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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
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自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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1.  恋は舞い降りた。 《ネタバレ》 
生死の境をさまよう唐沢寿明の主人公に、玉置浩二扮する死神(天使だっけ?)が、「これから最初に言葉を交わした女性を幸せにすると、あなたは生き返れます」と言う。で、その相手が、江角マキコ扮するバツイチ女…。でも、その時の唐沢寿明は、生きている人間には姿が見えないハズじゃないの? この明らかな“設定上のミス”あるいは説明不足に「あ~あ」と思う向きは、以後この映画のアラばかりが目についてしまうに違いない(事実、アラが多いのだから…)。  じゃあ、こう見方を変えてみよう。唐沢と江角の出会いそのものが、玉置の死神だか天使の仕組んだことだったとしたら? …と。 映画の中じゃまるでそういった説明や暗示すらないけれど、たぶん間違いないっ! そう考えることで本作は、「出来損ないのファンタジー」から「心優しいクリスマス映画」へと様変わりしてくれるでありましょう。  そう、不幸な男女が、運命(というか、それを操る神様や天使や“優しい”悪魔)の悪戯でスッタモンダの末に幸せを掴む。そんなささやかな“奇跡”を描くのが「クリスマス映画」と定義するなら、本作は日本映画史上最も正統的(!)な「クリスマス映画」だ。幼い頃、母親に捨てられた記憶から、愛を信じられない売れっ子ホストの主人公と、ダンナに浮気されて別れたヒロイン。共に愛することに臆病なふたりは、ハチャメチャな珍騒動を繰り広げつつも少しずつお互いの心を開いていく。その様子をヴィヴィッドに見つめていく眼差しは、「ああ、映画だなぁ…」という瞬間をいくつもぼくたちに用意してくれているのだ。いや、ホンマに。  つかこうへいゆかりのスタッフ・キャストが揃った本作には、確かに「小劇場っぽさ」が、例えば唐沢のセリフ回しなどにもうかがえる。けれど主人公が、今は社宅の賄い婦をやっている母親にそっと会いに行く場面をはじめ、人の心のひだをかくも深く、優しく描けるのは、やはり「映画」だけだ。そのことをあらためて教えてくれるこの作品は、ぼくにとって、ささやかだけれど忘れ難い「クリスマス映画」なのであります。    《追記》テレビ放映で再見。唐沢と江角の出会い、ちゃんと「見えるようにしときましたから!」という台詞があったんですね…(^^;) でも、やはりあれは玉置エンジェル(死神?)が、はじめっから仕組んでたんですよっ! そして、やっぱり「好き」です、この映画。
[映画館(字幕)] 8点(2004-12-25 13:04:57)(良:1票)
2.  コラテラル
マイケル・マンという監督は、常に“反社会的な者たち(アウトサイダー)”を描く。そして、その生きざま(や、死にざま)を、ひたすら〈崇高〉なものとして描き出すのだ。彼らはみな、社会に、運命に立ち向かい、反逆し続ける。その姿(というか、魂)は、英国の思想家エドモンド・バーグが言う〈崇高さ〉そのものだ。  「我々が崇高を感得するのは暗い森林や寂しき荒野、ライオンや虎や豹や犀などの姿においてである、(中略)それが解き放たれていて人間を無視していることの強調によって、少なからぬ崇高な姿に盛り立てられているが、そうでなければこの種の動物の描写は何一つ高貴な要素をそなえぬであろう」(中野好之訳)  …しかし、トム・クルーズ扮する殺し屋を主人公のひとりとする本作は、いかにもマイケル・マンらしいようで、これまでの作品とはどこか異質な印象を与える。それは、常に脚本にもクレジットされていた彼の名前がここにはないことからくるのか。あるいは、120分という彼の映画では(『ザ・キープ』を除いて)最も短い上映時間によるのか。デジタル・カメラによる奇妙なほど奥行きと陰影を欠いた映像によるものなのか。  …そう、まるでスコセッシの『アフターアワーズ』や『ヒッチャー』にも似たこの悪夢めく「不条理劇」は、むしろ製作者のひとり『エルム街の悪夢3/惨劇の館』の監督チャック・ラッセル(同じく製作に名を連ねるフランク・ダラボンも、あの映画の脚本家だった…。