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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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1.  スモーク(1995)
ロバート・アルトマンのような辛辣な視線も、ポール・トーマス・アンダーソンのような溢れる激情もない、例えて言えば近所のスナックに来る常連客のような連中が織りなす日常の群像劇。なのに登場人物達それぞれのエピソードと人となりが脳細胞の一つ一つに染み入って、深く静かに感動させてくれる名作。ポール・オースターの生活者への愛情溢れる脚本とウェイン・ワンのオーソドックスで暖かみのある演出と映像、うまい役者達の、そこにいれば声をかけたくなるような演技。雑踏の効果音等もブルックリンの街角にいるような気にさせてくれる程のこだわり。人と人との繋がりの大切さを教えてくれる素晴らしき日常生活に、10点献上。
10点(2001-10-14 16:52:24)(良:3票)
2.  スティング
【チャーリー】さんに同感。犯罪ものと言えばそうなんだけど、こういう格調高い映画ってもう出来ないんだろうな。あの音楽とチャプター付きの進行が心地よく且つ新鮮でしたっけ。人を騙すのにもものすごい大がかりで一生懸命な仲間達がいい。これを観とかないと絶対損する。文句なく9点献上。
9点(2001-08-01 17:05:32)
3.  スター・ウォーズ
いわゆるスペース・オペラをこれ程までに「明快」に見せてくれた映画を私は知りません。神話の時代から続くヒロイック・ファンタジーを徹底して作ると、こんな映画になるのでしょう。初見時、あまりの爽快感に涙が出ました(まだまだ若かった…)。作りは至ってオーソドックス、捻りも何にもない。でも、これは映画史に残る金字塔です(キューブリック映画に似て、この映画も当時の最新技術を「生み出しました」)。娯楽も極めると芸術になります。ってことで9点献上。
9点(2001-08-01 16:48:11)(良:2票)
4.  スパイダーマン2
(ちょっと長文) 前作をコミック化したタイトル・バックからパワー全開。サム・ライミも超大作に慣れた所為か、彼独特のダイナミックさを残しつつも前作のB級的演出は少し影を潜め、より堂々とした風格を作品に与えています。今作で特筆すべきは脚本だと思う。大義と愛情、欲望と自己犠牲、そして現実と理想の間に苦しむ極普通の青年の物語を基本に、ストーリーはピーターとMJ、そしてハリーの三人の間だけで進んでいく(Dr.オクトパスは完全に物語の外)。この暗く小さな青春映画は、しかし「CASSHERN」の様にはならない。シリアスなシーンをダラダラ見せる愚は犯さず、絶妙なタイミングでアクションやユーモア溢れるシーンに切り替え、よりテーマを浮かび上がらせることに成功している見事な脚本です(と同時に、物語が完結していないにも関わらず、ちゃんと一本のヒーロー映画になっている!)。本作で一気に核心へと迫った三人の関係に、次作ではいよいよ決着がつきそうな予感。その期待値も含めて、8点献上。
8点(2004-07-03 22:41:51)(良:3票)
5.  スーパーマン リターンズ
(少し長めで失礼します) 特別「スーパーマン」に思い入れがある訳じゃないんですけど、このテーマ音楽に乗って、クレジットがスリット・スキャンで手前に迫ってくるタイトルバックを見ると、確かに何か込み上げてくるものがありました。エンディングも含めて、構成を「Ⅰ」「Ⅱ」に準じたのは非常に好感度が高い。つまり、名実共に「スーパーマンⅢ/帰還篇」という位置づけな訳です。従って第一・二作の鑑賞は必須(「Ⅰ」は「ディレクターズカット版」をお薦めします)。本作はブライアン・シンガーらしい落ち着いた色調で、スーパーマン・スーツの色合いもシックになり、また、旧シリーズにあったコミカルな描写も影を潜め、全体的に大人の雰囲気にまとまってます(ブランドン・ラウスはスーパーマンにピッタリ。一時期、ニコラス・ケイジが候補に挙がってたなんて信じられませんネ)。子供にアピール出来るかどうかは判りませんし、「なぜ世界はスーパーマンを必要としないのか」という部分への踏み込みも足りなかったと思いますけど、映画としては間違いなくシリーズ一の完成度でしょう。それにしても、今後は「ドラゴンボール」みたいな展開になっていくんでしょうか…、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-08-12 00:05:05)
