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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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81.  パッション(2004) 《ネタバレ》 
イエスを描いた映画は、そのほとんどが聖書に沿ってイエスの生涯が語られる。その中にあって「受難」のみを描き、それ以前のエピソードをフラッシュバックというカタチで見せてはいても「受難」のシーンに絡んでくる事柄以外はばっさりと切り捨ててしまったこの作品はそれだけで異色であり、他とは違うという一面において意義があると思う。私はキリスト教徒でもなんでもないが、これはイエスを描いた映画ではなく、キリスト教の心理を描いたものだと思った。目を覆いたくなるような拷問をひたすら受け続けたイエスが「彼らを許してください」とつぶやく。迫害されれば迫害するものを愛しなさいと言う。この「受難」のエピソードは知っていても「受難」の過酷さはなかなか伝わらないものだ。でもこの作品は拷問が激しければ激しいほどにそれを受け入れることの尊厳さが際立つ。イエスの「奇跡」だとか「復活」だとかは置いておいて、今世界の、特にアメリカのキリスト教徒たちに向かって「許す」ことの偉大さをあらためて提示しているのだと思った。ただもう一回見ようとは思わない。それほどに痛々しい。
[DVD(字幕)] 6点(2006-06-19 16:58:19)
82.  アンナ・マグダレーナ・バッハの日記
バッハの演奏とアンナのナレーションだけで構成された作品で、なんでも映画作家のための映画とも言われているとかいないとか。映画作家を目指したことも無ければ今後も無いだろう私にとっては、この映画の特徴は見ることができてもそこに魅力を感じるまでは到らなかった。楽曲が演奏される間、カメラは全く動かずに延々と演奏者を捉え続ける。長い1カットの後の短い1カットのハッとさせられる構図の妙技は確かに味わえる。しかしこの映画の本当の凄さはおそらくストローブとユイレの映画そのものの概念にこそあり、その概念を見事に作品に転化させていることにあると思う。映画にはりつく劇という無駄、演技や演出の中にある無駄、無駄という無駄を極限までそぎ落とした究極の映画。そんな究極の映画を楽しめるほど私はまだ熟していないようだ。時を置いてまた観る機会に恵まれたい。
[映画館(字幕)] 6点(2006-06-15 11:49:04)
83.  コーヒー&シガレッツ
うん、たしかに面白くない。でも面白い。どっちやねん!と言われても困る。 この映画に登場する人たちにドラマチックな現象は襲ってこない。ただひたすらに人と人が織り成す日常が流れるだけ。それはいつものジャームッシュなんだけど、この作品の日常は究極に単調。その中で人間のおかしさや愛しさ、心情の些細な変化を露にしてゆくこの作品はジャームッシュの真骨頂といえる。ストーリーは面白くない。だってストーリーは無いんだから当然だ。面白いのはストーリー不在の中から日常的に揺れ動く感情の波がぞくぞくと伝わってくること。さらに画面がやっぱりかっこいい。でも、個人的に11篇は多すぎた。なぜ多いと感じたかは、たぶん私自身の問題だ。心に余裕があればもっと楽しめるはず。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-09 18:04:00)
84.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
