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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2017
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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21.  IT イット “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 
後半になると脅かし方がワンパターンになってしまってホラーとしてはさほど突出した出来ではないかもしれません。けど、このお話は13歳の群像を描いたジュブナイル作品でもあり、やはりキング原作の「スタンド・バイ・ミー」にも劣らぬ「思春期前半」のきらめきや瑞々しさが息づいています。 ”ルーザーズ”は7人もいるのだけど、各人に個性をちゃんと持たせてキャラ立ちできています。正義感が強くてどもりの主人公、口の減らないメガネ、ラビの息子、過保護の潔癖症、地元史オタクの太っちょ、親を亡くした黒人の男の子、父のDVに苦しむ女の子。よし覚えた。皆が成長した次作もこれでばっちり見分けがつくはず。たぶん。 敵役のでこぱちピエロは目つきが悪く、急にでかくなったり口の中が異次元だったり、いかにもアメリカンな邪悪っぷり。巨悪と戦うことにより仲間との絆を深め、各々の人生の課題をも乗り越える力を得てゆく13歳たちに素直にエールを送ります。
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-20 23:24:03)
22.  ANON アノン 《ネタバレ》 
んーつまんなかった。視覚を監視されてしまうプライバシーの無い社会って、それはそれは恐ろしいことなのに話に生かし切れていない感じ。今見えているリアル視覚も昔の記憶もごっちゃになって扱われてるのも腑に落ちない。思い出って視覚情報とはまた別だよね? それに映画としての見せ方も良くない。他者の脳に侵入するのなら何かの装置があった方が分かりやすかったのでは。向かい合っているだけで第三者の記憶を相手に転送できるって・・便利すぎる。さらにハッカーの娘は他人の記憶も面談するだけで上書きできちゃうのだ。この画ヅラのつまんなさ。座ってるだけかい。 こんな超人的な技巧がアリだとされている話になんのカタルシスもテーマも見出せない、とはお粗末。 殺しをやってた真犯人は「アンタかい」って程度で驚きもなく、国家権力をも翻弄するほどのハッキング能力を持つ彼女のその理由といえば「知られたくない秘密がないから」とか禅問答なオチ。突き放された私。 伝達能力(見つめるだけで壁が突如スカイプ状態になるとか)が物凄く近未来SF感なのに、やたらと多い性行為場面はアナログそのものなことにも失笑。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-04-02 00:10:26)
23.  白い家の少女 《ネタバレ》 
独特の美的センスと体感温度の低さを感じる本作、ジャンルはサイコ・スリラーになるのだそう。スリラーという言葉から連想される冷たさやミステリアスなイメージは、全てヒロインの弱冠13歳のジョディ・フォスターによって醸されていると言って過言ではないでしょう。13歳というのはロリータぎりぎり最終の年齢。幼いのか理性的なのか、どちらにも揺れる不安定さ。時には「魔性の」と称されてきたこの年頃の少女らの危うい魅力。素なのか天才的演技なのか、判別不可なほど凄い仕事をしているジョディ・フォスターです。 いろんな作品で愛でられてきたロリータたちと並んで、ジョディもあまり笑顔を見せません。意志の強そうな瞳だけど、かと思えばふにゃ、と崩れるもろさも見せて、リン・ジェイコブスもまた正統派のロリータと認定されるでありましょう。(誰に) 惨劇の舞台でありながら、家具の配置や配色が居心地よく考え抜かれた白い家の佇まいも魅惑的でした。 ああそれと、意地悪おばさんもロリコンM・シーンも、いかんなく小物ぶりを発揮してジョディとの格の違いを際立たせてくれました。ある意味グッジョブな人たちでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-02-12 00:04:39)(良:1票)
24.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
