Menu
 > レビュワー
 > sayzin さんの口コミ一覧。3ページ目
sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789
投稿日付順123456789
変更日付順123456789
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  シェルタリング・スカイ
俗物を軽蔑しながら誰よりも俗物な自称・芸術家夫婦の自爆旅行記。不毛の砂漠を舞台にした不毛の夫婦関係でベルナルド・ベルトルッチが描くのは、冷酷で強大な自然が如何に美しく、か弱くちっぽけな人間が如何に愚かかということ。タイトル的には“The Sheltering Sky”よりも“The Isolating Desert”という方が相応しいです。この流浪の物語から何か哲学的な命題でも導き出せれば面白いのかもしれませんが、私もどう受け止めて良いものやら解りませんでした。唯、映画後半のテーマは「後悔」だったんでしょうかね。「後悔先に立たず」とは良く言ったもんです、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-15 00:13:46)
42.  親切なクムジャさん
「復讐者に憐れみを」は未見。従って必然的に「オールド・ボーイ」との比較になりますが、ユーモアと容赦ない描写の混在というパク・チャヌクのカラーはそのまま。噴き出した回数は本作の方が多かったですし、演出スタイルの完成度も本作の方が上だと思いますが、クムジャさんの復讐計画が凄くあっさり進行するので、物語としての面白さはとても「オールド~」には及びません。しかし「これで終わり?」と思った後、非常にブラックでシュールな展開が待ち受けてるのでご注意を。私自身は、このクライマックスの展開の所為で逆にテーマがボケてしまった様な気がします。こんな展開にする位なら、最初から復讐者の群像劇として組立てた方が良かった。ところで、このナレーションは娘ってことでいいんですよね? 6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2005-11-11 00:49:26)
43.  ジュエルに気をつけろ! 《ネタバレ》 
折角、三人の男が語る話になってるのに、ジュエルのイメージが全員ピンナップ・ガール・レベルに統一されてて面白くない(アメリカ男性の理想って皆こんななのか?)。話が食い違うからジュエルに掴み所が無くなり、それぞれの話のギャップに笑えるのに、これじゃ彼女の魅力も半減です。しかし、クライマックスに最大の笑い所が用意されてました。この男達のキャラクター設定は、クライマックスの「このヴィレッジ・ピープルが!」という一言の台詞の為だけにある。ご丁寧にも途中には、インディアン像を処分しようとしたリヴ・タイラーをマット・ディロンが制止するシーンまである。この脚本家の策略(?)に私はすっかりハマって、つい大爆笑してしまいました。そういう訳で、ヴィレッジ・ピープルと「YMCA」に6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-02 00:01:33)
44.  しあわせな孤独
流石にこのままでは誰からもそっぽを向かれると判断したのか、ドグマ95の方針転換を示したと思われる新しい(?)ドグマ映画(清貧の十戒に則っていない本作を認定するに当たって、ドグマから何かアナウンスはあったんでしょうか?)。本作も手持ちオンリーの撮影ハンデはそのままですが、ドグマらしからぬ比較的落ち着いたカメラワークとしっかりとした心理描写で、登場人物達の心の機微を丹念にあぶり出していきます。これ以外には無い結末だとは思いますが、人間の持つあらゆる感情が渦巻いた後、全員が鰥寡孤独へと散ってしまう幕切れは切ない。確かに事故の刑事上・民事上の責任の部分に「?」はつきますが、映画のテーマはそこではないので、私はこれはこれで良かったと思います。という訳で、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-14 00:11:05)
45.  10億分の1の男
世界一運の良い男に挑む悪運をもたらす男と、その悪運男に見出された強運の持ち主が、「強運No.1決定戦」を勝ち抜いていく話…って、これで解りますか? 要するに、少年ジャンプのマンガみたいにもの凄くくだらない話です。そのもの凄くくだらない話を、フィルム・ノワール風の大真面目な作風で仕上げてあるので、本作は馬鹿映画にもなれず、唯の馬鹿馬鹿しい映画になってます。これは偏に世界観の構築が中途半端だからです。違法な賭博場レベルの話で終わらせずに、どうせなら、実は「世の中は運によって動かされている」位の広がりが欲しかったです、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-14 00:10:19)
