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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 お世話になっております。
只今『真・女神転生VV』攻略中のため新規投稿お休みしております。

2024.6.28


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  友子の場合 《ネタバレ》 
本作がコメディ?とんでもない!大オカルトですよ!超ホラーですよ!軽妙なBGMと効果音、コメディ然とした演技に騙されてはいけません。よくよく観れば、本作は身の毛もよだつ恐怖譚である事が判ります。それでは確認してみましょう。まずはプロローグ。ひょんなことから、主人公はこっくりさんに参加します。そこで示された「呪い」のメッセージ。そう、全ての惨劇はこっくりさんの呪いによって引き起こされたのです。主人公の荷物にも、この事が示唆されていました。父のおつまみ「ちーちーかまかま」は、「血~血~鎌、鎌」と聞こえるし、マンガ本『タッチ』は主要人物が死ぬ縁起の悪い話。リリアンは絞首刑の縄の暗示でしょうか。だって長さが45(死後)メートルですもの。ちなみに主人公のお泊り道具一式をアナグラムしたところ、実に奇怪な文章が浮かび上がったのです!“ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ~”(長いので省略しますが、大変危険ですので検証はしないように。)バッグは血を連想させる朱色。おびただしい量の荷物は、彼女が背負ったカルマの重さでしょうか。3時間に1本のローカル線で迂闊に下車し、乗り遅れるアクシデントも常識では考えられません。げに恐ろしきは、高校生の分際で芸者をあげてのドンチャン騒ぎ。おまけに美人女将から「松葉崩し」のレクチャーを受けるなんて、うらやまし過ぎる!てか、ふざけるなッ!!青少年にあるまじき行為です。末恐ろしいったら、ありゃしない。これがホラーでなくて何でしょう。極めつけは漁船を使った拉致及び人身売買!恐怖のせいか、友子の顔面が歪んで見えます。まさに悪夢。イッツ、バッドドリーム。この純然たるホラーをコメディに偽装した監督の手腕を、自分は高く評価したいのだ!
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-10-05 21:26:45)
2.  12モンキーズ 《ネタバレ》 
ギリアム作品の魅力は、「独特のアナログ感覚溢れるダークな世界観」にあると考えます。未来や空想世界を描く作品で、その本領を発揮します。服装や小物といったアイテム、アクの強いキャラクター、影のあるストーリー。何処をとっても「ギリアム」印。本作は、『未来世紀ブラジル』と並ぶ監督の代表作の一本だと思います。プロットはタイムスリップものの王道。しかし肝心のタイムスリップの方法やルールは完全無視。観客に説明しようという意識が微塵もありません。でもこれが素晴らしいのです。タイムスリップの説明は、観客を納得させるために必要なもの。無くても観客が納得するならそれでいいのです。その割り切りと自信はお見事です。本作で貫かれている前提は、“過去は変えられない”ということ。倫理的に“変えてはいけない”ではなく、当然の如く“変えられるはずがない”という立ち位置です。これが大好きです。一見後ろ向きに見えます。でも本当は真逆です。過去は変えられないけど、未来なら変えられる。やり直しが効かないからこそ、今を大切にしようということだから。最後の刹那まで、必死に運命に抗い続ける主人公。もちろん結末は変わりません。でも無駄とは思いません。主人公にとっての“今”は、まさにこの時、この時代。仮に結末が分かっていても、諦められるはずがありません。それは、死という結末が必ず待っている生き物全てに共通する事だと思うのです。足掻くこと自体に意味があります。表面的にはバッドエンド。後味は悪いです。でも人生とはそんなもの。それでいいんです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-09-05 19:59:15)
3.  トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 
