1. ジャージー・ボーイズ
《ネタバレ》 終った直後とても気持ちよくなれた! が、観てからしばらく時間が経ってしまったので、結構記憶が薄れている…。退屈は全然しなかったんだけど、ストーリー自体はそんなに特徴的なものではなかったからか。低音ボイスの人が一番好きだったな。我慢していた思いのたけをぶちまけるシーンは可笑しかった。コメディテストで笑えるのは楽しくて良いんだが、逆に話に緊張感はなかった。ヤクザっぽいウォーケンさんが味方だったら怖いものないよね。 何より、やっぱり「君の瞳に恋してる」の初披露シーンは上がった!名曲!! エンドロールも素敵で踊りだしたくなった。良作!! [映画館(字幕)] 7点(2015-05-21 01:34:04) |
2. シンプル・シモン
《ネタバレ》 すんげーよかった!!上映時間90分足らず。おしゃれな映像と魅力あふれる登場人物たち。最高に楽しくて素敵な物語を堪能できます。本作は、アスペルガー症候群のシモン君がとんでもない行動をするのが愛くるしくて、時に爆笑させられてしまう楽しい映画。最初は「コイツにはつきあいきれんな」と思っていたが、シモンを見ているうちにだんだんと愛着が湧いてくる。極端で理解し難い彼の行動にも、実は彼なりの筋が通っていることもわかってくる。 そもそも人と人が完全に理解しあうってのは不可能だ。サムはシモンを完全に理解していると思っていたが、実はそうでなかった。人間でいる以上、相手の事を完全に理解するなんて不可能なのである。アスペルガー症候群でないからといって、他人の感情を正確に理解できるわけでもない。 そう考えると、シモンが他人の感情を理解できないことなんて大したことじゃないんじゃないかと思える。いわゆる「空気が読めないワガママな変わり者」ってだけだよね。そういうことに関しても、ちゃんと勉強すれば問題なく独り立ちできるんじゃないかな。 とは言え、シモンみたいなヤツが近くにいたら優しくできる自信はない!だって、ちょっと触ったら突き飛ばされるんですよ? サムと恋人候補の彼女のように、海のように広い心を持ちたいものです。 [映画館(字幕)] 9点(2015-03-28 21:03:23) |
3. ションベン・ライダー
《ネタバレ》 横スクロール力が凄い! 見どころの多い映像が盛り沢山。これで話がもう少しちゃんとしてればなぁ…。なんだ、あの脱力テロップは。 [DVD(字幕)] 6点(2014-06-11 00:24:11) |
4. 白ゆき姫殺人事件
《ネタバレ》 扱う題材は現代的でとても良いんだけど、映画として面白いかと言うと微妙。リアリティはあるんだけど、話は正直面白くない。現代の日本で日常的にある話を俯瞰して見せただけ。 同じシーンを違う視点から見せたり、それがどういう風に報道されるか見せることが何度もあるので、テンポがよろしくない。 さて、本作で重要なのは犯人探しではなく、いかにして無責任な発言が人を追い詰めるのかというところにある。 個人的には、真実は藪の中っていうところをもっと押し出した結末にした方が面白かったと思う。しかし、本作は多くの人に訴えかける目的が合ったようにも思えるので分かりやすすぎるくらいで良かったのだろう。 無責任な発信者は決して責任を感じない。 報道した一部の人間だけに責任を取らせて終わらせる。自分は絶対的に悪くないし、悪くても「ごめんなさい」の一言で済む。 この映画では、その胸糞感を観客にストレートに伝えている。 叩きやすい相手を探し、吊るしあげて、それをあたかも正義の行為のように思い込む。間違いがあっても完全匿名でやっている限りは自分にはさほどの被害は及ばない。そして、同じことを繰り返す。 もはや、ジャーナリストだけの問題ではない。ブロガー、Twitterユーザー、掲示板投稿者も発信者として意識するべきである。 まさに本作は、道徳の時間やネット教育の教材としては、非常によくできていると思う。 だから、このレビューに書かれていることも全て疑うべきなのだ。お金もらって褒めたり貶したりしているわけではないという証拠もない。情報を確かな根拠なしに信じることは犯罪に加担しているも同然。 なぜ、その情報を信じるのかということに常に意識的でありたい。 [映画館(邦画)] 7点(2014-05-03 19:03:20) |
5. 沈まぬ太陽
