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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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41.  トイ・ストーリー
子供はこれを見たらオモチャを大切にするのか。しませんよ。うちの子だけかもしんないけど、全然しませんよ。車のオモチャは100%タイヤをはずしちゃうし人形の首はどっかいっちゃうし紙のお札はハサミで切っちゃうしとりあえず何もかも一度は口に入れちゃうし。で、これ見たってまさか本当にオモチャが自由に動き回るなんて思わんでしょ。もちろん映画も「オモチャを大切に」と言いたいわけじゃない(と思う)。単純にフルCGアニメの素材としてオモチャを選んでいるに過ぎない。本来動かないものが表情も含めて自由に動きまくる。実写だとホラーだ。アニメーションだから擬人化がスムースにされる。そして危機また危機の冒険活劇としてじゅうぶんに楽しい仕上がりになっている。そこまでわかっているにもかかわらずこのシリーズを心の底から絶賛できない自分がいるのはやはりこの作品を教科書的に感じてしまっている部分があるからかもしれない。毒の無さがそのまま物足りなさとなっているのかも。 それともうひとつ。ウッディもバズも顔が嫌い。
[DVD(吹替)] 6点(2011-07-19 15:47:19)
42.  ドニー・ダーコ 《ネタバレ》 
病的になる一歩手前の独特の暗さが印象的。結局なんだったんだろうという後を引きずる結末もあってかカルト化してるとかしてないとか。『バタフライ・エフェクト』みたいだけどその自己犠牲は比べもんにならんほど最強。それとも自己犠牲なんかじゃなく後に見た『ラブリー・ボーン』の考え方、つまり自分が死ぬことで世界が好転するというポジティブシンキングなのか。はたまた『マルホランド・ドライブ』的死人の夢か。まあ、どれでもいい。そんなことよりも気になるのは何故銀色のウサギなのかってところ。あるいはその名前とか。何故80年代後半なのかとか。あと「世界の終わり」という魅力的なフレーズ。テレビに映される大統領選挙戦もある意味一つの世界が終わろうとしているんだよなとか思うと余計に気にかかる。いろんな意味でスッキリしない映画。意味がなくたっていいんだけど。実際、銀色ウサギはそれだけで幻想的でどこかホラーっぽくもあって映画をじゅうぶん盛り上げているんだし。でもやっぱね。ちょっと気になるじゃん。なんで銀色ウサギなのって。
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-15 17:45:24)
43.  ドロップ
ちょっとびっくり。意外にもなんていうと失礼かもしんないけど、ちゃんとした映画だった。何よりもカメラが全く揺れない。すごく落ち着いている。アクションシーンさえも。この手のものによくある「やられたらやりかえす」を見事に笑いへと転化した怒涛の「お返し」合戦がまた素晴らしい。笑いへと転化していること自体もいいし、テンポもいいし、それゆえの休戦に入るシーンのギャップもいい。それでいてこの時この一瞬における喧嘩というものが端的に表されている。憎いから喧嘩するんじゃなくて、ただ喧嘩をする。そこに意味はない。ああ懐かしや。これが青春よ。健全なる若者の健全なる行動なり。しかし本職・お笑い芸人としての真髄でもある劇中頻繁に出てくるボケとツッコミがいちいち段取りくさいってのはどういうことよ。ダメじゃん。
[DVD(邦画)] 6点(2011-03-30 14:04:38)
44.  逃走迷路
間違われ、巻き込まれ、逃亡し、追跡し、そしてアイディアと工夫に満ち、いかにもヒッチコック映画なんだけど、同年の『疑惑の影』なんかと比べてもいまひとつ印象が薄い(てか、『疑惑の影』と比べちゃダメか)のはあまりに見所を詰め込みすぎたエンタメ志向だからだろうか。先に『北北西に進路を取れ』や『めまい』を見ている者からしてみればそのエンタメの最たるシーンであるクライマックスもちょっと弱い。このクライマックスにも言えるんだけど、ヒロインがヒロインとして出てこないのが決定的に痛い。捕まったって、殺されるようなことにはならなそうで全然ドキドキしないし。前半の逃亡劇が面白く、盲目の老人の宅に雨宿りし、ここでようやくヒロイン登場となり、ここから又楽しくなりそうになるのに。編集で魅せる船の爆破シーンはうまいなあ。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-21 14:02:51)
