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121.  シザーハンズ
ティム・バートンの作品をすべて見ているわけではありませんが、昼間のありふれた住宅街が出てくると、それだけで違和感があります。たいてい夜で、嵐で、深い森の中というイメージがあるので。逆に言えば世界観が確立しているわけで、それこそ一流の証でしょう。 それはともかく、ストーリーは大人のおとぎ話という感じ。ヒロインはさもありなんという役どころでしたが、とにもかくにも母親がすばらしい。奇異な人造人間を当たり前のように自宅に住まわせ、しかし干渉し過ぎず、どんなトラブルが起きてもかばい続け、けっして見放しませんでした。悪い言い方をすれば捨て猫を拾ってきたような感覚かもしれませんが、こういう母性愛は素直にグッと来ます。ここは作品のポイントではないでしょうが、図らずもグッと来てしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-17 04:07:01)(良:1票)
122.  スペシャリスト(1994)
齢40前のシャロン・ストーン、顔のアップでは少々シワが目立ちますが、体型は10~20歳代のまま(暗い照明で演出したのかもしれないが)。鍛錬と精進を重ねた結果でしょう。「さすが」の一語に尽きます。加えて中年女性ならではの妖艶さもある。もう無敵じゃないでしょうか。ひとたび睨まれたカエルは、餌食になるしかありません。などと思いつつ、おおいに堪能させてもらいました。 そういえばチョイ役でスタローンとJ・ウッズも出てました。そんな映画です。
[CS・衛星(吹替)] 3点(2016-09-29 23:43:20)(笑:1票)
123.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
とにかく展開が早いこと早いこと。前作を思い出しつつ、振り落とされないようついて行くのに必死でした。そんな見方が楽しいのかどうかは微妙。まあ主役級がゴロゴロ出てくる豪華キャストなので、損した気分にはなりませんが。 バットマンをスーパーマンではなく、徹底して生身の人間として描いていることに好感が持てます。しかしもっと面白かったのは、終盤の展開。バットマンの復活劇はさておき、暴徒化した民衆を警察部隊が鎮圧するという図式は、今まさに香港がそうであるように現実ではよくありますが、フィクションのストーリーとしては珍しい気がします。この後の「ゴッサムシティ」は、平和が訪れるというより、軍や警察に強権的に支配される社会になるんじゃないかと、他人事ながら心配になります。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-08-14 01:58:08)(良:1票)
124.  モーリタニアン 黒塗りの記録 《ネタバレ》 
なかなか真に迫っていたように思います。たしかに当時、ちょっとでも怪しいアラブ系は片っ端から拘束されていた印象があります。白か黒かはどうでもいいという感じ。それがアメリカにとって「正義」であり「報復」だったわけで、なんとも恐ろしい話です。 しかし、作品として上品すぎるというか、何か物足りない感じがするのもたしか。当時の報道によれば、もっとえげつない拷問が行われていたはずで、それも収容所の官吏による私怨もしくは憂さ晴らしもしくは遊び半分が目的だったと記憶しています。ところがこの作品では、当初は比較的穏便だったのに、ラムズフェルドの命令一下、無理やり自白に追い込まざるを得なくなったような描き方でした。何が真実かは知る由もありませんが、ラムズフェルドに責任を押し付けてお茶を濁しているような気がしないでもありません。 それに衝撃的だったのはラストのテロップ。無罪が確定した後もなお、数年にわたって拘束され続けたとか。法治国家でこんなことが許されるのか。劇中でカッコよかったジョディ・フォスターやカンバーバッチ(が演じた人物)は、これに対してアクションを起こさなかったのか。この部分のドラマをもう少し見たかった気もします。 この作品はBBCの制作だそうで、さすがという感じです。少なくともNHKには絶対に作れないでしょうねぇ、いろんな意味で。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-03 23:56:11)(良:1票)
125.  はじまりのうた
久しぶりにノーテンキ映画に出会いました。最初にちょっとだけ凹みがあって、あとは上り一本調子。登場人物はみんないい人で、やることなすことうまく行って、とにかく楽しそう。なんとも嘘くさいです。ある種の環境映像にように、キレイなところだけを切り取って(もしくは無理やりキレイに見えるように脚色して)編集しましたという感じです。 とはいえ、ふだん着風のキーラ・ナイトレイの容姿と歌声は、目と耳の保養になりました。その意味では、環境映像として必要十分だったと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-16 01:52:42)(良:1票)
126.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
