1. トゥームレイダー2
《ネタバレ》 個人的には、1よりもゲームの雰囲気が再現されているように思える。それに、いつ裏切るかわからない元恋人との駆け引きも緊張感を増す要因となっている。とはいえ、所詮小物で、ララの引き立て役にすぎないのもばればれではあるが。ところで、エンドクレジットにて、「見てはいけない物」の地図であった珠が光り輝きながら主要スタッフ・キャストを紹介しているが、あれは、「これらの名前は『見てはいけない映画』の目印ですよ」という解釈で合ってる? ご自分で言ってくださってるんで、もうヤン・デ・ボン映画は観ないようにします!(笑) 5点(2004-09-13 18:39:38) |
2. ドッグヴィル
天使か? 悪魔か? (キャッチコピー)と問われても ____だって、人間だもの みつを 9点(2004-09-07 01:18:23)(良:1票) |
3. ドラゴンヘッド
日本映画としては相当な資金が投入されたはずの大作。しかし、実際にはロケ費用とセット代でほとんど使い果たしてしまったとしか思えない動きのなさ。これなら舞台劇にしたほうがよかったのではないか? 原作は未読だが、そもそも脚本がなっていない。彼らはどこに向かっていくのか? 本作の中で何を成し遂げようとしていたのか? これが定かではないので、観ているのが辛い作品になってしまった。飯田譲治は元々ストーリー・テリングが巧みなタイプではないが、それでもここまで山も谷もないのはひどい。脚色にあたったNAKA雅MURAや斉藤ひろしは何をしたのだろう? 役者陣は根津甚八以外は語るレベルにも達していない。妻夫木聡はもう少しましだと思っていたが、基本ができていないことが露呈した。山田孝之もいじめられっこぶりはまずまずだが狂気が足りない。藤木直人に至ってはもう中途半端としか言いようがない。三上博史のような役者はもう育っていないのだろうか? そして、SAYAKAは……お母さん譲りのぶりっこぶりが可愛かったですね……ハァ……。 0点(2004-05-05 16:06:07) |
4. トーマス・クラウン・アフェアー
第4代ボンド役者P・ブロスナンが軽妙な持ち味を発揮し、洒落た雰囲気をうまく醸し出している。名画を盗む過程もそれなりに面白く描かれており、娯楽作品としては成功の部類。スランプ気味だったJ・マクティアナンも得意分野ではないはずの本作では無難にまとめている。あくまで個人的な好みでいえば、ヒロインはもう少し若い美女であってほしかった。レネ・ルッソは決して悪くないが、ゴージャス感を出すためにはブロスナンの相手役には若さが不可欠だったように思える。 7点(2004-01-05 16:03:22) |
5. ドーベルマン(1997)
松田優作を彷彿とさせるヴァンサン・カッセル。類まれなる美貌を持つモニカ・ベルッチ。このカップルの魅力を全面に押しだし、コミック的カット割りでぐいぐいと観客に迫ってくるのだが・・・。冒頭の赤ちゃんが突然拳銃を持った主人公に成長するビジュアルを最後に、画面にのめりこめなくなってしまった。もう少し観客に対しての配慮を忘れなければそれなりに楽しめる活劇になったのかもしれないが、監督があまりに暴走しすぎ。やはり演出には知性が必要なことが痛感できた一作。 1点(2004-01-05 15:55:32) |
6. トゥルー・ロマンス
本作でタランティーノの心のスター・サニー千葉に興味を持ってくれたアメリカの人々は、『キル・ビルvol1』を観てどのような感想を持ったのだろう? ちょっとシンパ~イ♪ 6点(2004-01-05 15:25:58) |
7. 透明人間(1992)
J・カーペンターとC・チェイス。この組み合わせには意外性があるが、期待感よりも不安感の方が募った。そして案の定、コメディとシリアスのバランスが悪く、中途半端な作品になってしまった。ただし、D・ハンナファンの俺としては彼女の美貌が堪能できたので少々甘めに採点してしまう。 6点(2004-01-05 15:20:24) |
8. 逃亡者(1993)
A・デイビスが「アクションの巨匠」などとおべんちゃらを使われるようになるきかっけとなった作品。逃げるフォードに追うジョーンズと役者も揃っていて飽きることなく楽しめる出来ではあるが、オリジナルのTVドラマを観ていた俺としては、ドクターキンブルに淡いラブが絡んでこなかったのが少々残念。逃亡先での心の交流こそオリジナルの見せ場だったのだが。 7点(2004-01-05 15:15:14) |
9. 逃亡者(1990)
『必死の逃亡者』のリメイクであるが、家庭環境の変化には技あり。また『ディアハンター』のマイケル・チミノの演出にもそれなりの味がある。それなのに・・・どうして今ひとつのれないのだろう? M・ロークら犯人達にオリジナルほどの必死さを感じ得ないのが致命的な欠陥となっている。A・ホプキンス扮する父親に対してロークがはじめから負けてしまっている。悪役としてのカリスマ性の欠如が痛い。 5点(2004-01-05 15:09:08)(良:1票) |
10. 12モンキーズ
