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1.  砂の器 《ネタバレ》 
中盤過ぎまで、地道な捜査の過程をじっくりと描いておいて、丹波哲郎の「あの一言」を皮切りに、作品の雰囲気が一気に変貌し、ほとんど「もう一つのドラマ」ともいうべき事件の背景が、それ自体交響曲のような怒濤の盛り上がりをもって再現される。よく見ると、丹波哲郎は(というより橋本忍は)、すべての捜査の結果を観客に開示していると見せかけておいて、途中からはある重要な事実を秘匿し、合同会議の席上で一気にそれを明かしているのである。脚本上の叙述トリックともいうべき、見事な構成であるといわざるをえない。普通に推理ものの作品として考えると、捜査の過程が都合よすぎとか、説明台詞が多いとか、犯人の「現在の顔」がよく見えないとかいろんな批判は考えられるが、そんなものを吹き飛ばすほどの映画としてのパワーがある。
[映画館(邦画)] 7点(2024-04-24 00:45:17)(良:1票)
2.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 《ネタバレ》 
いや、これはもう、ゴブリン/オクトパス/サンドマン/リザード/エレクトロの揃い踏みですよ。こうやって名前を列挙しているだけで楽しくなってきます。あの横一列の捕獲ルームは、ゴルゴダ星でエースキラーに磔にされたウルトラ4兄弟と、ヒッポリト星人にカプセルを被せられた5兄弟のイメージかな?(違う違う)で、そうくれば今度はこちらもこうせざるをえない、売られた喧嘩は買わざるを得ない、マグワイア/ガーフィールド/ホランドの揃い踏みです。そう、ナックル星人&ブラックキングに処刑寸前にまで追い詰められた新マンを救出するために初代マンとセブンが現れた、あれ、あれですよ。すべてはそこから逆算されていて、そのために中盤までは無謀なほど強引な展開が目立ちます。しかし、この作品はそれが目的なのですから、それでいいのです。とはいえ、最後はそもそもすべて自分が起こした問題(笑)にけじめをつけて、たった一人で使命に向かっていっているところなどは、作品に節度を確保しています。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-04-15 01:44:23)
3.  スザン・レノックス 《ネタバレ》 
わずか80分足らずの間にぎゅうぎゅうに押し込められた、大河ドラマ級の内容。各パートを膨らましたら「風と共に去りぬ」クラスになってもおかしくない。しかしこの作品は、少女の成長を数枚の影絵で表現し切る(!)という驚愕の演出をはじめとして、各シーンが目的を達したと判断したら即次に行き、その間も大胆に省略する。この辺の感覚は、現在の制作者も大いに見習ってほしいところです。そんな中でも、ガルボとゲーブルはもちろんのこと、各役者の短時間に凝縮された役作りと芝居が、作品の骨格を力強く構成しています。まあ、ガルボがところどころ、なぜかキルスティン・ダンストに見えてしまうのはご愛嬌ですが。
[DVD(字幕)] 6点(2024-02-18 21:16:24)
4.  好きだ、
高校生のときにあれこれあって、そこから17年後の34歳のときに再会なんて、いくらでも切ない胸キュンラブロマンスになりそうな設定なのに・・・とにかく全編にわたって、およそ演出の意図というものが感じられない断片映像が切り貼りされているだけです。もちろん、時の経過の表現もなければ変化もありません。まずこの監督は、「間」と「何もしない」とは全然違う、という基礎事項を最初に知っておくべきでした。宮崎あおいや永作博美まで起用しておいて、よくもこんな無駄遣いができるものです。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2023-12-07 00:59:57)
5.  