46.  ジョゼと虎と魚たち(2003)
妻夫木聡の前で池脇千鶴が微乳を露出し、二人が互いの舌を貪り合う様子を逃げずに描写することで、彼らはフィクショナルなキャラクターから生きた人間になった。そしてジョゼがスツール(?)からドスンと床に下りる様に、フワフワしたファンタジーとして始まった物語を、しっかり現実に着地させて映画は終わる。また、本作で犬堂一心は「人に観せる」ことを念頭に置いて演出していた様にも感じられ(これまでと比べれば予算にも多少の余裕があったのかも?)、非常に好感が持てました。私はこれを、監督自身が少し大人になったのだと受け取りました。同じ脚本でもこれまでの演出では、こうまで「広い支持」を集められなかっただろうと思います。本作は、日本に於ける「普通の」障害者映画としても価値がありますよ、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-10 00:16:32)(良:1票)
47.  シン・シティ
コントラストの利いたモノクロ映像とワンポイントの原色パートカラーで、ざらついた質の悪い紙にスミで一色印刷したドギツいアメコミを、そのままスクリーンに再現したバイオレンス・ムービー。アニメーションよりもコミックらしい映像表現は新鮮で、そのデフォルメがハード・バイオレンスをスタイリッシュに見せてます。しかし、これはかなり観る人を選ぶと思う。ポイントは映像やバイオレンスの好き嫌いではなく、しつこい位に心情を語る古風でハードボイルドな主人公達に着いていけるかどうかです。男の美学は嫌いではないですけど、こんな主人公が三人も出てきてひたすらカッコつけられては、私でも少し消化不良を起こしそうです。それにしても、これだけの主演級スターが次々と呆気なく死んでいく映画は「マーズ・アタック!」以来。ここが本作一番の見所でしょう。とにかく今回、私はオムニバスだったことに一番驚きました(もっと下調べしてから観ろってか…)、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-10-02 00:39:43)
48.  人生は、時々晴れ
夢も希望も、しかし絶望も無いイギリスの低所得層のリアルな日常生活を、ひたすら淡々と追ったホーム・ドラマ。人間、何かしら希望があれば努力もするし、何かに挫折したりするから死を考えたりもする。しかしそこに何も無ければ、程々に貧乏のまま毎日を流されていくだけ。若者達も親を軽蔑しつつ、しかし家を出て一旗挙げようという気を起こす訳でもなく、既に親と同じ諦めの境地。これがイギリス下層階級の抱える閉塞感なんでしょうか。全編が息苦しい感じのする映画ですけど、この一家はラストで少しは晴々とした気持ちになったんでしょうか。姉の方が最後まで仏頂面を崩さないのが少し気になりました。それと「秘密と嘘」同様、クライマックスの台詞と演技が突然舞台風になってしまうのが玉に瑕でしょうか、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-20 00:20:42)
49.  シンデレラマン
落ちぶれたロートル・ボクサーが番狂わせを起こし、大恐慌時代の生活苦に喘ぐ人々へ夢と勇気を与えたという実話を基にした人間版「シービスケット」。70年前の実話とは言え、どん底の生活をしていたボクサーが急遽、当て馬として試合に出され、そこでチャンスを掴み取るというのは、ほぼ「ロッキー」と同じ展開。従って、予定調和のサクセス・ストーリーでしかありませんが、じっくりと描かれる悲惨な大恐慌期の生活や試合シーンの迫力で、2時間半近くを一気に観せて貰えます。たまにはこういうストレートな映画も気持ち良いですし、生活苦の拡大する現在の日本にはぴったりだとも思います。余程「セカンド・チャンス」に賭けようという人が多かったのか、試写会場で珍しく拍手まで起きたのには少し驚きました、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2005-09-09 00:09:59)(良:1票)
50.  シティ・オブ・ゴッド
ヒップホップ・モンタージュで綴られるブラジル版、そして子供版(!)の「仁義なき戦い」。世評が高いのでもっとハードな内容なのかと思ってたら、内容は充分ハードでしたけど、映画の作りは非常にライト。これは賛否のある所だとは思いますが、作り方自体は「レクイエム・フォー・ドリーム」同様、私は支持します。これをリアリズムを徹底した実録風に作ったら、陰惨すぎてとても観られない映画になっていたと思います。やはり問題提起は人に知って貰うのが第一目標。ブラジルの現状を世界に知らしめるという役目は、十二分に果たせたんじゃないでしょうか。という訳で、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-26 00:08:04)