他の方も指摘しているとおり、映像は美しい。まるで工芸品のような世界観でした。しかも今からわずか60年後の世界だそうなので、荒唐無稽という感じでもない。エイリアンに侵食されているかどうかはわかりませんが、今でもテーブルのタッチパネルはほぼ実現しているし、ドローン警察もあり得そうだし、自家用車ならぬ自家用機が普及していてもおかしくありません。その意味では、けっこうリアルかなと。 しかし、ストーリーはいま1つ。要は壮大な三角関係の話ですが、どんよりしていて、起伏が足りません。特に戦闘シーンや航空チェイスのシーンは、これまでハリウッド映画で何度となく見てきた感じ。武器や乗り物が違うだけで、新味なし。それに中盤の山場のはずの「どんでん返し」も、さして盛り上がることなく過ぎてしまいました。 むしろ興味津々なのは、ラストシーンの後です。クローンクルーズが地球上であの1人だけということはないでしょう。噂を聞きつけて、各地からあの小屋に続々と参集してくるかもしれません。そうすると、パートナーのクローン女も黙っちゃいないでしょう。同数が追いかけてくるはずです。 無数のクローンクルーズと無数のクローン女とたった1人のヒロインが、「約束の地」でどんなバトルを繰り広げるのか。きっと阿鼻叫喚、ドロドロの凄惨なドラマが展開されるのではないでしょうか。見たいような、見たくないような。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-28 00:13:17)(笑:1票)
127.  野性の証明
豪華な役者陣とも相まって、前半はけっこう期待させてくれたのですが、途中から健さんがスギちゃんに見えてきます。撮影のためにホンモノの戦車とかヘリとかを借りられたことが嬉しくて、自慢したくて仕方ない感じ。日本映画には、伝統的にこういう幼児性がありますね。「仕事を選ぶ」といわれる高倉健がどうしてこんな幼稚な作品に出ようと思ったのか、不思議です。ついでにいえば、せめて「戦士の休息」ぐらいフルコーラスで聞かせてほしかったかな。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-01-12 20:39:02)(良:1票)
128.  この愛のために撃て
「ジェットコースタームービーを作ろう」という意図で作られ、そのとおりに出来上がった感じ。文字どおり息つく暇もありません。ここでのレビューの少なさが異様に思えるほど、かなりの秀作です。知られていないだけなんでしょうねぇ。私も数日前までまったく知りませんでしたが。 ただし、奥さんが超美人だったから言うわけではありませんが、妊婦に対する扱いがひどすぎる。いくらドラマの設定とはいえ、生理的に嫌悪感がありました(それも制作者の意図かもしれませんが)。そしてもう1つ、やっぱり邦題がひどい。聞き覚えのある名画タイトルの断片を寄せ集めたようで、結局何のインパクトもありません。主人公はむしろ「撃つな」と言ってたし。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-06 02:48:35)(笑:1票)
129.  ブラック・スキャンダル 《ネタバレ》 
久しぶりにコメディ感のないジョニー・デップを見ました。こういう役のほうが似合っているし、カッコいい気がします。 しかし映画としては、残念ながら期待はずれでした。とにかく気になったのは、変化のなさ。かなり長期間を描いているはずですが、誰も老けないし、メンバーはずっと数人だけだし、クルマも服装もさして変わらないし、裏の〝仕事〟ぶりや暮らしぶりはほとんど描かれない。敵も味方も気に入らなければ殺すだけで、いつまで経っても「街のコワ~いチンピラ」から脱していない感じ。 だから、FBIとの関係がバレるスリルや、奢る強者が崩壊するカタルシスもなし。いったい何を見せられたんだろうという印象しかありません。 もう1人の主役であるはずのカンバーバッチも、ストーリーに絡んでいるようないないような。「兄貴が凶悪犯の上院議員」という立場は、想像するだけでゾクゾクしますが、そう思わせてくれるシーンもほとんどなかったように思います。結局、単なるゲスト出演という感じでした。 ついでに言うと、邦題にも違和感が。ネガティブな単語を2つ並べてオドロオドロしい感を狙ったのかもしれませんが、懐かしの「ブラック・デビル」を思わせる滑稽さがあります。まあ原題の「黒ミサ」でも、日本人には伝わりにくいですが。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-07-15 02:56:33)(良:1票)
130.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
ひと言でいえば、「鼻持ちならない作品」ですね。一方は家族に恵まれ、悠々自適な老後を送る老人、もう一方はビジネスで大成功し、自由気ままな日々を送る老人。つまり二人ともかなりの“リア充”なわけで、何ら対比になっていません。そんな二人が「余命何カ月」という、おそらくは久しぶりの不幸に見舞われたとしても、そもそもあまり同情も共感もできないんですけど。もう十分楽しんだだろうと。これ以上何を求めるんだと。ところが、そこから“悪あがき”のような旅に出て、得た結論が「やっぱり家族が大事」…。世界を回らなければ気づけないほどの鈍感ぶりには、呆れるばかりです。「最高の人生」というより、「最低の浪費」という感じです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-05-05 22:23:38)(良:1票)