《ネタバレ》 「12モンキーズ」とは何か? B・ピットは何者か? 全て只の煙幕にすぎず・・・というプロットには不満が残る。また、【夢の中】さんのご指摘通りピットの表層的な演技には白けてしまう。(ちなみにギリアムはピットの起用には反対で、決まった後も信用できるトレーナーに演技指導をさせたとのこと)それでもそれなりの評価にしたのは、主人公が迎えるラストの叙情感と音楽の秀逸さゆえ。「What a wonderful world」も効いている。 7点(2004-01-05 15:00:02) |
11. トゥームレイダー
J・ボイトとA・ジョリーの絡みは只の内輪受けにとどまっていて空しい。でもいいじゃないか。我々はララのナイスバディが拝めたのだから。それだけで文句を言うなといったところでしょう、S・ウエスト的には・・・。ちなみに、元となったゲームは難しすぎて俺には無理です・・・。 4点(2004-01-05 14:52:24) |
12. 2 days トゥー・デイズ
J・スペイダー、E・ストルツとブレイクしそうでできなかった曲者2枚目俳優の共演が楽しい小品。複数の話が平行して進みラストで収束していくさまも無難にまとまっていて楽しめる。しかし、欲を言えばもう少し冒険してもよかったのではないかとも思える。 6点(2004-01-05 14:48:45) |
13. トイ・ストーリー2
前作と比べると少々舞台をひろげすぎてしまい、「子供の所有物であるおもちゃ」という特性が薄れてしまったのが残念だが、プロットはさらに強化され面白さは増している。それにしても、ジョン・ラセターという人は才人だ。しっかりと観客の望むものを捉えて映画を作りつつも、自分の主張もしっかりと作品内に忍び込ませている。ピクサーの今後にも注目したい。 9点(2004-01-05 14:42:18)(良:1票) |
14. トイ・ストーリー
CG技術には全く興味のない俺も本作のプロットの巧みさに舌を巻き、見事にはまってしまった。自分がおもちゃであるというアイデンティティーの問題を扱いつつも、人間が失いかけている真の友情を高らかにうたいあげる。この辺りアニメだからこそ恥ずかしがる必要もないわけで、CGアニメというジャンルの可能性を作り手がしっかり認識している証拠だろう。 10点(2004-01-05 14:35:19)(良:1票) |
15. トイズ
『ダイナー』『ナチュラル』『レインマン』・・・とハリウッドの新世代の名匠への階段を上りつつあったB・レビンソンが突如として急降下していくきっかけとなった作品。特異な世界観をスクリーン上に浮かび上がらせることに腐心したのだろうが、観客の嗜好とは大きく解離していた。人気絶頂だったR・ウィリアムズをもってしてもこの観客との溝は埋められなかった。 2点(2004-01-05 14:29:45) |
16. ドアーズ
ドアーズという題材を用いて「表現の自由」を追究する辺りがO・ストーンらしいと言える一作。ストーンに嫌悪感を抱いている俺にすればまだ観られる作品だが、やはり主張の押しつけが目立ちどうにもモリソンの生き様に引き込まれない。スクリーン外での横暴さゆえ今ひとつブレイクできない実力派、V・キロマーの演技の充実ぶりには観るべきところがあるので、少し甘めに採点。 5点(2004-01-05 14:24:42) |
17. トゥルーライズ
この作品はジェイミー・リー・カーチスの好演なくしては語れない。平凡な主婦が好奇心から浮気をし、スパイにまで成長していく過程は笑いなしでは観ていられない。しかし、そのカーチスを描いている間、長時間に渡って本筋の事件が停滞してしまうのがプロットの決定的な弱点。もう少し脚本を刈り込んで、うまく話になじませてほしかった。惜しい。 5点(2003-11-23 09:34:43) |
18. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 ディックファンとしては、やはりアクション大作としてではなく、クローネンバーグに不条理な世界を描いてほしかった。とはいえ、『ロボコップ』の成功で上昇気流に乗っていたバーホーベン監督のパワフルな演出にもそれなりの魅力があり、飽きることなく最後まで楽しむことができた。また、モニターでのみ登場のスパイ役もシュワが意外と好演していたのが印象的。 7点(2003-11-23 09:30:22) |
19. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 最大の見所は、E・ハリス扮するプロデューサーの主人公への目線。彼はタレントではなくむしろ息子として主人公を心配し、彼のためにショーの虚構空間を維持し保護したいと必死である。しかし、当の本人は・・・。これは思春期の親子の葛藤を描いた作品であり、ストレートに描くと泥臭くなるところをSFという味付けでさらりと交わした佳作。P・ウィアーらしく現実への皮肉を忘れないラストもいい。 9点(2003-11-21 06:37:54)(良:3票) |