様々な国の紛争や独裁国家に対し人道支援の名の下に軍事介入してきた大国がルワンダには来なかった。理由は大国のほしい物(石油などの資源)がそこに無かったから。それならそれで人道支援などという言葉は他国に干渉する際に使わないでほしい。この映画の訴えかけるものは、こんな恐ろしいことがあったんですよ、人間って怖いでしょ、ということではなく、国益最重視の大国の非情とエゴに対する批判であり、国連軍の軍隊としての矛盾に対する問いだと思う。このような訴えかけは映画でなくてもテレビでもいいわけですが、例えばボスニアの現状を訴えかけた『ノー・マンズ・ランド』やアフガンの悲劇を知ってもらおうとした『アフガン零年』は映画祭を通して広く世界への配信に成功しているし、種は異なるが『ミッドナイト・エクスプレス』は実際に政府を動かしたという過去を持っている。そういう意味ではテレビではなく映画というメディアを使うのもありだと思う。しかし映画は光や色、あるいは構図やカメラの動きなどで言葉以上のものを表現することが出来るものなのですが、この作品ではそれらが希薄なんです。感じた恐怖や狂気は全て事実から来るもので映画からは来ない。主人公とそのまわりだけで進行するドラマもドキュメンタリー性を損なってしまっているようで個人的には不満が残ります。大エキストラによる現場の再現は見応えがあるし、カラフルなシャツは現場の生々しさを増幅させていたのでそれなりの満足感は得れた。加えて、先に述べた大国のエゴを「実話」としてさらけ出させたこの作品の存在は大いに評価したいと思う。
[映画館(字幕)] 6点(2006-03-31 19:58:42)(良:1票)
85.  豚小屋 《ネタバレ》 
古代と現代、2つの時代を同時進行させながら、それぞれの主人公の禁断の欲望を描いてゆく。しかし、交わらない2つのエピソードが獣に食われるという最期で交わる構成の中で、欲望の哀れみ以上に欲望を作り出す環境、そして欲望を持ってしまった者を排除するエゴこそが重くのしかかる。そのことでこの作品はとんでもない深みを持ち得た。とくに現代のエピソードは古代以上に複雑に荒んでいる。左右対称に描かれる構図の中で人間としてのバランスを欠いた、いびつな資本主義が横行する様は、進歩無き人類というよりも悪化の一途をたどる人類という感じがしました。2つの時代を描くことで人の愚かさの深遠と進行を描いている。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-16 14:20:43)
86.  大きな鳥と小さな鳥 《ネタバレ》 
下層階級の親子がカラスの先生から教えを請うが、高等な教えに嫌気がさし最後はカラスを食っちゃう。「私が死んでも誰かが後を継ぐ」というカラスの言葉はまるでイエス・キリストそのもののようにも感じるし、左翼発言にはパゾリーニの化身ともとれる。で、このカラスのおっしゃるお話ってのが私にとっても高等でして、親子の行く先々での各エピソードもストーリー的には関連性が乏しく、なかなか入っていきにくい。ただ、カラスの話にあった、「キリストの教えを鳥に説く」話で、雀にも鷹にも説くことに成功したにもかかわらずその直後に鷹が雀を襲うというオチにしても、親切を仇で返される旅すがらのエピソードにしても、必然的に政治に無関心な貧民に政治的な思想をアレコレ語ることのナンセンスさを象徴するラストにしても、全てに現代社会を皮肉るパゾリーニの思想と世界観が見えてくる。パゾリーニを知りたいなら必見。べつに知りたいとは思わないというなら観ぬほうがよい。そんな映画。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-14 15:43:22)
87.  オープン・ユア・アイズ 《ネタバレ》 
「オープン・ユア・アイズ」と囁かれる声と誰もいないストリートの描写によって、「夢」がこの作品の中で重要な役割を持っていることを冒頭で提示してくれているので、困惑することなく主人公を襲う不条理劇に身を委ねることができる。非常にややこしい展開を最適な構成で見せてゆく。オチは驚きのSF的展開へ。ここからが夢なんですよという親切丁寧なご説明のおかげで、よりわかりやすく理解できるわけですが、そのわかりやすさゆえに余韻の無いオチにもなってしまっているのが残念。ほんのちょっと答えをぼかすだけでかなり印象が変わってくると思うのですが、、。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-31 16:44:32)
88.  夕陽のガンマン
