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プロフィール
コメント数 1974
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1.  サマーフィルムにのって 《ネタバレ》 
何も言いますまい。  奇跡のラストに、ただ感涙、そして祝福の拍手。
[DVD(邦画)] 10点(2022-06-05 23:02:09)
2.  ザ・デッド/「ダブリン市民」より 《ネタバレ》 
記念すべきマイレビュー1000本目に選んだ、この映画。たった一晩の話である。しかも、もっと言ってしまえば、パーティとその終わった後の家に帰ってからのことまでしか描いてない、短編である。が、ここに人生が凝縮している。若いコたちのパーティでは味わうことのない、年を取ったものだけが経験できるパーティの余韻を描いた作品だ。自分は、この間の同窓会で(いささか生意気だが)こんな感じのしみじみした気持ちになった。(この映画では、しみじみというより呆然だが・・。)今まで守ろうと頑張ってきたものは、何だったのかと思わせられるような、そんな余韻。それを映画は描いている。しかし、考えてみれば、皆がみんな、人生にすごく大きな事、例えばハリウッド映画のようなことが起きるわけではない。むしろ、多くの人には、この映画のような瞬間が、人生にあるかどうかって感じのものである。人生とはそんなもんではあるが、それがすごく大事な瞬間である。その瞬間のために、生きているようなものではないか?とすら思えてしまう。人はこの瞬間の準備、あるいは何度もその時のことを思い出すために、映画を観るのではないか?人々が映画に求めているものとは、そんなものではないか?実はジョンヒューストンは、この遺作にそういう想いを込めたのではないか?などとニヤリとしてしまった。時間の流れが、どこか小津さんに似てるなとも思いました。
[ビデオ(字幕)] 10点(2016-06-11 00:19:31)
3.  三姉妹~雲南の子 《ネタバレ》 
やはりドキュメンタリーだったんですね。これでドラマがあったら、きれいなお姫様と王子様の話で幕を開けた映画文化の一つの完成形だろうなと思って、観てたのですが・・。 その意味でチャンイーモウのこれと似た感じの映画「あの子を探して」「初恋のきた道」は映画史に記録されるものなのかもしれない。この映画は、字幕の人の感性だろうか?子どもたちの口から出てくる言葉のやさしさに涙がこぼれる。忘れてたものを思い出させてくれた。都会の幼稚園にこんな風景あるのだろうか?宮崎駿のスタジオジブリの幼稚園はどんなのだろう?自分は小さな頃の友だちに会いたくなった。今ほどきれいでない住環境で育った頃の皆は、今どうしてるだろう?話すことの絶えなかった小学校の自習時間。今の子にあんな時間はあるのだろうか?理想である。ネットを使う都会の子と、自然の中で育った子らが、お互い分かりあって、お互い嫌うことなく、そこにいてもいいという世界が来たら、それは世界が一つになったということだ。でも金持ち連中が怯えるかのように、同じような仲間だけで交流して、そこに周りから浮いた空間で、育ち生きて行こうとしてる、今の世界じゃ難しいかもしれない。もう一つ思ったのが、世界に日本の文化が広がるという評論家もいるが、この人たちが日本の会社にいたら、すぐ辞めるだろうな。そしてこういう人たちは損をするんだろうな・・。少し寂しいが、そう思った。
[DVD(字幕)] 10点(2015-03-06 17:38:22)
4.  ザ・ビッグマン 《ネタバレ》 
これ、あまり知られてないでしょ?でも、とっても面白いんですよ♪高校の頃、テレビで初めて観て、ものすごい影響をもらいました。これそっくりのマンガを描いてね、投稿したり・・。自分の中ではとても大事な作品だったみたいです。あまりにも観たいので、ネットで買っちゃいました。そしたらプリントから録画したんでしょうね、映像が粗い。でも観たら、やっぱり面白いんだよね~。これ、TIME誌のおすすめカーチェイスベスト15にも選ばれたくらいのカーチェイス有り、金庫破りのアイデア有り、西部劇のジュリアーノジェンマの格闘シーン有、話が二転三転するハラハラ有、男と女の悩み有、もうてんこ盛りなんだよね。日本ではあまり知られてないのがモッタイナイです。思い出の作品なので、特別に10点(笑)
