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コメント数 588
性別 女性
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1.  俺たちに明日はない 《ネタバレ》 
まず二人が若くてかわいい。ウォーレンベイティには今まであまり縁が無かったのだが、シャーリーマクレーンの弟だそうで、どことなく似ている。どおりで可愛いわけだ。ヴィジュアルはさて置き、彼らの無責任、無鉄砲、無計画っぷりは、それが若さゆえだとしても全く共感できない。盗んだ高級車に足をかけ、葉巻をくわえて記念写真を撮るその行動こそ、ファッション感覚で非行に走り、犯罪を犯罪とも思っていないという証だ。行動を共にするクライドの兄夫婦もどうかしてるし、特にギャーギャーピーピーうるさい兄嫁は、強盗の分け前を要求してくる始末。今のところ気に入ったキャラは出て来ない。途中拉致られ同行したユージーン(ジーンワイルダー)たちとのシーンだけが楽しかった。 強盗を繰り返し殺人まで犯し逃亡する。こんな生活に不安を抱き始め、ママに会いたがるボニーはちょっとだけまともに思えたが、連れて来られたママは娘を慈しむ事もなく「若い人たちだけやってくれ、巻き込むな」的な事を言う。ママに見捨てられ泣くボニーだったが、泣きたいのはママの方だろう。 悲劇的シーンでアイロニックに響くバンジョーの音色は、彼らに共感しない視聴者の嘲りか。だがそれでもあのラストは、やはり切ない。共感は出来ないが、彼らがここまでの犯罪を繰り返すことになってしまったのは警察の落ち度でもあり、世界恐慌という時代背景もあり、こんな珍妙な言葉は使いたくないが、「世の中の犠牲者」だったんではないかと考えると、少しの同情の余地はある。いや無いか。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-09 14:35:50)
2.  オリーブの林をぬけて 《ネタバレ》 
広大なオリーブの林が美しい。震災に襲われた事が信じられないほどに物静かなオリーブの林だ。最後はやっぱり振られたのかな。字を読めない若者がまだたくさんいるという事にまず驚いた。国によって文明や教育はここまで違うのか。字が読めようが読めまいが、みんな幸せになってほしいと思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-01-28 12:36:35)
3.  大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 《ネタバレ》 
原作漫画未読で、二宮×コウ版を観た時の観てはならないものを観てしまった感は半端なかったが、ドラマ版家光有功編でその背景をしっかりと説明していただき、二人が結婚するきっかけにもなり、私自身元々の大奥好きもあって、本作は期待して鑑賞。しかし残念、としか言いようがない。ドラマ版を観ていないと分からない設定になってしまっているし、なぜ大奥が逆転したかもやはり描かれていない。ドラマでやってください。 
[ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-26 21:33:33)
4.  おおかみこどもの雨と雪
狼人間を生み育てるというおとぎ話。それは誰もが通り過ぎる思春期と親離れ子離れを語っていた。子供が人間になるか、狼の道を選ぶか、それは私たち人間界で言う所の「人生の岐路」であり、どちらを選ぶか悩み揺れ動く時期時間が思春期である、という事。このお話の場合、どちらを選ぶが正しいかとかではなく、それがその子の幸せならばと、母(親)は遠くから優しく見守るという子育ての最終ステージのような段階があり、それがむしろ一番大切(であり難しい)という事を語っている。「狼の道を選ぶ」とは一見悪い道に進むという比喩のようだが、山を仕切る「先生」を師事し、山を歩き風を読み自然と同化して行く事に本能を憶えた雨の選択なのである。10才の雨が親離れしようとしたら「まだ何もしてあげてない」と泣く母、このシーンにこの作品のメッセージが込められていると思った。世の母(親)がこんな気持ちで子離れし、世の子はそんな親に感謝の気持ちを持って、正しく親子離れできれば素敵だなと思う。雪についても、元気だった狼っ子が普通の女性に成長してゆく様が自然で美しく可愛かった。自分の運命を呪った時期もあったろうに。狼の子供を育てる覚悟とか、そもそも何で生んだのかとか、そんな前提論ではなく、人間だろうが何だろうが生まれたものを育て上げる責任、生まれたからには生きていく責任がある。ということなんだろう。
[映画館(邦画)] 7点(2012-10-18 23:20:12)
5.  オペラ座の怪人(2004)
