141. 写楽
時代の中にその名を登場させたのは、ほんの1年足らずという正体不明の謎の浮世絵師、東洲斎写楽。フランキー堺の興味深い検証を映画化したものだが、ミステリー風なものを期待してはいけない。結局メインとなる話は葉月里緒菜演じる遊女との悲恋物語である。もちろんそれはそれで佐野四郎演じる北川歌麿が絡んだりして結構面白いし、豪華絢爛の花魁道中も見所である。そして葉月里緒菜が綺麗!と思った作品です。 7点(2003-11-17 14:04:00) |
142. 7月4日に生まれて
どうなんでしょう?反戦というより反アメリカと感じるんですが、勝って帰ってきても国家を批判したのだろうか?反戦をうたったのだろうか?たしかにベトナム戦争の残した負の遺産を赤裸々に綴っており、全体的に重苦しく痛々しく、監督の言わんとするところは伝わってくるんですが、どうもしっくりこない。 4点(2003-11-13 15:23:15) |
143. ジュラシック・パーク
スピルバーグ得意の恐怖の演出は本来ならもっと効いているはずなのだろうが、これまで提示してきた「どこにでもある恐怖」と違い、対恐竜という異空間での恐怖の為、またCG恐竜があまりに素晴らしすぎた為今ひとつ演出の効果が出ていないような気がする。「恐竜がリアル」この思いが強すぎて、それを堪能したいのなら別だがそうじゃなかったら、ちょっと面白みに欠ける。 6点(2003-11-10 19:53:38) |
144. JAWS/ジョーズ2
ストーリーはそれなりに練られているが、前作と比べるとやはりインパクトに欠ける。恐怖の演出に力の差を感じる。前作公開後はしばらく海で泳ぐのに警戒したものだが今作は「映画」と割り切れた。 5点(2003-10-29 17:01:09) |
145. 仁義なき戦い 完結篇
確かに決して出来は悪くない。前作で完結させたつもりの笠原和男が脚本を降りたためか違う空気を感じる。無理やり作った完結編にしてみれば、うまくまとめたなと思う。 7点(2003-10-09 13:29:39) |
146. 仁義なき戦い 頂上作戦
単品ではきついものがあるが前作からの流れからラストまでの展開はやはり御見事。当初はこれで完結の予定だったので力も入ってます。バイオレンスてんこ盛の秀作です。 7点(2003-10-09 13:13:01) |
147. 仁義なき戦い 代理戦争
これだけの登場人物のキャラクターをこれだけしっかりと描ききった映画はそうは無いでしょう。どうしてバトルロワイアルでこれが出来なかったのだろう。まあ、シリーズものという強みはありますが。それにしても面白い。傑作でしょう。 9点(2003-10-09 13:03:59) |
148. 仁義なき戦い 広島死闘篇
文太は脇にまわり山中役の北大路欣也が主役を張る、シリーズモノにしたら異色作。シリーズを離れ一本の作品としてもかなり完成度が高い。大見得切の乱暴者のくせに慌てふためく様が滑稽な大友のキャラクターがまたいい。 9点(2003-10-09 12:52:24) |
149. 仁義なき戦い
このシリーズのレビューいいですねえ。学生時代に先輩が「ひとり仁義なき戦い」(文太、旭、金子、千葉ちゃん、松方等々のものまねで一人芝居)をよくしていたのを思い出します。キャラクターがしっかり描かれ、また斜めアングルのカメラワークやこれまでのヤクザ映画に無いバイオレンス描写とスピード感!満足の一品です。もし見るなら3までは見て欲しい。広能のモデルとなる美濃幸造(漢字違うかも)の手記を映画化したものだが、山守(もちろんこの人も実在)をあそこまで悪者にしたものをよく世にだせたなあと思う。 8点(2003-10-09 12:38:26) |
150. 白い肌の異常な夜
《ネタバレ》 なんともうらやましい境遇。自分ならどうするだろうと考えながら見てしまうがどうしたって殺されてしまうような気もする。変な気おこさなけりゃいいかもしれんが期待はするだろう。 5点(2003-10-02 12:43:48) |
151. ジャッカル
