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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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21.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
どうしてもシュワルツェネガーを使って続編を作りたかった苦心の跡が垣間見える『ターミネーター』シリーズ最新作。表面の体組織は人間と同じだから見た目は老いるのに、鉄骨むき出しになった腕はちゃんと再生される摩訶不思議。そのテクノロジーはT-800から取得したの?1984年製タイムマシーン。正直無理筋と思える設定が散見されます。極め付けはT-800の“アップデート”でしょうか。『ターミネーター』はタイムパラドックスを扱った映画としては、実にシンプルで分かり易い脚本が魅力だっただけに、この改変は個人的には残念でした。さて、聞くところによると、本作は新3部作の第1作目だそう。リブートだか、新解釈だか知りませんが、お手軽に過去の遺産を食い潰す制作手法は(本シリーズに限らず)あまり感心しません。
[DVD(吹替)] 6点(2017-04-20 22:24:03)(良:1票)
22.  だCOLOR? ~THE 脱獄サバイバル~ 《ネタバレ》 
佐藤二朗は安定の面白さ。ただしストーリーの方は、想像の範疇を一歩たりとも超える点はなく、面白みに欠けました。芸達者による密室劇ゆえそれなりに見応えはありますが、過度な期待は禁物です。特に「脱獄サバイバル」の副題は完全に誤りです。
[DVD(邦画)] 5点(2017-02-05 19:29:19)
23.  探検隊の栄光 《ネタバレ》 
1972年生まれの私は、元ネタである『水曜スペシャル・川口浩探検隊』直撃世代。そういう意味では、本作を一番楽しめる有資格者のはず。ところが、どうにも肩透かしを食らった感覚が抜けないのです。制作スタッフの悪ノリ+熱血俳優の真剣演技+紛争地域事情+実在した怪物。化学反応を起こせば面白くなりそうな素材は揃っているのに、それぞれが独立したままで、有機的に物語を形作りません。例えば、熱血俳優には本気のドキュメンタリーと勘違いしてもらいましょう。反政府軍はスタッフクルーを使ってプロパガンダを企んでは。何とか収録だけは済ませたいユースケプロデューサーがお得意のテキトー話術で煙に巻くと。それぞれの要素がクロスオーバーして、結果奇跡のハッピーエンド、みたいな筋書きだったら良かった気がします(でもそれだと三谷幸喜に脚本をお願いしないといけませんかね)。普段オーバーアクトがネタ扱いされてしまう藤原竜也の新境地開拓とも言える「本格コメディ」。悪くはありませんが、もう少し頑張って欲しかったというのが正直なところです。
[DVD(邦画)] 6点(2016-12-05 19:37:22)(良:1票)
24.  滝を見にいく 《ネタバレ》 
『七人の侍』や『ガンバの冒険』を引き合いに出すまでもなく、7人も主要キャラが居たならば、それぞれ個性を持たせようとするのが常識的な手法。ところが本作はまるで逆でした。「おばちゃん」で一括りに出来る没個性ぶり。何処にでもいそうな、人の良い、でも冴えない中年女性ばかりを集めました。7人集まっていても、全員で“一人”の人格と観て取れます(だからこそ、誤った選択を制止する者なく遭難したとも言えますが)。さて、この設定が意味する事とは?彼女らは、ほとんど自身の背景を語りません。大人は“楽しかった”昔話は好きですが、“辛い”そして“生々しい”今の境遇は語りたくないもの。皆それが分かっているから、あえて聞かないし、話さないのです。でも想像は難くありません。仕事、ローン、介護、人間関係、エトセトラ。3万円のツアー代金が「高い」と感じる庶民の懐具合。抱える悩みの見当はつきます。彼女らは特別な存在ではなく、スクリーンの前の“あなた”そのもの、ということ。みんな8人目のおばちゃん。そう考えると、どうして彼女らが遭難したのか理由が分かるというもの。“遭難してしまった”ではなく、深層心理的には“遭難してみたかった”だと思うのです。ちょっとハードなハプニング型・ピクニック。そもそも脱日常を求めるのが、旅の目的に他なりません。「私たち何処まで行けばいい?」「教えておじさん」「好きなところへ行けばいい」大丈夫、あなたは自由だよ。そう言って欲しいのが本心。でも現実には、日常へ戻らなくてはいけません。だからラストは「高原野菜、買わなきゃ」なんだと思います。優しく、素敵な、大人のための寓話でした。有名女優ゼロというキャスティングが見事に活かされていました。あれ?でも、やしろ優、出てましたっけ?