双子の弟が殺されたことから、その弟になりすまして犯人捜しを始める。と、設定はなかなか魅力的なのですが、結局全体的に雰囲気だけで流れてしまっています。双子ならばなおさら、それぞれの背景や生活を際立たせないと、単に役者が共通するだけということになってしまいます。また、弟の彼女がキーパーソンなのですが(そうなるはずなのですが)、このあたりの心理の綾も、表現するには至っていませんでした。アクションシーンも、全体的にだらっとした感じで、切れ味がありません。
[DVD(字幕)] 3点(2023-11-06 01:05:10)
6.  酔拳2 《ネタバレ》 
半分ふざけて作ったような(そこが良かったとも言えるが)1作目と比べて、数段真剣でシャープになっている。ジャッキーのアクションの純度という点から見れば、数ある彼のキャリアの中でもトップクラスなのではないかと思う。その上で、序盤では次々に設定やキャラクターをぶち込んできますから、異様に濃い世界が形成されるわけです。ただそれを制作側が自分で処理できなくなったのか、終盤はそのほとんどが置き去りで、完全にアクション頼みになってしまいました。例えば、せっかく印章という重要ツールを持ってきたのだから、最後の決戦も、その取り合いをめぐって繰り広げられる、とかできなかったのかな。
[DVD(字幕)] 6点(2023-08-31 00:25:47)
7.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
後から回収できるかとかそんなことは考えずに、大風呂敷を広げるだけ広げて、あとは愚直に誠実にそれをまとめにかかる。これは、かつて日本でも、主として大映テレビが連ドラで行っていたことと同じである。あれを楽しめた人は、こちらも楽しめるだろう。●途中のブラックスパイダーマンのときに、ハリーに殴り込みに行く、MJに恥をかかせる、エディの細工を暴露して蹴落とす、といった、それまでの弱点を覆すかのごとき行動が、割と心地よく快調に描かれていて、「いいぞもっとやれ」と思ってしまう仕掛けになっている。しかし、その見る側の黒い邪な心を否定するのがもちろんこの作品のテーマであって、その一線を守り通しているからこそ、大風呂敷にもかかわらずそれをハリボテに感じさせない強靱さを持ち合わせている。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-04-22 01:08:36)
8.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
最初に見たときは、さすが2作目だけあってアクション全開!と思っていたのですが、再見するとそうでもありませんでした。もちろん、アクション比率は前作より高いのですが、それ以上に、序盤から前半から後半まで、妙にじめじめチマチマした場面が多いのです。むしろ、エピソード・ゼロに過ぎなかったはずの前作の方が、メリハリと躍動感があったという気すらしてきます。●それと、悪役がモリーナのオッサンというのは、やっぱりなあ。この役は、真面目なはずの研究者が暴走して変性した、というところがミソなのに(だからラストに意味が出てくる)、この人だと、最初からワルにしか見えず、しかも何もなくてもすでに十分強そうに見えてしまいます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-04-07 00:49:29)
9.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 
例えば、部屋に戻ったときにスパイダーマン姿の状態を見つかりそうになって、次の瞬間、天井とか、外のバルコニー下とかに隠れている。あるいは、導入部のいじめっ子との喧嘩で、突然、相手の動きがゆっくりに見える。こういう、何かの発想が存在する部分をもっと見たいと思うわけです。ビル街を飛び回るのはそれはそれで視覚的に面白いけど、そればっかりだと飽きてきます。●再見して、実は脚本が結構丁寧であることに気づきました。このような誕生秘話は前置きで重たくなりがちなのですが、その辺も手際よく済まされている。また、あくまでも一般人視点を確保しているピーター、実はさりげなく物語のアクセントとして機能しているハリーなどの造形にも気が遣われていますし、ノーマンの会社のどうのこうのには深く突っ込んでいない(というか途中からは見切っている)のも良い。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-04-06 00:35:00)
10.  スペース・カウボーイ 《ネタバレ》 