色んな事を描きすぎてテーマがぼやけてる。序盤の転勤につぐ転勤の話をあんなにじっくり描く必要があったのか。その割に人を描くのがヘタクソで、イイヤツか嫌なやつしかいない上、主人公も活躍という活躍をするわけでもない。つまらなくはないんだけど、 この映画の見所は一体なんなのか。大きな組織ってのは汚いもんなんだよって言いたいだけなのか。行天さんとかを深堀りすれば、また違ったと思うのだが。 [DVD(邦画)] 5点(2014-04-10 01:36:56) |
6. 地獄でなぜ悪い
《ネタバレ》 予告の段階では、こんな作品と思ってなかった。むしろ本作の中盤までは、ストーリーで楽しませる劇画調コメディだと思っていた。終盤になると、血、血、血、血が溢れ、首が飛び、手が飛び…という画がひたすら無邪気に映しだされる。 やんちゃすぎる…!監督は、キルビルがやりたかったのか? 確かに、邦画でこんなことをやる人は少ないが、目新しいものではない。登場人物の狂い方も、常識的。一周回って、割と平凡である。 これ、どうやって結末つけるの?と、心配してたら、まともなオチをつけずに終ってしまう。きっかけとなった友近の存在意義すら捨ててしまうなんて! 本作は決してつまらない映画ではないけど、敢えて映画を舐めているような映画である。 本作を駄作だと言い切って、もっと心に響くコメディやバイオレンスの映画を撮る監督が出てこなくちゃイカンと思う。 [映画館(邦画)] 6点(2014-03-22 18:40:21) |
7. ジャッジ!
《ネタバレ》 予告編もフライヤーもキャストも全然面白そうに見えなかったが、面白かった。劇場が静まり返ってたらどうしようかと思ってたが、結構みんな笑ってたし、私も結構笑わされた。 ●ダメなところ 1.主人公の動機がショボイ 2.伏線の押し売りがしつこい 3.ツンデレ北川景子が見ていて恥ずかしい 4.審査ルールがザル 5.広告業界の映画なのに、予告編がつまらなさそうすぎる ●良い所 どう考えても面白くならなさそうな要素だらけなのに、案外面白いんだなこれが。とにかく分かりやすくて気楽に見れる。どうでもいいネタで結構笑わされてしまったし、最終的にどうオチをつけるか興味を失わずに見れた。こう見えて、丁寧に作ってるんじゃないかな。 ダメなところは多いが、「良いものは良い。悪いものは悪い」という明確なメッセージをテレビ局(フジテレビ制作)の映画で発するというのは面白い。これは、フジテレビの宣言として捉えても良いってことだよね? こんな映画を公開したからには、しっかりとそのマニフェストを守ってくれることを期待したい。 というわけで、私は私で「良いものは良い、悪いものは悪い」と言い続けていきたいと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2014-02-23 12:15:45) |
8. 思秋期
《ネタバレ》 ワンコ殺しは許せんが、ブチ切れまくる爺さんの抱えているものが徐々にわかってくると、微笑ましい眼で見つつも、やっぱりこの人どうしようもないんじゃないかなー、なんて思う。一歩間違えれば、彼だってもっと最低クズのDV夫になってしまっていたかもしれないし、もっと最悪な人生もあったかもしれないんだよなー。辛いね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-02-23 11:58:12) |
9. 終戦のエンペラー
《ネタバレ》 淡々と話は進むが、アメリカ人が日本人の地雷をうっかり踏んづけて大変なことになってしまうんじゃないかという緊張感でハラハラする。主人公が親日家のせいで、そういったトラブルを簡単に回避できてしまうのは、物足りない。製作者もちょっと日本に気を使いすぎたか、ドラマを作りきれていない部分がある。 日本のことをよく知らないアメリカ人が修羅場を体験しながら学んで行く話の方が面白いのではないか。 ラブストーリーが挿入されちゃっているのが邪魔に感じるんだけど、最終的には、主人公と運転手との友情物語でもあったんだと考えると、あながち無駄とも思えない。 そして、マッカーサーを演じたトミー・リー・ジョーンズの迫力とクセモノ具合は、かなり際立っていて、シリアスながらもユーモアをビンビンに感じられて大変良い。 [映画館(邦画)] 7点(2014-02-10 23:58:47) |
10. 死霊のはらわた(2013)
《ネタバレ》 なぜ彼らはあんなに人里離れた汚らしい小屋にこもるのだろうか…。 刺さる!切れる!ちぎれる!噴き出す!全力のシリアススプラッターホラー。 ほぼ全編ショウタイム。 とにかく量が多くて、すぐにお腹いっぱいになる。 しかし、なかなか終わらない。 お腹いっぱいなのに、コッテリのラーメン二郎を無理やり食わされるような嫌がらせ感。 最後まで全力で突っ走る感じには、好感がもてる。 おかわりは、いりません。 [映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:11:44) |
11. 15歳、アルマの恋愛妄想
アルマちゃんはエロエロだけど、ストーリーは割と王道の青春モノかと。 登場人物も魅力的だし、短いのでサクッと見れて良いです。ゴーストワールドに通ずるものがありますね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 01:22:54) |
12. シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
《ネタバレ》 気取ったオシャレな作品かと思ったら、かなりバカバカしくて楽しいコメディだった 。日本コスプレのシーンは、明らかに悪ノリなんだけど、ジャン・レノだから許せる。というか、かなり笑った。かなり面白かった。掘り出し物! [DVD(字幕)] 8点(2013-11-21 14:21:55) |
13. ジャックと天空の巨人
《ネタバレ》 コイツは楽しい!! ●テンション上がりポイント ・ヒロインがカワイイ!! ・豆の木がどぉおーん!! ・巨人の登場シーン ・巨人の捕食シーン ・巨人の料理シーン ・巨人軍団がめっちゃ走ってくるシーン ・色々飛んできてもうだめだーのシーン ・最後の豆を✕✕に放り込んでドォーン!のシーン ・2つ頭のしゃべれない方が、気持ち悪い ・人間達が弓矢で巨人たちを押し返すシーン と、終始上がりっぱなしでした。 王冠が万能すぎるせいで、話が広がりにくくなっているのは、もったいなかったかな。 長さもちょうどよいし、かるーくハラハラ・ドキドキしたい時に観るのに最適! [映画館(吹替)] 8点(2013-04-29 13:12:01)(良:1票) |
14. シュガー・ラッシュ
《ネタバレ》 ゲームキャラクターが当たり前のように共存するゲームの世界の舞台裏!よく、こんな共演が実現したものだなー。元ゲーマーの僕としては、これだけでもワクワクしてしまう。 しかし、そこはディズニーさん。オリジナルキャラクターの愛くるしさも抜群。ピンチにマリオが遅れて助けに来たり、圧倒的なスピードでソニックがレースの賞をかっさらったりしないかヒヤヒヤしてしまうが、そんな反則は絶対しない。他社キャラクターは飽くまでもゲスト。 主人公の二人の関係性や設定が繊細で、しっかりとした伏線を元にハラハラ・ドキドキの ストーリーはノンストップで駆け抜けていく。ヒーローと悪役の共存だけでなく、最新のゲームとレトロゲームの共存の観点もなかなか新しくて面白い。レトロキャラがジャンプするとビヨーンと音が鳴ったりするのも憎い!他方、最近の解像度の高いビジュアルの女教官(?)はツンデレで悲しい過去を背負っていたりして、めっぽう強かったりするのも、あるある感。 ストーリーの組立や映像の見せ方が抜群なのは言うまでもないが、ラルフが時折みせる悲壮感はなかなか胸に来るものがある。悪役にスポットを当てただけあって、ヒーローものや凡人ものとは違った味わいが出ている。 ずっと見ていたい気持ちになる最高に素敵な映画! 童心に帰ってハラハラドキドキせよ! [映画館(吹替)] 9点(2013-04-29 13:08:02) |
15. ジャンゴ 繋がれざる者
2時間45分とアホほど長いけど、めっちゃ面白かった!!タランティーノの作風好きなら間違いない!こんなに長くする必要のないストーリーだけど、なんだかんだ楽しいので大丈夫。(2時間以内で納めればもっと絶賛してたと思うけど) ジェイミー・フォックスの眼力!そして、クリストフ・ヴァルツさんは、軽薄そうなのに強そうで、好きだわー。悪いレオ様も素敵だわー(手痛そう)。サミュエルさん憎たらしすぎだわー。 タラさんお得意の会話の多さも今回は無駄な雑談と感じさせない自然さで、かなり良い感じ。突然のバイオレンスや、音楽の使い方も切れ味衰えず。全編掴まれっぱなしでした。タラ作品で一番好きかもしれない。(もっと短ければ確実に!) ジャンゴジャンゴ!! [映画館(字幕)] 8点(2013-04-29 12:55:36)(良:1票) |
16. 人生、ブラボー!
