1. クラブゼロ
《ネタバレ》 予告編を見て「これは一体何だ?」と気になっていた作品。 名門校に栄養学の教師として招かれたミア・ワシコウスカが生徒を巧に洗脳して拒食症にしてしまうお話です。 穏やかに母親のように優しく語りかけ最新の栄養学を授けると見せかけて内容は次第に常軌を逸していく。 少食こそが最新の健康法とモノ・イート(一食一品)からついにはイートレス(食べない)に移行する。 食べ盛りの子供達が付いて行けるのかと思ったが、精神が高揚して全く食欲も起きないらしい。 一番肝心の「先生は全く食べてないのか?」について作中で何も回答がなかったのが残念でした。生徒がみるみる痩せていってるのに先生は太ってこそいないが健康そのもの。 絶対詐欺だろこれと思っていたが、そこまで描かなかったら元も子もない。 描き方は興味深く洗脳の過程はリアルだと思ったが、中途半端な結末に満足感はなかったです。 [映画館(字幕)] 5点(2024-12-19 08:35:55) |
2. クワイエット・プレイス DAY 1
これはヒドイ。思い切り時間を無駄にしました。 元々このシリーズとは相性があまり良くなかったが、本作に来てとことんダメになった感じ。 「前作をニューヨークでやったら」と言うシチュエーションムービーだろうと思ったが新しい要素は皆無でした。 前作以下の得点と言う事で3点で。 [映画館(字幕)] 3点(2024-06-29 16:35:30) |
3. くれなずめ
《ネタバレ》 友人からの勧めで鑑賞。 普通の青春群像劇かと思っていたら終盤びっくりの展開があると。 確かに序盤に伏線は張られてましたがいささか唐突な展開でした。 もっと普通に作ってもいいように思えますが、そうなるとおそらく私は見なかったでしょう。 一期一会、こう言う映画もあるなと言う事で、それなりに見入りました。 前田敦子は相変わらずのキレ芸ですね。「あ、戻ってきた」はちょっとウケた。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-03-03 08:50:50) |
4. クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 内容はいつものクローネンバーグです。非常に安定している。 彼の変態性癖は健在で、今回は手術に性的快感を感じるそうです。 ただ、見るに耐えない程のグロさはさしてなく、むしろおとなしいとさえ言えるかと。 彼もベテランの域に達したんですかね。 新しい臓器が子供に遺伝するのかの問題や、プラスチックを消化する臓器は文明社会への警告かとも取れそうだが、そこに深く踏み込む事がないのは、そもそもクローネンバーグにそう言った説教臭さを求めてないので、むしろこのくらいで良いと思った。 レア・セドゥは相変わらずと言うか変な、いや攻めた役柄が多いですね。 結構見入ったので7点はあげます。傑作かと言われると彼の変態性癖に共感してると思われそうでちょっと口ごもるが。。。 [映画館(字幕)] 7点(2023-08-18 23:00:57) |
5. グレイマン
《ネタバレ》 配信が始まっているけど、初見は映画館でと言う事でお預け状態でした。やっと見に行きました。 第一印象は「とにかく金かかってるなぁ」と言う作品です。特に凄まじいのがプラハでの市街戦。街中壊しまくります。ここだけで鑑賞料金はお釣りが来るくらいの凄さ。アナ・デ・アルマスの活躍はもうちょっと見たかったと言うのが正直なところ。所詮はサブキャラでしたね。お話はCIAの内部騒動で巻き添えを食った方々はお気の毒でした。御大とやらの正体も分からずじまいでストーリー的には満足にはほど遠いです。ケレン味のありすぎる演出は個人的にはかなり減点です。続編も決まったそうですが、ひょっとすると次作は配信で済ますかもしれない。。。 [映画館(字幕)] 6点(2022-07-27 19:50:49) |
6. 砕け散るところを見せてあげる