トマの姉への愛情は、異性に対するそれと同じでした。赤子の自分が、病院の火事で取り違えられたとの妄想も、姉弟の血の繋がりを拒絶する願望の表れ。いわゆるシスターコンプレックス。いわば風邪のようなもので、心と体の成長(自我の確立)により治癒するのが一般的かと。ですから、少年トマがあのとき姉を失わずに済んだら、彼の人生は全く違ったものになっていたでしょう。一瞬にして、それも自分の言葉が引き金となって、姉を死なせてしまった衝撃は、彼の心を凍てつかせました。姉への思いで縛られた一生。決して手に入らぬものを思い続け、前に進めなくなってしまった少年は、そのまま老いさらばえた。彼の「これと言う事が何一つ起こらない人生だった」という言葉が胸に突き刺さります。本当は“何も起こらなかった”のではなく“何も起こさなかった”のだから。そんな彼が選んだ人生の最終回は、妄想を現実に変えること。せめてもの帳尻合わせです。それは彼のささやかな自己肯定でした。エンドロール。ブラックバックとクレジットが織り成す模様がまるで人生の道程のように思えます。幾つもの分岐点を介し、真っ直ぐに進む一本の道。自身の人生をトマの人生に重ね合わせて、観客は安堵するのでしょうか、戦慄するのでしょうか。輪廻転生を思わせるエンディングと陽気な歌が、この映画の救い。そして希望です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-02-24 20:24:05)(良:2票)
4.  トレインスポッティング 《ネタバレ》 
格好良く言えば「刹那的」、悪く言えば「単なるアホ」な若者たちの物語。息苦しい現実から逃避するためにドラッグに明け暮れる日々。彼らの主張は単純明快です。ヨボヨボの爺さんになって何になる。今のこの快楽に意味があるという理屈です。そういう人生観もアリだと思います。明日交通事故で死ぬかもしれないし。ただ、彼らは経験していない。想像の中の漠然とした不安をかき消したいだけ。酸いも甘いも噛み分けた人生の達人が辿り着いた結論とは訳が違います。だから揺れる。ブレブレです。禁ヤク生活を始めてみたり、諦めてみたり。無茶苦茶カッコ悪い。それは主人公自身が一番よく知っていることです。ただ彼は運が良かった。ヤク漬けの生活から足を洗えたことも、一度は就職できたことも。ほぼ奇跡といっていい。でも今までのツケが全部払えたわけじゃない。悪友に巻き込まれて、再びかつての生活に逆戻りかけます。そして最後の主人公の決断。この後味が絶妙でした。軽やかな音楽と相まって、まず先に来るのが爽快感。散々悪友にタカられた主人公の逆襲の一手は気持ちいい。希望もあります。彼は大金を元手に真っ当な人生を目指すという。清涼飲料水の如きノド越しの結末。だのに苦いものが舌に残る。多分アイツはまたドラッグに手を出すだろうなという確信があるから。象徴的なのは、主人公が単語を羅列するところ。ドラッグの名称、不動産屋の仕事、そしてこれから彼が目指す人生について。都合3回同じような言い回しの台詞が出てきます。つまり、ヤク中の時も、就職していても、大金を手にしても、彼は何も変わっていないということ。物語の大半ヤク中だった彼の未来が明るいとは思えない。更に観客も問いかけられます。世間一般で言う“好ましい人生”を表すワードたち。それを耳にして心がザワつきます。こいつらの生活は間違いなくクソだけど、自分の生活はクソじゃないのか。価値観を揺さぶられます。ストーリーは最悪。メッセージには棘がある。でも観客を魅了する技術は相当なものだと思う。こういう映画もキライじゃありません。
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-09 18:27:26)(良:3票)
5.  ドラえもん のび太とアニマル惑星
子供向けの作品として手堅い出来。環境問題を扱っており、教育的にも良さそう。いわゆる大人が子供に見せたい映画だと思います。自分も親なので、こういう作品はありがたいです。ただ、好きかといえば、そうでもない。それはアニマルプラネットがあまりにも完璧すぎるから。動物たちは争う必要がなく、環境が破壊される心配もない。良いことずくめに思えます。でもそれって、つまらない世界だとも思います。いろいろ不都合があったほうが、歯ごたえがあって遣り甲斐がある。もっとも今の世の中は、遣り甲斐あり過ぎですが。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-06-10 02:59:40)