6.  スウィングガールズ
矢口史靖キャラクター映画の集大成って感じですが、「ウォーターボーイズ」の二番煎じでは終わらせず、明らかに「ウォーター~」より出来が良く(製作費が多かったお陰かな?)、女の子の人数分だけ「ひみつの花園」より楽しめる。何より、無理矢理で薄っぺらい話を最後まで引っ張っていく勢いとエネルギーに溢れてます。「作為」という言葉は、とかく悪い意味で使われがちですが、ストーリーも演出もこれだけ作為的な映画が嫌味にならないのは、偏に矢口監督の才能(若手の中で対極にいるのが山下敦弘だと思いますけど、彼の作品の方が胡散臭く独りよがりな作為を感じます)。「大会で優勝する」等の陳腐な設定を廃し、純粋に「人前で演奏することの喜び」に焦点を絞った展開も爽やかでした。ということで、7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-12-07 00:04:38)
7.  スーパーサイズ・ミー
マイケル・ムーアと言うよりも「ジャッカス」という感じもしますが、「社会問題」を扱う王道ドキュメンタリーとしてかなり面白く観れました。問題はマクドナルドという一企業にあるのではなく、アメリカ人の生活習慣自体にある(更に突き詰めれば【anemone】さんのご指摘通り、経済格差の問題になる)。私は、これは極端な例とは言い切れないと思う。例えば定食屋のメニュー(マック風に表現すれば“Grilled Fish Meal”等)を1日3食1ヶ月食い続けても、こんな結果にはならない筈。それにアメリカ人って、流石に3食マックという人は少ないでしょうけど、家でもファスト・フードみたいな物しか食べてない人も多いので、これに近い人は大量に存在するのです。個人的に一番衝撃的だったのは学校給食の実態。子供の健康に直接影響する上、嘗ては重要な躾や教育の場であった筈の食事が、平気で経済効率の犠牲になってるってんですから、これは日本以上の重症です、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-17 00:09:03)
8.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
(またまた長めで失礼します) スター・ウォーズ熱はちょうど22年前の今時期、「ジェダイの復讐」を観終わった時点ですっかり冷めましたが、やっぱこのラスト・カットにこの音楽が被さると、何か込み上げてくるものはありましたね。それにしても今回は、ストーリーが凄い駆け足だった上、オープニングの戦争シーンだけで既にお腹も一杯。この辺はクリストファー・リーの扱いも含めて、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の影響を感じました。そしてケイシャ・キャッスル=ヒューズちゃんには、「戦国自衛隊」の薬師丸ひろ子みたいな扱いにめげず、今後も頑張って貰いたいです。ところで、一作目の「スター・ウォーズ」は、後のハリウッド映画の製作システム及びマーケティング・システムを根本から変えてしまったことでも歴史的作品だった訳ですが、28年後の今日、本家のシリーズ最終作が、自らが流れを作り上げたハリウッド大作群の中の“one of them”に埋もれてしまった様に見えるのは皮肉にも感じました…。そんなことで、無敵感漂うR2-D2の多芸ぶりと旧三部作への郷愁に、謹んで7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-08 00:13:53)
9.  砂と霧の家 《ネタバレ》 
キャシーは酒にすがらなければ生きていけない弱い女(澱んだ瞳でキャシーの有無を言わせぬダメさを表現する、ジェニファー・コネリーの「ビューティフル・マインド」以上の名演!)。ベラーニも過去の栄光にすがらなければ生きていけない弱い男。レスターも今の生活から抜け出したがっている優柔不断な弱い男。三人の弱さが不幸にも絡み合い、ちょっとしたことで避けられた悲劇を呼んでしまう。私も弱い人間の一人ですけど、飲み会好きでも酒好きじゃないし、過去に(たぶん未来にも)栄光は無いし、決断力は人一倍なので、登場人物達の弱さには今一つ共感できなかった。ベラーニが心中に至る描写にも、少し説得力が欠けてると思う。しかしそれでも、十二分に見応えのある人間ドラマだと思います、7点献上。