おお、暗い。湿度も高い。いいですね。これぞブレードランナーの世界観。続編を作るのなら、この雰囲気は絶対に死守してくれないと。もちろんヴィルヌーヴ監督はちゃんと心得ているうえ、彼の暗いけれど粒子の細かい画のセンスはブレードランナーと相性が良かった。僥倖なことであります。 力の入りまくった隙の無いSF世界は初めて見る光景。現代の映像技術の最高峰を堪能できます。 美術は満点ですがやはり偉大な前作を越えるのは難しい。「自己とは何か」という問いを美しいレプリカント達の苦悩に変換した前作にあふれていた情緒が、なんだかとても薄い。ライアン・ゴズリングも悪くはないけれど、彼のつるっとした顔はどことなく無痛気味。”記憶は他者のもの”という事実を前に落胆して机を殴るライアンより、静かにうつむき写真を破り捨てたショーン・ヤングの後姿の方がより強く悲哀が伝わる気がする。事実40年経った今でも忘れられない場面の一つであります。 あとはねえ、細かい諸々への不満。ハリソンが死ぬわけないと分かっている海面不時着時の戦闘が長い。レプリカントレジスタンス達の登場もとってつけた感。口頭説明が長いのも辟易しました。一作目のファンてウルサイなあ我ながら。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-10 16:49:11)
25.  MAMA(2013) 《ネタバレ》 
お化けがついてきちゃう、というよくあるパターンに「切なさ」をプラスしたところが、凡百のホラーとはちょっと一味違います。 かつて迫害されて我が子を失ったMAMAの、まあ人違いかつ筋違いな執着母性がこのオバケの本質。凶暴な振る舞いも、わが子を守るためと思えばMAMAにも一分の理がありましょう。 叔母さんの身体を乗っ取ったのも、この世での「本体」が欲しかったのかもと考えると、あのかくかくした動きには哀れすら漂います。MAMA、ソレ上手くいってないよ・・。 全体の落ち着いた色彩やトーンはいかにもギレルモ印。才女のイメージが強かったジェシカ・チャステインが気のいいロック姐御を演っててびっくりしました。演技力の幅の広さを感じましたね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-18 20:05:27)
26.  メッセージ 《ネタバレ》 
この監督の画は美しいのですが、華美では決してなく、むしろ色彩は限られていて無機質にも感じます。空気が半分抜けちゃった巨大なラグビーボールが無愛想に宙に浮いている画は かの”2001年宇宙の旅”の石版を思い起こさせ、おおあの睡魔がまた襲ってきたらどうしようかと身構えました。 が、しかし物語の終盤、怒涛の勢いで「時」のネタばらしがされ、それまで挿入されてきた画や言葉の意味がクリアになったとき、電撃をくらったような衝撃を覚えて痺れてしまいました。「時は流れるものではないとしたら」たしかに冒頭からそのナレーションはありましたが、ここに広げて見せられた時空の概念は私の思念の及ぶところではなく、ただただ斬新な驚きでありました。そもそも”娘を失った言語学者が仕事に打ち込んでいる”と思って観始めたときから、映画の仕掛けに嵌っていたのです。見事です。 惑星の公転と自転によってしか時を計れない地球人に別次元から「生きる意味」を考えさせたヘプタポッド。ちょっと迷惑かもだけど、ルイーズにとってのその後の人生の一瞬一瞬は“喪失を知っている”分、輝きを大きく放ったものになったのかもしれないな。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-25 17:55:25)
27.  コンフェッション(2002) 《ネタバレ》 
つまんなかった。集中力が途切れてしまって、なんとか最後まで付き合った感じ。TVプロデューサーがCIAの殺し屋を兼務、って本当なのかコレという疑問はさておき、主人公のキャラ掘りも浅いし、展開が見せ場なく一列に過ぎて、ちっとも引っ張ってってくれない。TV業界の内幕話ともCIAの裏側モノともつかない、どっちつかずの描写。後半、伝令がプールで死ぬあたりは急にサスペンス風な撮り方になるので、え?と思う。それまで内通者探しなんてやってなかったじゃん。 ドリュー・バリモアは良い仕事してるけど、J・ロバーツは浮いている。そんなばかなと観てて思うほど、あからさまに怪しいもん彼女。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-06-23 01:11:12)
28.  カポーティ 《ネタバレ》 