51.  自由を我等に 《ネタバレ》 
ハリウッドの様に新技術を妄信するのでも、チャップリンの様にスタイルに固執するのでもなく、【民宿たましろなんくるないさー親善大使】さんの書かれた「サイレントとトーキーの絶妙なバランス」から、映画の中身以上に「自由」が感じられるフランスらしい古典。新技術を駆使したミュージカル・シーンや台詞もあれば、伝統的なパントマイム・コントもある。ルネ・クレールがこのスタイルを用いたのは、「あらゆる手を使って観客を楽しませる」ことに主眼を置いたからに他ならない。主な観客である当時の労働者の視点で進む話も、今観ても充分面白い。唯、オートメーションが導入された後、呑気にダンスなんか踊ってる労働者には隔世の感がありますね。現在ではこれは「自由」ではなく「失業」と呼びますよ、8点献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-16 00:06:25)
52.  ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲
こういうサイトにアクセスしてくる様な映画ファンなら、全然普通に楽しめるパロディ・ムービー。アメリカの大学寮で、同好の士が馬鹿騒ぎしながらビデオを観る雰囲気そのままで、一本映画を作ってしまった感じでしょうか。ジェイとサイレント・ボブが出てるというだけで、特にケビン・スミスの他作との繋がりは無い様なので、二人のキャラが気に入れば本作単独でも充分イケます。とにかくサイレント・ボブのキャラ設定は秀逸。私は彼のリアクションを見てるだけでも楽しめました。ところで、ハリウッドで2,000万ドルってったら、充分に低予算映画の部類に入ると思いますよ、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-03 00:18:12)
53.  シルミド/SILMIDO
韓国らしさと言えばそれまでですが、「熱さ」がもの凄く過剰に演出されてるから、感動の実話として伝わってくる前に、暑苦しい馬鹿映画に見えてしまう。前半の特訓シーンは、ほとんどチャウ・シンチー作品かスポ根マンガのノリ。後半は、血と汗と涙でグシャグシャになったムサい顔のアップばっかりで息苦しくなってくる。それにしても、韓国人って血文字が好きだなぁ。少し前に我が国の地方の議会に出向いて、血文字を書こうとして(血判押そうとして?)取り押さえられた韓国の馬鹿議員を思い出しました。でもバスに名前書いたって、爆破しちゃったら意味無いじゃん、5点献上。
[地上波(字幕)] 5点(2005-07-28 00:20:23)
54.  ショーシャンクの空に
「刑務所物」であり「スティーブン・キング物」である為、ずっと避けてきました。見終わってみると、ここに書いてあるコメントのようには感動しませんでした。なぜでしょう? やけに自由な雰囲気の所内、お決まりの看守や囚人による虐待、凄い勢いで過ぎ去っていく時間。あくまでもお伽話ではありますが、私的には今ひとつでした。100人以上の中で一人くらいこういう感想もあっていいと思うので6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-06-24 22:54:18)
55.  ショー・ミー・ラヴ
映像のインディ臭さを音楽の使い方で中和した、「エヴァとステファンとすてきな家族」よりは楽しめる青春映画。この頃の女の子って、セクシャルな意味じゃなく同性愛的傾向があると思う。だから彼女達が真性のレズビアンかどうかは判りませんが、この友情譚は「下妻物語」にも通じますね。私が一番リアリティを感じたのは、アグネスと車椅子の子のやり取り。この二人は共に嫌われ者だから一緒にいる訳で、決してお互いを好きじゃない。嫌われ者も嫌われ者は嫌いなんです。ところで私には、アグネスはアンナ・パキン(「アミスタッド」のスペイン女王の頃)、エリンはスカーレット・ヨハンソン(「モンタナの風に抱かれて」の自閉症児の頃)、エリンの姉はエリカ・クリステンセン(現役でもいけるか?)に見えましたよ、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-20 00:48:23)
56.  シルヴィア
