1. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 完璧とは言えないまでも、娯楽作品として一級品。港区壊滅シーンは息を呑んだ。 [映画館(邦画)] 9点(2018-09-04 01:41:07) |
2. シャレード(1963)
ストーリーはとても面白いのだけど、ロマンティックコメディ的な要素が、ユーモアというより滑稽に感じてしまうところが多かったかな・・・。スーツのままシャワー浴びるシーンとか「どうや!ロマコメやってるで!」感が強すぎて(笑)。それでもオードリー・ヘップバーンがとにかく綺麗でかわいい。わざと意地悪してビックリさせたり怒らせたりしてみたい。・・・ハッ、結局自分もこの映画のロマコメ要素に惹かれてしまっている・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2016-11-06 11:10:59) |
3. シンデレラ(2015)
《ネタバレ》 良い意味で「正論バカ映画」。童話の主人公として清く正しいシンデレラです。父が亡くなったという知らせを聞いて、「お土産はぁ?」「また貧乏暮らしに逆戻りだわぁ」などとほざいていた継母たちとは違い、「ありがとう。あなたも大変だったわね」と使いの者を労るシンデレラ。そして誰もいなくなってから、初めて悲しみを表に出す。なんというジャスティス!「自分がつらい時こそ、他人に優しくしなければならない」という、道徳の教科書ばりの理想。逆にそういうところが堅苦しく説教くさく窮屈だ、と感じる人もいるかもしれません。ただ、理想は失わないようにしたいもんですナ。 カボチャの馬車も、CG使ってるとはいえ圧巻の美しさ。12時すぎて魔法がとけてしまうシーンも、全力疾走しながらどんどん元に戻っていくのが、それはそれで楽しい。これなら魔法がとけても、心のウキウキが冷めることもないでしょうね。 継母の結末も、気が利いてる演出。階段の中程でへたりこむ継母のアップが、手すりの柵ごしに撮られていて、まるで牢屋に入れられたかのよう。シンプルで、けどその後を想像させる映画らしいカットだったな〜と思います。シンデレラは許しても、「心の貧しさ」は彼女を許さなかったのだー。 [映画館(字幕)] 8点(2015-04-30 10:31:40)(良:1票) |
4. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
《ネタバレ》 美味しそうな料理、陽気な音楽、そして美女!ああ面白かった!ネットの悪い面もいい面もしっかり描いているのが好印象。日本のテレビ映画はネットの悪口ばかりに敏感で、良い面は取り上げないんだよなあ。よっぽどバカにされてるのが悔しいらしい。ただ、批評家の描き方だけが腑に落ちなかった。批評家には批評家なりの魅力があります。「レミーの美味しいレストラン」や「ビッグ・アイズ」には批評家の矜持が感じられました。「シェフ」にはその魅力が無い(前半まではあったんだけどね)。そこだけが残念。 [映画館(字幕)] 7点(2015-03-09 12:14:52) |
5. 人生はビギナーズ
メラニー・ロランが綺麗すぎて内容が全く入ってこなかった・・・汗。 ただ、映画評論家・前田有一氏の批評を読んで少しだけ納得。『「人生はビギナーズ」は、特大級の「カミングアウト」をテーマにした作品である。』なるほど、なぜオレはこの映画にピンとこなかったのか分かった! オレは誰からも大事なことをカミングアウトされたことが無いし、それに対して別に「どうして俺には言ってくれなかったんだ!」とショックを受けたことも無いからだ! あれ、いつのまにか涙が・・・ [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-02-05 11:55:00) |
6. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 最近、「月が綺麗ですね」といえばI love youという意味になると勘違いしている馬鹿者がいます。なんかパッと見シャレてるし、「直接好きだっていうより気持ちが伝わるよね」と思って、メールとかで気楽にパクっちゃうんでしょうね。けどそれは夏目漱石がその時そう言ったから良いのであって、他の人間が上っ面だけ真似しても、I love youに逆翻訳はできんワケです。この映画は黄色いハンカチによって見事にI love youを翻訳してみせた良い映画だと思います。当人同士にしかわからないメッセージ。「見て見て!私たちこんなに愛し合ってるの!」という肥大化した自意識とは無縁の映画です。人それぞれ自分たちのI love youを見つけないといかんのでせうね。それが簡単に真似できたら誰も苦労しませんが(泣) 最悪の場合、「ええっ!?こんなに沢山子ども出来ちゃったのぉ!?」なんて勘違いしちゃったりしてね。さすがにそれは無いか。最後に、キスし合う若者二人のそばに素っ気ない電柱が1本立っていたのも印象的。まるで「二人の愛はこれからだ」と言っているようにも感じられました。 [DVD(邦画)] 8点(2014-03-18 16:06:21)(良:1票) |
7. 仁義なき戦い 広島死闘篇
群像劇っぽくもあった前作と比べると、今回は北大路欣也が実質的な主役。そういう意味では前作よりも分かりやすいかも。北大路欣也は、現在のザ・大物役者といったイメージしか知らなかったのだけど、こんなにかっこいい男前だったんですね。まるで触れると火傷しちゃいそうなギラギラした雰囲気が凄かったです。クライマックスはシリーズ全体で言っても、もっと言えば歴代邦画の中でも屈指の名シーンでしょうね。前作でさえスター俳優が次々死んでいったのに、新たなヤクザが次々現れ思わずクラクラしてしまうのも、続編ならではの魅力だと思います。菅原文太の出番はその代わり少なくなってしまったけど、その存在感はさすが。表舞台に舞い戻るキッカケも、「金に困った子分たちから、野良犬の肉を食わされた」という現状からなのが憎めません。 [映画館(邦画)] 9点(2014-01-22 10:38:00) |
8. 仁義なき戦い
リバイバル上映で鑑賞しました。(フィルム上映だったことが嬉しい!)登場人物の名前を覚えるのが苦手なので、状況を理解するのに苦労しましたが、もの凄い熱気と勢いで圧倒される作品でした。当然、本物のヤクザは知らないし生きている時代も違うのだけれど、きっとこれがリアルなんだろうな、と自然に思えるリアリティがありました。指を詰めるシーンで「やりかたが分からん」から始まりドタバタ喜劇みたいになるのも、今見ると新鮮。「畳は裏返しにするの!」と組長の奥さんに怒られちゃうディティールなんかは、本物を知らなきゃできないですよね。他の映画会社がお上品に思えるほどの、荒くれ者揃いだった東映だからこそ出来た作品なんでしょう。最初の東映ロゴが映るだけでテンション上がるもんなあ(笑)。 [映画館(邦画)] 9点(2014-01-21 10:14:50)(良:1票) |
9. しあわせのパン
むむむ・・・。全編「ステキ」なものがいっぱい詰まった映画。ビニール袋に入ったコンビニパンとは違う、手作りのパン。お店に置いてある小物も大量生産品とは違います。・・・けれど、映画自体は全く「ステキ」とは感じられませんでした。画面に映っている物は手作りかもしれないけれど、映画そのものは過去作品のフォーマットにのっとった「規格品」です。問題を抱えた人たちに料理を振るまい、まるでベルトコンベアーみたく順番に悩みを片付けていきます。映像もまるでカタログを見ているようでした。「ステキ」なものにケチをつけるのは心苦しく、「あれ、オレの心も荒れているのカナ?」とも感じます。とはいえ、コンビニやココイチや松屋のローテーションで生きている私の心は「規格品の映画」では癒やせそうにないです。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-20 01:31:46) |
10. 四十九日のレシピ