後で気づいたのですが、つまりこれ、舞台が宇宙だというだけであって、作り方は完全に昔のウエスタンなのですね。衛星の故障という課題は悪者ギャング、呼び寄せられるイーストウッドは伝説の名うてのガンマン、集められる仲間もかつての友人たち。したがって、危機らしい危機が起きても、割とあっさり解決してサクサク進んでいきます。イーストウッドにとっては、映画製作の上では、旧ソ連の核兵器も、悪者が馬車に隠し持っている機関銃も同じなのです。一方で、ハリウッド脚本の定式みたいなものもさりげなく外しています。あの核弾頭が結局どうなったのかは直接描写されないし、そもそもトミー・リーとの別れというクライマックスも愁嘆場なく終了、またなぜ乗ったのか分からない若者二人は、わざとかと思うくらい見せ場なし(失神の次の場面がもう脱出ですから・・・ほとんど登場人物扱いされてないというか、物扱いです)。というわけで、味わい方を変えるとそれなりに楽しめますが、真面目なSF映画を期待するとがっかりします。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-05 00:10:54)
11.  スキャンダル(2019) 《ネタバレ》 
一つ一つのシーンは鋭く強力なのに、全体としては統一感がなく、妙にとっちらかっているという不思議な作品。実話ベース(それもつい最近)なのであまり捻れなかったのかもしれないが、例えばニコール・キッドマンの役などは、最初は馬鹿っぽく見えていた人がいつの間にか・・・というところにドラマがあるはず。ニコールだと最初から有能そうに見えてしまう。逆に、セロンの役は、最初からいきなりロジャーと半喧嘩モードなのがもったいない。ここは、かつてのエピソードを超えて今は相互協力関係みたいになっているけど、でも実は・・・という複雑な経緯を表現してほしいところでした。●それと、アリソン・ジャネイが弁護士役で出てきたときは、「そこで来るか!」と唸るとともに、普段は逆側の弁護士である(ということはこの種の主張の弱点も同時に知り抜いている)ジャネイが、今度は訴えられ側の弁護士として実力を発揮し、ニコールもピンチになって、さらにスリルが・・・という展開を期待したのですが、そんな場面はありませんでした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-11-23 23:04:50)
12.  ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 《ネタバレ》 
いや、これは、実に巧い。視点を成人後に置いて、少女時代を回想扱いにすることにより、それが「古き良き時代」であったことが明確に示されている。その中でも、みんなが知っている「エイミーの氷落ち」とか「メグの舞踏会」とか「ジョーの髪切り」などのポイントを要領よくまとめて、一つの「物語中物語」を構成している。最後は何と、ジョーとオルコットが一体化するメタ構成という荒技。実は映画を見ている我々だって、ジョーとフレデリックのハッピーエンドを期待するわけで、観客もジョーの作品の読者としてしっかり取り込まれる仕掛けなのである。●シアーシャ・ローナンの演技力は知っていましたが、ここまで順当に成長するとはね~。表情とか動作とかの技術を超えた「存在」の次元でジョーが完成しています。この時点でまだ25歳なのか・・・。そして、要所要所でストリープやローラ・ダーンを挿入して、さらに重みを加える隙のなさ。●難点は、過去と現在の行き来が分かりにくい部分が多いこと。ここはもうちょっと抑えめにできたはず。それと、現在パートのエイミーが、ときどきキャシー・ベイツに見えてしまうこと。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-16 00:39:22)
13.  スパイダー
目新しいところが何もなく、サスペンスのレベルとしてはテレビの2時間ドラマ並。ペネロープ・アン・ミラーが見られて嬉しかったことに対して3点。
[DVD(字幕)] 3点(2022-11-11 00:08:38)
14.  スクープ・悪意の不在 《ネタバレ》 
おおこれは硬派な題材、しかもニューマンにサリー・フィールド、と期待しながら見始めたのですが、思ったほど話が弾まない。これはやはり、女性記者の視点で構成してしまったのが失敗ではないでしょうか。筋からいえばニューマンの報復話であるはずなのに、その立ち位置が曖昧になっていて、しかも男女の仲がどうのこうのまで絡んでしまったのだからなおさら。よって最後も、無理矢理まとめたようにしか映りません。サリー・フィールドの純粋一直線な記者役というのは案外新鮮だったので、点数はそこに対して。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-10-25 00:34:58)
15.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 