心に響くものが全く無かった。ヒロインの揺れ動く心も、歌われると何だかのんきな感じで切実さが伝わってこないというか。私には全く理解できませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2010-02-17 15:00:07)
6.  おくりびと 《ネタバレ》 
死人で飯を食うと遺族から蔑視され、汚らわしいと家族から忌み嫌われ、自分でも納得いかないまま始めてしまった納棺士を通して、死というものを見つめなおすという着眼点が新しく、また清々しいものに仕上がっている。「死は門である」。死、そして葬儀というものを、誕生から始まり、例えばお宮参り、卒業式、成人式、結婚式、還暦…などと続く人生の節目の内の一つとして捉える。そしてその葬儀を厳かにけれど暖かく演出し、遺族の悲しみを少しでも癒すことが出来たら、納棺士とは素晴らしい職業だろうと思う。確かにここでのモックンはチェリストにせよ納棺士にせよ所作が美しく、そして嫌な部分はコミカルなオブラートで包み隠しているのは確かだが。賛否両論あるとしたら、キレイな部分だけ見せて美化しているところに否を感じる見方もある。しかしこの作品は納棺士の紹介ではなく、日本人特有の死や葬儀に対する姿勢や文化を世界に紹介し、また忘れかけている日本人に思い起こさせることに成功した。そういう作品として素晴らしく、世界で認められた功績も讃えたい。
[DVD(邦画)] 9点(2009-04-21 17:36:31)(良:1票)
7.  ALWAYS 三丁目の夕日
懐かしアイテムと小エピソードの羅列みたいな作りだが、そこがうけたのだろうか。難しいこと考えずに、日本が一番元気だった時代とその時代に生きる元気な日本人を羨ましく思う。そんな作品。
[地上波(邦画)] 6点(2008-06-23 09:21:20)
8.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
寅さんシリーズはまだ数作しか見ていないけど、どれも面白くて大好きです。車寅次郎という人は間違いなく実在の人物として生きていました。寅さんならこんな時こんな事言うな、こうするだろうな、という確固たる人物像があるから生き生きしているんです。特にこの「ハイビスカス」がどうのと評価する気は無く、寅さんの生きている姿をただ覗き見て笑うだけです。一つ、沖縄の地に寅さんは違和感があってそれがまた面白かった。リリーはその日本人離れした派手な感じが妙に沖縄に似合っていた。寅さんの前に数多くのマドンナが通過して行ったけど、リリーさんは他の人たちとはちょっと違った立場で、女寅次郎ですね。とにかく難しいことは考えずに「寅さん」のことを見ましょう。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-10-07 12:28:46)
9.  オネーギンの恋文 《ネタバレ》 
ミステリアスなフェロモンを放つレイフファインズは、オネーギンという理解しがたい男にぴったりだったと思う。ヒューグラントとかがやっちゃダメでしょう。わがままな色男にしか見えませんし。また映像がきれいで、中世の絵画のような色彩と構図が秀逸。中盤の決闘シーンとラストの泣き付くシーンだけが印象に残るも、全体的に詩小説らしく淡々と語られている点が退屈に感じる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-07 12:17:08)
10.  オー・ブラザー!
音楽、とりわけ「歌」というのは、心の中にストレートに入って来てしまう。その力を利用して、シュールなおとぎ話の世界に引きずり込もうという作戦に、見事はまってしまった。G・クルーニーにはこんな役をもっと演ってほしいと思う。あの眉毛がコメディ向きだと分かった事は収穫だった。三人の旅がもっともっと見ていたかった。心に残る傑作です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-11-06 14:28:56)
11.  オリバー・ツイスト(2005)
全然面白くなかった。オリバーの台詞は少ないし、大人達は皆ガラクタばかり。これのどこで感動したら良いのかさっぱり分からなかった。
[映画館(字幕)] 3点(2006-01-31 12:55:57)
12.  オルガミ ~罠~
韓国映画はほとんど見ないのですが、不覚にも「冬ソナ」にはハマってしまい、そしてこの作品を見ることになったわけですが…。なかなかおもしろかったです。嫁姑バトルはこのくらいの時間(100分)で十分です。うまくまとまってる。「いいかげんにせぇ~!」と思い始めたころに終わってくれたし。「冬ソナ」みたいに長かったらぜったい見ないよ。
[地上波(字幕)] 5点(2005-05-24 13:09:19)