[DVD(邦画)] 8点(2015-11-25 00:27:20)(良:1票)
25.  鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ 《ネタバレ》 
世界征服の資金をビジネスで稼ぐシステムは、タイムボカンシリーズから綿々と続くコメディ系悪役の王道スタイル。エキセントリックからトラディショナルまで。さすがNHK御用達、安心安全の鷹の爪ブランドです。「マンネリ」「まるくなった」確かにそう。でも、私はこの路線を支持します。戦鶏と称されるヤングライオン(親日本プロレスの若手)のガムシャラさは確かに刺激的で魅力を感じますが、いつまでもそれではダメなのです。技を磨き、インサイドワークを身に付け、名前を売り、客の信用を得て、一流のメーンイベンターに成長しなくてはいけません。成熟を拒むのは愚かなことです。変化を恐れず、マンネリも恐れず、偏に金の取れるコンテンツを確立すること。鷹の爪は円熟期に突入しました。素晴らしいじゃありませんか。劇場7作品目のメインゲストは木の実ナナ。ということは…次のゲスト本命は八代亜紀、対抗は八名信夫、大穴は八代英輝(弁護士)と予想しておきます。
[DVD(邦画)] 7点(2015-10-15 19:53:12)
26.  太陽の坐る場所 《ネタバレ》 
クラスの天照大御神を自認する高校生・高間響子が、その高すぎる自意識故に挫折して精神的に引き籠るに至った“理由は何だったのか?”を探るミステリー。とはいえ、謎解きの面白さに重きを置いた物語ではありません。主要キャラクター4人の置かれた状況と心の機微を、丁寧に、でも決して説明過多に陥らずに綴るのが本作の流儀。私たちが所属するコミュニティの有様を浮き彫りにする仕組みとなっています。やはり、集団の中での立ち位置を自尊心の拠り所としてしまうのは、大変危うい行為という事が分かります。集団はさらに大きな集団に包括され、また別の集団とも重なり合うのが道理。そんな“あやふやな”地盤に自己存在価値を組み立てるなど、湿地にマイホームを建てるが如き無謀な行為。でもお手軽なので、きっと多くの人が似たような失敗を経験していることでしょう。もっとも、マイホームはどうしても必要なワケで、沼地だろうと氷の張った池だろうと、とりあえずは家を建てなければいけません。若いうちに沢山家を住み替えて、素敵なマイホームを手に入れる事が肝要なのですね。皆さまのお家は、大丈夫でしょうか?本作で特筆すべきは、キャスティングの素晴らしさ。高校生時代と大人時代の変化に全く違和感が無いのは拍手もの。この辺りが雑だと結構なストレスになるので、好感が持てました。やや大仰な台詞回しは、好みが分かれるところかもしれません。
[DVD(邦画)] 7点(2015-07-04 22:36:02)(良:1票)
27.  ダイアナの選択 《ネタバレ》 
ワンアイデアで90分持たせたのは立派だと思いますが、見終えてしばらく経つと驚きも消えるというか。同類亜種の構成の映画は山ほどあるので、そのどれか一つにでも既に触れていると、評価はイマイチ上がらないかもしれません。もっとも本作の場合、オチが全てってワケでもないので、人生の岐路についてしみじみ考えてみるのもいいのでは。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-12 17:51:25)
28.  鷹の爪GO 美しきエリエール消臭プラス
小島よしおの「そんなの関係ねえ!」を初めて観た時の衝撃は忘れられません。それはもう笑い転げました。長州小力も面白かったですねえ。でも綺麗にブラウン管(いや液晶画面かな)から消えてしまいました。『THE MOVIE3』の感想でも触れましたが、笑いの本質は瞬発力。短命なのは運命です。毎度お馴染みの定番ギャグを繰り返していては、飽きられてしまうのは必然。しかしその一方、長い歳月愛され続ける名作コメディも存在します。それは優れたメッセージと豊かな物語性を有したもの。本作は即時的なギャグ映画から普遍性を有するコメディへの移行を図ったターニングポイントと考えます。定番の味(バジェットゲージ、無闇に高品質なCGなど)を堅持しつつ、シリーズ随一の良脚本を用意。