7点(2004-11-18 00:07:48)(良:1票)
10.  好きと言えなくて
本作の一番の驚きはリーディング・ロールのユマ・サーマンが何と脇役だった事(劇中、雑誌広告を見た男が「こんな女は存在しない」と言うのも納得の美しさ)。そして二番目の驚きは、個人的に今一つキャラクターの定まってなかったベン・チャップリンが、凄くチャーミングに普通の男を演じていた事(同じ顔でもアントニオ・バンデラスにこの役は出来まい)。アメリカではメジャーなコメディエンヌ、ジャニーン・ガラファロが主人公を芸達者に演じてます(お馴染みのふてぶてしさは影を潜めて、本当に可愛い女性になってます)。この映画の勝利の鍵はこのキャスティングにあると言っていいでしょう。コンプレックスをテーマに、ちょっと変わった三角関係を魅力的に描いた脚本も中々です、7点献上。
7点(2003-09-28 06:55:54)(笑:1票) (良:1票)
11.  スモール・ソルジャーズ
うわーっ、これって面白いじゃん、びっくりした! ホント先入観ってのは良くありませんねぇ。こんな子供向けの装丁で、まさか全編毒にまみれたパロディ映画だとは夢にも思ってませんでした。「パットン大戦車軍団」等の名作から単なる戦争アクション映画、一部ホラー映画までを巧みにパロってますけど、その本質は「戦争」と「軍隊」そのものへの痛烈な皮肉。キルスティン・ダンストの役も嬉々として残酷になれる「女性」のパロディ。物語の背景にあるのは「IT景気」と「拝金主義」へのパロディ。こんなの子供が観ても面白くないよっ!、7点献上。
7点(2002-08-10 19:33:17)
12.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
「ジェダイの復讐」「ファントム・メナス」で失われていたもの、言うなれば「STAR WARSらしさ」を(遅きに失した感もありますが)ようやく取り戻してくれたと言った所でしょうか。この「ヨーダの攻撃」、もとい「クローンの攻撃」は、ヨーダが主役の唯一の作品としても後生に記憶されていくことでしょう。最強軍師にして戦士・ヨーダを拝む為だけでも一見の価値あり!(だけど草原を抱き合いながら転げ回る恋人とか母の死の場面とか、カビ臭いルーカスの感性も全開) 因みに私、今回初めてDLPを経験してきました。画質がフィルムと比べてどうなのかはよく判りませんが、開巻の状況説明文が心なしかクッキリしていたのと、カメラを振った時に現れる映像のブレを感じませんでした。そんなことで、正に意表を突いたヨーダ師に7点献上!
7点(2002-07-19 18:51:49)
13.  スパイダーマン(2002)
超大作を期待してたらオープニング・クレジットからB級テイスト丸出しで(スクリーンもシネスコ・サイズじゃないし)、いい意味で大きく期待を裏切られました。決してモーション・キャプチャーなど使用してないCGなので、動きの不自然なことったらない。それに後半の、爆発の衝撃を顔で受けるスローモーションなんかサム・ライミじゃなきゃ出せない味。【3Mouth】さんのお書きの通り、こりゃまったく「ダークマン4」です。余談ですが一緒に観た女性が、この映画では全く魅力のないキルスティン・ダンストがグウィネス・パルトロウに似てると言うので、劇場で貰った「愛しのローズマリー」のチラシで確認したら本当にそっくりでした(全然気づかなかった)。そんな訳で、お久しぶりのサム・ライミに7点献上。
7点(2002-06-02 01:55:15)
14.  スペース・カウボーイ
皆さん、知ってました? なんとこの映画、「2000年度キネ旬一位作品」なんですよ。どーゆー風の吹き回しかSFXバリバリで無理矢理な設定の大作でも、老齢の名優が沢山出てれば名作ってか?(本当にキネ旬は信用ならん) …でも私、こーゆー男のドラマに弱いのよ(嬉々としたドナルド・サザーランドが特に良い!)。なのでついつい甘めの評価で、7点献上。
7点(2002-03-12 21:57:56)
15.  ストレイト・ストーリー