ノンフィクション「冷血」は稀代のルポルタージュである。その著者であるT・カポーティの人物をなぞろうとすれば、この著作を手がけた5年余りに絞ったのはしごく当然と思う。 本人も認めているように、この作家と一家惨殺犯の一人、ペリー・スミスとは魂のありようが似ている。恵まれなかった子供時代、容姿へのコンプレックス、言葉への敏感な感性、決して埋められない孤独感。 新聞記事で事件を知り、彼らを「飯のタネ」にしようと思いつく作家。地元保安官は眉をひそめ、友人らも若干引き気味なある種の厚かましさをもって殺人犯らと交流を持つカポーティ。「飯のタネ」ではあるのだけど、一方でペリーへの親近感や同情といった自分の心に気付いて動揺する彼。嘘や誇張で死刑囚の気持ちを引き寄せ、かと思えばセレブらとの社交パーティではへらへらと空騒ぎ。 なんとも複雑で繊細な有名作家の姿を、名優P・S・ホフマンは見た目や発声の仕方、仕草に至るまできっちり再現してみせた。取材対象に近づきすぎて、その処刑の場に立会い衝撃を受ける作家。目を宙に泳がせたり、薄皮を一枚被ったように顔つきを捉えどころ無くしたり、表情筋のわずかな動きで作家の心の空疎なことを表現しつくしたホフマンに圧倒された。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-21 14:49:43)
29.  プロムナイト(1980)
完全に時代の波に洗われて色褪せしてしまった感満載。当時に観ないとなあ、こういうのは。大体、高校のプロムを扱ったものはその当時の流行がもろに反映していますから賞味期間も短い。それに後発の類似ホラーがごまんと作られちゃってて腕を上げてるので、新しいものに比べると妙に牧歌的に感じます。(”キャリー”ほどの金字塔であれば後作品も追いつけないですが) さてそれにしても、この当時J・L・カーティスは高校生の役を演っていたんですね!あまりにティーンぽくないので、途中まで私は彼女のことを教師役だと思ってました。あなんだ高3なのかい!とわかった驚きの方がラストの犯人バラシより大きかった次第です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-02-04 00:24:54)
30.  ブルックリン 《ネタバレ》 
これから社会に巣立ってゆく女の子たちにぜひ観て欲しい一本。ヒロインと笑い涙し、勇気を共に振り絞る経験ができるでしょう。 美少女だったS・ローナンはすっかり大人になりました。アイルランド出の野暮ったさをすっぴん顔で上手く表現できている前半と、垢抜けてゆく中盤以降の変身ぶりも印象的です。 都会に出たての心細さや、虚勢張りやホームシック、それをサポートする周囲との関わりといった彼女の生活が丁寧に描かれ、エピソードの一つ一つが胸に溜まります。船で出会った赤い服のアドバイザーや寮の先輩達、職場の主任、皆気の良い性質なのだった。初めはコワイけれど。 そして、場が急転換する第二部帰郷編。これがもう、胸がざわつく大変なことになるんだ。ええー、どうする?とワタシが苦悩しちゃったよ。なにしろ旅立つ前と状況が違いすぎる。一会社の事務を任せてもらえるし、以前は相手にもされなかった上層ランクの男子と親密になるにつれ、周囲まで期待を寄せてくる。なんと運命はズルイのか。故郷ってこんな風に絡め取ってくるものなのか。 彼女は決断します。エイリシュ、ああ、もちろんそれしかないよね。だってNYのそこは貴女が自ら切り開いた居場所なのだから。姉の後釜となって故郷に残るより、ずっとローズも喜んでくれると思う。
[DVD(字幕)] 8点(2018-01-22 00:11:20)(良:1票)
31.  ダウト・ゲーム 《ネタバレ》 
??なんでこうなるの?と思いっぱなしの90分。まずサミュエルは「良い罪人」ではなかったのですか?終盤は完全に逆ギレした馬鹿野郎でしたね。検事のヨメに銃を向けて「俺の気持ちが分かるか」云々って、はい分かりません。 検事くんの行動もさあ、キミおかしくないか?刑事の部屋に潜入してデータ泥棒するわ なんでか嫌ってた義兄にまるっと策を預けちゃって、しかもまたもや人の家に忍び込んで、こりゃもうやってること無法者ですやん。 で、その義兄がサミュエルに拉致られる。直後に駆けつけた件の検事くん、よく二人が入った入り口分かったなあ。あんなに窓も出入り口もごちゃごちゃ混在した工事跡地の廃ビルでさ。もう、この頃になるとひき逃げの一件はすっかり誰も気にしてないっていう。検事も刑事もサミュエルもついでに客も。あ私はちょっと気にしてましたよ。 これさあ、「合理的な疑い reasonable doubt 」って裁判用語を言いたかっただけなんじゃないの。この映画。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-10-30 00:03:35)