45.  トランスフォーマー
"シャイア・ラブーフは、いかにも厄介な事件に巻き込まれそうな顔をしている"と書いたのは『イーグル・アイ』のレビューなのだが、ここでの巻き込まれぶりもなかなか様になってる。とは言うものの善玉トランスフォーマーと主人公の関係はいたって良好。それどころかトランスフォーマーのおかげで手の届かない存在だった学園のマドンナといい感じになっちゃう。この展開は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ(「ドラえもん」ともいう)。このベタベタな展開は悪くない。CGによるトランスフォーマーたちもいい。CGというのはこの場合、非現実的なものを現実の世界に違和感なく描くためのものなのだが、この作品で最も冴えていたのは逆に非現実的なる者、つまりトランスフォーマーたちが現実の世界にいることの違和感をもろに露呈させ、その滑稽さを笑いに転化させたシーンだろう(主人公宅に集合するやつね)。まあ、おそらくは最もこの映画が見せたいところのバトルシーンは正直どうでもいい。というか酷い(中東で悪玉初登場シーンは良かったけど)。話がベタなもんだから見せ方もありがちなCGバトルで済ませたってわけでもなかろうが。どうしても本物っぽく見せることが優先されちゃうので見せ方も決まってきちゃうんだろうか。
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-10 17:49:21)
46.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦 《ネタバレ》 
人気ラッパーの名前がアルパ・チーノってのが元ネタの人の昨今の大袈裟な台詞回しを揶揄しているのかどうかは知らないが、きわどいなと。映画はまずこのラッパー出演の清涼飲料水のCM、そしてユニバーサル配給のいかにもハリウッドアクション大作のシリーズ新作のCM、それからこちらはニューラインシネマで、特殊メイクを駆使して一人で何役もこなすというどこかで見たことあるようなコメディ映画のこれもシリーズ新作のCM、最後はフォックスで問題作であることをウリにした真面目を装った映画のCMが流れる。要するにこの4本のCMに登場する個性豊かな4人が一つの作品を作り上げてゆくということになるのだが、この4人という数に問題がある。多すぎる。実際映画はほぼ2人に絞って見せてゆくのだが冒頭の対等さからすれば編集の段階で切られたんじゃなかろうか。ここまで切るんなら、あるいはそもそもそこまでの役ならば少なくともジャック・ブラックはいらんでしょ。一方ちょい役ながらトム・クルーズの存在感は際立っていた。むちゃくちゃ楽しそうに見えるし。エンディングなんて独壇場にしちゃってるし。てかエンディングを独壇場としてあけわたしたベン・スティラーもいいセンスしてる。
[DVD(字幕)] 6点(2009-12-11 15:30:14)
47.  TOKKO―特攻―
日系アメリカ人が撮ったからどうのといったことはあまり感じられなかったけども、特攻隊の生存者だけでなく特攻を受けた戦艦の生存者の証言映像があるのはインタビュー形式のドキュメンタリーとしての強度を得ている。はたして特攻隊とはなんだったのか。そこに狂気はなかったのか。特攻隊の生存者の一人が言う。天皇がもう少し早く降伏してくれてたらと。今だから言えるのかもしれないし、そう感じる人だからこそ生きて帰ってきたとも言えるかもしれない。つまり、生存者の証言では特攻に狂信めいたものはないのだが、特攻で命を落とした者もそうとは言い切れないってこと。私の祖父は戦死している。私の父は、内心では天皇なんかくそくらえ!と思っていると母から聞いたことがある(ここで言う天皇とは個人ではなく、戦時の概念としての)。でもそれは今生きている父が思うのであって祖父がどう思って死んでいったのかはわからないってこと。だから何もかもがこの映画でわかるわけじゃない。もしかしたら偏った伝え方になっているかもしれない。でも少なくとも証言者は「死にたくない」と思っていた特攻隊員だったのだ。別の生存者が映画終了間際に言う。語り継がなければいけないが、謙虚にしゃべらなきゃならないと。重い言葉だと思った。
