1. さかなのこ
のんはどこまでも「女」であるのだが、なぜか「さかなクン」に見えてしまうという不思議な作品。やや期待とは違っていたが、作品としてはこれはこれでよかったのかなと。 [地上波(邦画)] 5点(2024-07-21 00:28:56) |
2. サイダーのように言葉が湧き上がる
母親のケガで代わりに介護施設でバイトする高校生の息子ってのがちょっとリアリティがないように思えるが、地方では普通なんだろうか。青春の「痛々しさ」のようなものは伝わってくるが、物語に起伏がないので少々インパクトに欠けるかな。 [地上波(邦画)] 5点(2023-08-27 16:27:05) |
3. search サーチ
パスワードが安易にわかってしまうのが非現実的だし、父親の1人称目線で進むかと思ったらそれも限界があって、途中から誰目線なのかわからなくなるし、色々と粗はあるものの、画面のみで物語が展開していくのは試みとしては面白い。 [地上波(吹替)] 6点(2023-07-25 16:55:46) |
4. ザ・ファーム/法律事務所
《ネタバレ》 トムクルーズはこういう役がイチバンいいんじゃないかなあ。ジーンハックマンも相変わらずで配役がしっくりくる作品。ストーリーも面白いと思います。 <追記>20年ぶりに再見。守秘義務を果たすために、事務所は潰したが結局マフィアは温存されて、問題の解決になっているのか否かが微妙な終わり方。どうせ次の事務所がマフィアのサポートをするんだろうし、それを「合法的」に地道に潰していくしかないのか。「正義」とは何かを考えさせられる作品ではある。 [地上波(吹替)] 6点(2023-06-22 12:16:27) |
5. 三文役者
殿山泰司はよく見る脇役という印象しかなかったが、こうやって生涯を辿る作品を見ると、生き様としてはいろいろと考えさせられるものがあるというか、「幸せとはなんなのか?」ということにまで思いは至る。実際にはもっといろんなことがあったんだろうが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-05-07 16:50:35) |
6. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
最初に哲郎が999に乗り込むところから興奮度UP!。なんで皆点数低いの??? <追記>19年ぶりに再見。やはり哲郎が999に乗り込むまでのところは映画史上屈指のオープニング。前作では大人になった哲郎に少々違和感もあったが、本作では大人になった哲郎と車掌さんとの関係もある意味「対等化」して「いいコンピ」になっているのもウレシイ。大人になって見ると物語全体としては粗があるのは否めないし、説明不足の部分も多く、そういうことが気になるのもわかる。でも、子供の頃見た興奮が冷める事はなかったし、音楽は相変わらず素晴らしいし、大人になってもこみ上げてくるものがあった。あらためて映画を見る時期の大切さを痛感した次第。 [DVD(邦画)] 8点(2022-12-23 13:58:13) |
7. サラの鍵
ヴィシー政権をどう評価するのかというのは結構難しい問題で、それをテーマとした作品なのかなと思ったら、「ファミリーヒストリー」的内容になってしまった印象。他人の「ファミリーヒストリー」を見るなら欧州におけるユダヤ人問題よりも、NHKの番組でアジアにおける日本人問題を扱う方が、鑑賞者としては共感できるかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-12-02 12:23:32) |
8. サウスポー
ストーリーはありがちで、ロッキーの二番煎じという印象。銃撃事件の真相(ライバルの兄弟が発砲?)が主人公に明らかにされず、ケンカを止めに入った黒人が誤認逮捕されたまま終わってしまったのが消化不良。この点について誰か教えてください。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2022-11-18 11:52:39) |
9. 最初の晩餐
《ネタバレ》 「謎解き」をさんざん引っ張ておいて、たいしたオチでもないことに拍子抜け。最後は無理やり家族愛?の「美談」に持っていって不倫を正当化した印象。現実の斉藤由貴が不倫女であることも鑑賞の邪魔になる。子役(子供時代)は皆よかった。特に小学生から女子高生まで演じきった森七菜の演技は引き込まれる。それが大人になると戸田恵梨香ってのは違和感あるが。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-11-12 11:58:53) |
10. 39 刑法第三十九条
精神鑑定は主観によるものであり、それによって無罪となってしまうことを問題視した作品ではあるが、これには業界からの反論もあるだろう。ただし、精神鑑定の科学性や客観性・妥当性といった問題と、刑法適用や司法判断の問題については深く考えた事はなかったので、興味深く視聴できた。難点はややサスペンス色が強くなってしまって、両者の問題点をガッツリと描ききれなかったことだが、それは映画ではなく学問の役割なのかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-20 10:50:41) |
11. ザ・ドライバー
現代的な価値観から見ればサスペンスとしてはテンポが悪いし、カーアクションもそれほどでもない。そもそもライアン・オニールがカッコよくもないし魅力もない。イザベル・アジャーニは存在感があって悪くはないんだが。評価が高いので期待し過ぎたか。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2022-09-16 00:40:12) |