《ネタバレ》 劇場で予告編を見て「何か変な映画だな」と気になっていた奴だが、いつの間にか劇場公開は終わっておりNetflixに入っていた。初見は劇場でをモットーとしてるのに申し訳ない事をした。 変な映画だなと思った理由は、主役の石井杏奈のキャラクターがあまりにも特異だから。この子の演技力は凄いね。あの絶叫とか学校一の嫌われ者になるのも分かる。「UFOが攻めてくる」と言うのは何かの比喩だろうとは思ったが、案の定の展開ではあった。中盤、主人公の母親もおかしいと気づいたはずだが、何故何もしなかったんだろうか?こう言うのは大人が動かなくてはいけないはずだが。陰惨なストーリーなんで2度見る気はしないが、それなりに見入ったのは事実なんで点数は高めです。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-29 00:24:14) |
7. クワイエット・プレイス 破られた沈黙
《ネタバレ》 前作を「リアリティが無さすぎ」と評価してなかったので、本作はその前作以下の出来という事で4点とします。うーん、怪物が海を渡れないのなら大丈夫な島は全世界に何千、何万とありそうだなぁ。しかもあんな目と鼻の先の島でも大丈夫なら。人類一体何をやってるんでしょうね。 [映画館(字幕)] 4点(2021-07-02 16:43:01) |
8. クロール -凶暴領域-
《ネタバレ》 おバカ映画にしてはちゃんと作っている。嵐の描写も本格的だ。時間も短いし、退屈することなく一気に見れる。ただ、肝心のワニさんがあまりお利口ではない。(当たり前だが。爬虫類だし。)しかし、主演の親娘もおバカなんで戦いは互角だ。何度も「こらあかんやろ」と言う場面に遭遇するがへこたれない。主役の娘なんて3回もワニに噛まれて平気。いや1回で致命傷でしょ?ワニの噛む力は地球最強だそうだから。 [映画館(字幕)] 6点(2019-10-21 22:09:47)(良:1票) |
9. 来る
《ネタバレ》 これは・・・除霊エンタテイメントとでも呼ぶべき作品だけど、結論を言えば中島監督の大失敗作品だ。妻夫木聡のダメイクメンぶりは「世の中のイクメンなんて一皮むけばこんなもんでしょ」とでも言いたいのか、黒木華のぶっ壊れっぷりは「ダメ母はしょせん遺伝するでしょ」とでも言いたいのか、どのキャラも画一的ステレオタイプで、しかもそんな自分に向き合うことも無くあっさり退場する。これをエンタテイメントと言われても正直全然面白くない。そんな中で小松菜奈だけは人間的にまともなキャラだった。中島監督のよほどお気に入りなんでしょう。反面、松たか子は相変わらず人間性の崩壊したキャラだった。「告白」は新しいと思ったが、その後だんだんパターン化してるようで今回は一番満足度が低かったです。 [映画館(邦画)] 4点(2018-12-08 21:13:18) |
10. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 うーん、シチュエーションホラーなんで細かいツッコミはご遠慮くださいだろうけど、あんな怪物、戦車で充分勝てるとしか思えない。どう見ても文明を持ってるとも思えないんで、劇中で言われてたように隕石にくっついて落ちてきたんだろうけど、世界を壊滅させるには数億匹はいないとカバーできんと思うし、どうなってるの?一体。やはりある程度のリアリティは必要だと思うが、それが出来ないから説明を一切省いたなと思う。ライトの色で危険を伝える仕組みだけは良かった。 [映画館(字幕)] 5点(2018-09-29 23:55:14) |
11. グッドナイト・マミー(2014)
《ネタバレ》 久々の正統派マジ怖系ホラー。包帯ぐるぐる巻きの母親と双子の兄弟。舞台は郊外の立派なお屋敷。で、母親の様子がどうもおかしい、元々は優しかった?ようだが、時折虐待めいた事をしてくる。どんな展開なんだろうと思ったらこう言う事ですか。なるほどだけど、グロ描写(特に虫系)が結構きつく、見てて不愉快になる作品でとてもじゃないけど人にはお勧めできません。それでもオーストリアのこの手の作品は嫌いじゃないです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-08 22:59:59) |
