21. 累 -かさね-
《ネタバレ》 誰でも思い出すよね、フェイスオフ。 リップひとつでお手軽に交換できて効果は12時間。 いかにもマンガな縛りを与えて話は進んでいく。 アホなわたしはこーゆーの観ると頭がこんがらがるのですが、ずいぶんと二人の『女優』に助けられました。 美醜の『醜』はマンガな傷に任せてたけど、現実世界では造形ですからね。いやはや恐ろしいことです。 ところで某事務所の役どころって『天才なんとか』が多いんですって。 感情の起伏も少なく、台詞も少な目で成立するからとかなんとか。 この手の映画では、あまりに公開処刑でしたね。 烏合さん。 『烏合の衆』とかけてたんでしょうか? ともあれ、大風呂敷広げたわりには結末はないようなもんで、少しだらしなかったね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-07-12 04:06:29) |
22. 華麗なるギャツビー(2013)
《ネタバレ》 レオナルド・ディカプリオはかっこいいし雰囲気もありますが、 虚像の時の『謎キャラ』の方が『華麗』でした。 そもそも『華麗なる』=『GREAT』ってのは実像に対して使うべき印象を持っていたせいか、 一途なのはわかるけど随分と偏屈な愛し方や、デイジーの旦那に手玉にとられ激昂してしまうあたりは小物感満載でした。 語り部のニックも、何故そこまで彼に肩入れしてたのかは、ちーと分からなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-11 17:00:00) |
23. 岳-ガク-
《ネタバレ》 いくつかのケースでもって構成されており、そのなかでは悲しい結末のものも。 もちろんそのどれもに三歩が絡みます(主人公だからね)。 いろんなケースの順番を変えると映画の印象もだいぶん変わるのかな、なーんて考えちゃう珍しい作品でした。 最後はまぁ、過酷な状況に陥りながらも助かってハッピーエンドになるんですが、大切なキーワード『命令遵守』を無視した行動が発端になってしまっています。 この点が惜しかったなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-22 04:21:27) |
24. 渇き。(2014)
《ネタバレ》 うーん、目的と手段の力量が反対というか、映像作家としては素晴らしいけど監督としてはどうかなって感じです。 スタイリッシュなエログロと若者を絡める手法もあまり好きではありません。 嫌悪感ですね。単純な。 一応自分的には6点という点数をつけてますが、そこらへんのテキトー映画の6点とは違います。 ここらへんがこの監督の難しいところなんですよね。 わたしの読解力・思考力・表現力では、いつもレビューに時間がかかって大したこと書けません(笑) [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-02-08 04:36:22) |
25. 紙の月
《ネタバレ》 だらしない女の話。 なーのに雰囲気出しちゃって。。。 池松さんにしても最初からカネ狙いなのかなんなのか。 [DVD(邦画)] 6点(2015-06-23 05:42:17) |
26. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 長い!わかっちゃいるけど長かった!! それもこれも自己愛の強い主人公のキャラクターにハマらなかったからそう感じたのかなぁ。 前半は南北戦争に巻き込まれていくストーリーに彼女のキャラクターがバッチリ合っていて、なるほどこれは名作たる出来栄えだと感心させられましたが、後半がいただけません。 前半で創り上げたキャラクターの貯金を食いつぶすような蛇足蛇足、蛇足の嵐です。 特にスカーレットとレットの『愛』の応酬は猫の目のような展開であっち行ったりこっち行ったり。。。 地蔵のアシュレーと慈愛のメラニーがいなかったら、辟易してしまうほどの愛憎劇でした。 あ、あと黒人の女性の使用人さんはスカーレットにもズケズケ言ってくれるので、長い上映時間において、わたしの大切なストレス解消として機能してくれました! まぁやっとこさの鑑賞、これだけのビッグネームな映画を無事に観終えてホッとしてるのが正直な感想でしょうか。 みなさん仰るように制作年を考えれば、とてつもない名作だということは言わずもがなです、ハイ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-18 17:03:46) |
27. ガントレット
《ネタバレ》 バスハチの巣バスハチの巣バスハチの巣 …この映画、これがやりたかったんでしょうね。 わたしはこれが言いたかっただけです。 [地上波(吹替)] 6点(2012-12-06 20:24:53)(良:1票) |