エンディングもお洒落に凝ったチャレンジ作品。例えるなら“突き押し相撲”から“四つ相撲”へのスタイル変更でしょうか。相撲の本道は突き押しですが、硬軟対応できる組み相撲の方が力士の寿命は長かったりします。無難な方向へ舵を切った事に一抹の寂しさを感じるのは事実です。しかし、弱肉強食のエンターテイメント業界で生き残るには、手段を選んでいる暇はありません。大切なのは、総統や吉田くん、菩薩峠にフィリップ、デラックスファイター、大家のおばちゃんら愛すべきキャラクターたちが生き残ること。私は本作を支持したいです(ただし、今や国営放送でレギュラーを持ち、すっかり大金持ちになったFROGMANが札束風呂に入っていたら、ちょっと考えなおしますが笑)。この際ですから、『男はつらいよ』を目指してみては如何でしょう(タイトル的には007ですが)。悪フザけのフラッシュアニメがギネスに名を刻むなんて痛快でしょ。点数は少しオマケしておきます。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-03 18:59:55)
29.  太陽の王子 ホルスの大冒険 《ネタバレ》 
小学生の頃、初めて通販を利用して手に入れた本が『宮崎駿・大塚康生の世界』でした。そこで本作の存在を知ったワケです。何せ生まれる前の映画。当時レンタルビデオなど無く、セルビデオは高級品。動くホルスを目にすることなく、実に30年以上の歳月が過ぎ去りました。この度、W●W●Wのおかげで積年の夢を叶えられたのですが、観賞前は期待よりも不安の方が勝っていました。想像の傑作に太刀打ち出来るものかと。しかしそんな心配は無用だったようです。何と言っても、アニメーションの質の高さに驚かされました。45年前の作品が近年製作のアニメに全く見劣りしていません。本作の技術が最高水準である証。ご指摘のレビュワー様もおられるように、中でもヒルダの表情の表現が絶品でした。グルンワルドを倒した後のこと。呪縛から解き放たれた少女の心象を表す作画の繊細さ(特に眉の動き)に、胸を打たれました。このワンシーンだけで、本作を傑作認定したいほどです。アクションシーンで多用された“止め画”の手法は、経費削減の為かもしれませんが(参考文献:藤井青銅著『愛と青春のサンバイマン』笑)、世界観が完璧ゆえ、芸術的な演出のひとつと捉える事ができます。作画・動画・背景といった基本的なアニメ制作技術は10点満点です。ただし、演出については少しばかり不満が残ります。太陽の剣を鍛え上げる過程、グルンワルドを倒した瞬間。カタルシスを得られるはずのクライマックスが些か物足りないのです。子供向けの“冒険活劇”を謳うならば、子供が観たいと願う決定的な場面を真正面から表現して欲しいと感じました。本作を子供の頃に観られた人は幸せだと思います。でも私の場合、きっと縄付きの斧を振り回すガキになっていたと思うので、これで良かったのかもしれません。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-12-21 00:32:15)
30.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 
『戦う目的が漠然としていたため緊張感が希薄である。』『みんな超人で、全身打撲という概念は無いの?』『ラスボスの最期が悪趣味過ぎる。』すぐに思いつく短所だけでも、これだけあります。正直、満足度はシリーズの中ではワーストだと思います。でも、このような不満は些細な事だという気もするのです。マクレーン刑事が困り顔でマシンガンをぶっ放しながら走ってくれたら、もうそれだけで『ダイ・ハード』認定でいいんじゃないかと。もう寅さんと同じカテゴリーでOKでしょう。このまま息子に主役をバトンタッチなんかせずに、行けるところまでイッちゃってください。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-07-22 19:09:07)
31.  TIME/タイム 《ネタバレ》 