あれは変装というより仮装でしょ。リメイクしたら面白いだろうなと思っていた作品だったのですがどうしてこんな事になるんだろう。音楽はそれっぽくて良かった。 4点(2003-09-29 18:17:10) |
152. ジャッカルの日
正体不明のテロリストが見てるこちらにも正体不明のまま最後までいくのがいい。淡々とした中にも緊張感があり、早くラストが見たいと思わせてくれる。で、ラストは確かにあっけないが殺し屋の末路なんてこんなものでしょう。変にドラマチックにするとリメイク版のようになります。 7点(2003-09-29 18:05:18) |
153. 将軍の娘/エリザベス・キャンベル
ショッキングなテーマだけにそれこそもっと後味の悪さを強調してほしい。トラボルタをかっこ良くみせる必要もサスペンスタッチもアクションも要らない!やるせなさをひしひしと感じているときに犯人わかったって・・・。もっと重ーい作品にするべき。 4点(2003-09-22 19:00:39) |
154. 勝利への脱出
脱走計画にスタローンが必要ということでキーパーにするため正キーパーの足を折るシーンに強引さを感じつつ、サッカーシーン、とりわけペレのバイシクルシュートに感動。(今見ても感動できるかはわかりませんが)観客のビクトリーコールで最高に盛り上がったのだが、後日テレビ初放送で吹き替え版を見たらなんと観客の声援までも吹き替えている。「しょーり しょーり」って。しかもたぶん数十人、いやそんなにいないかも。興ざめとはまさにこのこと。映画館で見たときの感動をテレビで、と思ったのが間違いでした。こういうこともあるので、吹き替え版しか見たことがない作品はReview しないようにしております。 6点(2003-09-11 17:18:22) |
155. ジャッキー・ブラウン
選曲とキャスティングはタランティーノならではなんですが、題名からもわかるようにこの作品は他のタランティーノ作品と違って主人公一人に焦点を当てた作品のため、らしさが無くなり、いわゆる普通の作品になっている。ただ、らしさと言ってもそれは見る側が勝手にパルプやレザボアを期待して見たからであって、先入観無しで見ればそれなりに楽しめると思う。まぁ、そう言う私もパルプ、レザボアにデニ-ロがプラスじゃ見ないわけにはいかないと、見たくちなんでがっくりしたのは確か。映像にも斬新さが無いし..これも期待したものと違ったというだけのことなんですが。 6点(2003-09-09 16:08:09) |
156. 少林寺
確か16歳で中国武術大会で最年少で総合優勝し、その後も3年連続の総合優勝者リー・リン・チェイを主役に、又それぞれの~拳の優勝者が脇をかため、ブルース・リーでさえ許されなかった本物の少林寺での撮影と本物志向の武術映画。その年の武術大会のアマチュアの部の優勝者がジャッキー・チェンと聞き「あなどれん」と思ったのを思い出す。「ハ~ッ ハァッハッ!」で始まるシングルレコードも買ったけど今はプレーヤーが無いので聞けません。 7点(2003-09-08 17:00:23) |
157. シックス・センス
最後のオチはどうでもいい、てことはないが一番印象深かったのは最後の最後。コール少年と母親のタクシーの中でのシーン。死人が見えるなんてほんとに怖いこと。一番力になって欲しい人に信じてもらえない孤独からやっと開放されたとき、少年と母親にもらい泣きをしてしまいました。いっしょに見に行った妻は、あのオチでB・ウィルスの奥さんが実は一途に想っていたというのが解かって泣いたそうです。 7点(2003-04-30 18:46:58) |
158. シン・レッド・ライン
ラストの太陽の光を浴びる葉っぱの映像、きれいでした。たぶん美しい大自然とそれに気づかない愚かな人間による戦争行為を対比することで反戦をうたった映画だと思うが、ストーリーにメリハリが無く疲れました。評価は単純に面白くなかったということでこの点数です。 4点(2003-04-24 18:53:54) |
159. シュリ
リアリティのない単なる娯楽作品として見ても全然ダメでした。なんであんなにも前評判が良かったのか不思議です。すべてがわざとらしい。 3点(2003-04-24 18:27:49)(良:1票) |