンジョーンズ監督が「月に囚われた男」も撮っていた。納得。アイデンティ関わるものが好みなのかな。面白かったです。ただ、思ったのはあのプログラムがあったらスティーブン大尉が死ななくてすむ世界も構築できるはずで。なんにせよ面白かったです。ジェイクギレンホールの演技力、ミシュルモナハンの愛らしさ、ヴェラファーミガの色気に1点加点。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-09-19 12:16:16) |
9. エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
なんか、ダァーヤァーバギューンの連発で清清しささえ感じる演出。ストーリーには毎度のごとくコクなんてないけど、勢いだけは非常に伝わる。ビッグスターが大勢出るけど、個人的に印象に残ったのはジェイソンステイサムとハリソンフォードのかっこよさ。それとハリソンフォードがおじいちゃんみたいに、シュワちゃんの体型がまさしく中年になっていたこと。吹き替え陣も豪華だったこと。見終えると、ランボーとかインディジョーンズとか昔のシュワちゃんシリーズ見たくなるから不思議。 [地上波(吹替)] 5点(2016-05-11 14:55:10) |
10. フィフス・エレメント
10年ぶり以上に3回目の鑑賞。毎回なんの記憶も残さないのだけど、悪い印象も残っていない作品。そこが知りたくて再度の鑑賞。結論的にはブルースウィルスの演技が達者だなというのとミラの可愛さや存在感が良くて心地よかったんだということ。ストーリー仕立てはパーフェクトにコメディ。演出はB級感にフランス流のおしゃれトッピング。リュックベッソンにとっては代表作にはなるんだろうけど、3回観ることはなかったなあ。2回しか観てないレオンを観るべきなんだが力作を前にするとこっちも構えてしまう、気楽に楽しみたいというニーズに合っているんだろうなあ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-08 10:20:50) |
11. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 なんか聞いたことある脳の利用率のお話で、この作品はどういった切り口をするかと楽しみにしたけどいたって常識範囲内。演出のみを楽しむことになるんだけど、そこはリュックベッソン風味で合格点。特にスカーレットヨハンソンはとても良い演技でした、というかこれもリュックベッソン監督風味。ちょいちょい挿まれる自然画はちょっとくどい味がしたのも事実。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-02 15:19:03) |
12. アバウト・ア・ボーイ
ウィルに共感できる部分が大いにあって、興味深く見ることができた。子供のこ憎らしい風貌や演技、演出も面白かった。オチにもうちょっと工夫ができたら泣きもできたかもしれないけど、あっさり終了は少しもったいない。ヒューグラント巧いなあ。ずっと阿部寛に見えてたのは日本人だからかな。ドラマ「結婚できない男」桑野はこっから引っ張ったんだろうなあ。今分かった。 レイチェルワイズがレイチェル役で出演。少しビックリ。 [DVD(字幕)] 7点(2014-11-09 13:18:19) |
13. ツーリスト
《ネタバレ》 ストーリーにはなにも残るものない。ただただ、ベネチアの美しさとアンジーの存在感だけを楽しむ映画。ジョニーデップは上手く使うことできなかったけど、ポールベタニーは上手く使った。オチは自分がだいたい想像していたとおり。こ洒落た感じは逆に古くさい。 [地上波(吹替)] 5点(2014-08-23 13:05:11) |
14. キングダム・オブ・ヘブン
りドリースコットらしく、映像とか、スケール感は十分だったんだけど、如何せんストーリーが平坦。キリスト教対イスラム教、対立軸は明確だったけど、人間ドラマに乏しくて。キリスト教内の人間関係もわかり難い。宗教が戦争のために指導者に利用されるというメッセージは十分に伝わる。イスラムの英雄サラディンの名前だけは頭に刻み込めるので、世界史の勉強には少し役立つ。全般的になんかグラディエーター、トロイの劣化版のような感じ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-30 22:00:51) |
15. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 映画への愛を描く作品でした。どことなくニューシネマパラダイスを思い出しました。題名やジャケット、配役見た時には最初パリーポッターの類の子供向けかと想像してたけどかなり大人向けでしたね。スコセッシらしい画でそれを素晴らしく高品質に仕上げた映像にはため息が出るくらいですが、あまりに良すぎてまた人工的に見えてちょっと鼻につくというかくどい感じもしないではないです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-02-15 17:21:11) |
16. 告発
重い作品だった。筆舌に尽くしがたい虐待は、こちらも心閉ざさないとそのまま受け入れるには心にダメージくらいそうになるくらいだ。ケヴィンベーコンの演技は素晴らしいものがあった。賞取りになってないのが不思議なくらいだ。拘置所でのヘンリーが幸せそうに見える。演出演技の妙でもある。たぶん、自分の好みからこの作品はこれきりでもう見ることはないけど、だけど1度は見ておいて良かったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-07-16 14:45:29) |
17. オーケストラ!
良いねえ。まさかと思うけど「スウィングガールズ」いただいたということはないよね。日本のドラマや映画のヒット作王道パターンで制作されてる。ごくせんのように。最初はコメディタッチで導入中盤問題起こしてハラハラ最後は泣かして。ま、ともあれ構成がちゃんとしているので、スムーズに鑑賞できた。共産党含むロシアンジョークはふつうに解り易く面白く感じる。主人公がどうにも長塚京三的に見えたなあ。仏仕込みはこうなるのかな。演奏中のジャケの演奏をみつめる楽団員のやさしい眼差しの演出がとても良かった。チャイコフスキーの協奏曲の中にエピソードも巧みに挿入。ラスト12分の演奏は何回見ても飽きることありません。むしろ観れば観るほど細かい演出に感動が深まるばかりです。ぼくは涙があふれました。だから点数は高いです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-06-18 17:41:55) |
18. ナインスゲート
《ネタバレ》 さーて。見終わった後、さっそく巻き戻してチェック。挿絵を。キリスト教の素養がないのでとにかく理解が難しい。いろいろ気になる伏線満載だったけど、挿絵で回収でいいのな?謎の女は?堕天使ルシファー調べてたら、アラディアという女神の話もあったけど?ATとは?コルソの立場は一体?とにかく気になりだしたら???で一杯だった。でも雰囲気とか映像演出は十二分に楽しめたし、点数はともかく楽しめた。もっと解り易くしてくれたら7点でもよかったけど、難しいので5点。も1回見直した方がいいかなあ? [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-15 20:54:59) |
19. トランスポーター2
なんか面白ければなんだっていいじゃん的な乗りで作られてるね。だから退屈はさせない。主人公フランクもキマッテるし。子供の送迎って。フランス人的につっこんでということなのかな。黒のアウディかっこいい。 [地上波(吹替)] 6点(2012-04-21 17:25:18) |
20. [リミット]
《ネタバレ》 製作費はバカ安というのは判るが、それで一発当ててやるという目論見はうまくはいかなかったなあ。90分の鑑賞に堪える構成ではないように思える。ある意味ヒネリもないしまさしくドキュメンタリー化してる。主役の密室での心理変化とか見せるのも成功していない。結末もよろしくない。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2012-03-10 16:33:33) |