《ネタバレ》 今年ベスト級、めっっっちゃ良かったです。 主人公であるダメなおっちゃん(アベンジャーズのTシャツが眩しい!)もさることながら、脇役陣の魅力が完璧。へっぽこの弁護士であり、5人の子どもの父親である太っちょの親友はかなり良い味。ふらふらと外に出てくる子供に顔をペチペチプヨプヨされるところは、親父の大変さと面白さを同時に表しているような最高のシーン。 家族や、子どもたちも素晴らしい。特に恋人の笑い方の愛嬌にやられる。 普通に生きてたら、僕らはそこまで大勢の人間の人生に関わっていったリはしない。スターバックは、想定外に大勢の人間の父親になってしまった。スターバックスは子どもたちの力になってやろうと軽い子持ちで奮闘するが、そんなものは自己満足でしかなかった。多数の人生を知り、責任を知り、彼は成長していく。子どもたちは、彼以上にずっと大人であった。 きっと子どもたちは早い段階で気づいていたんだろうな、と思うとこれまた暖かい気持ちになるのでした。 良い人間に囲まれていたおかげで、ダメなヤツである彼の人生は恵まれたものになっていくのだが、それも自身が善良であり、人に好かれる人物であったこそでもある。 うむ、良かった!! [映画館(字幕)] 9点(2013-04-29 12:49:40)(良:1票) |
17. ジュラシック・パーク
ワクワク感と同時に、恐怖感もしっかりと演出されているところがスピルバーグ! 大きな事業をやるときは、決して人件費をケチってはいけません。 [DVD(吹替)] 7点(2013-01-20 16:20:10) |
18. ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム
ヴァンダムとスコットアドキンスというカツカレーみたいなダブル主演。アクションは少ないものの、かなりクール! ちょっとトボけてる非情なヴァンダムがセクシー!バイオレンス描写は激しいし、映像もかっちょいい。 [DVD(字幕)] 8点(2012-12-08 17:36:18) |
19. 少年は残酷な弓を射る
これは意地が悪い。異色。徹底的に、行間を読め!という作品。 はっきりしない映画が嫌いな人にはおすすめできない。 オープニングから時系列がグチャグチャで、断片的なシーンだけが映しだされ、混乱させられる。 「何か大変なことが起こる」ということだけを明示し、主人公の息子ケヴィンの幼少期に話は遡る。 エヴァが出てこないシーンはほとんどなく、エヴァがみたもの以外は描かれない。そのため、ケヴィンが母親のいないところでどのような行動をとったのかが分からないようになっている。いったい、何なの?というモヤモヤと倦怠感、不安感、得体のしれない恐怖感をエヴァと一緒に体感できるという、非常にいやらしくも巧みな演出である。 それだけに、エヴァさんの心の変化すら描く事をすっとばしたかのようなラストは、ちょっと納得いかなくもある。 悪夢のような演出には不快感をおぼえながらも魅了されてしまったし、考えれば考えるほど傑作だったような気もしてくる不思議な映画。 [映画館(字幕)] 8点(2012-09-15 18:43:02) |
20. 人狼 JIN-ROH
アニメーション部分はとても好みなんだが、まあ辛気臭い事。 シリアスなのはいいんだけど、台詞がイチイチ芝居がかっていてこっ恥ずかしくなるのは押井守のせいかな。あとヒロインの声が素人くさい舌足らずでこの作品の雰囲気を壊していた気がする。と思ったら、監督の嫁なのか…。 [DVD(邦画)] 6点(2012-09-15 18:29:44) |