[DVD(邦画)] 6点(2009-08-06 15:00:50)
48.  ドラッグストア・カウボーイ
ガス・ヴァン・サントはキレイな顔の男にそのキレイな顔に見合った哀愁を漂わせることに長けている。精一杯の虚勢と優しい瞳。マット・ディロンがいい。ドラッグストアの襲撃も病院襲撃も警官だらけのモーテルからの脱出もイマイチ盛り上がらず、ひたすら同じトーンを維持する。物足りなさはあるけれど、スタイリッシュとかクールとか言うんだろうか、そんなちょっとシャレた感覚を生んでいる。ドラッグと共生しているかのようなジャンキー神父にあまりにもはまり役すぎなウィリアム・バロウズ。なんか、うわぁ~本物だ~って感じ(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-08 17:13:00)
49.  トレインスポッティング
実は麻薬常習者の主人公が一番まともだったりする。仲間内で最も異常な性格をしてるのが麻薬を絶対しない男だったりする。麻薬を一度断ち切って真っ当な生活を送る主人公のスーツ姿は実にかっこ悪い。薬を打ってダラダラぐだぐだしてる主人公の顔は幸せそうでバックの音楽はかっこいい。間違っても麻薬を推奨している映画じゃない(赤子の悲惨な死や麻薬に金を使い込んで生活に支障をきたす仲間の描写、あるいはHIVの検査という最悪を仮定できる描写もある)けど、麻薬撲滅を謳ったものでもない。むしろイギリスが国をあげて勝ち得た「安定」というものに対する若者の苛立ちと疑問が投げかけられている。麻薬が出てくるからややこしくなる。でも麻薬が青春と切っても切れないものになってしまっているという事実があるということ。けっこう深いかもしれない映画。便所シーンは勘弁してほしい。いや、便所が映されるだけならまだ笑えるんだけど、座らないでほしい。キツイものがある。ウンチが彼女の母ちゃんの顔に!ってのもキツイぞ。
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-07 18:18:10)
50.  トレマーズ 《ネタバレ》 
初めて観たのはテレビの吹き替え版なんだけど、いかにもテレビの吹き替え版でじゅうぶんというチープな映画。もともとこの映画のポスターが思いっきり『ジョーズ』のパクリなんだけど、中身もどこかで観たような展開が次々と映される。ただ、見所の寄せ集めにしては異様に見所が多くて観ているあいだはけして飽きることがない。銃器マニアカップルの怒涛の銃弾の嵐なんてまさに見所を一つを作るためだけに存在する。アイディアも豊富で車ごと地中に引きずり込むとかその引きずり込まれた車を土の中に見つけるところとか棒高跳びとかドミノ倒しで屋外に放り出されるとかただ一人の若い女のズボンを脱がざるを得ない状況にするとかポンピング少女とか怪物だと思ったら一部でしかなかったとか落とし穴とか爆弾の投げ返しとか、もうこれでもかってくらいにてんこ盛り。チープさと旺盛なサービス精神がいい感じのBテイストを出している。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-24 11:53:16)
51.  トパーズ(1992)
原作はただ過激なSMプレイを描いてみせ、ノーマルな男がそれを聞くたびに吐くといったイメージでしかなく、いくらアンダーグラウンドに生きる女を称えていると言われても正直なところ面白いとは思えなかったんだけど、あの単なるエピソードの羅列のようなものを、しかも一部猟奇的な描写をどうやって映画にするのだろうという興味から観た。映画は原作よりもその言わんとしていることがわかりやすくなっていると思う。猟奇的な描写は排除され、同じシチュエーションのものはあっても全く別のお話のようにうまく脚色されている。原作者が監督したとは思えないほど、原作の上辺をなぞることをせずにしっかりと映画へと昇華させている。映画『限りなく透明に近いブルー』とは雲泥の差。キャスティングが監督の人脈をうかがわせるのだが、作品の持つアバンギャルドな雰囲気に実に合っている。絶賛はできないが意表を突かれたせいか、けっこう満足感を味わえました。
[DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 19:21:46)
52.  ドレミファ娘の血は騒ぐ
何故「。」とか「、」を言葉にするのか?何故ブラームスなのか?何故戦場と化すのか?意味があるのか無いのか解からんが変態教授曰く「何故?と問うてはいけない」らしい。意味を求めてはいけない。しかしどの描写も意味ありげなもんだからもう一度観たいという欲求に駆られる。まあでも、解からなくたっていい。オープニングの洞口依子のアップと語り、そしてエンディングの洞口依子の歌がめちゃくちゃいいんだもん。黒沢清と洞口依子の出会い、それだけで価値がある。黒沢映画に頻繁に登場するアキ子という名の女と吉岡という名の男。この作品の吉岡はサイテー野郎だったのだが、それ以前にキャラクターに古さを感じずにはおれず、そこんところが残念。
[映画館(邦画)] 6点(2007-06-12 17:50:09)
53.  どこまでもいこう
どこか懐かしい少年時代の些細な出来事が描かれているはずなのに、まるで人生の悲喜交々、喜怒哀楽のほとんどがこの時期に集中しているかのように、そしておそらくソレは本当にそうなんだと思わずにはいられない超現実感がある。だから「史上最大の作戦のマーチ」がまるでこの映画のためにあるかのようにはまる。悪ガキ転校生の登場の際の怪しげな音楽が主人公にとっての最悪な事件を予感させ、その予感は親友の「裏切り」という大事件をもって的中する。大人からみれば「裏切り」でもなんでもないものでも主人公にとっては「裏切り」以外のなにものでもない。でも親友だからぎこちなく仲直りする。大好きだからとか必要だからではなく親友だから。精巧なプラモデルに「凄い」と言う。クラスメイトだからでも友達になりたいからでも、ましてや憐れみからでもなく「凄い」から「凄い」と言う。毒されていないから戸惑い、傷つき、悲しむ。そうやって大人へと成長する。リアルすぎるのが唯一の欠点。
[ビデオ(邦画)] 6点(2007-04-09 12:48:22)(良:1票)
54.  突然炎のごとく(1994) 《ネタバレ》 
坂上香織のお尻のアップが映される。それも二度。3度目のお尻はアップではなく公衆電話での後姿。これが完璧なお尻。これを見せるために二度のアップがある。私はお尻にはうるさい。ジーンズを履いたお尻の描写としてはパーフェクトです。これだけで10点つけちゃいそうなくらい。そんな可愛くて色っぽいお尻を見られることからひとつの出会いが生まれる。その出会いを待っていたからお尻は可愛くて色っぽいのだ。しかし出会いの先にあるものは女が待ち焦がれていたものとは違った。そのオチがイージー。劇中に誰かが死ぬことによって簡単に得られるカタルシスに逃げている。井筒監督としてはこれこそが映画的なのだというところなのだろうし、たしかに過去のアメリカ映画的あるいはフランス映画的ではあるかもしれないが、私が好む井筒ワールドには馴染んでいない。
[DVD(邦画)] 6点(2007-02-27 14:09:53)
55.  翔んだカップル オリジナル版
薬師丸ひろ子主演のアイドル映画だが相米監督の拘りが随所に垣間見られる。後に描き続ける子供から大人への通過点が偶然にもこの映画でも描かれ、相米の主要な記号となる雨が効果的に登場し、的確な照明と相米印の長回しで綴られる。しかしなんといってもこの映画の異質な点は、薬師丸ひろ子主演のアイドル映画のはずなのにどっからどう見ても鶴見辰吾の映画になっているところ。物語は常に鶴見辰吾の視点。二人がお互いに田舎に帰ったときも鶴見辰吾しか映さない。それどころかオープニングもエンディングも鶴見辰吾の独り舞台。このオリジナル版しか見ていないのでなんとも言えないけど、よく会社が許したなあと思う。それでも、『ションベンライダー』同様に親の存在が消え去った相米ワールドの中で大人への渇望を幼い薬師丸ひろ子がじゅうぶん体現してくれている。ラスト、リングに向かう鶴見辰吾の顔はいいんだけど、バックに流れる歌、あれはちょっとねえ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-08-22 16:08:33)(良:1票)