28. 陰日向に咲く
《ネタバレ》 『実は…』ってのを言いたいだけの映画でしたね。原作もその構成が話題になり(お笑い芸人が書いたってこともあり)、その点ばかりがクローズアップされちゃったのかもしれません。どのエピソードも悪くはないんですが、創られた偶然を見せるためだけの本末転倒な印象でしたね。ただ冴えない人々にスポットをあてたというテーマは良かったと思います。完全に余談ですがこの原作はわたしにとって立ち読み(5、6回に分けて、複数店)で読破した唯一の小説です、本屋さん、ひとりさん、ごめんなさい。。。 [DVD(邦画)] 6点(2012-03-08 17:05:26) |
29. かもめ食堂
たまに観たくなる。どーってことない映画なのに観たくなる。観たくなるってことは、面白いんですかねぇ?←聞いてどうする(笑) [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-29 08:45:00) |
30. 仮面病棟
《ネタバレ》 全員なんかあるんだろーな、とは思いつつ、それなら語り部の坂口くんも疑わしくしちゃえばよかったのに!と思うほど複雑でややこしい内容でした。 なんか違法臓器移植とか、やってることがエグ過ぎるし、立てこもり犯行も過剰だし、ウルトラC的な犯行とその手綱さばきも引くレベルだし、警察ザルだし、エピローグにセンス無いしで、どんどんトーンダウンしちゃいました。 永野芽郁さんかわいいけど、関係者全員殺すとか、いくらなんでも無理がある。 ま、そーゆー作品なんだから仕方ないけど、ミスキャストかな、と。 たしかに、ミステリー的には身を任せて観てて、ほほうとは想いましたが、だんだんウソでしょ?とか被害者に同情するキモチが薄れていく邪悪・粗悪ぶりで、トリックを確認するために2度目の鑑賞をする気がおきないレベルでした。 内田理央さんの『身許のわかるものは全部処分しときました』って台詞にはゾッとしましたけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-18 04:12:46) |
31. カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」<TVM>
《ネタバレ》 そらまー、もーメガヒットの凱旋企画。 ヒットすればこんなこともできるんだ、ってことですね。 受け手としては『おさらい』のような楽しみ方、作り手としては次回作へ向けてワンクッション置けるって感じでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-02-02 01:24:35) |
32. かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発
《ネタバレ》 肥薩おれんじ鉄道線の運転士を目指すシングルマザーの奮闘劇。 複雑な家庭環境を描かないわけにもいかないのに、担任のエピソードとかやってる場合じゃないでしょ?ってツッコミたくなったのは私だけ? それならヒロイン自身のバックボーンを描いて欲しかった。 結局『鹿パニック』の原因や結末も放置したままだったもんなー。 ま、このシリーズはいつもこんな感じなので、シリーズとしては及第点かな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-25 00:41:37) |
33. 渇き(2009)
《ネタバレ》 しっかりした画づくりで、エログロありなんだけど、なんとも長く感じる作品でした。 とは言え、もう一回見直してみたら気づくところがいろいろあるかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-12-08 07:45:58) |
34. カメレオン
《ネタバレ》 松田優作さん用のシナリオだったんですね。 いやぁこちらのレビュアーのみなさんの情報は勉強になります。 そう言われれば、色んなところに合点がいくというもの。 細部だけじゃなくて、映画としての根幹まで、 『あー松田優作の映画だったのね』で納得できちゃうんですから 偉大な役者さんだったということですね。 藤原竜也さんだからここまでもってこれたと思います。 制作陣はもう少ししっかりしましょう。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-02-14 08:46:32) |
35. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 どことなーく嫌な予感がして、観ることを避けてきましたが、さすがのジブリ作品ということでテーマの堀越さんを取り上げた番組など、日テレ系の宣伝番組で予備知識を得て、ようやく鑑賞。 まぁ、事前の知識がなきゃ、さすがにツラかったかなぁ。。。 妄想と現実を行ったり来たりの表現力や一途な男女の想いなど、アニメーションのもつ良さをうまーく出してるとは思いましたが、映画としてのテーマや起伏のなさがあまりに酷かったような気がします。 アニメだからって必ずしもワクワク感やドキドキ感がなきゃいけないって、わけじゃないけど、ちょっと淡々としすぎかなぁ。 [DVD(邦画)] 5点(2014-06-28 22:34:25) |
36. 監獄島
《ネタバレ》 死刑囚を集めてきて殺し合いをさせ、それをネット中継、有料アクセスで荒稼ぎ。 と、まぁ簡単に言うとそんなお話。 ネット創世記における現代では、しばしばこの手のお話が語られ、その度ネットリテラシーというか、その倫理観が問題になったりしますね。 やってるのは人間なのに、どうもこういった荒唐無稽で無慈悲な内容の企画が、『さもありなん』的に扱われるのは、まだまだネット耐性が出来ていない証拠でしょうか。 ともあれこのバトルロワイアルが『アリ』だとしても、その内容的には深作欣二監督作品のほうが面白かったかなぁ。 あっちはクラスで殺し合ってたのに対して、こっちは死刑囚10人ですからね。 シチュエーション的にぶっ飛んでるのはやっぱり未成年にヤラせちゃうほうが、よりショッキングですもんね。 ただまぁ海外のほうがまだそういった意味では倫理観がしっかりしてると言えなくもないような。 で、死刑囚の殺し合いですが、これがあんまり面白くありません。 生き残り『善』オトコと『悪』オトコが『場外乱闘』するあたりになってから、ジワリと面白さが出てきましたね。 特に『悪』オトコが中継クルー達をバンバン殺し始めたときは爽快感が半端なかったですね。 自分の中の残虐性に驚かされたぐらいですが、映画の中でのそれぞれのキャラクターの描かれ方のせいのような気もしますが。 死刑囚って言っても、特にその犯罪歴を映像シーンで語られたわけではないのに対して、中継クルー達は拝金主義で冷酷(一部迷う奴らもいたけど)、無感情な人間の集まりでしたから。 そりゃぁ死刑囚達を応援したくなっちゃいますよね。 しかしまぁいくらネット絡みとは言え、こんなあり得ない設定、『バカみたいw』と笑って迎えられるような世の中になるといいんですけどねぇ。 [地上波(吹替)] 5点(2013-06-07 16:15:56) |
37. GANTZ
《ネタバレ》 なんだかシリアス版『大日本人』みたいでしたね。みなさんの原作との対比でのレビューをみるにつけ、原作コミックを読んでみたくなりました。もちろん映画の続編も観ようと思います。っていうぐらいに楽しめました、設定は。なんだかとっても興味深いじゃないですか、あの設定。しかも謎だらけだし。だけどどうも映画自体の魅力はないんですよねー。キャラが薄いといいましょうか。そもそも『GANTZ』ってものを知らなかったので、面白そうなコミックとの出会いのきっかけを作ってくれたことへの点数として5点ですかね。いずれにせよ映画としての評価も、続編をみてからということでしょうか。 [地上波(邦画)] 5点(2012-04-26 08:39:24) |
38. ガリバー旅行記(2010)
《ネタバレ》 ガリバー旅行記の良いところはソコソコに、ジャック・ブラックのシチュエーションコントのような内容にちょっと食傷気味。向こうのコメディはエディー・マーフィーにしろ、ジム・キャリーにしろ主演の色が濃く出るパターンだからしかたないのかもしれませんが。 [DVD(字幕)] 5点(2012-02-28 00:15:53) |
39. 神さまの言うとおり
《ネタバレ》 不条理さが惨殺シーンのインパクトを超えてない。 映画の集客にはいいのかもしれないけど、見たあとの満足感は低いかなぁ。 神木隆之介さんはしっかりお仕事してました。 みなさん仰るように、引きこもり男、何もしない警察、見上げるだけの観客、ホームレス+神さま、全てが不要。 味付けにも何にもなってない。 各ステージのバケモノたちも、あれだけペラペラ喋ってコミュニケーションとれちゃったら、、、ね。 あ、染谷将太さんをあっさり使い潰すあたりは非常に理不尽でしたw [ブルーレイ(邦画)] 4点(2015-05-24 01:57:25) |
40. カムイ外伝
《ネタバレ》 観といてこんなこと言うのもなんですが、何故いまさらカムイ?感は否めませんね。 抜け忍モノを実写化したらこんな感じだろうな!の予想を1ミリも出ない出来栄えでした。 いや、むしろショボイCGのせいでよりチープな印象だったかも。 演者さんはわりと良かったと思うので、撮り方の問題なのかなぁ。 [地上波(邦画)] 4点(2013-07-25 08:53:43) |