《ネタバレ》 料理を題材にした映画があまり好きではないので(その割に見るけど)最初はどうかなと思ってたんですが、凄く良かったです。料理はあくまで小道具の要素の一つだったので、邪念を捨てて見る事ができました。登場人物がそれぞれ魅力もあれば欠点もあって、一喜一憂しながら堪能できます。劇中で出てくる川や橋の存在感も絶妙。登場人物たちを見守っているようにも見えるし、狭く閉じこもった場所として蓋をしているようにも見える。不思議な空間が出来上がっていました。脇役たちもみんな魅力的。料理だけでなく生活の知恵、そいて生きていくために大切なことを、子供だろうが身内だろうが赤の他人だろうが関係なく”伝えていく”ことの素晴らしさ(そして厳しさ)。それが些細なことでも、いずれは大きなうねりになって、いつかは地球の裏側にだって届くのだ!と本気で信じさせてくれる映画でした。単純なハッピーエンドではない結末ですが、彼らが過ごした四十九日がその後の人生の力になるはずだと思うと希望が沸いてきます。 [映画館(邦画)] 8点(2013-12-14 21:42:25) |
11. 時代屋の女房
夏目雅子の登場の仕方がミステリアスでいいですね。初対面なのにいきなりこう来るか!という距離の詰め方。夏目雅子だからこそ成立する、いい出会いの場面でした。舞台となる骨董品屋も独特な場所にあって、窓の位置も絶妙。歩道橋を歩く人と目が合っちゃうような、それだけで物語が始まりそうな場所です。 あと、行きつけの飲み屋で繰り広げられるオヤジ、オバサンたちの会話が「スケベ」でいい!言葉選びが良い意味でオヤジ臭くて好きでした。「不真面目してくるわ」とかね。若い人では(もしくは現代では)使えない言葉ですな。「エロ」とか「エッチ」などの言葉に含まれない独特のニュアンスを感じる「スケベ」という表現が似合います。いいですね、「スケベ」! ただ、この頃の年代の映画って、個人的には「面白いのはハリウッド。邦画は退屈」という先入観が子供の頃から染み込んでしまっていて・・・。最近の、テレビドラマっぽい妙なテンションの映画に拒否反応がでるのと同じような感覚で、どうしても、この頃の邦画特有の雰囲気に手放しでは乗り切れませんでした。好きなところもあるんですけどね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-13 09:21:14) |
12. 十三人の刺客(1963)
私もリメイク版を観てからの鑑賞です。春日太一著「あかんやつら」で取り上げられていたことも観るキッカケでした。さすがにリメイク版のケレン味やド派手なアクションシーンなどを観てからだと物足りない所もあります。けどそれはまあ、後出しジャンケンみたいなものなので仕様がないですな・・・。私が好きだったのは新左が新六郎を仲間に誘いに来るところ。リメイク版よりもこちらのほうが遥かに良かったと思います。新左の弾く三味線の音色が言葉よりも雄弁に語りかけてきます。侍として生きるにもそれ以外の道で生きるにも、相当な覚悟が必要だとよく分かるシーンでした。「お前は侍の身分やしがらみから逃げているのではなく、生きることそのものから逃げてはいないか?」と問われているようでした。戦闘シーンよりも好きかもしれません。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-06 02:32:41) |
13. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 「日常を描いた映画」と言えば、淡々としてのんびりした雰囲気の映画を思い描くはず。けれど、"ブラジルのスラム街での"と頭に付けただけで、ここまで様変わりしてしまうとは!「常識」っていうのは一体なんなんだろうなと思っちゃいます。この映画以降手持ち撮影が流行ったりしてこのスタイルにも見慣れたし、それなりに年数も経ちました。それでも初めて見た時の衝撃は強烈に印象に残っています。ハエを叩き殺すのとさほど変わらないテンションで殺人が行われ、偉そうなギャングでさえ「神の街」の中では虫ケラ同然。まるで虫カゴの中を観察しているかのような残酷ささせ感じる作りの映画でした。もしかして「神の街」の"神"ってこの映画を見てる観客のこと?まさかねえ…。とは言え、映画を楽しんでしまったのも事実。個人的に印象に残ったのは、最初はただクスリをやってた白人のアンちゃんが、何時の間にかギャングの中でそれなりの地位まで上がっていたこと(笑) 野心を持たずにマイペースでいるほうが、案外生き残るのかもしれない(彼は結局死んでいたけど 汗) 。リトル・ゼなんかも、絶対に関わり合いたくないような人物。けど最後まで見てると、意外と彼に感情移入していたことに気づかされて、それもまた複雑な気分に。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-08 02:22:49) |
