1. アマデウス
狂おしい天才の苦悩とその天才に狂う男の苦悩を濃厚に描き出す名作。「天才」という運命に振り回される2人の男の切なすぎる人生を見ると、安易に天才というものに憧れるべきではないということを痛感する。演出、演技、音楽、映像と全体的に非常に完成度が高い傑作だった。 9点(2003-06-07 02:02:33) |
2. アンブレイカブル
<ネタバレあり> とても興味深くて面白かった。断然1度観ればもう充分の「シックス・センス」よりも優れた映画だと思う。ヒーローを憧れるあまり、自分が最高の悪になれば自然の摂理として最高のヒーローが現れるという発想が実に哲学的で面白かった。映像センスはずば抜けているし、ストーリー展開の緊張感も見事だった。確実に進化していくシャマラン監督の才覚を見せつけた作品だと思う。 9点(2003-06-05 15:28:26) |
3. ACRI
海と人間の進化をテーマにしたSFファンタジーの秀作。かなり酷評が多いけど、映画としての完成度は高いと思う。青い海と空のもとオーストラリアで撮影された映像美は秀逸。ストーリーも岩井俊二が原作、よしもとばななが脚本に関与したというだけあってとてもみずみずしくて好感が持てる。あまり認められてないが石井竜也は映画監督としての才能も高いものがあると思っているのでもっと映画を撮ってほしい。 9点(2003-06-03 13:42:32) |
4. あの夏、いちばん静かな海。
この映画を観ると北野作品の「間」というものの力を存分に感じることができる。静かで切ない夏の時間に波音のみが響き渡る。ラストに出てくるタイトルがとても感慨深い。 9点(2003-05-29 17:50:18) |
5. アメリカン・ビューティー
観る前まではなぜかほんとに作品賞の価値があるのか?と疑っていたんだけど、観終わるとこれはオスカーの価値はあると妙に納得してしまった。普通の人間がごく普通の欲望に盲進していく様を絶妙に演じたケビン・スペイシーが素晴らしかった。このおかしな話を美しい舞台のように描き出したサム・メンデス監督の力量にもただならぬものを感じた。 9点(2003-05-29 17:15:18) |
6. アポロ13
事実だけにかなり説得力があり、派手な演出ではないが迫力があった。俳優陣の抑えた渋い演技がそれぞれ秀逸。なんといってもエド・ハリス! 9点(2003-05-27 14:14:09) |
7. アメリ
ジュネの悪趣味さを最大限カワイイ方向に向けた傑作。かなり好きです。 9点(2003-05-25 01:35:29) |
8. アンタッチャブル
よく考えるとストーリーは単純。でもそれを悪く感じさせないこの映画の雰囲気は秀逸。若いケビン・コスナーとアンディ・ガルシアのみずみずしい演技が新鮮で良い。 8点(2003-06-04 14:11:01) |
9. アウトブレイク
ストーリー的にも演出的にも説得力があってよく出来ている。実際、人類の最大の敵は細菌であると思うからこの映画には静かな恐怖を感じる。 8点(2003-05-29 17:58:44) |
10. 雨に唄えば
有名な雨の中のダンスシーンは流石に素晴らしい。僕はこの映画を観て自分が結構ミュージカル好きだということを知った。とても楽しめて映画の素晴らしさを再確認させてくれた。 8点(2003-05-29 17:42:18) |
11. アウト・オブ・サイト
ストーリー展開がサスペンスフルでとても爽快感があり面白かった。ジョージ・クルーニーとジェニファー・ロペスの掛け合いもとてもクールで良かった。好きです。 8点(2003-05-29 13:01:40) |
12. ALI アリ
モハメド・アリのことを良く知らない世代としては彼の生き様がよく知れて面白かった。試合シーンの迫力は凄かったと思う。ちょっと間のびする部分はあったけど……。 8点(2003-05-24 21:58:22) |
13. アザーズ
オチを読めずに見れたのでとても面白かった。映像的にも演出的にも恐怖感はバッチリだったと思う。ニコール・キッドマンがベストの配役でハマッていた。彼女はやはりトム・クルーズと離婚してから幅が実力の幅が広がったと思う。 8点(2003-05-24 21:55:48) |
14. アニマトリックス
想像以上にそれぞれのアニメーションのクオリティが高く、思わず見入ってしまうほどだった。一つ一つのショートストーリーが「マトリックス」の外伝的な構成になっておりとても興味深かった。中にはそのまま映像化して欲しいものもあって全体的な満足感は高い。 7点(2003-10-06 12:26:06) |
15. Undo “アンドゥー”
精神的に怪しく歪んだ世界観が秀逸。ストーリー性には乏しいけど、引き付ける力がある。山口智子が醜く美しい。 7点(2003-07-02 18:21:14) |
16. アモーレス・ペロス
映画の組み立てや脚本の構成力もさることながら、この映画の最大の魅力はじっとりとまとわりつくようなメキシコの空気感だ。そしてその中を汗をたぎらせて生きる人々の物語を実にエネルギッシュに描いてみせている。 7点(2003-06-08 00:54:16) |
17. アトランティス/失われた帝国
ディズニー映画であるが今作にはミュージカルシーンが無い。このことはかなり異色であると言えると思う。映画はファンタジー性溢れる冒険活劇に仕上がっており、純粋に楽しめた。確かにストーリー展開はラピュタに似てるような気もするけど、比べたらこの映画がかわいそうだ。(もちろん「天空の城ラピュタ」のレベルが高すぎるから) 7点(2003-06-07 21:34:01) |
18. アクシデンタル・スパイ
近年のジャッキー映画にはやや曇りがちだった痛快感がこの映画には存分にあって、久しぶりに「面白い」と思えるジャッキー映画だった。アクションシーンもジャッキー・チェンらしい迫力とユニークさに富んでおりとても楽しめた。ありがちなストーリー展開もジャッキー映画だから許せる。 7点(2003-06-07 12:49:41) |
19. アメリカン・サイコ
画面全体の妙な清潔感が逆に不穏な空気をあらわしていて良かった。スタイリッシュな映像世界がこの話の性質に非常にマッチしていたと思う。ラストのオチも主人公の精神のゆがみを感じれて良かった。 7点(2003-06-06 01:45:19) |
20. アナスタシア
この映画はディズニー作品じゃないです。確かワーナーだったと思います。映像美は見事でディズニー映画を越えている部分も多い作品だった。史劇を踏まえたストーリーも面白くて興味深く観ることができた。アニメーションのクオリティは極めて高い秀作。 7点(2003-06-04 18:02:43) |