56.  泥棒成金
偽者は誰なのか!というストーリーはまぎれもなくサスペンスなのに極力サスペンス演出を排除し、ロマンス色、コメディ色を前面に押し出している。今気づいたのですが『ダイヤルMを廻せ!』『裏窓』そしてこの『泥棒成金』というヒッチコックとグレース・ケリーのコンビで見せる3作品ってすべて同じ年の製作なんですね。凄い!でもなるほど、だからこそ作風をあえて変えてきたのでしょう。ロングショットで見せるカーチェイスシーンは意図的にスリルを排除しているのがわかる。南仏ののどかな景色を眺めながらのちょっとした観光気分を味わえるカーチェイス。そしてやっぱりグレース・ケリー。クールなお嬢様がプンプンと怒る様がなんとも可愛らしい。そして熱烈なキスシーンでは大人の女の顔を見せる。美しいグレース・ケリーを堪能する映画。でもどうせならもっともっと彼女を前面に出し切ってほしかったような気もする。
[DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 11:50:08)
57.  ドッペルゲンガー
『カリスマ』がホラーでもなんでもない題材を思いっきりホラーで撮ったのに対し、今回は思いっきりホラーな題材をホラー的演出を封印し、この人の『勝手にしやがれ』シリーズ調のドタバタコメディのような演出で、さらに途中からはロードムービーにしてしまったというある意味すごく実験的な映画。だから、役所広司のドッペルゲンガ-はその存在とは裏腹にやたらと馴れ馴れしいし、ゾンビのごとき柄本明の最期はあまりにあっけないし、殺人者そのものの表情で迫り来るユースケ・サンタマリアも喜劇的オチにて画面から消え去る。黒沢清が実はものすごく怖く撮れる人だってことを知らずに観ると拍子抜けしてしまいかねない、そんな危険をはらんだ映画。それでもそれをやっちゃったことに対してはもっと高得点を捧げたいが、この作品単体での印象は今のところ6点が限界。といっても私の6点はけっこう楽しめた部類に入りますが。
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-18 16:07:04)
58.  トゥルー・クライム(1999)
この作品、「クライム」とあるのに、又イーストウッド主演なのにドンパチが無い。それどころかアクションも無い。さらにはイーストウッドが痛めつけられない(精神的にはボロボロにされてますけど)。もっと言うとベッドシーンが無い(そのものは無いけど一応脱いでます)。となると当然おとなしい展開で話が進みます。そのおとなしいトーンに賑やかに割ってはいるのがジェームズ・ウッズの早口&オーバーリアクション。イーストウッドとの対比が面白いっちゃあ面白いんですけど、ちょっと浮いてるような気も。室内のシーンが多いのでロケーションの素晴らしい画も少ない。たった一日で解明しちゃうご都合主義な展開も不満。それでも登場人物を通していろんなテーマ(夫婦の関係、親子の関係、差別問題、メディアのあり方、宗教の問題、死刑の問題等々)をバランスよく配しているのが良かった。動物園をダッシュで見てまわるのは笑った。
6点(2004-09-02 16:08:18)
59.  トゥルーライズ
う~ん、アクションものだと思って観たのでコメディ要素たっぷりで反って良かったんですけど、どうせならシュワルツネッガ-を脇にしてジェイミー・リー・カーチス主演でやってほしい。無理だろうけど。
6点(2003-12-18 13:08:06)
60.  トップガン
一応リアルタイムで映画館で見たんですが..そんでもってサウンドトラックも借りたんですが..。ストーリーが薄すぎる。でも戦闘機の発着陸の迫力はビデオでは伝わらんだろうなあ。てんこもりの名曲にプラス1点! バル・キルマーのことは、しばらくアイスマンと言ってました。
6点(2003-11-13 12:50:41)
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