1. ハゲタカ
ストーリーに難があったり,冗長なところもありますが,TVシリーズに流れていた「苦いぜ・・・生きるってこんなに苦しいものか」みたいな空気感は味わえました。それにしても玉山鉄二。よかったですね。いい役者ですね。魂の欠落感を,カネで埋めようとする男の焦り・哀れさ・悲しさが伝わってくる熱演だったと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2010-02-23 17:59:30) |
2. ハッピーフライト(2008)
コダマさん,なつこさんとほぼ同じ意見。配役もいいし,それなりに面白かったけれども矢口監督ならもっとできるはず。 [映画館(字幕)] 7点(2008-11-27 09:41:07) |
3. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
疲れた [映画館(字幕)] 4点(2007-06-03 22:59:04) |
4. ハウルの動く城
私にとってはつまらない映画だった。失望した,と言ってもいい。話がどうだ,キムタクがどうだという前に,この映画にはこれまでの宮崎映画にあった(と思う)「真摯さ」だとか「チャレンジ精神」みたいなものが決定的に欠けていたように思える。魔法,強く明るく正しい少女,反戦平和,ヨーロッパ風の街並み,飛行,不恰好な巨大マシーン...etc。そのほとんどが予定調和というか新鮮味のない相変わらずの「宮崎ワールド」で,目新しいのが「美少年(!)」だけだというあざとさである。これじゃまるで宗教映画。ハウルが不細工だったら平均点が2は下がるはず。 4点(2004-12-13 10:40:06) |
5. パール・ハーバー
最近はサボってTVの映画でレビューを書くようになってしまったが、久しぶりに観た映画がこれだとちょっと萎える。だもんで、映画それ自体についてはいまさらどうこういうつもりもないのだが、ちょっと前に書いたことをもう一回言えば、ハリウッドという巨大な商業主義精神の前では「戦争」といえども、消費の対象にしか過ぎないのだな、ということはやはり感じた。身もフタも無い言い方をすれば、「真珠湾」でさえ単なるネタのひとつで、日本人を悪く描いているとか、歴史に忠実でないとかは、もはや別次元の話になっちゃってる。だから単にそこらへんの上っ面だけを批判しても、この手の映画はなくならないんじゃないでしょうか。娯楽映画でない戦争映画なんてほとんどのヒトが観ない=皆がみるような戦争映画は、すべからく娯楽映画なんだってのがなんとも歯がゆい。 3点(2004-03-31 02:04:21) |
6. パガニーニ
《ネタバレ》 超絶技巧バイオリニストとして知られるパガニーニの伝記...と思いきや、怪優クラウス・キンスキーが監督・主演となるとただではすまない。巨匠パガニーニが単なるエロ親父と成り下がり、あっちでホイホイ、こっちでホイホイの繰り返しで、並のAVなんかメじゃないほどの際どい映像が流れまくる怪作と相成りました。もし間違って素性の良いご家庭の方が、題名から判断してこの映画を家族で観たりすれば、気まずいを通り越して険悪な雰囲気になること間違いないと思われる。今から十数年前TVの深夜枠でお目にかかったきりで、再放送もレンタルもDVDも無いような状態だから今観ようとするとなかなか難しかろうが、観る機会があるならぜひどうぞ。ただし独りでね。 7点(2004-02-16 01:04:33) |
7. 張り込み(1987)
《ネタバレ》 ドレイファスが電話を切るシーンで、吹き替えの広川太一郎氏お得意の駄洒落が炸裂。「でんわまた」....この人は本当に尊敬に値する人物だと思う。 6点(2004-02-06 15:05:00) |
8. バトル・ロワイアル
人生はゲームじゃないと思う。 4点(2004-02-05 22:37:41) |
9. バリー・リンドン
《ネタバレ》 「奇怪なものを観た」というのが正直な感想だ。美しいヨーロッパの自然,華麗な生活を営む貴族達。だが,キューブリックの冷たい眼を通してみれば、それらが全て面妖で奇怪なものへと変わる。「この映画は一幅の絵のようだ」というコメントがあったが、これははかなり的確な指摘だと私は思う。確かにこの「絵」は美しい。しかし、いうまでもないことだが「絵を描く」というのは、実はかなり人工的な行為であって、大抵はその絵を描いた「精神」がその絵に立ち現れることに私は注目したい。「絵のような美しさ」の下に流れるものこそ、この映画の基調色だと思うのだ。まるで白痴のような眼をしたバリーが、腐臭を放ち奇形化しながら人生の闇に落ち込んでいく...。やはりこの「絵」には、グロテスクで冷たい西欧的精神の暗いトーンがはっきりと表れているように私には思える。まるでゴヤだ。 8点(2004-01-29 01:46:00) |