131.  インセプション
これはストーリーの〝解読〟に苦労するかな、というのが最初の印象。しかし、要するに何段階もの〝夢オチ〟の話なんだとわかってからは、すんなり理解できました。ずいぶん都合のいい夢だなと思いつつ。 かなりプレッシャーとストレスの溜まる仕事でしょうが、少なくとも不眠になることはなさそう。「いつでもどこでも、周囲でドンパチが始まっても、たとえ死にかかっても寝れる」ということは、もしかして超ド級の健康優良児なのかもしれません。 などと斜に構えて見ていましたが、マリオン・コティヤールの美しさと、クライマックスで一瞬だけ登場する「子連れ狼」ばりの風車に、図らずもグッと来てしまいました。あれって世界共通なんですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-21 20:46:36)(笑:1票)
132.  ホテル・ムンバイ
なかなか骨のある作品でした。エンタテイメントとして見た場合、最大のプラス要因はブルース・ウィリスがいなかったことでしょう。たいていのサスペンス映画の場合、役者のネームバリューやセリフ回しによって「死亡フラグ」または「生存フラグ」が立ちます。しかしこの作品は、とにかく知っている役者がゼロ。誰が死んで誰が生き残るのか、まったく予測が立ちません。またそれを見越したように、ハラハラと衝撃が繰り返されるストーリー展開でした。 ただし実話をもとに作られた作品として見ると、ちょっと違和感が残ります。犯人側の意図がよくわからない。とにかく片っ端から殺しまくる理由は何でしょうか。「洗脳」とか「狂気」と言ってしまえばそれまでですが、一方ではカネとか親とか冷静な話もあって、単に狂っているわけでもなさそう。本当に殲滅したいなら、最初から爆弾を仕掛けて爆発炎上させれば一発で済むはず。また裕福な外国人だけ〝生け捕り〟にするというのも、本末転倒のような気がします。 どこまでが実話なのかは知りませんが、多分にサスペンスとしての演出が含まれている気がしないでもありません。あるいはオウムとかISの例もあるので、テロリストは独特の価値観をお持ちなのかもしれませんが。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-06-09 01:50:49)(良:1票)
133.  レベッカ(1940)
オドロオドロしく始まったものの、サスペンスらしい兆候はなかなか見えず、前半はずっとモヤモヤします。しかしごく一般の女性がいきなり寒々しい大豪邸の「奥様」に収まったら、とりあえずは恐れおののきますよね。そういう意味でおおいに共感できました。 で、だんだん「レベッカ」の存在感が増していってヒロインは本格的に恐れおののくわけですが、このあたりの展開は見事としか言いようがありません。当然ながら「レベッカ」はまったく登場しませんが、さながら「死せる孔明~」のヒッチコック版といったところでしょうか。 ちなみにこのヒロインの方、えらく美人さんですが、wikiによれば日本生まれとのこと。では他の作品も見てみようかとも思ったのですが、当然ながらカビの生えたような古典ばかり。「仲達を走らす」までには至らないかな。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-02-13 04:02:34)(良:1票)
134.  ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 
恥ずかしながら、沖縄戦でこれほどの激戦地があったとは知りませんでした。前半は主人公のニヤケ顔が今ひとつ好きになれませんでしが、それも過酷な後半への伏線だったのでしょう。戦闘シーンはグロい遺体の数々もさることながら、とにかく敵との距離が近いので迫力があります。数々の戦争映画の中でも、これほど接近戦を描いたのは珍しいんじゃないでしょうか。 それはともかく、たしかに主人公の行為は間違いなく立派ですが、ちょっと〝盛りすぎ〟な感じがしないでもありません。激戦地とはいえ米軍側が圧倒的に有利だったことは間違いないので、その火力があってこそ活躍できたのかなという気がします。また本人はキリスト教的な戒律云々というより、もはや〝衛生兵ハイ〟のようなワーカホリック状態だったのかなと。主人公が日本兵にまでモルヒネを刺すシーンで思い出したのは、不謹慎ながら「モダンタイムズ」でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-20 02:39:08)(良:1票)
135.  マネー・ショート 華麗なる大逆転
