21. アリス(1988)
アリスが見てはいけない世界を覗くように、見ている観客が見てはいけないアリスの世界を覗いているような気分にさせられる。無垢な少女に描かるよくいるアリスではなく、少女本来の狡猾さ、冷酷さ、イヤラシさがよく出て、時に無機質な人形へと変化する様など絶妙である。 7点(2004-11-23 14:13:36) |
22. アイデン&ティティ
イカ天とかのバンドブーム、当時学生だったからこんなヤツ等は掃いて捨てるほどどこにでもいたねえ。今さらこんな映画って言っても負け犬の遠吠えみたいなんだよなあ。みうらじゅんのバンドは大島渚だったっけ。だいたいあんたもお祭りに参加したかっただけじゃん。ブームにみんなあえて乗っかって踊ってたんだし、思い出作りと割り切ってるヤツもいっぱいいた、踊らされず自分達のスタンスを貫いてるヤツだっていた。皮肉なことにあの番組でクソミソに叩かれたBOOWYもどきのバンドがGLAYなんだし、音楽もロックも分かんなけりゃ世の中も分かんないね。 5点(2004-11-10 19:55:06) |
23. アラビアのロレンス 完全版
長い!確かに長い!!でも砂漠の絵はすごい!これだけはすばらしい!ストーリーはさして面白くもなく、この手の戦争の天才と呼ばれるような戦術家は、決して名政治家にはなれないというありふれた話。この当時の大作映画なのにロマンスもないので殺風景。この後の、この地域の歴史を思うとロレンスが政治能力に長けた人間であったならば、アラブの違った歴史があったのかもしれない。 4点(2004-11-04 18:48:09) |
24. ありがとう (1996)
根本的に山本直樹は好きなんでOKだし、夏生ゆうなもHで良い。こんな事件も珍しいと思わなくなってきたが、父親って何なんだろう。 6点(2004-09-20 01:57:11) |
25. アドルフの画集
ワザワザ登録したのに見逃してしまい、やっと鑑賞した割には拍子抜けしてしまった。まあ勝手に期待していた自分が悪いのだが。アドルフのイメージを勝手に作り上げすぎてしまっていたのかな。ドイツが何故、反ユダヤ主義に向っていくのかも分かりづらい気がする。ネタはもっと面白くなるネタだと思うんだよねえ。 4点(2004-09-20 01:39:57) |
26. アイドルを探せ(1963)
シルヴィー・ヴァルタンの主演として紹介されてたりする映画ですが主演ではありません。若い男女が訳アリでフランス国内に数本しかないギターを探しながら、フランスの人気歌手たちの歌声を堪能できるという代物です。映画自身とってもフレンチポップな映画で軽い気分で楽しめます。 6点(2004-09-19 00:08:59) |
27. 阿修羅のごとく
長らく待たされ続けたがやっと森田芳光監督の会心の一作に出会いました。向田ドラマですから面白いのは当然かも知れないが、森田監督ならではのデフォルメ、ユーモア、独特な構図によるシーンが随所に見られ楽しかったです。女四姉妹が織り成す様々な愛、性、情などが豪華な女優陣の”顔”から放たれ、その顔はまさしく阿修羅のようである。彼女たちは、くっついたり、離れたりを繰り返すが、芯の通った家族の絆で結ばれており、その様を傍から観ていると最高の悲喜劇である。しかし彼女たち以上に最強の阿修羅は常におだやかな笑顔で見守り続ける母であり、微笑みはまさしく仏像のようでした。私の母は3姉妹で子供の頃から見慣れた光景は、まさしく阿修羅そのものです。満点。 10点(2004-06-21 05:51:40) |
28. アクシデンタル・スパイ
ジャッキーを久方ぶりに観たが観るんじゃなかったなあ。裸で宴会芸なんかしてどうすんの?スピードなんかやっててどうすんの?ショックだなあ。 1点(2004-06-19 00:46:49) |
29. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 「サイコ」+「アザーズ」+「ファイナルディスティネーション」のような感じでしょうか。初っ端から解離性同一性障害と言ってますから何でもありでOKと思います。何でもありの世界だからツッコミ所もパワーで押してしまうし、プルイット・テイラー・ヴィンスの得意技、目玉ユラシが解離性同一性障害の症状にマッチしてるんで感心しました。サスペンス?ホラー?と思わせてこのすぐにネタばらし、忘れた頃にこのオチかってのは効きますね。 8点(2004-05-25 18:54:24) |
30. アフリカへの想い
レニ女史が写真集「ヌバ」の地を再度訪れ、旧友を探すが・・・というような映画。かつてのヌバ族たちの素の人間のすばらしさが失われていくのは悲しく、文明を受け入れるという事は戦争も受け入れるのだと思わされる。彼女の人生から戦争を拭い去る事は出来ないんだ思わされる。 7点(2004-05-23 10:00:45) |
31. 非・バランス
大人でもなく子供でもない少女と男でも女でもないおかまの微妙なバランス、うーんよくわかりません。小日向さんもがんばってるが違うでしょう。 2点(2004-05-08 16:35:06) |
32. 暗殺(1964)
寺田屋事件やラストなど殺陣シーンの血を浴びた画は迫力を感じさせる。またカメラワークも好みはあるでしょうがなかなか良かった。が肝心のストーリーがどうにも面白みに欠け惹きこまれない。 4点(2004-04-22 22:41:36) |
33. アドレナリンドライブ
ジョビジョバがウザくって、彼らじゃなければもう少し点を挙げても良かったかな。石田ひかりも微妙に合っていなかったと思われる。 3点(2004-04-22 14:30:57) |
34. アンラッキー・モンキー
いつもほど走って無いのでだらけた感じがし、相変わらず説教をこくのがウザイ、いつものように円な終わり方でした。 3点(2004-04-03 21:57:09) |
35. 熱海殺人事件
つかこうへいの中では最も好きな作品かな。ただ竹田君がなあ、一人馴染んでいないという気がしてしまう。 7点(2004-03-26 22:18:25) |
36. あした
今で言うところの黄泉がえりってとこですか。この手の話しで面白い映画って無いもんですね。見所は以外に脱がせ上手な大林監督、高橋かおりが誘拐報道以来の入浴シーンを披露といった所ぐらいかな。 3点(2004-03-26 21:57:13) |
37. AIKI/アイキ
おかしな格闘大会が無ければ良かったんだけどねえ。せっかくの良い題材を殺してしまっている。空手家みたいな人があれだけ打撃で攻めていたのに急に腕取りにいくなんておかしいよ。この映画を身障者の映画とするのは差別なんでしょうな。一つの青春映画ってことですか。 5点(2004-03-26 16:35:32) |
38. アナザヘヴン
訳わかんないし、反則だよなあ。がんばった柏原くんや松雪はこれでいいのか? 1点(2004-03-21 23:20:24) |
39. 秋日和
確かに晩春の母娘バージョンといった感じですが、晩春はもっとじんわりと情感を出していたが、こちらの方が全編にわたりコミカルさがあり可笑しい。それぞれの家庭の姿もよく出ていたし、パパと言う言葉をはじめて聞いた気がします。また画面の構図、構成の美しさにおいてはこの映画が極みなのではないかと感じました。 8点(2004-03-15 12:15:57) |
40. アニー・ホール
私のウディアレンの嫌いな部分で埋め尽くされた映画、やる事なす事全てが受け入れられない。近頃の作品になってようやくアクが取れて好きになってきたが、このこの当時の特にこの作品は狙いすぎ、感じ出しすぎで大嫌いです。 0点(2004-03-14 18:11:43) |