一見、誰も彼も代わり映えのしない人生を送ってる我々「普通の人々」も、一人一人を良く観察してみれば、それぞれが個性的な生涯かもしれない。逆に本作みたいな映画に触れると、特別な生涯を送ったと思われがちの芸術家達も、彼らなりの似た様な人生に見えてしまう。芸術家も一人一人を良く観察すれば、それぞれが個性的生涯なのかもしれませんが、センシティヴでエキセントリック故に作品を残し、それ故に発狂するか自殺して人生の幕を閉じるというパターンは一緒。私は実際のシルヴィア・プラスを知りませんが、少なくともそんな印象を持ってしまうこの映画は、ワンパターンの凡庸な出来だと思います。グウィネス・パルトロウもこんな所でヌード見せてないで、「大いなる遺産」で脱ぎゃあ良かったのに…、4点献上。
[映画館(字幕)] 4点(2005-06-12 00:09:39)
57.  ショーン・オブ・ザ・デッド
皆さんの仰る通り「ドーン・オブ・ザ・デッド」よりも遥かに「ゾンビ」らしい作りで、きちんとスプラッタ・シーンも押えられてる。アメリカみたいに一般人が銃を撃ちまくる様な展開じゃないのも良いし、クィーンの使い方に至っては「ハイランダー」以上(日本では若い人よりも一定の年齢以上の人にウケる筈)。不況が圧し掛かる寂れた郊外の暮らしと、「避難場所がパブしかない」という皮肉(作ってるのがオタク・コンビだからか、唯一足りないのは「サッカーネタ」)。そこで描かれるのはダメ人間の恋と友情。ということで、中々良く出来た楽しい映画だとは思いますが、今流行の言葉で言えば、オチも含めてエピソードが全て「想定の範囲内」だったのが惜しいですね。個人的にはもう一つ突き抜けた何かが欲しかったと思います、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-06-02 00:08:55)
58.  沙羅双樹
大したストーリーじゃない所為もあって、河瀬直美にしては短い作品でしたけど、それにしたって、やっぱ退屈な映画であることに変わりはない。普通の人はまず観れないと思うし、仏教的な死生観も伝わってこない。それに、この矢鱈滅多ら使用する長回しは何とかならんのか。ドキュメンタリー・タッチと言えば聞こえは良いけど、不安定な手持ちカメラが如何にも「いま写してますっ!」という撮影手法は、逆にカメラの存在を際立たせて、もの凄く不自然で作為を感じさせる。それに、単に事実をダラダラ写したものがドキュメンタリーでもない筈。そういうことで、私的には2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-17 00:46:16)
59.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
ここまでくると、脚本は“Screenplay”じゃなくて“English Adaptation”とクレジットして欲しい。その位のまんまリメイク。比較的ハリウッド・リメイク好きの私ですが、今回はオリジナルに軍配を上げたい。J.Loの心情や背景が大幅に削られた上、主人公の持つ漠然とした不満の解消が「夫婦仲」だけに矮小化されてしまっては、「人生の輝きを取り戻す」というこの物語の大きなテーマは表現できない。最後も全員がカップルになってめでたしめでたしって…、これじゃ単なるラヴ・コメディです。ダンス・シーンの、出来るだけカットを割らない流れる様なカメラ・ワークも珍しく日本の勝ち。期待のJ.Loも、優雅さや繊細さでは草刈民代に及ばない。決して出来は悪くないと思いますが、本作を観てオリジナルの評価が上がりました、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-13 00:12:16)(良:1票)
60.  白い風船
イランの首都テヘランで、7歳の女の子が傍から丸見えのガラスの金魚鉢にお札を入れて買い物に行くと、どーゆー目に遭うのかを描いたイラン版「はじめてのおつかい」。私的な印象としては「あの子を探して」に近いものがある。それは人間のサヴァイヴァルであり、生きることの正しさ。その前では、我々が常識だと思い込んでる甘っちょろい「善行」など意味を成さない。全くもって【ひのと】さんの書かれてる通り。それにしても、「運動靴と赤い金魚」と全く同じ設定なのには驚き。貧しい家族の住む集合住宅の中庭には池、そこには金魚が飼われ、主人公は幼い女の子と兄。これは何かのシリーズなんでしょうか? あと、タイトルの「白い風船」というのも解らない。コーランに登場する何かを象徴してるんでしょうか? 7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-05-09 00:36:45)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS