1. さんかく
開始5分で分かるキャラクター。常に進み続ける物語。「愛しさ」、「せつなさ」、「心強さ」、人間の悲喜交交を99分という短いランニングタイムで描いています。『砂の器』や『マグノリア』、古今東西【人間模様】を描いた映画は数多く有れど、ここまでコンパクトに人間を描ききった映画は他に見当たりません。監督の手腕も然る事ながら、演者陣の演技も特筆すべき点が多いのにも注目。三十路になっても先輩風を吹かし続ける永遠の高校生小市民(これがかなり居そうな人物!!!)を高岡蒼甫、そんな彼を愛していて少し御節介なお人よし化粧品販売員を田畑智子、その妹で「永遠の高校生小市民」をナチュラルボーンな色仕掛けで誘惑する中学生ファムファタールを小野恵令奈(当時AKB48)。この3人が織り成す「さんかく人間模様」のアンサンブルが素晴らしい。【物語】と【役者】、全てのベクトルが良い方角を指し、映画を形成しており、かなり好感の持てる映画となっています。最後5分は邦画史上に残るべき名シーン。見て損は無い1本。 [DVD(邦画)] 10点(2011-03-28 15:13:07) |
2. サマーウォーズ
ひょんな事から先輩の彼氏役を務めることになった主人公。顔を立ててあげるため、夏休みに先輩の田舎に彼氏として遊びに行くのだが、その先でとある事件に巻き込まれる。その事件の中身なんてのは二の次で、この映画の見所は「家族としての在り方」。それを見ている者にそれを問いかける。先輩の家族たちと主人公が長机でご飯を食べるシーンが圧巻。是非親戚が多い人に見て欲しい映画。 [映画館(邦画)] 7点(2011-03-13 23:16:22) |
3. サイレントヒル
シャロンテラカワイス! [映画館(字幕)] 5点(2006-07-17 22:59:06) |
4. サイレン FORBIDDEN SIREN
《ネタバレ》 堤幸彦が島へ旅行に行くために作られたような映画(『ケイゾク映画』と同理由)。まずホラーと謳う割りには怖さは皆無。あと問題のサプライズエンディングなのだが、主人公の飼ってる犬の名前が「オスメント」という時点でもう…。 [映画館(字幕)] 3点(2006-02-27 19:50:34) |
5. サン・ピエールの生命
《ネタバレ》 アンチ死刑制度を訴えたヒューマン映画。泥酔していた事で殺人を犯した死刑囚と、その死刑囚をあくまでも一般の人間として扱う婦人とその夫の物語。死刑囚をかばう事から周囲から白い目で見られる婦人だが、彼の行いが村人たちを多少なりとも変えてゆく。その過程がなんか不自然というか、働き者というだけて死刑反対になる流れが納得できない。仮にも人を殺した罪は消えないし、それを働き者という事だけで許す村人たちは如何なものか。その過程をもっとうまく描いて欲しかった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-18 00:39:28) |
6. ザ・ブルード/怒りのメタファー
B級感剥き出しの映画にも関わらず、この高尚感はクローネンバーグが成せる業なのか …。怒りのメタファーを産み出すママンのジュディ・オングの魅せられてポーズは圧巻。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-16 03:08:43)(笑:1票) |
7. 3-4X10月
たけし軍団と草野球がしたくなる一本。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-11 15:58:16) |
8. ザ・シークレット・サービス
『老兵は死なず、ただ消え去るのみ』。そんな言葉なんてクソ食らえとばかりに、息を切らしながらも頑張るイーストウッド御大。是非、毎年敬老の日に上映してほしい。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-21 01:26:16) |
9. ザ・インタープリター
社会派のシドニー・ポラックらしく、なかなか見応えあるポリティカルサスペンスに仕上げている。問題があるとすれば、視点がバラつき過ぎることか。敵の視点を無くせば、もっと簡潔に、より緊張感のある話しになったと思う。ちなみにこの映画の二コール・キッドマンは、出演作品史上トップクラスに美しいと思う。ちなみに『ピースメーカー』のキッドマンが綺麗さでは一番。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-13 16:12:05) |
10. ザ・リング2
《ネタバレ》 本家リングの生みの親とも言える中田秀夫がハリウッド資本で、ringの続編を監督。前作ゴア・ヴァーービンスキーに足りなかった恐怖描写を中田監督に期待したのだが、結果的には凡庸な作りに。物語は前作から数ヶ月後で、ナオミ演ずるレイチェルと息子のエイダンの元にサマラが襲撃してくるというもの。序盤からサマラとレイチェルをマッチアップさせ、ハリウッド映画的に展開が早く物語は進む。しかしそこには緩急がなく、ただただレイチェル対サマラの戦いが繰り広げられる。もう少し話しを脱線させて遊んでほしかったし、その緩急をつける事によって物語にリズムが生まれたと思うのだが。 [映画館(字幕)] 5点(2005-10-01 00:11:08) |
11. サスペクト・ゼロ
「セブンを超えた!」という売り文句は大風呂敷も甚だしいが、プロファイリング系サスペンスとしては及第点だろう。遠視能力を駆使して犯人を探すという事さえ信じて見れれば十二分に楽しめる。ベン・キングスレーの一人舞台と言えばそれまでだが…。 [映画館(字幕)] 5点(2005-09-20 00:45:20) |
12. ザ・グリード
主演が『情けない顔したピアース・ブロスナン』みたいでしっくりこなかった。 3点(2004-10-20 18:59:09) |