10. 八甲田山
新田次郎の原作はドキュメンタリー小説の傑作。この映画を観るのなら,断然小説を読むことをお勧めする....のだが,実は私が「八甲田山遭難」を知ったのはこの映画によってだった。あの傑作を広く世に知らしめたということと,小説をビジュアライズして記憶するのに多少は貢献したということでこの評価。 5点(2004-01-18 13:56:30) |
11. バイオハザード(2001)
原作が良かったからかも知れないが,ゲームを原作とした映画の中ではかなりマトモだと思う。原作の世界を損なうことなく,うまく尺に収めてあるのも好感が持てる。 6点(2004-01-14 18:54:05) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャー
まるで遊園地のような映画。子供の頃のキラキラしてて楽しい思い出みたいなのがいっぱいある。とにかく良く出来た脚本と演出,そして出演者の好演がとっても印象的だった。「深みや考えるところがない」という人もいるけれど,私はそうは思わない。仮にそんなものがなくたって志があれば観客に伝わるものがあると思うし,そもそもそういう人は喜怒哀楽の怒や哀の部分だけが「深み」に通ずると考え,喜楽を軽んじているのではないだろうか?。喜や楽だって高みに上ったところからみりゃ十分「深い」と私は思うし,2時間「考えさせない」で「面白い」と言わせるのは並大抵の努力じゃ出来ないとも思う。楽しい,哀しい,恐ろしい....どんな感情であれ,人の心を揺さぶる映画であれば素直に素晴らしいと私なら認める。さすがに今となってはやや古い部分もあるが,映画はディズニーランドのようにリニューアルできないからそれはしょーがない。とはいってもそんな割引なしに十分楽しめるのが,この映画の魅力の幅広さ・底力といえる。 10点(2004-01-14 09:55:16)(良:5票) |
13. 薔薇の名前
中世ヨーロッパの修道院に漂う陰鬱さと、知的ミステリがうまくマッチしたダークで怪しい雰囲気のある好作だと思う。こういう世界観は大好き。「バスカビルのウィリアム」というネーミングもセンスがいいし。ショーン・コネリーは役にピッタリでよかったと思うが、それよりあの変態役の人がなんか凄いことになってたのが印象に残る。 8点(2004-01-13 20:59:17) |
14. パーフェクト・ワールド
最後までが長い。とても長い。ほんと長い。 [映画館(字幕)] 4点(2004-01-08 16:18:53) |
15. パルプ・フィクション
9点(2004-01-08 16:06:54) |
16. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
8点(2004-01-08 16:03:48) |
17. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
7点(2004-01-08 15:21:10) |
18. パリ、テキサス
8点(2004-01-08 15:16:57) |
19. パトリオット・ゲーム
5点(2004-01-08 12:27:24) |
20. バーティカル・リミット
馬鹿B級感濃厚な映画ではあるが,この無駄なアクション&無機質な質感は好き。ところで,3人助けるために多くの人が危険を冒すというこの映画のストーリーを非難する方が多いのだが,同じようなテーマの「プライベート・ライアン」はさほど非難されないのは何故だろうか?こういうテーマは,結局何人死んだかではないと思うし,誰がそれを言い出したとか誰が助かったかでもないと思う。とどのつまりは「何故助けるのか」ということが大事で,そういう意味では「バーティカル~」より「プライベート~」のほうが,理由が希薄というか馬鹿馬鹿しいと私は思うのだが。 5点(2004-01-08 12:27:04) |