このご両人、どんな仲?)あたりこそがふさわしい。その意味において、マンは単なる「御用監督」でしかないのだろうか? …  しかし映画の中で、ロス市内の道路を2頭の野性のコヨーテが悠然と横切った瞬間、ぼくたちは確信するのだ。あのコヨーテたちこそ「解き放たれて人間を無視している」ことで孤高を生きる、マイケル・マン的存在に他ならないことを。そして、殺し屋とタクシー運転手もまた、その瞬間から夜のLAという「荒野」を生き、死んでいく者たちとして「解き放たれ」る。まさしく「ライオンや虎や豹や犀」のように生き始めるのだ。だからこそラストの、よく生き、よく死んだ両者の姿は、かくも〈崇高〉で、ただただ美しい。
10点(2004-12-03 14:39:04)(良:5票)
3.  恋は巴里で
パリを舞台に、アメリカの外交官の娘とGIのロマンスを描くラブ・コメディ。オリビア・デ・ハヴィランドは、“娘”というにはトウがたち過ぎている感もあるけれど、なんの十分チャーミングです。お相手のジョン・フォーサイスも、無骨だが純情な兵士にハマっているし。そして、いささか地味なこの2人をもり立てるマーナ・ロイやアドルフ・マンジューほか、名優を揃えた助演陣がなかなかの充実ぶり。ああ、ハリウッド黄金時代の息吹きを伝えてくれる、小品ながら「贅沢感」を与えてくれる作品といえましょう。…ヒロインは、自分をパリの売れないモデルと偽り(それにはちょっとした理由があり…)、そのため、彼女が父親の知り合いの上院議員と一緒にいるところを目撃したGIは、彼女のことを“金持ちのジジイに取り入るとんだ食わせ者”と勘違い。このあたりのスッタモンダも、今の眼で見たなら馬鹿馬鹿しいほどたわい無いと映るんでしょう。が、ここにはまだ世界も映画も今より“単純”だった時代の「幸福感」が、香っている。まだまだたわい無いことで笑ったり泣いたりできた頃の、まったりとした「空気」に満ちている。たぶん、本作が作られた1956年当時にあっても、そういった「幸福感」や「空気」は、もはや“時代おくれ”になりつつあったのでしょう。しかし、脚本・監督の大ベテラン、ノーマン・クラスナー(『ホワイト・クリスマス』などの脚本家として著名)はあえてそういったアナクロニズムを恐れることなく、この、ただただ上品でアンティーク(骨董品的)な、言葉の正しい意味での「恋愛喜劇」を作り上げた…。確かに『ローマの休日』や『麗しのサブリナ』等の名作とは比べるべくもない映画だけど、こんな現代を生きざるを得ないぼくという人間に、つかの間の“古き良き”慰安を与えてくれました。点数は「7」だけど、ぼくはこの映画を愛しています。
7点(2004-04-28 18:16:12)
4.  恋するシャンソン
個人的には、1950・60年代の「前衛的」かつ「純文学的」なトンガッていたアラン・レネよりも、この映画や、『メロ』なんかの通俗的なまでに分かりやすく、素直に物語や題材と戯れるかのようなレネの方が何倍も大好きだし、作品も素晴らしいと思います。シャンソンに合わせて口パクで歌い、他愛なくも微笑ましいパリジェンヌ(とパリジャン)たちのスッタモンダを描く、ただそれだけの映画なのに、ここにはホンモノの幸福な「気配」があって、見る者をほんわかと包み込んでくれる。一体、アラン・レネの映画でまったりニッコリできるなんて、誰が想像できた? …さてはこの巨匠、”脳軟化症”でボケたかとささやく向きもあるでしょうが、だったら、ボケとはひとつの”恩寵”でもあるんだな、とぼくは申しましょう。
8点(2003-11-18 12:24:45)
5.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
実はこの手の怪獣映画をほとんどバカにしているとしか思えない大森一樹監督(及び脚本)の「平成ゴジラシリーズ」に愛想を尽かしていた小生のような者にとって、新『ガメラ』シリーズの金子修介監督による本作は、随喜のナミダを流させてくれる…はずだった。確かに作品的な質と、ディテールの確かさは、さすがなんだけど、『ガメラ』同様、ゴジラや怪獣の存在理由をファンタジー的なものに求めるのは、ちょっと違うんじゃないかなあ。彼らはあくまで”突然変異した巨大生物”なのであって、神話世界の住人じゃないってのが、「怪獣映画」の定理(?)だと小生は思っております。へんに理由づけなんぞせず、ゴジラは『13金』のジェイソンみたく、あくまで理不尽だけど絶対的な存在でいいじゃないですか。う~ん、残念!