みんなが知っているスーパーヒーローが、悪と戦って大活躍!みたいな単純な内容を予想していたら、どこかの星のウダウダから始まって、その後も話がまったく前に進まない。それにしてもこの前置きは長すぎる上に、本体の展開にもつながっていません。一方で、ジーン・ハックマンの悪役も、コメディキャラっぽくしようとする演出と、無限の悪でも表現できるハックマンの持ち味がかみ合っていません。結局、センスを感じさせたのって、路上強盗を撃退する一幕だけでした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-10-15 00:37:48)
16.  スズメバチ
終始、暗い照明の中でちまちましたやりとりが行われているだけであって、しかも誰が何をしようとしているのかが異様に分かりにくいため、何の面白みもない。弾丸の使い方にもまったく迫力なし。最後の方でちょっとずつ個々の役割が出てきますが、そこまででした。
[DVD(字幕)] 3点(2022-07-10 02:30:00)
17.  スマート・チェイス
かつてLOTRで世界的スターとなり、そしてPOCシリーズをはじめとして2000年代を華麗に駆け抜けたオーランド・ブルームが、こんなC級作品に堂々と出ているのを目にするだけで軽くショックです。もっとも、コスプレのないときの彼は実は演技力が低いということも、作品によっては当時から判明していたりしましたが・・・。さてこの作品ですが、危険な(あるいは訳ありの)ブツを運搬しますという「トランスポーター」的設定からスタートしているようなのですが、肝心の運搬があまりにもノーガードで、いやそれなら大した敵ではなくても、その辺のギャングでも襲撃できるでしょ、になってしまいます。また、一応仲間設定の何人かが団結して危機を乗り切る的な展開にしたいようなのですが、主人公を含めて全員に、そもそも実力が感じられません。よって、いろんな盛り上げ工作も空回りしまくっています。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-06-28 01:49:36)
18.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
どこがそんなに良いのか分からない。天使が出てきてからは多少面白くなるし、ラストは美しいと思うが、それまでが長過ぎで、しかも雑。そもそもこの主人公、いちいちメンタルが弱すぎで(負の方向だけではなく正の方向にも)、事業者には向いてないんじゃないかと思うが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-05-03 01:34:00)(良:1票)
19.  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》 
あの20作分をぶちこんだ壮大極まりない作品の次ということで、あえていったんクールダウンさせようとした意図は分からなくもないけど、それでもこれまでの経緯を軽く扱いすぎなのではないか。インフィニティ・ウォーでもエンドゲームでも、このシリーズでのPPはとてつもない修羅場に居合わせ、未熟とはいえあのヒーロー軍団の一角を占めていたわけであって、それがまったくなかったかのように成長ゼロなのである。アベンジャーズの中では特有の天然ぶりがいい感じに作用していたのに、単体作品ではアホにしか見えない。●MJも、あのキャラ設定なんだったら、むしろ有能な知識や判断を繰り出してPPを随所で助けるくらいのところが見たいけどな。何か中途半端。●それと、結局はウェブスパイダーマンに逆戻りなんですかね?あのトニー特製のメカニックスーツは、このシリーズでのスパイダーマンの独自性を象徴していて、割と好きだったんですが。背中から飛び出る8本足とか。今度は再びジェニファー・コネリーのアレが聞けると期待していたので、それがなかったのも残念。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-03-08 01:12:06)
20.  スパイダーマン:ホームカミング 《ネタバレ》 
とにかく前半の主人公が幼すぎ、精神レベル低すぎ。それならそれで、例えば駐車場の尋問(?)シーンみたいに、未熟ならではの笑わせ場面に徹してくれればいいのに、それも中途半端。●悪役がよりにもよって初代バットマンのマイケル・キートンというのは、なかなか気が利いてますねえ。ただ、バルチャーはもっと格好良くなるはずなのに、バックが暗いシーンが多くて見づらく、あと翼の細かい動きが表現されていない。●で、この作品のMVPはジェニファー・コネリーではないでしょうか。あのスピードに発声だけで乗っていって、しかも(あまり芝居が上手くない)主人公に的確に絡んでいって笑いをとる絶妙さ!
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-01-14 01:41:19)
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