1. インビジブル・ゲスト 悪魔の証明
話が進んでゆくにつれグッドマンはダニエルの両親の依頼を受けていると見たのですが・・・ 斜め上の結末に驚くと共に無理筋にも思えました。 ローラ殺人の真相も雑に感じ、鑑賞後急激に冷めてしまった微妙な作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2024-02-16 02:36:36) |
2. 異端の鳥
《ネタバレ》 戦時中の残酷さを示すシーンは僅かで大部分が村人個々人の残忍性を手を替え品を替え描き出しています。ほんの顔見せ程度であってもステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ウド・キア、バリー・ペッパー、ジュリアン・サンズが出演しているのに驚きます。少年の受難が極端過ぎてどことなく醒めた目で眺めていました。章毎に区切られた作りで分かりづらさは無かったものの、169分のダラダラ感にグッタリであります。 [DVD(字幕)] 6点(2021-12-22 15:16:47) |
3. イタリアは呼んでいる
絶景&美食にウットリ妄想の世界へ導かれ、任務であるグルメレポートそっちのけのスティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドンのアドリブ(らしいです)物真似トークはほぼほぼ内容が分かったせいもあってかニヤニヤ笑いが止まりません。多数のラインナップ中でよく物真似されるアル様、デ・ニーロもさることながら、ヒュー・グラントとマイケル・ケインネタには大笑い。主人公と同世代の身にとって劇中台詞の「40代以上は全力で笑わないとダメ」に同意させられる良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-02 15:14:44) |
4. 1917 命をかけた伝令
《ネタバレ》 1600名の命がかかった任務遂行にひたすら突き進む兵士2人の物語。カットの継ぎ目が有るか無いかは気にならず。無事帰還を願う者達が想像も出来ないような酷い遺体に、任務失敗により1600名が同じ姿となる事を思うと、成功するのだろうと分かっていても観ていて力が入りました。スタッフの労力に拍手を送りたい力作。コリン・ファース、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチはワンカット風の作品上仕方無いとはいえ、彼等でなくてもいいようなキャラクターがやはり物足りません。意気に感じての出演だったのでしょうか? [DVD(字幕)] 7点(2020-09-21 18:45:39) |
5. インターンシップ
Google本社を舞台としたPVのような作品。嘲笑された記憶が甦った「採用は能力と人柄によって決まります」を地で行く物語で、予め想像出来る結果に向かう展開に、これといった捻りが無く、喜怒哀楽の感情が湧かないまま鑑賞終了となりました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-01-09 01:30:20) |
6. 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
結婚して子供二人を授かり、家→保育園→パート勤め→保育園→家。気がついたら28年経過している身にとっては何ともホノボノとした オハナシでした。 [DVD(邦画)] 4点(2019-05-20 10:59:53) |
7. 危険なプロット
《ネタバレ》 ジェルマンの個人授業は、文章力について流石国語教師と思ったのが、妄想を膨らませクロードをけしかける異様さが段々と満ちてくる。教師の風上にも置けない暴走の果ての報いが何とも憐れでファブリス・ルキーニの好演が印象的。エステルもジャンヌもいくら美男子でも16歳の子供相手に情けない。 「しっかりせんかい」 ハラハラして見守った一家の行く末に救われる。なかなか見応えのある良作。 余談ながら画廊の悪趣味極まる作品に唖然「モザイクかけんでエエんかいな」 [DVD(字幕)] 7点(2018-10-14 00:42:55) |
8. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
《ネタバレ》 ベネディクト・カンバーバッチ出演以外の知識無く、prime videoで適当に選んだ何の期待も無く観た作品が大当たり。 天才数学者に纏わる物語が見事に交通整理された三つの時系列でもって描かれた奥行きの深い作品。 第二次大戦時ドイツ軍の暗号解読に成功した勲章ものの功労者に対するヒトラー総統と大して違いのない国の仕打ちが余りにも酷い。チャーチルは何をやっとったんじゃ(怒) 収監よりホルモン治療を選び衰えてしまったチューリングがクリストファーと別れたくないと泣く姿に胸を衝かれる。非業の最期をテロップのみで示してくれた演出により、悔し涙が止まらない事態は避けられた。半世紀の時を経ての謝罪やら恩赦に、国としての取り返しのつかない損失を思い知ればいい。 主役はベネディクト・カンバーバッチ以外考えられず、一世一代の名演技に拍手喝采。 [インターネット(字幕)] 8点(2018-05-03 23:03:19) |
9. 偽りの忠誠 ナチスが愛した女
齢87歳にして矍鑠としているクリストファー・プラマー。往時より軍服姿が誰よりも板についている彼は本作でも威厳に満ちた佇まいを見せる。 印象深いのはエディ・マーサンが演じたハインリヒ・ヒムラーで見事な役作りだった。 漂う残忍さはナチスそのもので、傲慢な皇帝を黙らせる冷徹さだった。 物語としては大尉とメイド、皇帝とメイドの交流に現実味を感じなく、肝心のサスペンス色も弱い。都合よくまとめられた結末もまったく物足りない。 [DVD(字幕)] 6点(2017-11-02 13:37:24) |
10. イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
「クソのような作品をバカに売りつける方法」とティエリーを揶揄しているバンクシーですが、絵心の無い私からいわせれば、クソみたいなやり方で作品を作り上げ悦に入っている者の目くそ鼻くそに見えました。芸術の世界で何が売れるかという点で興味深い作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-15 17:06:20) |
11. 偽りなき者
《ネタバレ》 幼稚園児の感情の赴くままに発した嘘は先生を嵌めようとする意志が微塵もない他愛ないもの。(この子の不気味さは特筆もの)司法が冷静な判断を下したにもかかわらず、専門家達の無能で誤った裁きと赤の他人達の浅はかで陰湿な制裁に血管がブチ切れそうでした。逃げ出さずぐっと耐える先生の漢の姿が実ったハッピーエンドと思いきやの結末は、人が感情だけで人を裁こうとする空恐ろしさを見せつけます。 血圧の乱高下が甚だしい二度と観ようと思わない作品。 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-22 01:03:48)(良:1票) |
12. インセプション
《ネタバレ》 意欲的なアイデア、小綺麗な映像、耳触りのよい音楽、立ち居振る舞いが小洒落ている登場人物を演ずる豪華俳優陣。それらが活かされていない脚本と編集のせいで面白くもなんともなく、ダラダラ長時間退屈さに耐えてグッタリした企画倒れの作品でした。ミッション(失笑もののショボさ)だけならまだしも、欲張ってくっつけた妻子の陳腐な話が頻繁にこれ見よがしに現れるのがどうにもこうにも不快でした。ハッピーな結末ですが、ミッションは成功ですか?父の愛情を知り更に発展させようとするんじゃないのですか??? 見てくれのみの作品にこんなツッコミは野暮ですか? [DVD(字幕)] 1点(2012-04-17 18:13:02) |
13. 陰謀の代償
《ネタバレ》 死に至らしめても相手がクズならばお咎めなしという結末。同僚の息子を庇う警察のご都合主義の正義にはウンザリ。やっつけ仕事の如きラストにも興醒め。お粗末にも程がある作品に出演したパチーノに「仕事を選んで」と言いたいです。やる気のなさが顕れているボサボサの髪と生気の失せた顔にガックリしました。 [DVD(字幕)] 2点(2011-11-05 15:11:23) |