『荒野の用心棒』と同じ臭い。テーマソングも同じ雰囲気。イーストウッドは同じようなキャラ。しかしリー・ヴァン・クリーフがもう一人の主人公として登場するだけで、ヒーローが悪を倒すという簡単ストーリーが、どこでどう転ぶかわからないスリルある展開へ変貌する。実際、冒頭でとてつもない強さを見せつけたヴァン・クリーフの描写は、二人の賞金稼ぎ同志の戦いを予感させるし、その圧倒的な強さはヒーローの危機を予感させる。そこにさらに賞金首が絡んで三者のサスペンスフルな関係が最後まであきさせない作品にしている。ただ、オルゴールの曲が止まったら撃ち合うってのはちょっとかっこよすぎ。だいたい初めて聞く者にしたらあの曲の終わり方は「いつ終わんねん!」って終わり方なので酷だと思います。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-04 16:50:19)(良:1票)
89.  ビッグ・ガン
腕利きの殺し屋が家族の為に引退をしようとするが...という、ごくごくありふれたストーリーです。カーチェイスでもおきまりのパターンで、花屋に突っ込むシーンがあり、当然ジャンプ台も用意されています。それでもアクセルを踏み込んだときのエンジン音は、ヨーロッパ車独特の乾いた音が鳴り響き、スピード感もあってじゅうぶんに楽しめました。そして、哀しみを背負った殺し屋に、美貌のアラン・ドロンがこれまたよくはまる。シチリア人に見えないところがイタイが、どこか陰のある表情がこの役にピッタリ。演技というより、彼の美しい顔にはそもそも哀愁が漂っているように見えるから、ポーカーフェイスの裏にとてつもない哀しみが備わっているように見えちゃうんです。その陰のある表情から一変、ラストシーンで笑顔で友人の車に近づくドロン。そしてその後のストップモーションとなるなんとも言えない表情...うーん、いいねぇ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-29 19:15:20)(良:1票)
90.  ニキータ
6~7回くらい見ているだろうか、、ベニスのホテルのバスルームのシーンだけ(笑)。楽しい旅行から一転、落胆するニキ-タ。ターゲットの確認をする電話の声。ドアを隔てた恋人の声。そしてニキータの感情とは別に身体に覚えこまされた、まさにプロの殺し屋であることをまざまざと見せつける一瞬の仕事。何度見てもいい。単純なストーリーにハリウッドばりの派手なアクションを見せながら、教官と恋人の二人の男からの異なった愛を軸に、かといってそこを強調することなく描いたことで安っぽくないドラマに仕上がった。ハリウッド映画にはない独特の空気が好印象を与えるが、ストーリー重視で演出が雑に感じるところはハリウッド映画と同じように感じた。ラストはあれでいいと思うが、アクションシーンが洗練されているぶん、なんだかつりあわないというか、違和感を感じたのは確か。
[映画館(字幕)] 6点(2005-07-27 16:05:06)(良:1票)
91.  五月のミル
五月革命の最中、母が亡くなり久しぶりに家族が集まるが話題は遺産のこと。なんとも不快な展開ではあるけども、ブルジョワのブルジョワゆえの身勝手さや楽観的な行いを見ているうちに不快感は薄れていく。その気楽さ、正直さにフランスの田舎町ののんびりとした美しい風景があいまって「なんだか楽しそう」と思うに至る。しかしドンチャン騒ぎの傍らで黙々と墓穴を掘る使用人の描写で再び不快感を呼び戻す。だからブルジョワ狩の噂に総出で逃げ出す場面はちょっと気分が良かったりする。結末はなんてことはない。五月革命と同じようにこの人達はなにも変わらずそれぞれの家に帰ってゆく。ミルの人格が素晴らしく、そしてそのミルだけがひとり寂しそうなエンディングを見ると、一貫したブルジョワ批判ではなさそうではある。ルイ・マル監督のブルジョワ階級への憧れと嫉妬が垣間見れたような気がする。
6点(2004-11-12 12:45:29)
92.  一票のラブレター