12. クリーピー 偽りの隣人
《ネタバレ》 前半は良かったです。不気味な隣人と追いかける一家失踪事件の犯人が同一人物では?と気づくまでの展開は非常に良かった。特に感心したのはドローンを使ったと思われる空撮。何気ない民家の隣接する光景がひどく不気味に見えてくる。ここまでは傑作の予感がした。 しかし、後半はダメ。女子高生の藤野涼子が彼の言いなりになっているのはまだ良い。長い過程を経て逆らう気力も削がれロボットと化してしまったのだろうと推測する。しかし何故竹内結子までもがああもあっさりと彼の言いなりになってしまったのだろうか?薬のせい?そんなに都合の良い薬があるのだろうか?彼の類いまれなる洗脳テクニックのせい?でも、そんな過程もない。むしろ竹内結子は彼に嫌悪感を抱かせるシーンしかなかった。この映画は薬の恐ろしさを描いた作品では断じてない。香川照之の恐ろしさを描く作品だ。なら、竹内結子が何故彼の言いなりになってしまったかの過程は省略してはならない。まして西島秀俊は洗脳も受けてないのに何故彼の言いなりになってしまうのか?やはり薬の威力か?展開に納得がいかないまま、あっさりと急転直下にドラマは終わり、観客はあっけにとられて劇場を後にする。 前半8点、後半失速し3点、総合5点です。 [映画館(邦画)] 5点(2016-06-19 21:19:01)(良:2票) |
13. クリムゾン・ピーク
《ネタバレ》 映像はとても綺麗です。ただ終盤は結構凄惨になります。なぜこれがR15なのかと思ったが、終盤の血みどろの戦いのせいか?それともトム・ヒドルストンの尻が見えたからか?映倫は結構厳し目だと思った。 画の美しさに比べてお話がいささか切れに乏しいと感じるのは私だけか?真っ赤な宝石、厳しそうな母親の肖像画、湧き上がる赤い泥、地下室にある泥の溜まった桶、謎の録音シリンダー、と印象的なアイテムがたくさん出てくるのに、それらを組み合わせて目の覚めるような展開を期待したのに肩透かしでした。ラストもあっさりしすぎ。 その中では、愛する弟からにっくきあの女を愛してると言われて嫉妬で怒り狂いナイフでサクサクと突き刺すジェシカ・チャステインはなかなか恐ろしくて良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2016-01-09 19:22:55) |
14. グリーン・インフェルノ(2013)
《ネタバレ》 いい加減この手の映画からは卒業しようかと思うけど、全国10館上映が近所に来てるとなれば足を運ばない訳にもいきません。見ましたが、イーライ・ロスにしては真面目に作ってます。本作を見て「安易な環境保護活動に警鐘を促した」ととらえる人はいないと思いますが、極力一般化すれば「社会正義は強いがいささか世間知らずのいいとこのお嬢さんが、友人の忠告も無視していかにも胡散臭い男の口車に乗って過激な環境保護活動に出かけて行ったら、そこにはイーライ・ロスが待ち構えていた」と言うところです。出来は悪くないのですがやはり悪趣味映画なので得点は辛くします。 [映画館(字幕)] 4点(2015-12-05 13:47:00)(笑:1票) |
15. クロニクル
《ネタバレ》 比較的良く出来てはいるけど、まぁ率直に言って「童夢」ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-23 21:44:19) |
16. クラウン