この映画の感想としては、ただ「憧れ」。私も、ここぞという時にあれだけ人を感動させる教訓をいくつも垂れられるじじいになりたい。そして、「あれに乗って俺に会いに来たのか」という一言だけで感動を表現できるじじいになりたい。だいぶ時を無駄に過ごしてしまったが、まだ遅くはない。世間で喧伝されている程、時の流れは速くないことも教えてくれた。ついでに言えば、女性には間違っても野村○代や○ビ夫人のようなばばあにはなって欲しくない。7点献上。
7点(2002-01-31 19:14:34)
16.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲
「新たなる希望」のオープニングの説明に「エピソードⅣ」とタイトルしたのに、前作の「スター・ウォーズ」は映画として完結していました。(絶対にヒットすることが約束されている)後のシリーズ化の布石は「帝国の逆襲」のみに集約されているので、この映画は起承転結の「承転」のみで構成されています。そしていやがおうにも「ジェダイの復讐」への期待を盛り上げてくれました。敗退に次ぐ敗退で逃げ回る共和国軍に7点献上。
7点(2001-09-26 16:55:12)
17.  スピード(1994)
確かにすばらしい(バーホーベンと共に海を渡ってきた)ヤン・デ・ボンの出世作。でも、こっちはダイ・ハードを観た後だからなぁ。設定やアクションにスキのない作りは流石ですけど、どうも色眼鏡で見てしまう。2が散々だっただけにこれはまぐれか? てことで7点献上。
7点(2001-07-30 10:34:35)
18.  スクールウォーズ HERO
連日の様に報道される児童・生徒・教師の自殺、過労・心身症で休職する教師達、ろくに子供を躾けられない上、給食費も払わないくせに要求ばかり過剰な親達…。そう、今やこれはファンタジーかパロディにしか感じられない。最初の内は、この恥ずかしい程のアナクロニズムに身体が痒くなりそうでもあった(元のTVドラマは知らないので、私は「飛び出せ!青春」辺りを連想)。しかし照英が何度も何度も泣きじゃくってる内に、こちらも自然と泣けてきてしまう。洗練されてはいませんが、悪い映画じゃありません。本作にはリアリズムも演技力も不要。ストーリーは実話なんだから、どんなに臭かろうが納得するしかない。そして、今現在この主人公を違和感なく演じられるのも、熱く無骨な照英しかいなかったでしょう、6点献上。
[地上波(邦画)] 6点(2007-02-09 00:00:51)
19.  スコルピオンの恋まじない
つまらない映画ではないんですけど、本作ではウディ・アレンのスタイルが、単なる懐古趣味みたいに感じられて「粋」には見えない。もちろん往年の映画へのオマージュかパロディのつもりなんでしょうけど、この後向きの姿勢は少し気になる。ちょっと前まで「最先端の現代作家」だったのに、「昔を懐かしむだけの頑固な老人」みたいになってて良いのか? それに、若い頃は「美女(シャーリーズ・セロン)と冴えない小男」のギャップもそれなりに絵になってましたけど、この歳だと単なるスケベじじいにしか見えん。路線を変えたらしい「マッチポイント」が気になりますね、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-03 00:02:08)
20.  スタンドアップ
男女雇用機会均等の進んだ末の「セクシャル・ハラスメント」という概念の草創期に、男性社会の「慣習」改善に「立ち上がった」働く女性達の物語。カタルシス満点のサクセス・ストーリーや大袈裟に演出された感動大作ではなく、派手なのは出演者の顔触れだけという、非常に地味な社会派作品になってます。概念や理想がいくら素晴らしくても、無学で粗野な田舎者揃いの男性肉体労働者の巣窟に、何の対策も打たないで「現実に」女を放り込むというのは土台無理な話。この辺は極端なアメリカらしさが表れてます。極端であるが故に問題も極端に表れて、今日の世界的社会合意形成のきっかけになったと思えば、アメリカナイズも悪いことばかりではありません。そんな訳で、中々巧みにまとめられた脚本構成に、6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2006-01-14 00:06:00)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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