[DVD(字幕)] 10点(2014-04-29 18:09:32)
5.  座頭市物語 《ネタバレ》 
面白い! この頃の勝新太郎は、見事にカッコいい。 しかもこの話の座頭市は、見事すぎる。  なんといっても平手造酒との友情、そして斬り合い。 この一戦、まったくダラダラした斬り合いじゃないので、ビシッと来る。 むぅ、なんと「平手造酒」という彼のみを描いた映画も、地元の図書館にあった。 観ねばなるまいな・・  冬の夜の鑑賞にピッタシなのであった。 鑑賞後、酒を買いに行く自分にヒロイズムを感じる夜だった。
[DVD(邦画)] 9点(2019-12-05 20:33:31)
6.  三文役者 《ネタバレ》 
一度、劇中で見たら、忘れられない風貌の俳優、殿山泰司。 彼の愛すべき私生活を、殿山が怖い人だと言っていた監督、新藤兼人監督自身の 手により映画化。作品も竹中の好演が効いて、愛すべき一本になっている。  荻野目慶子は映画と結婚したような女優。 その体当たりの演技は、もうこれが映画の中と思えないくらいの肉迫ぶり。 素敵です。  何度も言うが、とても愛すべき映画だ。 やはり映画は、役者の魅力が隠し味のように効いてくるものだと再認識させられた。 竹中の魅力が、いつしか殿山の魅力と重なり、乗り移ったのではないかと思わせられる。
[ビデオ(邦画)] 9点(2019-07-04 00:48:02)
7.  柘榴坂の仇討 《ネタバレ》 
再見。2度目の鑑賞の方が感動した。  この侍は、仇討ちを遂げた後、切腹するつもりだった。 その奥さんも、亭主の仕事を見届けて、自害するつもりだった。 そんな緊張感の中での夫婦の安らぎの時。 それが食事を分け与えるシーンである。  しかし時代は変わる。仇討ち禁止令が出たのだ。 (この時代の変革を見事に描写したのが、商人から金を返せとの騒ぎで、かつての侍たちが見過ごせず名乗り出るシーン。これが最高なのですね) 仇討ち禁止令が出て、果たして、刺客と出会う。 ただ何故9点にしたかというと、ここで刺客に生きろというシーンでの説得力が僕には今一つだった。 尊敬する主君が、自分の身をかえりみず、命がけで訴えた直訴を聞いてやる、そのことに 命がけでやる行為への敬意を、中井貴一演じる侍も見習うといったところか。  もう仇討ち禁止令が出ている。 その禁止令が出た時の侍の葛藤を描いてほしかった。 そして、その煩悶の末、刺客と相まみえる、その過程を丁寧に描けば、この映画は僕には満点だった。  もう一つ、この夫婦に幸あれ、ってことで、ラストの手をつなぐシーンは、 奥さんから手を握れば良かったのでは、と思います。  でも傑作です。
[DVD(邦画)] 9点(2015-07-25 21:24:34)
8.  さすらいの航海 《ネタバレ》 
世界史を知らないので、映画が創られたのがニューシネマの頃もあり、ラストは気の毒なんだろうなと思って、ずっと観ていた。なので、船長の座礁をしようという決断、そしてラストの各国が入港を認める声明をしたという結末に、思わず涙ぐんで、この世も捨てたもんじゃないな、と思った。何よりこの映画は、政治の前に、個人は無力だと思い知らされる展開。不当であっても政治判断なら、従わざるを得ないお役人は、頼りにならないな~と思わずにいられなかった。この映画で、変化球を投げて、まず二人の娘を上陸させたのは、娼婦だったというのは、自分の足で立ってる人が一番強いということだろうか。(まぁ映画ですけどね・・笑)・・にしてもセントルイス号!・・歴史は信じられないことがあるものだね。何よりナチの厭らしさが露骨だった。やはり、先の大戦は、正義の戦いだったのかもしれない。すると日本は、悪の方だったのか・・と、皆の寝静まった深夜にしみじみと思い至った一本だ。何より3時間もの長編をだれることなく最後までひきつけたのは、脚本、はたまた原作の力だろう。力作。名作である。
[ビデオ(字幕)] 9点(2015-04-21 02:00:27)(良:1票)
9.  SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 《ネタバレ》 