32.  2012(2009) 《ネタバレ》 
どうだ凄いだろうと言わんばかりの映像はたしかに凄くて、割れる地面、降り注ぐ噴石、なんとチベット山脈の高さまで到達する津波など、おおおーすっごいなあこわいなあと息を呑みっぱなしであります。もうこの画力だけで、ディザスタームービーとして満点ではあるんだけども。 なんかやっぱりねえ、人の生死の扱いのセンスが合わないとげんなりしますね。この映画ちょっとそのへん倫理観無さすぎ。どこかの大佐じゃあるまいし、おびただしい人が高速道路から次々投げ出される様を見て喜べるわけないし、脱出に尽力したパイロットやゴードンの扱い方もひどい。いらんタイミングで差し挟まる家族愛ドラマで展開がもたつくのもやだ。 ”悼む”ように見せて、その実演出のアクセサリーみたいに死を扱うのが不快です。しかも生き残った側のあっけら感。なんか頭にきて、あの船ひっくり返ればいいのに、と思いました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-08-05 18:16:32)(笑:1票)
33.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 
実話ものながら、夫の素性を小出しにしてゆく脚本が物語をサスペンスフルにしてて巧いと思いました。一組の夫婦がいて、絵の才能は妻が上で夫の方はプロモーションに長けていた。中盤までのこの視点が一気にひっくり返る、キャンバス上書き署名発覚の場面。真相に気づくエイミー・アダムスの「まさか」の表情は真に迫っており、私も震撼しました。留学どころか画家ですらなかったとは、まじかーと声に出ましたね。 夫は正真正銘の詐欺師だったわけだけど、とにかく社会が夫唱婦随の時代だもんなあ。教会の神父すら「夫に従え」とアドバイスするんだもんなあ。ダンナを疑うなんて夢にも考えなかったんだろうなあ。色々考えさせられる事件であります。 そしてクリストフ・ヴァルツが安定の仕事ぶりを発揮してます。実態がばれてからは、顔つきが山師そのもの。序盤の感じの良い友人~やり手のプロモーター、そして詐欺師の顔。一人の個人を演じながら、雰囲気だけを変えてゆく。見ごたえのあるベテランの名演技でありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-05 17:21:51)
34.  ダブル・ジョパディー 《ネタバレ》 
ちょっと出来の良い火曜サスペンス。ヒロインのやることは上手くゆくし、悪い奴は成敗されるのだ。子供にしてみりゃオカンが親父を殺したって十字架を背負うことになるんじゃないの?と思わずにいられないが、この手の話にそういう突っ込みをしてはいけないのだ。 アシュレイは美人で雰囲気も良いけど、作品に恵まれていない感じの女優。 トミー・リーはやっつけ仕事。ヒロインを理解し協力する役どころなのに、この二人が心を通わせる描写がもーおざなりで、こんな脚本ではやる気が出なかったものと思われる。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-05 00:03:47)
35.  ルーム 《ネタバレ》 
子を思う母と、母を思う子の互いの愛の形が、異常な環境下に置かれていても尚 普遍的で美しくてもう、館内で滂沱の涙に溺れそうになった。狂った状況下でも子供の魂を傷つけまいと作り話で日々をしのぐ若い母親。ブリー・ラーソンがどこにでもいる”普通の”容貌であることで、観客にとっても気持ちが入りやすいのではと思った。 元の日常に戻ってからの困難についての描写が監禁時より長く割かれており、彼女らの人生の現実にしっかり踏み込んだ。戻ってみれば母は17才のままで、でも失った時間は想像よりはるかに重くのしかかる。そりゃ甘えられる存在がそばにいれば、子供帰りもするよなあ。彼女もその母も本当に可哀想だったけど、だけど以前と確実に違うのは息子の存在である。この子がいることで皆の心が救われる。愛の塊である幼い存在、無垢というのはなんと尊いのだろう。髪を切って母に送るその姿にまた号泣し、エラい顔になって映画館を後にすることになった。 祖母とそのパートナーが理想的な存在として描かれたのも良かった。W・H・メイシー演じる祖父もあれはあれでまたリアルなのかもしれないな。 子役が凄まじい演技をしています。台本があるのだよ、とはちょっと信じられないほど。圧倒的にこの子が凄かったのでプラス1点で。