6点(2003-10-18 17:18:30)
6.  ゴジラ(1984)
脚本はそれなりにがんばって、ゴジラを国際政治の中心に据えた「パワー・ポリティックス」の象徴的存在に仕立て上げ、米ソ(そう、まだソ連という国が存在していたんだよね…)の駆け引きと核兵器の使用をめぐるきわめてアクチュウアルな出来映え…だったんだろうなあ。だのに、いざ出来上がってみると、SF…否、怪獣映画への愛も理解もない演出の凡庸さと、カネはかかっているんだろうけど想像力のかけらも感じられない特撮のお粗末ぶりに、暗澹たるシロモノに…。もはや「失敗作」ですらないこんな映画に、初日の早朝並んで見た者の無念をご想像いただきたい。それでも、祝・ゴジラ復活と沢口靖子のカワユサに免じて許しちゃったんだけどね。ハハ…。
3点(2003-10-18 16:57:31)
7.  GODZILLA ゴジラ(1998)
ゴジラは好きだけど、エメリッヒも同じくらい好き(笑)な小生としては、大いなる期待と喜びをもって見たものでした。…まあ、いささか期待が大きすぎたという感も否めませんが、それでも、これはこえで十分面白いじゃないか、と。何より、巨大生物がニューヨークに出現というプロットに、オタク風学者がヒロイン振り回されながらも恋に落ちるという、ハリウッド黄金時代に一世を風靡したスクリューボール・コメディ(!)をサブプロットとして持ってくるというあたりに、エメリッヒとディーン・デブリンの”野心”がうかがえるってもんじゃないですか(特に、恐竜の骨をめぐる大騒動を物語った『赤ちゃん教育』ね)。残念ながら、エメリッヒにそっち方面の語り口は似合わなかったという齟齬感が残ってしまう結果におわったけれど。それでも、一見おバカな「SF大作」野郎に見られがちなこの監督が、実はいろいろ「映画的」な試みを盛り込もうとしている点は認めてあげてもよろしいんじゃないですか?
7点(2003-10-18 16:40:18)
8.  ココニイルコト
この映画、大好き。『はつ恋』の脚本でも、あの「シェ~ッ」の使い方の巧さに唸らされたものだったけど、本作でも、あのラストの「真昼の星」には「おおっ!」と感動させられましたよ、長澤カントク。どこか韓国映画『八月のクリスマス』にダブるところもあるんですが、これはこれで実によく出来た佳作。真中瞳のダウナーなヒロイン像も、堺雅人の「いいひと」っぷりも(あの大阪弁だけは、こそばゆくなったけど)、実にハマッてました。…ああ、また見たくなってきた!