よく主人公がいろんな経験をして、それが自己表現の芸にむすびつく、という話は多い。古くは「イグアナの夜」、最近では「ポエトリー」。しかしこのような映画が日本で生まれるとは思わなかった。第1作でバンドを離れたマイティが地獄を経験した後、最後かなでるラップは、奥が深く、観る者を唖然とさせる。そして、芸のレベルに凄みが加わったと確信する。まるで新しい芸術誕生の瞬間に居合わせたかのような経験であった。これはもう一人のバンドのラッパー駒木根との比較が興味深い。魂を譲らぬ王道を行く駒木根に対し、マイティは挫折も挫折、何度もラップを捨てた男が最後に、真の意味でのラップをかなでるという、この話は今までの映画人生、初の経験と言っていい。自主映画のような映像の映画から、こんなものを観せられるとは、油断も油断。幸せな映画を見つけた興奮で、思わずバイクで町を走った。
[DVD(邦画)] 9点(2013-05-13 04:58:32)(良:1票)
10.  残菊物語(1939) 《ネタバレ》 
芸の完成そして広く認められること、それが愛する人との別れともなる。それを淡々と描くこの溝口映画。芸が認められることは、家柄を重視する、歌舞伎の世界では、お徳との別れともなる。それが分かっていても、お徳は亭主を世に出す。その最初の口火の公演のとき、舞台とそれを見守るお徳の両方をカメラは捉える。こんなに切ない場面ってあるだろうか?献身的に尽くしたあの人が見事に仕事をやってのけている。しかしそれが別れともなるのだから・・。そして世に出た亭主を東京に送り出して、お徳は実家に帰り、あんなつまんない男とは別れたとさらりと言ってのける。こんな見事な女性描写の映画があるだろうか?まだ数本しか観てない溝口映画だが、観るたびに色んな感慨を受ける。実に日本映画は色々観れば観るほど、鉱脈が豊かに流れてることに気づかされる。
[DVD(邦画)] 9点(2013-04-10 09:04:26)
11.  さがす 《ネタバレ》 
いやぁ巧いなぁ。 タイトルの「さがす」も、冒頭の失踪シーンを心配する娘からの描写ではじまり、 妻のことがあってからの本当のお父ちゃんを探し出したラストで終わる。 見事な作品。  佐藤二朗も弱さがありそうなキャラで、殺人犯につけいれられそうな感じが出てて、見事なはまり役。 主演男優賞をあげたい♪  島の事件があってから、幸せが訪れたかのような終盤。 あれ?これでいいの?観てる側は、そう思う。 そこに、娘がまた大きく存在感を出す。  凄いです。 凄い監督だと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2023-02-18 21:29:00)
12.  桜の森の満開の下 《ネタバレ》 
見応えある!  平安時代、女性の地位が下がりつつある時代を 日本女性の代表として、岩下志麻が堂々と演じている。  時代考証が興味深くて、平安のカラーの時代劇は、自分には初めて。 日本映画史の中でも珍しいんじゃないか!? 何よりよく国宝の中で撮影許したなぁ・・ 邦画の中ですごい作品と言える!!  興味深かったのは、検非違使の下で働く、江戸の目明しみたいな人たち。 う~ん、日本の警備史もひも解けば奥が深そうだ。  桜と女性。まさに日本の時代劇の傑作である。 日本の女性映画の大事な作品ともいえる! こんな作品があるなんて・・  だから映画鑑賞は止められない(笑)
[DVD(邦画)] 8点(2022-08-23 00:42:56)
13.  THE BATMAN-ザ・バットマン- 《ネタバレ》 
バットマンワールドの人間関係がわかりやすく描かれていた。  各キャラクター、それぞれの置かれている状況がわかる。 面白い!  それにしても、これにジョーカーが加わるのか・・ バットマンもしんどかろうぜ。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-23 13:30:31)
14.  佐々木、イン、マイマイン 《ネタバレ》 
佐々木には幸せになってほしいいいい!  心に残ったぁ!
[DVD(邦画)] 8点(2021-08-08 01:41:57)
15.  さよならくちびる 《ネタバレ》 
素敵ですね。  スイマセン! 痛い監督かな~なんて思ってました。塩田監督のこと。 改めて、監督作品を観ようと思いました♪  「女の子」の卒業、そして女性としてのシンガーの出発。 さらりと描いてくれました。 最高っす!