《ネタバレ》 こりゃダメだぁ。IT以降ゲップが出るほど見た凶悪なピエロ映画の中でも最低の映画です。本作をいち早く上映してくれた劇場に敬意を表して見に行ったのだが、肝心の作品がこれだとホラーファンの一人として劇場に申し訳ないやら何やらもう・・・。凶悪なピエロが子供を襲うとしてもそこに最低限のモラル(襲う時点でモラルも何もあったもんじゃないのは承知の上であえて)として「襲う相手も最低のクソガキ」であるべきなのだが、本作では何の罪もない子供を襲っている。見る人を不快にさせたいだけの映画。 [映画館(字幕)] 1点(2015-03-21 19:59:31) |
17. 海月姫
《ネタバレ》 能年さんのファンなんでとりあえず見ました。ちなみに原作は2巻ぐらいまで読んでます。読んだ限りではこの主役のキャラクターは能年さんにぴったりだろうと思ってましたが、思ったほど合ってない印象です。と言うかこの人はしゃべりも演技もダメダメなのでやはり役者はきついなぁと思った。可愛いんだけどね。この主役もどちらかと言うと最初から可愛いオタクキャラなんで、これで合わないときついですね。お話はいくぶんファンタジックに過ぎるんでこれも実写化はちょっときついです。見てる方が恥ずかしくなってきます。蔵之介の女装も外見は頑張ったが声はいかんともし難い。これで男とばれない訳ないです。結論を言えば「能年ちゃん可愛い!」と喜べる人以外にはちょっとお勧めしかねる作品です。唯一の収穫はアジアンの馬場園さん。再現度の高い天水館のキャラの中でも、彼女は完璧でした。 [映画館(邦画)] 5点(2014-12-28 22:50:04)(良:1票) |
18. 喰女-クイメ-
《ネタバレ》 四谷怪談の劇を舞台にして現実の俳優のドラマを重ねて描く手法そのものは悪くないです。映画の半分を占める舞台稽古のシーンはそれなりに迫力がありました。私は映画派で舞台にはまず行かないんだけど、舞台ってこんな風に稽古とかしてるのねと興味深かった。しかし、肝心のストーリーがあまり面白くないです。「真、四谷怪談」のお話も前衛的なだけでどこが新解釈なのか良く分からない。現実のお話も妄想的なシーンと現実があえてごっちゃになってて混乱させているだけです。そんな中で柴咲コウはなかなか良かった。あのセリフ「私が至らぬばかりにご迷惑をおかけしております」が我が家で流行りになりそうなくらいツボにハマりました。別に怖くはないけどね。海老蔵も素で演技してるんじゃないの?と思われるところはマイナスだけど悪くない演技です。役者の頑張りで4点にしたいところを1点プラスします。全体的には「面白くない」んでお勧めはしかねます。 [映画館(邦画)] 5点(2014-08-23 22:34:31)(笑:1票) |
19. グレイヴ・エンカウンターズ
《ネタバレ》 もうこの手法は限界ですね。誰も事実とは信じてないのに手ぶれカメラで撮っても全くリアリティを感じないです。顎ハズレお化けもまるで「本物のお化け屋敷」みたいで笑いしか出ないし。あの手がニョキニョキ出てくる映像もyoutubeにありましたね。あれはパクリでは?あまりに安直な映画なので見てて怒りが込み上げて来ました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-30 22:49:29) |
20. クラウド アトラス
《ネタバレ》 予告編を見た第一印象は「火の鳥っぽい」でした。でも音楽は壮大だし画面のイメージも大作感満載なので「これでうまく出来てるなら凄い映画になりそう」との期待感で見ました。 見た感想としては、よく頑張ったと思うが6つも話を同時進行したらどうしても1つ1つの話は弱くなります。中にはわざわざ入れなくても良いような話もあります。またどの話も展開が容易に想像できるので見ててもあまりハラハラするところがないです。でも長さをそんなに感じさせなかったので、やはり全体としてはそれなりに良く出来ているのでしょう。8点か7点か迷ったがそれなりにと言う事で7点にします。大作であるのは間違いないです。 ぶっちゃけ言ってしまうと、この映画は予告編が大変良く出来ていました。 [映画館(字幕)] 7点(2013-03-16 15:05:15) |