8点(2003-10-18 16:03:17)(良:1票)
9.  コーンヘッズ
あの宇宙人一家って、つまりは「不法滞在移民」なんですね。そんな彼らの年代記が、コミカルな中にもアメリカ社会への風刺と皮肉が効いていて、なかなかの出来映え。でも、さすがに元がサタデーナイト・ライブだけに、映画館よりビデオで見る方がしっくりくるスケール感のなさだけど。
7点(2003-10-18 15:47:15)
10.  コーカサスの虜
いつ殺されるか分からない状況のなか、不思議と牧歌的でもあるロシア人捕虜2人の日々。途中で片方は殺されるんだけど、それでも、殺す方も殺される方もそれぞれに誇りをもっているところに、不思議な畏敬の念が湧いてきます。トルストイの原作を現代に翻案しても、何の違和感もないコサックの村と人々の「変わらなさ」。…つくづく、良い映画です。
9点(2003-10-18 15:33:55)(良:1票)
11.  ゴースト&ダークネス
すみません、個人的にこういったタイプのオーソドックスな映画って、大好きなんです。まだ未開の地だったアフリカの大地を走る蒸気機関車にウルウルし、まるで『白鯨』のモビー・ディックみたく悪魔的なライオンのコンビに戦いを挑む、人間の男2人の意地にもほれぼれし…。まあ、脚本ウィリアム・ゴールドマン、撮影ヴィルモス・ジグモンドという超豪華なスタッフの割にはこれか…という不満はないでもないけど、変に「野心的」にならずストレートな冒険物語に仕上げたスティーブン・ホプキンス監督に、少なくともぼくだけはエールを贈りたい。
8点(2003-10-18 15:24:19)
12.  ゴースト/ニューヨークの幻
最初に見た時、こんな他愛ない感傷的な「コメディ」で、周囲のお客さんたちがワンワン泣いていることに驚愕したものだった。俺の見方が間違っていたのか…とも思ったが、もう一度見直しても(今みたいに指定席制じゃない、あの頃の映画館がなつかしい…)途中でバカバカしくなって出ちまったぜ。そりゃあ、けっこうよく出来た作品ではあるけどさあ、『フライングハイ』の監督の映画に、そこまで入れ込むってのはいかがなもんでしょうか。たぶん監督のザッカーは、これもお気楽に仕上げたにすぎないんだから。そういう映画の内容に見合ったコメディエンヌぶりのウーピー・ゴールドバーグには、最大級の拍手を贈ろう。
6点(2003-10-18 15:05:51)
13.  紅夢
チャン・イーモウって、何を撮っても「傑作」になってしまうなあ。そして、特にこの映画で顕著なんだけど、彼の駆使する色彩美は、「中国的」とか「アジア的」というより、明らかに西洋的な「マニエリスム」の洗練へと向かっているのでは。この点を批評家たちも指摘していないから、ここで提起しておきます。で、それはまあいいんだけど、この映画にはどこか、人間たちをまるで昆虫か何かのように「観察」するといったような、極めて冷ややかで残酷な眼差し(つまり、人の生死に頓着しない「神」の視点…?)があって、確かに見事な映画だとは認めるけれど、個人的にどうしても好きになれない。まあ、チャン・イーモウの初期作品はみんなそうなんだけど。
6点(2003-10-18 14:52:56)(良:1票)
14.  こうのとり、たちずさんで
テオ・アンゲロプロス監督の映画は、極めて政治的なテーマを崇高な映像詩として我々の前に差し出してくる。いったいどうしたらこんなにも美しく、奇蹟のような映像を実現できるのか…という驚きが全編にちりばめられていて、”難解”だとか”退屈”だとかおっしゃる向きもあるだろうけれど、ぼくは愛してやみません。そんなアンゲロプロス作品の中でも、これはある種の「円熟味」を感じさせる一編。もっとも、いつも以上に映像の「詩的」な部分が強調されているかのような、そのため、却ってテーマが見えにくくなった感があるのも否めない。しかし見ている間は、ただただ陶酔あるのみです。…本作に限らずアンゲロプロス作品を、テレビの小さい画面でみるのはかなりシンドイでしょうけど。
8点(2003-10-18 14:34:25)
15.  GO(2001・行定勲監督作品)