寿命が通貨の替わりに取引される世界。主人公は「判らない」と述べていますが、何故このような社会が成立したのでしょう。妄想をフル活用して推理してみます…。はっきりしているのは、DNA操作が行われた事実。25歳で成長が止まり、1年間の寿命が付与される仕組みとのこと。不老不死を可能にする画期的な技術ですが、死なない人間が増え続けたら地球はパンクしてしまいます。そこで考案されたのが、寿命を統制する現行システム。生物の原始欲求である“子作り”を禁止するよりは、受け入れやすい条件かもしれません。とはいえ、それでも民衆のコンセンサスが得られたとは考え難い。となると、“それ以外の選択肢は無かった”と考えるのが妥当かと。僅か100万年(1年×100万人)分の寿命で体制維持に影響が出るということは、この世界の人口も高が知れています。そこまで人類が目減りした原因は、天災?戦争?いやパンデミックではないか。遺伝子操作で生き延びるしか術がなかったとすれば、理に適います。人類絶滅の淵から生き延びた一握りの人々。死という恐怖を克服した地球史上初の生物です。果たして彼らの“生きがい”とは何なのか。主人公に寿命を託した男の気持ちが理解出来る気がしました。死という恐怖を克服した代わりに得たのは、永遠に続く事の恐怖。それが楽しい時間だとしても、永遠に続くのなら地獄と同じです。森羅万象、限りあるからこそ価値がある。人生を価値あるものに変えるには、その身を危険に晒すしか方法がないとも言えます。主人公たちの無謀な行動原理の根底はここにあるのでは。この世界観は秀逸だったと思います。以下余談。最近洋画は吹き替えで観る事が多いのですが、今回はハズレ回。タレントやアイドルでも上手い人はいるので一概に否定はしませんが、最低限のレベルはクリアして欲しいところです。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-11-09 20:00:27)
32.  脱出ゲーム ZERO(OV) 《ネタバレ》 
普通に考えたら、あのシチュエーションで、あの展開になるとは考え難いです。恩赦を受けようとする人間が、殺しあってどうするの。つまり重犯罪を犯すような輩は、物事を自分に都合よく考える馬鹿ばかりという事なのでしょうか。設定も脚本も甘々だと思いますが、同類亜種の脱出系サスペンスの中では、オリジナリティがある方だと思うので、その部分を評価します。それにしてもDVDパッケージ、これは『CUBE ZERO』との混同を狙ったのでしょうか。タイトルのZEROも、意味なんて無さそうですし。
[DVD(邦画)] 4点(2012-04-10 19:20:49)
33.  ダイ・ハード
『ダイ・ハード』を観ると、思い出す奴がいる。あいつとの最初の出会いは、確か雑誌の広告ページだった。“モノマネタレントの○○さんも愛用”みたいなキャプションが付いていた気がする。商品は何だったか忘れた。でもそいつの困った顔が心に焼き付いた。再会はテレビのバラエティ。モノマネ番組だ。色モノばかりの中でも、一際色モノばかりを集めたようなコーナーにあいつは出てきた。白のタンクトップに、おもちゃのマシンガン。在り得ないくらいに華奢な肉体からは、全盛期の春一番を髣髴とさせる「お前、大丈夫か?」感が漂っていた。冷静になれば、全く似ていないことは分かる。でも“激似”なのだ。奴が発した言葉は「ハーンス!」。その一言で、司会の今田は笑い転げていた。勿論テレビの前の自分ものた打ち回った。その後も何度かバラエティで見かけたが、あいつの台詞は決まって「ハーンス!」か「ホーリー!」。そしていつも困っちゃうんだ。あいつの名前は知らないし、知りたくも無い。でもあの困った顔だけは忘れられない。そこで気が付いた。本家ジョン・マクレーンの困った顔が『ダイ・ハード』の魅力だと。中年男の悲哀に、そしてどんな状況でも諦めない男の姿に共感するんだと。最高のアクション映画と愛すべき中年ヒーローに、そしてちゃんと食べられているか心配なあいつに乾杯だ。そして、日本版のマクレーン刑事に命を吹き込んだ野沢那智さんにも、心を込めて献杯を。(2010年10月30日)
[地上波(吹替)] 9点(2010-10-30 20:09:10)(笑:3票) (良:2票)
34.  団塊ボーイズ 《ネタバレ》 