これは傑作。金融商品というのはモノではなく数字(価格)でしかないので、おそらく映像にしにくいテーマだと思います。ましてMBSとかCDOとかCDSとか、複雑な商品の仕組みをいちいち説明するのも面倒。しかしあの手この手でドキュメンタリー風にサラリと紹介しつつ、人間ドラマに落とし込んでいくところはなかなか見事です。 主役はほぼスティーヴ・カレルだと思いますが、孤高のクリスチャン・ベールがすばらしい。たまたま少し前に「バットマン」の3部作を見たばかりだったので、あまりのギャップに驚くばかり。一気にファンになりました。対象的にブラッド・ピットは相変わらずですが、出番が少ない割にカッコいいところを独り占めした感じ。さすが権力者です。 しかし他の方も指摘していますが、この邦題はダメですね。ディカプリオが麻薬まみれになりながら大暴れしそうなイメージですが、まるで違います。せいぜい「世紀の空売り」で良かったんじゃないかと。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-24 23:47:20)(良:1票)
136.  君の名は。(2016)
ド田舎と都会のド真ん中という両極端で暮らす高校生を徹底的に美化した映像で描き、大人にはノスタルジーを、子供には憧れを喚起したところが、大ヒットの理由でしょうか。あるいは話の展開をわざと雑に描き、観客に「?」を持ち帰らせて興味をつなぐという戦略もあったのかもしれません。 しかし個人的には、「大ヒットするほどの作品か?」というのが正直な感想です。別にSFでもオカルトでもいいのですが、そういうものに走る分だけ、リアリティは失われ、ノスタルジーの期待は裏切られます。今や縁もゆかりもない男女がネット上で出会うことは茶飯事です。わざわざSFやオカルトの力を借りなくても、まして歴史に残るような唐突な大規模災害をでっち上げなくても良かったんじゃないかと。終盤は話が大きくなりすぎて、すっかり興味を失ってしまいました。
[地上波(邦画)] 5点(2018-01-20 02:36:06)(良:1票)
137.  弁護人(2013) 《ネタバレ》 
さすが、人情の機微を心得た浪花節なストーリー展開。前半の緩い雰囲気からだんだん緊張感を高め、終盤に恐怖→高揚→絶望→希望とジェットコースターにようにたたみ掛けるあたり、もう見事としか言いようがありません。ここでのレビューの少なさが意外なほど。 ただし、「史実に基づいた話」とのこと。それにしても全斗煥政権の描き方がひどすぎませんかね。やたら暴力的で理不尽で卑劣で、軍も警察も司法もすべてグルだったとすれば、何一ついいところはありません。本当にこうだったと言われれば、何も知らない私は「ああそうですか」としか言えませんが、もしかすると主人公を極端に輝かせるために、当時の政権を史実以上にデフォルメしたり捏造したりして悪く描いているんじゃないかなと。 もちろんエンタメなのでそういう部分はあって当然ですが、かの国の場合は歴史認識においてもそういう傾向があるので、一抹の恐ろしさのようなものを感じます。レビューが少ない(≒見た人が少ない?)のも、それを薄々感じ取ったからかなと。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-02 02:27:57)(良:1票)
138.  未知との遭遇
いろんな意味でモヤモヤ感が残りました。この手の作品はツッコミどころが満載で、それがまた楽しかったりするわけですが、いちいちあげつらうのは野暮というもの。しかし一言だけ。予想以上に底が浅い! 「第三種接近遭遇」という言葉や5音の交信音のイメージが強かったので、もう少し深淵なストーリーかと思っていたのですが…。前半こそ思わせぶりだったものの、中盤に失速、後半に浅瀬に乗り上げてしまいました。オバマにホワイトハウス近くのハンバーガーショップに連れて行かれたメドベージェフの心境です。ちなみに私が見たのは「ファイナルカット版」とかいうやつです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-06-28 04:47:07)(笑:1票)
139.  フリーダム・ライターズ 《ネタバレ》 
およそ学園モノというと、パターンはだいたい決まっています。中には嘘くさくて見るに耐えない作品も少なくありません。しかし、この作品は良かった。「ホロコースト」の意味さえ知らなかった生徒たちが、「アンネの日記」に出会って世界を知り、意識を変えていくあたりは、なかなかリアリティがあります。たしかに本には、そんな効果があるかなと。それと、やっぱりH・スワンクがいい。リング上で闘っていたときより、ずっとイキイキしていました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-28 23:51:24)(良:1票)
140.  ヒトラーの贋札
秀作です。有名な役者はいないし、派手なシーンもありませんが、見る側にとって心地よい緊張感がずっと持続します。けっして単純明快ではない登場人物たちの思惑や行動原理が、ストーリーに重厚感をもたらしています。ブルガーの“正義”はカッコいいけど、もし自分が現場にいたら、やっぱり“やっかいなヤツ”にしか見えないかな。しかも実話をベースにしたドラマであり、当時の戦局にも影響を及ぼしたというダイナミズムがたまりません。 ちなみに円高&デフレに苦しんで久しい日本ですが、もしどこかの国が円の精巧な偽札を適度にバラまいてくれたら、円安&インフレに転じて景気にはプラスかも。「ジョンイルの贋札」とか、やってくれないかなぁ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-19 20:54:57)(笑:1票)

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