原作を読んではいないんだけど、一見いきあたりばったりなようでいて、実はち密に計算された宮藤官九郎のシナリオはさすがに見事だと思う。窪塚クンをはじめ、役者たちの熱気あふれる演技もいい。特に、萩原聖人のダメ警官は作品の中でも最もシンパシーを感じさせてくれたし。だのに、柴咲コウ扮する日本人少女と「在日」の主人公とのラブストーリー部分が、やたら感傷的な演出によって映画そのものを損なう結果に…。勿体ないなあ。でも、一見の価値ある作品であることは確かです。
6点(2003-10-18 14:19:33)
16.  恋人までの距離(ディスタンス)
旅先の列車の中で知り合った男女が、1日中とりとめのないおしゃべりを続け、別れて(?)いく。ただそれだけのストーリーなのに、見終わった後の至福感ときたら…! 多分に実験的なスタイルの作品なんだけど、それ以上にピュアな感情と、スマートな知性に溢れていて、ホントこれは小さな大傑作じゃないでしょうか。主演のふたり、イーサン・ホークもジュリー・デルピーもいい。イーサンは、ユマ・サーマンよりもデルピーの方が実生活でもパートナーがお似合いなんじゃないか…そう思わせるリアリティが、このカップルにはあったもの。
10点(2003-10-18 14:07:40)(良:1票)
17.  恋人たちの予感
ぼくたちがイメージするニューヨークやニューヨーカーたちが、そのまんまこの映画に詰まっている。そして、アメリカ映画のお家芸だったロマンチック・コメディを、ここまで「現代的」で、リアルさとファンタジーの程よいブレンドによって再生した作品もないんじゃないかな。これは素晴らしい映画だと思いますよ。そして、メグ・ライアンが最も魅力的な作品であることも間違いないでしょう。ハリー・コニック・ジュニアのサントラも、未だにぼくの愛聴盤です。
9点(2003-10-18 13:56:22)
18.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
こういうのを、”粋な大人の映画”って言うんだろうな。みんなイイ歳してまだ夢のしっぽを追いかけて、恋にも実は不器用だったりして。ミシェル・ファイファーの歌はもちろん、ジェフ兄いのピアノも吹き替えじゃないとおもうんだけど、サマになってるし、ハゲ(これもホンモノ?)を隠さないボー兄ちゃんもよかったよかった。わき役に至るまであたたかな愛情を注いだ作り手の眼差しが胸にしみる、チャーミングな映画であります。
8点(2003-10-18 13:45:04)
19.  恋におちたシェイクスピア
他の方のレビューを拝見して、どうも採点「8」が多いという印象。でも、これが本当に「8」な映画なんですよね。つまり、面白いし良く出来ている。けれどそれ以上ではない…という。青年シェークスピアと、彼が生きた時代の雰囲気をいきいきと描いた脚本の勝利だと思うものの、別に映画でなくとも、例えば舞台の方がより面白いものになったんじゃないかと思わせるところが、物足りなさの理由か。でも素直に面白いし、出来としては良い。ああ、やっぱり8点じゃん(笑)
8点(2003-10-06 17:17:54)
20.  こねこ
主人(猫)公のこねこチグラーシャの、やんちゃぶりは、ネコ好きの琴線に触れまくりっ! そうそう、子ネコってこんなにイタズラで、でも何やっても可愛いんだよなあ…と、心の芯がホンワカ・ジンワリきちゃいます。そんな中にも、裕福な層と貧困に喘ぐ層の格差が広がるロシア社会の現実を、それとなく感じさせるあたりのデリケートな監督の眼差しがしっかりと盛り込まれている。どこか、クシシュトフ・キェシロフスキ(『ふたりのベロニカ』)の影響を感じさせるところも、ナイーブな感じで好感度大。ネコ好き以外にも、一見の価値あり! と声を大にしておきましょう。特にクリスマスシーズンに、恋人や愛する家族と見るもよし、独りでしみじみ見るもよし。ささやかだけれど、だからこそ素敵なキャンドルライトをココロに灯してくれるに違いありませんよ。
7点(2003-10-06 15:23:46)(良:1票)
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