21. タワーリング・インフェルノ
公開当時オールスターの超大作パニック映画、っていうので入場料が値上げされた(と思う)。マックイーンの印象が強くて迫力のあったのは確かで・・もう一度みたい。 <ということで30年ぶりの再見>昨今のCGやVFXのない時代にこの火事の迫力あるシーンは今見てもすごい!と思います。当時は全て判別できなかったスターたちもそれぞれしっかりと見せ場があって存在感がある。みんなかっこいいんですよね。ただ今見ると他の方も言われるようにパニックにも存外おっとりした感じもあるし疑問点もないわけではない。でも最近のハリウッド大作よりずっとドラマ部分がしっかり描いてあって見ごたえがあります。 8点(2003-04-06 22:28:08)(良:1票) |
22. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 セルマが警官にお金を盗まれたあげくの殺人なんだから事実を言えばいいのに・・ってイライラ。あげくに死刑の場面までご丁寧に見せて益々イヤな気分になる。息子の目の治療のために・・と言いながら周囲の親切にもかたくなな態度のセルマには全く共感できなかった。唯一久しぶりのドヌーブが良かっただけ。今まで見た中でもトップクラスの不快な気分になる作品だった。<追記>皆様のレビューで見かたを教えていただき、なるほどと思いましたがやっぱり私の好みじゃありません。 2点(2003-04-06 22:18:06) |
23. ダンス・ウィズ・ウルブズ
ケビンが初監督、主演でこれほどのスケールの大きい感動作を作った事は本当に驚く。一方的に侵略されたのにもかかわらず従来の西部劇では悪役として描かれることが多かった先住民族だが、ここでは追い詰められ滅ぼされゆく彼らの立場に立って暖かいまなざしが注がれている。ダンバーが言葉も通じないまま次第に理解を深めやがては彼らに溶け込むまでになるのが丁寧に描かれて感動的。異民族で文化的背景が違っても相手を理解しようと謙虚に歩み寄れば仲良くなれるという好例を見る思いがする。これだと見てても完全にスー族側に感情移入してしまうので当然ながら白人達の野卑な蛮行に怒りがわいてくる。同じモンゴル系だし黄色人種蔑視はこういうところに端を発しているのかも、、なんてことまでふと浮かんでくる。 スクリーンの大画面でバッファローの大群が疾走する狩りのシーンはすごい迫力だったが、他にも見渡す限り続く雄大な大自然のロケーションも素晴らしい。4時間の完全版で再見しても全く退屈を感じず感動は変わらなかった。 10点(2003-04-06 22:00:47) |
24. 卓球温泉
あこがれの松坂慶子様に・・作品としてはいまひとつ・・ 5点(2003-04-06 21:35:51) |
25. 太陽は、ぼくの瞳
おばあちゃんや盲目の子供など素人だというが素晴らしい演技で驚く。予告編を見ただけで涙がとまらず劇場では見られなかった。父の事情もあって家から離れなくてはならない少年が必死で父に訴えるところは涙なしには見られない。これまでイランがこんなに自然が豊かで美しい国だと知らなかった。風習や暮らしとか遠い国の知らないことを映画は教えてくれる。海まで流され死んだかと思われた少年を抱いて号泣する父、でも一筋の希望が見えるラストに救いがあって見た後はジーンとくる。 8点(2003-04-05 22:57:48) |
26. 太陽がいっぱい
何十年ぶりにスクリーンで再見しました。陰りのある美しい犯罪者ドロン、ニーノ・ロータの哀愁ある美しいメロディ、ラストシーンの見事さ。サスペンスとしてはストーリー展開は少々ヌルイ感じもするのに、この映画は先の3要素があることで名作になりえたような気さえする。もしこれらがなかったとしたら、、 と想像したら案外平凡な作品だったかも、、などとさえ思う。 特にうまくやった、と太陽を浴びて満足しきった犯罪者の喜びがほんの 一瞬のものであることを暗示して終わるラストシーンは見事というしかない。ここで初めて太陽を浴びる喜びを味わうドロンの明るい表情の次のシーンを想像してなんとも切なく、流れる音楽ともども強いインパクトと余韻を残す。 [映画館(字幕)] 9点(2003-04-05 22:43:17) |
27. タイムマシン(2002)
子供の頃、ウェルズの原作本に夢中だったので期待して見に行ったのに見事にはずれた。なんか違うよね~・・ 4点(2003-04-05 22:29:21) |
28. 大統領の陰謀
レッドフォードとダスティン共演っていうだけでもまず見る価値あり。不可解な事件の真実を一生懸命追究する二人の仕事振りに惚れ惚れする。事実の再現だからセットもこだわったらしい。ワシントン・ポストの内部や小道具まで本物そっくりで、勤務する記者たちも見分けがつかないくらいで驚いたという。編集会議など新聞社の内部の仕事振りもリアルに見える。歴史に残る大事件の全貌が緊張感を持って展開されるが、アメリカの上層部の底知れぬダークさが垣間見えて恐ろしい気もする。 8点(2003-04-05 22:23:40) |
29. ダイナソー
ジュラシックパークのようなものを期待すると全く裏切られる。映画館で吹き替えなしで見てもかなり子供向けだった。 4点(2003-04-05 22:09:43) |
30. タイタニック(1997)
超大作の素晴らしい作品でした。最初の深海用潜水艦で本物のタイタニック号を映してるけど、深海艇は世界に3艇しかなく、そのうち2艇(ロシア所有)を使って撮っているそうな。タイタニックの沈没の時はこんなだったのか、と鮮やかに再現して見せてくれた監督に感謝。真実に迫ろうと限りなく本物に近い小道具、大道具にもこだわりヒットが約束されているわけもないので、映画会社がその莫大な制作費に尻込みすると、彼自身のギャラまで拠出しての執念の作品。その他で言えばケイト・ウィンスレットが熱演で光る。キャメロン監督は強くたくましい女性が好きみたいでここでもレオを助けようと奮闘する。恋愛ものとして見ても、多くの登場人物たちの人間ドラマとして見ても十分感動する。セリーヌ・ディオンの曲もいい。条件反射状態で泣けてくる。最後のシーン(レオとケイトの再会)が蛇足だという人が多いようだが、私は舞台のカーテンコールのように思った。誰がなんと言おうと私は大好き! 10点(2003-04-05 22:05:50)(良:2票) |
31. 第三の男
何回か見たけど光と影がモノクロゆえにとても効果的。ハリーという人物そのものを現しているかのような使い方で、下水道の場面も足音とこれも光と影がサスペンス効果を高める。軽やかなチターの曲が緊張感を和らげてくれる。 8点(2003-04-05 21:32:59) |
32. たそがれ清兵衛
邦画では何年に1本の見事な映画。真田広之の朴訥とした冴えない侍のキャラがとてもいい。川原での戦いの見事さに比べ、クライマックスの殺陣はかっこよさはなくリアルさがある。いずれも彼のうまさが印象的。りえちゃんもやさしく芯の強い武家娘を立派な立ち居振る舞いで見せている。キリリとたすきがけをするところなどは見事! 幼い娘も良かった。底辺の侍の宮仕えの苦悩や辛さ、家族への想いが普遍的なヒューマンドラマになっていて感動する。 9点(2003-02-03 21:19:20)(良:1票) |