14. 謝罪の王様
真っ向からコメディに挑戦する日本映画も少ないんで、小難しい映画やとんがった映画以外にも、こういう作品があってもいいやね、とは思います。色んな登場人物が絶妙に絡み合うのは気持ちいいし、小ネタの数々も振り切ってていいですね。役者のインタビューでも書かれていましたが、ヤクザの車と衝突事故を起こすときの、あの過剰さが楽しい!「引き算の美学」みたいな気取ったトコからは出てこない描写が良かったです。ただ、何も考えずバカになって楽しめるかと言うとそうでもない。マンタイ王国への謝罪の仕方って、ラーメン屋の謝罪の仕方と同じじゃない?とか・・・。昔の東宝特撮に出てくるいい加減な小国みたいで、いまだにこんな描写でいいのか?という気もします。ただでさえ「謝罪と賠償」をしょっちゅう求められてる国ですから、どうもモヤモヤしてしまいました。 [映画館(邦画)] 6点(2013-10-12 16:36:56) |
15. 女囚701号 さそり
この映画のツッコミ所を指摘したところで一体なんの意味があるのでせう!ぱっと見パンチは当たってなくても、心のパンチはどストライクだぁあ!半端じゃないテンションと情念と怒りが炸裂する力作! [DVD(邦画)] 8点(2013-10-08 22:07:59) |
16. 地獄でなぜ悪い
《ネタバレ》 あまりの面白さに、映画館を出たあとすぐに受付に走り、次の回も連続で見ちゃいました。それくらい面白かったです。 最初見た時は、なぜ星野源扮する男が登場するのだろう?長谷川博己扮する映画監督一人に役割をまとめちゃってもいいのでは?と感じました。が、「エンタメでもありつつ監督の個人的な映画」だとして見れば納得。恐らく監督は「映画を撮りたい!」という感情と同時に、「オレこんな所で何してるんだろう・・・」という感情を同時に持ってるんでしょうね。そして、映画なんて全然わからない星野源でも、心の中で彼自身のための「映画」を思い描いていた場面はグッときました。金も知識も無かったとしても、誰にだって心の中だけにある自分のためだけの映画を持ってるんじゃないでしょうか。 そして國村準扮する組長の、「こんなとき(抗争中)なのは分かってるが、それでも映画を撮ろうじゃねえか!」という心意気も胸が熱くなります。震災を題材にした映画を撮っている園監督の心意気のようにも感じられました。 細かいところで言えば、録音部担当のヤクザが妙にリアリティがあって面白かったです。映画を作ってる人たちが作ってるんだから、当然といえば当然ですけど。多分、実際の撮影でも、ああいうベテランの渋いオヤジがタバコを咥えながら機材に向かってるんでしょうね。で、ときどき役者がブラブラ近寄ってきて「いや~、ここは平和だねえ」なんて言うのでしょう。で、「なにが平和だ。こう見えてもこっちは仕事してんだぞ!」とか思ってそう。プロの人が見たら「撮影あるある」満載の映画かもしれません。 他にも、ここが良かった、あそこが良かったと言いたい場面が盛りだくさん。最近の邦画を皮肉るネタもいっぱいでした(とくに星野源のビックリシーンは傑作)。サイコーに楽しい映画です。けど、一番映画を楽むなら、自分で作るのが一番なんでしょうね。自分のための、もしくは大切な人のためだけの映画を。 [映画館(邦画)] 10点(2013-09-29 20:58:03)(良:2票) |
17. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 映画館で見たときは正直、面白いけど長すぎ!と思ったものです。最近BDを買って見直してみると、やっぱり長いんだけど、どのシーンもすべて面白い!これは楽しい。一見ダラダラ喋っているように見えても、裏にはキャラクターそれぞれの思惑が隠れていて、とてもスリリングな映画です。キャラクターが皆、嘘や秘密を持っていて、それがうまく物語と絡んでいます。同じ奴隷であるマンディンゴを見捨て、他の奴隷達からも憎まれるシーンなどはとても辛いしエグいところです。しかし、残酷なまでに「演技」することに徹したおかげで、クライマックスの脱出、反撃へと繋がっていくわけです。そしてジャンゴの「演技」ではなく「真意」を理解した男が一人ニヤリと笑う。このシーンが個人的に一番大好きなところです。見てるこっちもニヤリとします。タランティーノの「演技論」がふんだんに盛り込まれていますね(そういう意味ではベン・アフレックの「アルゴ」も似たような話です)。文字通り「演技合戦」が繰り広げられる映画なので、役者たちもとても活き活きしていました。サミュエルの演技を受け、ディカプリオがつられて素で笑ってるようにみえる箇所もあり、見てるこっちもクスクスしてしまいます。激昂したディカプリオが陶器を叩き割って手を怪我するシーンがありましたが、あれはアクシデントで本当に怪我してしまったようです。それでも演技をストップしないディカプリオの役者魂、アッパレ! [映画館(字幕)] 9点(2013-08-17 12:20:04) |
18. ジャッジ・ドレッド(2012)
《ネタバレ》 スタローン版を子どもの時に観ています。トホホ映画ですが、なんやかんや言って嫌いじゃないです。内容は全く覚えてないですけどね。ホバーバイクがカッコ良かったなあ。DVDは絶版だそうで。ほんの十数年前の作品なのに難儀なもんです。 そして今回の新作。やってることは「ザ・レイド」とほぼ同じ。けれど「パクリじゃねえか!」と腹を立てることもなく、楽しむことができました。 低予算なのは伝わって来ますが、色々工夫して世界観を表現していたと思います。 現代の町並みに極端に巨大なメカメカしいビル。ビジュアル面は描きつつ、館内アナウンスのセリフで「死体の再利用処理」とか、「フードコートはあと30分で再開予定です」など、ダークな世界観を想像させてくれます。セリフだけならお金も掛からないですしね。 超能力設定は、安易なご都合主義にならないバランスで物語に活かされているし、スローモーション映像も、「特殊なドラッグ」という設定があるだけで随分変わって見えます。 クライマックスでもスローモーション映像になりますが、ここで、この世界に住む善良な人々をじっくり映したら良かったんじゃないかな?と思いました。 今まで鑑みもしなかった、普通だったら一瞬で通り過ぎて行く風景。そこで必死に生きている、悪党どもが傷つけてきた普通の人々。悪党が死に際、スーパースローでそんな光景を見せられたら、正気じゃいられないかも。そんなクライマックスなら泣いちゃうなオレ。勝手に妄想して勝手に感動しちゃった。 [映画館(字幕)] 8点(2013-06-28 03:15:45) |
19. 新選組始末記
《ネタバレ》 冒頭、茂みの中から突然飛び出す2人の侍におおっとなる。振る度にぎらりと光る刀もいい。ラストシーンも、主人公に背を向け歩いて行く藤村志保の表情が印象に残る。 [DVD(邦画)] 6点(2013-06-12 02:16:58) |
20. G.I.ジョー バック2リベンジ
《ネタバレ》 前作のことを、「ガジェット含め、諸々のデザインがダサイ」と思っていたんだけれど、今回の続編を見てちょっと反省。少々ダサくても前作のほうが断然良かったですね。虫型スパイロボも、十分には活かしきれてなかったし、基本的に現実にある兵器ばかりで新鮮みは無かったです。見せ場の連続は結講ですが、逆に盛り上がりが無くなり、ラストにカタルシスもなく「ああ、ここで終わるのね。りょーかいりょーかい」って感じで終幕しました。もはやどーでもいい。冒頭で前作からの流れを説明しておきながら、それをあっさり無視するような展開も、とても残念。バジェットが増えれば有名キャストをなんとなく入れて、パッとしない(失礼)役者は主役と言えども用済みですかそうですか。前作のメインキャラがあっさり退場することで緊張感が生まれるタイプの作品もありますが、さすがにこの作品には合わないでしょう。次回作があるならまた都合良く設定を変えて、その時の旬の役者を投入するんでしょうね。作り手に対する信用が無くなる作品でした。 [映画館(字幕)] 2点(2013-06-09 01:00:06)(良:1票) |