6.  トレマーズ 《ネタバレ》 
クリーチャー系パニック映画のお手本のような作品。救援を期待できない陸の孤島。相手は得体の知れない化け物。でも生物だからちゃんと殺せる。弱点があるから戦える。でも狡猾で、まともにいったら勝ち目は薄い。設定の加減が絶妙です。相手が強大すぎると戦う意欲は失せますし、逆に弱いと物足りない。相手に分(ぶ)がある中で、如何に工夫して戦うか。冒険心を実にくすぐります。それに人間描写も的確。とくにガンマニア夫婦。自慢の銃のコレクション。チャンスがあるなら何としても撃ちたいし、有事のために備えた水や食べ物だから、こんな時にこそ使いたい。おまけに窮地に陥った原因を他人のせいにしちゃう。とことん人間の本質を突いています。本来ならサスペンス・ホラー寄りになっておかしくないお話を、コメディタッチに清々しく仕上げた手腕はお見事。敵の能力判明後、死者がほとんど出なかったのも上品です。まさに愛すべき作品。カテゴリ的にはB級もB級ですが、これは一級品です。
[DVD(字幕)] 8点(2007-04-19 18:01:01)(良:2票)
7.  ドラえもん のび太と雲の王国 《ネタバレ》 
物語自体はよく出来ていると思います。環境保護という重要な問題を子供向け作品で扱うことに意義も感じます。ただ本作のやり方は好きではありません。『ドラえもん』は超優良な素材。黙っていても子供たちはキャストに感情移入してくれます。だからこそ慎重に扱うべき。自分が違和感を覚えたのは、法廷でしずかちゃんが意見を述べるシーン。「これからは自然環境を守りますから、許してください」と泣きながら懇願します。しずかちゃんは観客(子供)そのもの。つまり本作を観ている子供たちに言わせているのと同じです。これは卑怯だと思う。無理矢理言わせているようなものだから。環境教育は大切ですが、それが目的になってしまうと説教臭い。『ドラえもん』はあくまで娯楽作品。子供に夢と希望を与えることを主眼にして欲しい。子供が夢の世界を楽しんだあと、自然と「環境を守りたいな」と言えるような作品を目指してもらいたいです。愚痴みたいでスミマセン。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-07 17:46:23)(良:1票)
8.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 
朝起きて、食事中に、移動中にも、お風呂の中でも、テレビは私達と共にあります。昨今話題の番組内容捏造を引き合いに出すまでもなく、私達のテレビメディアに対する依存体質は明らかです。それに刺激に対する欲求も強い。くだらない話題でも、テレビ各局右へならえ。そこに良識が存在するのか疑わしい。ゆえに荒唐無稽の設定ながら、本作は驚くほどのリアリティをもって自分の心を捉えました。人権を踏みにじる姿勢に嫌悪しつつも、テレビの前に釘付けになる自分を想像して震えました。自分を主人公に置き換えてみると、更に怖い。彼が絶望したであろうことは想像に難くありません。プライバシーが無かったのも大きい。でも本質的な問題は、“作られた人生を歩んでいたこと”にあると思います。しかしどうでしょう。主人公がトゥルーマンを演じさせられていたように、サラリーマンは“勤勉な”会社員を、母親は“優しい”お母さんを演じているとは言えないか。それに他者に影響されまくって人格を形成するのが人間。そこに他者の恣意的な要素は無かったか。考えれば考えるほど、トゥルーマンも自分も変わらないと思えてくるのです。だからこそ彼に同情し、絶望する。お前は自分の人生を歩いているのか、と問われているようで。トゥルーマンは視聴者に別れを告げ、スタジオを去ります。その一歩は、紛れも無く彼の一歩。ハッキリしているのは、自分の人生に責任を持つのは、自分しかいないということ。彼の後姿が眩しい。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-02 18:24:16)(良:2票)
9.  トイ・ストーリー2