12. 柘榴坂の仇討
良く言えば、維新後も古き良き侍スピリッツを持ち続けた人々の美しい人々、悪く言えば、時代の変化についていけない古臭い不器用な人々の物語といった印象で、浅田次郎らしい?作品ではある。桜田門外の変という史実をベースとした全くの創作モノでオチも予想通りではあるんだが、仇討テイストはちょっと任侠映画風でもあるし、幕末・維新に興味がある人にとってはそれなりに楽しめるのではないかのと。中井貴一は相変わらずだが、阿部寛はこういう役もできるんだなあと感心。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-09-15 22:00:07) |
13. ザ・インターネット
当時としては意欲作だったのだろうが、今見てもそれなりに楽しめるレベル。PCイジルだけではさすがに地味になってしまうので、多少のドンパチが必要なのは仕方ないだろう。今や気が付かない間に個人情報が抜かれるというのは当たり前の世界なので、そういうリスクすらわかってない人には教訓的な作品にもなりえるような。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-08-30 11:50:36) |
14. 最高の人生の見つけ方(2007)
日本版リメイクの方を先に見たせいか、それとの比較になるのだが、死生観とか家族観といった所謂文化的な話になると、やはり日本的なものの方がしっくりくるような気がした。こっちはこっちでムダがなくてスッキリしていていいんだが、逆に言えばちょっとアッサリし過ぎなような気も。日本版がウェットというわけでもないんだが、まあ文化の違いというか。 [DVD(吹替)] 6点(2022-08-23 16:12:25) |
15. 最高の人生の見つけ方(2019)
やりたい事をするにはそれなりにカネが必要であるという身も蓋もない現実が見せつけられるわけだが、他方でカネがあるからといって幸せになれるわけでもないという当たり前の現実も描写。やはり、時間や健康がイチバン大事ということになるような気もするし、長生きすればいいというものでもないという気にもさせられる。冒頭のフリから最後は宇宙に散骨するのかなと思ったが・・・。賀来賢人の役どころと、前川清のキャスティングは少々疑問。 [DVD(邦画)] 6点(2022-07-31 00:07:39) |
16. ザスーラ
基本は子供向けなんだろうが、大人が見るに堪えないということもない。ティム・ロビンスがもうちょっと絡んでくるのかと思ったが、殆ど出番なしで期待ハズレ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-29 12:18:34) |
17. サンバ
黒人男性と白人女性が恋愛するという設定は昔はあり得なかったというか見た記憶が殆どない(『招かれざる客』とあと何かあったようなぐらい)のだが、最近はそうでもないのかフランスでは当たり前なのか、それなりに新鮮に感じるものはあった。ストーリーはあってないようなもので、フランスの移民というか不法滞在の日常を描いているだけなので、日本人にはあまりリアリティーが感じられないようにも思える。とはいっても、もはや日本には300万人程度の外国人がいるし不法滞在も話題にはなっているので、そういった黒人と恋愛している日本人も少なからずいるのだろうし、そういう環境に居る人にとっては当たり前なのかもしれない。でも、そういった状況は邦画では殆ど描かれないように思える(自分が知らないだけかもしれないが)。という意味では、まだまだ人種違いの恋愛や結婚は日本ではタブー視されているのかなという印象を持った。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-07-21 19:54:10) |
18. サムライ(1967)
『武士道』を色々と誤解しちゃってるんだろうが、全体的な雰囲気は悪くはない。ただし、冒頭から捕まっちゃって長々と取り調べ受けちゃう殺し屋ってどうなんだろうかという疑問は残る。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-25 12:58:40) |
19. 砂漠の鬼将軍
この時点では史実はハッキリしていないだろうし脚色もあるんだろうが、戦後の世界秩序の構築過程の中でヒトラーを悪にするための政治的意図が感じられる作品ではある。まあ歴史は勝者によって作られるので仕方ないが。ただし、全体的には抑制が効いており扇情的でもない点は評価できる。他国の軍人を手放しで賞賛し英雄扱いするわけにもいかないという事情が上手く働いたとも言えるのだろうが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-26 16:44:34) |
20. ザ・エージェント
カネよりも理想(誠実さ?)を求めて苦労するものの、最後はハッピーエンドな男女の話だが、予定調和的でイマイチ盛り上がらず。恋愛要素は余計だったかな(TV放映で30分程度カットされているせいか2人が不仲になる理由がよくわからなかった)。もっとビジネスストーリーに特化した方がよかったような。見方を変えれば仕事と家庭の両立というかバランスを問う作品でもあるんだろうが。まあ、邦題の付け方にも問題がある気もするが。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2020-12-24 21:32:57) |