13.  大いなる遺産(1998)
おとぎ話を聞くような感じ。むかしむかしあるところにお金持ちのおばあさん(湯婆々?)とその姪と、貧しい庭師の少年がいました…云々。そうするとデニーロの存在は少々強烈過ぎるかも。グウィネスの賛否はありますが、まぁ言うほど不細工でもないと思うけど。そりゃあ少女時のエステラの方が断然美しく妖しく魅力的ですが。彼女は女優やってないんですかねぇ…。あと義兄のジョーが良かった。彼とか脱獄囚ラスティング達の大きな期待、てのが原題なんでしょうけど、遺産って?才能とかそういうことなん?まさかイーサンだから?違いますね。リメイクだもんね。すいません。かなり散文になってしまった。とにかく雰囲気は好きな作品です。
7点(2005-01-27 13:04:26)
14.  おかしな二人
おもしろかったなぁ~。舞台劇の映画化だから良く出来たコントのようで、気軽に見れました。ふたりがどんどん夫婦みたいになっていくところがおかしい。ジャック・レモンとウォルター・マッソーは本当にすごい!黄金コンビ!「カリブは最高!」とか好きなんだけど、ここのレビューにはないんですね。
8点(2004-11-30 11:54:10)
15.  オータム・イン・ニューヨーク
退屈。特に前半は止めようかとかと思った。何か起こるだろうと我慢して観ていたら、不治の病(恥ずかしながら知らなかった)。あまりにベタで絶句。ウィノナ・ライダーはきれいだったけど、それ以外退屈。高級レストランのオーナーでプレイボーイの独身男ってのもベタ。もう少しひねれ!
3点(2003-11-03 14:18:58)
16.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 
R・ドナー監督だったとは以外。悪魔というイメージとはかけ離れた、かわいらしく無垢なダミアン。そんな彼の周囲で起こるむごたらしい事件事故。そのギャップがもたらす恐怖感、不気味さ。悪魔として産まれてしまったダミアンに同情さえ覚えてしまう。また音楽が悲しく恐ろしく響くのが良い。2,3はつまらんかったけど、4はサスペンスとしてなかなかおもしろかった記憶があります。
6点(2003-10-22 17:02:30)
17.  俺たちは天使じゃない(1989)
ショーン・ペン良いです。マドンナの元夫っていう印象が強いけど、これからもっと観たいと思った。説法がいいです。天職を見つけてしまったんでしょうね。デニーロは普通だった。「オリジナルは失敗作として有名」と聞きましたが、そっちの方が平均点高いのはなぜ?
6点(2003-10-16 17:18:22)
18.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
日本映画の中ではピカ一だと思う。かと言ってハリウッドでウケるとは限りませんが。今後に期待。砂の器にはびっくりした!
8点(2003-10-04 21:57:31)
19.  お熱いのがお好き
お熱いのがお好き? あー、マリリンモンローのね。違います。間違ってないけど、ここは、ジャックレモンの、と言いたい。喜劇俳優ジャックレモンの、あの振り切った演技があってこそ、ビリーワイルダーはあそこまでコメディ色に振り切れたんだと思う。もちろん当時のモンローは良くも悪くも世の注目を集めたし、その後突如この世を退場してしまったから、図らずも本作への付加価値にはなったでしょうが(悪い言い方をすれば。でももちろんモンローも最高に魅力的だったことは確信する事実です)。とにかくジャックレモンのダフネが最高に面白い。ジェリー→ジェラルディンのはずが、勝手にダフネと名乗り、「好きな名前なのよ!」って案外ノリノリだったり。ちゃんとたくましいのに、その仕草でギリギリ女性に見える絶妙さ加減とか、もう最高。皆さん言うように、タンゴのシーンとキスシーンの、あのくるくるってなるスイッチング(きっとその手法には専門用語があるのでしょう)の繰り返しは芸術的に面白く、文字どおり腹を抱えて笑ってしまのです。シナリオも良く、ラストもキレイに落としてくれます。何回観ても楽しめる作品です。
[インターネット(字幕)] 10点(2003-07-14 14:13:49)
20.  オーシャンズ11
もったいない、の一言に尽きる。何がやりたかったんだろうか。コメディ?ルパンのような物を作ろうと思ったの?だとしたら、かっこ良さもおもしろさも、中途半端だ。(カジノ泥棒が撃たれて♪Take My Breath Away が流れた所だけ笑った)人数多すぎて散漫になっちゃてるし。3,4人でいい。あ、それじゃまるっきりルパンか。
3点(2003-06-18 18:20:35)
020.34%
100.00%
220.34%
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