続編としては、ほぼ完璧な出来だと思います。本作が持っているコメディ、アクション、アドベンチャーの要素が程よいバランスで配合されています。またストーリーもいい。子供と遊ぶのがおもちゃの役割。いつか子供が大きくなって、その役目に終わりが来ることになろうとも、そのときまで一所懸命に楽しもう。ラストでは、あえてアンディの成長(少年期の終わりが間近であること)を見せ、このことを観客に意識付けます。これはそのまま人間にも置き換えられます。いつか来る終わりのときまで、人生を楽しもう。少し切ないですが、ポジティブなメッセージだと思います。映像面も格段にパワーアップ。あえて良くない(好きでない)部分を挙げるなら、ウッディーを救うべく立ち上がるバズを露骨に“アメリカ”に例える場面があったこと。あとエンディングロールの嘘NGシーン。興醒めしてしまいます。でも全体的には◎の作品です。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2006-12-31 18:37:58)
10.  トイ・ストーリー 《ネタバレ》 
コメディであり、アクションであり、ホラーの要素まである本作品。緩急のある演出で観客を飽きさせません。特に終盤の展開はスリリングで手に汗握ります。また物語的にも心を掴むものがあります。新しいおもちゃが来る度に、戦々恐々とする既存のおもちゃたち。ご主人に飽きられるのではないか、捨てられるのではないか。これは多くのサラリーマンが抱く思いに通じます。ちょっと切ない。映像的にもストーリー的にも上質で、子供はもちろん大人も十分に楽しめる作品です。ただ、個人的に一箇所だけ腑に落ちない場面があります。それは、隣の家の子供からバズを救い出す際に、おもちゃたちが禁を破るシーン。おもちゃいじめの子供にお灸を据えるのは、確かにスカッとするのですが、手法がイマイチだと思いました。“人間の目の前では身動きしない”は絶対に破ってはいけない“掟”のはず。おもちゃたちにとって“誇り”でもあったと思います。それをいとも簡単に反故にしたことにガッカリしました。いかに禁を破らず、目的を成し遂げるか。工夫のしどころです。ここを上手くクリアできれば、本作はもう一段階高みに達したと思います。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2006-12-30 18:22:28)(良:1票)
11.  となかいロビー 炎のランナー
『ウォレスとグルミット』とはまた一味違った趣がありました。よりくだけたというかポップな感じ。動きの緻密さという点では『ウォレス~』に譲る部分がありますが、エンターテイメント性、物語性では負けていないと思いました。日本語吹き替え陣も流石プロの仕事をしていたと思います。ラストも爽快。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2006-09-08 17:44:51)
12.  富江 tomie 《ネタバレ》 
不死の富江は確かに不気味。周りの男を狂わせる魔性の魅力も厄介だとは思います。でも恐怖という感情とは無縁でした。自分自身を投影させる主人公の身に危険が迫ってこない。それでは第3者として傍観しているような気になってしまいます。ショッキングな描写に頼らない、サイコサスペンス的な恐怖を感じることが出来ればよかったのですが…。シリーズ化されたのだから、1作目には何かしら魅力があると思ったのですが、それは見つけられませんでした。当時まだあどけなさが残る管野美穂は、自分が持つ富江のイメージには合っていました。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-09-03 21:03:23)
13.  トータル・リコール(1990)
原作未読のうえでの感想です。この作品は高校時代に初めて観ましたがTV放送のたびに何となく見てしまいます(コマンドーとかシュワの作品には何故かそういうのが多いです)。ストーリー自体は典型的な近未来型SFの趣きなのですが、物語の解釈の仕方が2通りに出来る(自分はそう感じました)、なかなか面白い作品です。ちょっとグロイ表現があるので、そういうのが苦手な人や、SFにある程度の現実味を必要とする人には向かないかもしれませんが、気楽に観られる冒険活劇SFです。
[地上波(吹替)] 6点(2006-04-19 18:28:28)
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