旅立ちはピクニック気分の軽いノリ。覚悟も決意も、すったもんだもありません。それも当然。これはレジャー。とことんおバカな男だらけの珍道中です。笑わせてもらいました。ですから愚連隊一味とのいざこざには、ちょっと戸惑いました。マジでヤバいですもん。問題解決に必要なスキルも、資金も、奥の手もない男たち。はてさて、どんなオチをつけるのかと心配しましたが、これまたユルい結末が待っていました。こうも都合よく丸く納まるなんてあり得ない。でも本作の場合はコレで正解です。50人の悪党VS4人のオッサンというシチュエーションに酔うことが大事。バカ笑いしていた自分も、この時ばかりは熱くなりました。小細工弄せず正面突破。無謀がカッコ良く見える年齢はとうに過ぎたはずなのですがね(笑)。MVPはウィリアム・H・メイシー。『セルラー』でのカッコ良さとは一味違うオトボケぶりにハマりました。本来はコメディ畑で持ち味を発揮するタイプの役者さんなのでしょう。もうすっかりファンです。エンディングは溶けたアイスクリームのようで締まりが無いのがイマイチ。コレはコレでアリですが、DVD特典の“もうひとつのエンディング”の方が個人的には好みです。すっきりしているし、この後の展開を想像する楽しみもある。自分基準では7点が妥当なのですが、どうしても8点を付けたい気分。ですからメイシーの「中割れメガネ」に無理矢理+1点加点しときます。ああ、バイクに乗りたいなあ。気持ちいいだろうなあ。乗った事ないけど。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 20:56:17)(笑:1票) (良:2票)
35.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
映画ターミネーターシリーズの『1』と『2』で提示されたのは“未来は変えられる”という希望。一転『3』では“覆水盆に返らず”という絶望が描かれました。後味が苦く、また艶消しの意味合いの強い『3』ですが、前2作との整合性を考えるならば、この結末しか有り得なかったのも事実です。そこで、本作『4』。抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーが父親であるカイルを助け出すというお話。ポイントは、ターミネーターワールドの現在進行形の時間軸で『1』よりも“前”に起きたエピソードだということ。つまり“過去は変えられない”という真理は本作にも当てはまる訳です。どんな経緯があるにせよ、結局カイルもコナーも助かるのは既成事実。そんな先入観を観客に持たれているのは、サスペンスとしてはハンディキャップと言えるでしょう。でも、そこはそれSF大作の一大ブランド『ターミネーター』だけの事はある。見応えのある娯楽作品に仕上げてくれました。ただ、もうこの手のエピソードはもういいかなと。大河ドラマの隙間は十分埋まりました。終幕のナレーション“未来は変えられる”に価値を持たせるにも、次回作は『1』よりも未来のエピソードを希望します。
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-12 19:25:35)(良:1票)
36.  タイムライン 《ネタバレ》 
伏線の張り方も、タイムワープの整合性もちゃんとしています。過去への干渉というタイムスリップのタブーも“戦時中ゆえ人は死ぬ”という要素で上手にカバー。スムーズに観ることが出来ました。娯楽作品として上質だと思います。ただ、全てが予定調和に思えました。今ひとつ心に訴えかけられるもの無いというか。何でもいいです。サプライズが欲しかったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2009-08-21 21:28:03)
37.  ダブル・デセプション 共犯者 《ネタバレ》 
誘拐団が間違って社長令嬢の替え玉を誘拐してしまう導入部。その替え玉を助け出すために、ボディーガードや本物の令嬢が奮闘する流れは受け入れられる。でも、誘拐団と替え玉が繋がっていたという「意外な真相」には無理があります。ニセモノと知っていてわざわざ誘拐する道理がありません。これがボディーガードと令嬢のロマンスを成就させる為の伏線ならばいいのですが、その処理は中途半端。令嬢は最期何の為に戦ったのか分かり難いです。愛情?同情?良心の呵責?脚本、菊川の演技力、英語の台詞等等、残念ながら質が高いとは言えません。人が死に過ぎるのも気にかかります。