イランのある島の夜が明けてから陽が沈もうとするまでをたかだか2時間足らずに収めているのに時間の流れがゆっくりに感じる。静かな情景と何も起こらないストーリーゆえにそう感じるのでしょう。島民の生活は誰にも頼らずに独自の風習のもと成され、また自らの生活で手いっぱい。民主主義だの選挙だのということにピンとこないのも仕方ない。でも少しだけ何かが変わっていってるんです。選挙管理人の女性のひたむきさに惹かれる兵士の最期の行動、そして女性もまたいつのまにか後部座席から兵士の隣に座っている。時間をかけてお互いを知ることでちょっとだけ心に変化を見せる二人。言いかえれば(国を動かすことに繋がる)民の心を動かすには時間と根気が必要ということ。焦りは禁物。ソコに銃はいらないのです。先進国のリズムを持ち込んじゃいけない。”ゆっくり根気良く”、我々も立ち返らねば。
6点(2004-11-08 13:02:42)
93.  黒い瞳 《ネタバレ》 
どれほど素直な女性か、どれほど真直ぐな女性か主人公が一番知っているはずなのによくも約束ほったらかしで何年も気にせずにいれるな!最低野郎です。そんな最低野郎をマストロヤンニが完璧に演じてます。とにかくやさしく、ちゃらんぽらんで威厳がなく自分勝手で、でもやっぱりやさしくて..。やっぱ女にとって”やさしい”ってことが一番なんスかねえ。で、ラストは女にとって、そして男にとってどうなんでしょう?ロシアの霧がかった森のように淡い映像が雰囲気を盛り立てます。
6点(2004-07-06 12:42:25)
94.  黒衣の花嫁 《ネタバレ》 
ヒッチコックを敬愛するトリュフォーらしい題材である一方、主人公がまるでプロの殺し屋かと思うほど感情を表に出さない女というのは、内に秘めた心情を描くのがうまいトリュフォーらしからぬ作品ともいえるのではと思いました。なにせ、殺しが完璧すぎる。失敗してこそトリュフォー作品って気がしないでもない。 4人目の画家の殺人は、もしかしたら画家の愛にほだされ殺さずに改心するのかな、と私も思いました。そう思わせたすぐあとに死体の映像というのは、やっぱりうまいです。証拠隠滅を一旦は図るも、壁に描かれた自分の絵をわざと残し、、というシーンも、言葉での説明が一切なく又わざとらしさもない。「あー、ここがトリュフォーだなぁ」なんて思ったりもします。ただ、私もイマジンさんと同じく、どうもヒロインが、男どもみんなが興味を抱くような女性に見えず、その一点だけでもかなりストーリーにムリを感じてしまいます。ジャンヌ・モローの演技は決して悪くはないので、単なる個人的な女性感によるところの感想なのかもしれませんが。
6点(2004-04-22 14:35:31)(良:1票)
95.  勝利への脱出
脱走計画にスタローンが必要ということでキーパーにするため正キーパーの足を折るシーンに強引さを感じつつ、サッカーシーン、とりわけペレのバイシクルシュートに感動。(今見ても感動できるかはわかりませんが)観客のビクトリーコールで最高に盛り上がったのだが、後日テレビ初放送で吹き替え版を見たらなんと観客の声援までも吹き替えている。「しょーり しょーり」って。しかもたぶん数十人、いやそんなにいないかも。興ざめとはまさにこのこと。映画館で見たときの感動をテレビで、と思ったのが間違いでした。こういうこともあるので、吹き替え版しか見たことがない作品はReview しないようにしております。
6点(2003-09-11 17:18:22)
96.  殺しのテクニック
じ、地味だなあ。期待しすぎたか。冒頭の淡々とこなす殺しのシーンはその地味さがかえって良かったんだけど、その後の地味な展開はどうしたもんか。いや、美女の色仕掛けはあるし、カーアクションはあるしでけっこう観客を楽しませてくれる要素は取り揃えられてはいるんだけど、その全てが盛り上がらない。こっちが勝手に緊張感溢れるところだと思って見てたらすかされて、ここは見どころかと構えるとスルーされて、ここで相棒がきめてくれるのかと思ってたら無視されて、、。この稼業から足を洗うってこととか相棒の存在そのものとか、全然意味ないじゃん。だいたい主人公が見せてくれるのは殺しのテクニックじゃなくて名推理ばかり。いろんなものを強引に継ぎはぎしただけの映画。それでもそのいろんなものがてんこ盛りの割りに尺が短いのが凄い。たしかに退屈感はなかった。さすがはイタリアB級映画。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-10-09 17:25:17)