[DVD(邦画)] 8点(2020-02-13 00:30:01)
16.  斬、 《ネタバレ》 
60年代の時代劇を観た後に鑑賞。  やはり現代風のは気持ちがいい。 テンポのいい音楽で打ち合いが展開される様は観てて、爽快。 浪人たちも汚くて、リアルでいい。 蒼井優の存在が、今風時代劇のあり方を示す。  重そうな刀で斬り合う。 実際もこんな感じだったのだろう。 「本気のアイツに勝つ」塚本演じる澤村の一言。 悠長なことを言ってられない時代だったのだ。
[DVD(邦画)] 8点(2019-12-14 18:47:46)
17.  座頭市血煙り街道 《ネタバレ》 
三隈研次の座頭市。  今度は、子連れの旅である。 股旅もので子連れは、寅さんでもお馴染みだが、 とにかく股旅は、子どもにモテる。 自分のボロボロの草鞋はさておいて、子どもに新品の草鞋を買ってやる。 無敵の市の情がホロリと来る。  ラストの子どもとの別れ、眼の見えぬ座頭市の目に涙。  剣豪の公儀隠密が、カタギを守ろうとする市の必死の姿に 「俺の負けだ」と手配中の絵かき親子を逃がしてやるとこもグッときます。
[DVD(邦画)] 8点(2019-12-14 12:42:16)
18.  細雪(1983) 《ネタバレ》 
大好きで何度も観てる映画。 昭和のころは、こういう作品もテレビで放映されてたのだ。 ビデオに録って、大事にしてた一本。  最後の佐久間良子の「あの人、ねばりはったなぁ」の一言で笑ってしまうんだよなぁ。 吉永小百合が結果的にしたたかに見える強情な女性をうまく演じてる。 その後の石坂浩二の女々しい酒が好き。  この吉永小百合と石坂浩二の二人は、「おはん」で恋人同士で共演してる。 「細雪」のスピンオフみたいに鑑賞するのも、面白そうだね。
[DVD(邦画)] 8点(2019-06-23 22:50:27)
19.  THE NET 網に囚われた男 《ネタバレ》 
キムギドクが政治の映画をとった。それだけでもかなりスゴイ。 韓国の庶民ののたうちまわるような映画を創り続けてきた監督だから・・・ 正に今この時、北朝鮮と韓国の映画を撮るとは、本当に骨のある人だなぁと感心。 しかしこの映画が創られた時は北朝鮮とアメリカの緊張があるときではなかった。 トランプ出現後にこの映画が創られたら、どうなるか観てみたかった。  まぁそれはさておき、力作である。 キムギドクはどの作品も人間を極限状況までおいやる。 そして救いがあるときもあれば、落ち込むような内容のものもある。 あまりにも状況が登場人物をおいやるため、韓国への当局批判として見られがちなのかもしれない。 僕はこの監督は人間を描きたいだけの人のように感じるが・・  今作では韓国よりでも北朝鮮よりでもない。 ただ政治に翻弄されて、悶絶する庶民を描いてるだけだ。 キムギドクは時代に翻弄される庶民を撮り続けることにブレがない。 ただ、ただ素晴らしい作家魂である。
[DVD(字幕)] 8点(2017-12-22 10:51:58)
20.  サムライ(1967) 《ネタバレ》 
面白い!「恐るべき子どもたち」の監督か。う~む・・女性を描ける人がハードボイルドを描くと、こんなに上質な作品になるとは、一つの発見だったなぁ・・。警察があくどいので、黒幕と警察がごっちゃになりそうだったが、これも演出だったとすら思わされてしまう。この監督、メルヴィル、恐るべし。もっとこの監督作品を観てみたくなったぞ。映画とはこれなんです!という雰囲気と品格を最後まで失わない、この上質さ、癖になりそう(笑)。クールな一匹狼の殺し屋をアランドロンが好演。そして出てくる女性たちがみな自分を失わない。このアランドロンを見守る若い女性は、姑息な警察に一歩も退かない。そして黒幕の愛人であるこのピアニストも大したタマで、銃を向けられても平然とピアノを弾いてる。そしてあのラスト。しかしアランドロンの銃には弾が入ってなかった。もうこうなることを覚悟してたということに、あの愛人は何を思うのか。結局、女性にモテモテのアランドロンは、黒幕の女性の心すらわしづかみにして、この世を去る。モテモテで一生を貫くとは、大変なんだなぁ・・(泣)。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-29 21:11:33)
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