[DVD(字幕)] 3点(2009-04-30 18:53:36)
38.  ダウン 《ネタバレ》 
知名度や華やかさこそ無いものの、確実にワーストランキング入りできる実力を備えた作品。まず日本版劇場予告編のキャッチフレーズがイカス。「あなたはもうエレベーターに乗れない」。なんて控えめな煽り文句でしょう。メタボ対策に良さそうです。そもそもエレベーターを恐怖の対象に据える発想がズバ抜けている。アクションは扉の開閉と箱が昇ったり下ったりだけ。この条件で怖いシチュエーションを作り出そうというチャレンジ精神は買うものの、結果トンチンカンな方向へ突っ走っているような。エレベーターを掃除機に見立てるなんて(しかもサイクロン式か?!)斬新過ぎてついていけない。さらにオチが強烈。無難にオカルト路線かと思いきや、マッドサイエンティスト登場。歴史を塗り替える大発明をこんなチンケなものに使うとは。キャットに小判、ブタにパール以上の衝撃。博士はこの実験でどんな終着点を夢見ていたのでしょうか。ファンタスティッ~ク。おまけに本作はリメイクだと知り二度ビックリ。ただし、嫌味がないのは良かったです。バカ映画好きとエレベーターマニアの方はどうぞ。
[DVD(字幕)] 3点(2009-02-16 20:53:25)(良:1票)
39.  ダブリン上等! 《ネタバレ》 
手持ちカメラの多用や、ハイセンスを装うクレジットは鼻につきます。監督に非はないけど、邦題のセンスもダサいです。でも脚本は上等でした。濃いキャラの面々をきちんと描き分け、絡んで団子にならないさじ加減で各人の人生の糸を交差させる。上手いと思います。身から出た錆で窮地に陥る者もあれば、アクシデントで人生を狂わされる人もいる。いずれにしても、思い通りにならないのが人生です。石を投げつけてくるクソガキは、“人生の落とし穴”あるいは“不確定要素”といったところでしょうか。彼が基点となって、それぞれの人生が動いていく。“女を殴る”最低の行為をしたチンピラにはキツ過ぎるお仕置き。自分勝手な連中にも罰が与えられました。銀行マンは終身刑ですか。ご愁傷さまです。でも結果的には、ほとんどの者が好転したと見て良さそう。バス運転手も車椅子の王様になりましたしね。ずっと自分と向き合うことを避けて来たヒゲ娘。ギブスで固められた心の傷。ずっと外す勇気が出なかった。それだけ重症だったのも理解できますが、腐らせてしまったらお終いです。痛みに耐えて、次ぎのステップに進まなきゃ。辛い目にあった彼女には、いっぱい幸せになってもらいたいです。一方、ソース男の方は納得がいかない。あれだけダダをこねて、迷惑かけて、最後にヨリを戻してハッピーって何?腹立たしい。いや羨ましい(笑)。でも、あの2人が上手く行くとは限らない。「禍福は糾える縄の如し」は実証済みです。人生ままならぬから面白い。でしょ?
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-04 18:55:34)
40.  ダーウィン・アワード 《ネタバレ》 
ダーウィン賞がジョークだというのは分かります。でも少々品が無い。死んだらみんな仏様。死者に鞭打つのを嫌う日本人の感性には合わないのでは、と鑑賞前は不安でしたが…大笑いしました。死んだ方はお気の毒だけど、間抜けな死に様の数々に爆笑しました。で、何で笑えるのかというと、主人公の立ち位置が彼らと同じだから。上から目線で蔑んでいないから嫌味が無い。人間、いつも理性的で合理的な選択をする訳ではありません。時にはとんでもなくおバカな行動をしてしまうもの。誰だってそう。たまたま死んだか、ギリギリセーフだったかの違いだけ。アルファベット順のエンドクレジットがまた素晴らしい。ネームバリューは関係ない。みんな同じ。バカだからこそ、人間は愛おしい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-03 20:27:17)
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