97.  天使と悪魔
原作ストーリーに縛られた『ダ・ヴィンチ・コード 』の窮屈感とは打って変わって躍動感溢れるロン・ハワードらしい娯楽作に仕上がっている。とは言うものの順番に執行される殺人をギリギリのところで阻止できないことの繰り返しはこの手の予告犯罪の定番で、次はあっちだその次はこっちだと「印」を見つけてはどこから確信を得ているのかわからん即行動のリズミカルさと相まって段々とバカバカしく思えてくる。息つく暇も無い展開でありながらそこに強引さを見てとれてしまう。躍動感をむりやりに出している。ということはやっぱりこれも『ダ・ヴィンチ・コード 』ほどではないにしろ窮屈ということなのか。自由なようでいろんな制約があるのは間違いないだろうが。女優がからむシーンの気合の無さも気になる。これだったら女はいっそのこといらん。おそらく監督は男だけのドラマとして撮りたかったんじゃなかろうか。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-02 16:00:47)
98.  赤いアモーレ
一番の驚きは『バニラ・スカイ』と同じになっちゃうけど、ペネロペの語学力。今回はイタリア語。容姿もえらいおばさんぽいんだけど、貧しい暮らしとそれゆえに培った男に媚びる風貌のケバケバしさが本来の美貌を覆い隠してしまっているという可愛そうな女を見事に表現している。赤の使い方がけしてケバさを助長することもなくいい感じの配され方をしている。男と女がそういった関係になる最初の第一歩があるわけだが、もうちょっと劇的というか意味深く出来なかったのだろうか。酒に酔った勢いってのはわかるし、意味なく唐突にってのもそれはそれでいいのだが、画面はその後の物語に影響する運命の瞬間であることを伝えるべきシーンだと思うのだが・・。ベストセラー小説の映画化ということらしいが、キリスト教的なバックボーンが無ければイマイチのれないかも。
[DVD(字幕)] 5点(2008-04-15 11:30:16)
99.  溝の中の月
よ、よーわからん..。ジェラ-ルの弟もロレッタの兄も結局だれかれかまわず疑惑の目を向けるジェラ-ルの内情を見せるためだけに登場し、ジェラ-ルの妹をレイプした犯人を探し続ける行為も廃墟から抜け出せない自分を正当化するためのものでしかない。そして廃墟から抜け出したい願望がロレッタとの恋愛感情に化け、踏ん切りよく抜け出したはいいものの、やっぱり廃墟がお似合いさ。って話?(かなり独善的解釈かも。)まあ、内容よりもベネックスによって作り出された異世界を楽しむ、そんな映画でしょうか。
5点(2005-01-25 11:41:10)
100.  ロミオとジュリエット(1968)
美しい言葉で綴られるセリフの数々はシェークスピア劇の醍醐味のひとつかもしれない。しかし舞台劇ではなくこれは映画。もう少しなんとかならなかったのだろうか、、説明的で大きな声の独り言、、。良かったのはキャスティング。原作では13歳のジュリエットがロミオと出会い、お互いにひとめぼれ、翌日には結婚、そして悲しい死をむかえるまでの5日間を描く。その若さゆえの純真さと激しさがせつな過ぎる悲恋物語へと昇華させる。若さが弾ける容姿に、レナード・ホワイティングとオリビア・ハッセーがぴったりとはまる。シャリファさん同様、一番印象に残るシーンは、ジュリエットがお母さんに呼ばれて対面の窓からまだまだ子供の無邪気さを漂わせる可愛らしい顔をひょいと見せるシーン。大人たちの憎みあう世界にまだ感化されていない純真無垢さがうまく表現されている。ちなみにオリビア・ハッセーは当時15歳。ジュ、ジュ-ゴー?!!!体は立派な大人でした。
5点(2004-12-14 11:34:52)
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