[映画館(字幕)] 8点(2016-06-02 00:58:14)(良:1票)
36.  モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦
注意事項として、格闘技に興味の無い向きには全く引っかからない出来だということを申し上げておきましょう。出てるのが怪物だってだけで、ガチの格闘技でした。怪物としてのアイデンティティ、ポケモンで例えるなら火タイプとか水タイプとか、そういう個性を発揮して闘うわけでもない超ユルユルのB級作品です。上記の理由から、残念ながらワタシはこの映画の客ではありませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-29 23:57:57)(良:1票)
37.  閉ざされた森 《ネタバレ》 
邦題ですけど、森というより密林としてほしかったです。タイトルからイメージしたのは東ヨーロッパの幽玄な森を舞台にしたゴシックホラー。全然違った。 それはともかく、私はほんと二転三転やられるのが苦手でして、一回きりのどんでん返しで鮮やかに決めて欲しいと思うたちなので かなり不満は残ってしまった。何度もひねって、粗が出ない脚本ってなかなか無いですよね。本作だってわざわざ8って書き記す理由が無いもん。暗い画面に目を凝らして一生懸命兵士たちの顔と名前を判別しようとした(私の)努力もパアだ。 こんな虫の良い納まり方があってたまるかあ、とS.L.ジャクソンの のどかな顔を見ながら叫んだラストでありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-18 23:18:00)
38.  戦慄の絆
元ネタは実話だそうで、またクローネンバーグが飛びつきそうな猟奇事件が起きたものですなあ。 哀しみもやりきれなさも、うつうつと毒々しい色彩を伴って観る者に迫ってくるけれど、いやあ・・わし双子じゃないしとても身につまされる、といった感慨は無い。(双子であってもわかるわかる、という人は少ないのではと思うが) J・アイアンズは熱演。グロい映画、と一蹴されかねないキワモノ映画にてこうも丁寧にキモチ悪さを演じるとはあっぱれな役者魂ですな。
[ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-28 00:24:59)
39.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 
ネットにごまんとある心霊動画レベルの虚仮おどしの連続。プロットの練られ不足といい、画づらで脅かそうという意図が丸出しです。 話が一向に進まないなあと思っていたら突然主人公が解決法を提案。そんな稚拙な方法で?と見守るも、効果が無かったらしい。あのラストはないわ。大体、19世紀に探し物をするのになんで昼間からやらんの。わざわざ夜中にローソク立てて、で朝になったら館を出る、ってどういうこと。○○を見たら呪われるぞ、というセオリーが例のビデオとか花子さんの類の発想なんですな。21世紀なのにまだやってるのか、と思わずにいられません。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-09-07 00:26:46)
40.  クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》 
他愛も無いコメディではあるけど、細かい描写まで目配りが効いているのに感心。センスが可笑しくて、くすくす笑ってるうちに時間が過ぎるという、幸福な時間でありました。 強烈な映画オタクの暗殺者という設定が楽しいですよね。”シナリオどおり”にストーリーを現実に当てたいので目下の仕事は放棄だ。間抜けな二人組がいつも何か食べている、とか彼らに指示を下す中ボスの台詞もいちいち可笑しい。ちなみに「ヘレン・ケラーでも油断するな」がお気に入りです。 鳩の仕事が恐るべき正確さだ、とか刑務所へ出たり入ったりの自由さに そんなイージーな、との突っ込みも受けましょうが、全編にわたるユルさが基本精神なのでこれでいいのだ。 面白かったなあ。ラスト、周りを気にしながら singing in the rain の殺し屋ティム・アレンの姿はキュートでしたしね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-11 23:37:51)(良:1票)
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